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高松塚は未盗掘古墳か否か【今週の歴史本書評まとめ】

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歴史ものが書評で取り上げられることはままあるが、考古学本が書評されるのは珍しい。
考古学者の松木武彦・岡山大教授はその点で別格なのだろう。
毎日新聞で、海部宣男さんが氏の『未盗掘古墳と天皇陵古墳』(小学館)を書評している。海部さんは国立天文台名誉教授とのことなので、仕方ないのかもしれないが、やっぱりマイナーな分野に触れるというのは怖いことだ。

1行目に
「未盗掘古墳と聞けば、高松塚古墳の美しい壁画や、発掘の新技術で注目された藤ノ木古墳が思い浮かぶ」

いえいえ、高松塚古墳は盗掘済みでしたから!!

泥棒さんは、宝物は持って行けても、壁画は持って行けなかったということです。ルパンならやれたかも。

まあ、門外漢の海部さんを責めるのは酷というもの。「ぷぎゃー」はこれくらいにしておきましょう。(いつ、ブーメランで自分にかえってくるかわからないし)

 

本の内容に戻りまして、松木さんは文章読みやすいですよね。東京新聞でもコラムを書いているように、一般人にも優しいです。

そして、かつてニュースで話題になった、完全未盗掘の古墳「勝負砂古墳」を発掘しています。

タイトルではあたかも未盗掘の古代の天皇陵古墳があるように思えますが、それはありません。

現在、宮内庁によって立ち入りを禁止されているだけであって、ちょっと前(江戸時代)まで、古墳は重要な里山として出入りフリー、そして、もちろん掘りますよ。あんなに目立つもの。

松木さんは、読売新聞でこの本でインタビューを受けたので、2冠とはいえないけど、1・5冠です。パチパチ!

アイヌ本はアマゾンにはアリマセン

毎日新聞では、1.2冠を獲得した本がありました。池澤夏樹さんが書評する「民族衣装を着なかったアイヌ」(編集グループSURE)。これ、以前に読売新聞が「記者が選ぶ」というコーナーで紹介していて、面白いなと思って買おうと思ったら、アマゾンはもちろん、自社(SURE)のHPでも一切情報がなくて、「なんじゃこれ?幻の新刊?」とブログで書いたのです。
そうしたら、ツイッターでSUREの中の人が「HP更新しました」と連絡くれました笑
ここの本はHPから直販のみのようです、原則ですよ。

 

筆者の女性は、アイヌ人として阿寒湖のアイヌ観光土産物屋で育ちました。「観光」=「アイヌ」も見られる商品となっているのです。それが生きている人間でも。

 

つたない知識で私が知る限り、アイヌは文明から隔絶した未開人ではなく、むしろ和人と常に寄り添うことで生きてきた人たちです。定住生活をせずに獣を狩る生活というイメージはいかにも「未開」ですが、まったく逆。
和人という大消費地があるから、それに特化した「製造工場」を経営したのがアイヌだったのです。工場は北海道の大地、そして商品はサケなどの水産物。

農業よりも付加価値の高い「商品」が北海道にはあるから、そこに特化しただけ。実際、和人が来る前には、彼らは定住もし、農業もしていることが考古学からも分かっています。

アイヌへの差別を少しでも解消していこうというなら、その「武器」は歴史しかありません。

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さて、ほかの3紙での歴史本はどうだったでしょうか?!次のページへGO!

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1位 西郷隆盛49年の生涯!


2位 ホントは熱い!徳川家康


3位 意外と優しい!? 織田信長さん


4位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


5位 毛利元就の中国制覇物語


6位 伊達政宗さんは史実も最高!


7位 最上義光 名将の証明


8位 最期は切ない豊臣秀吉


9位 史実の井伊直虎とは?


10位 もしも戦国武将がサッカー日本代表だったら?


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