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長政と小六娘の合コンじゃ合コンじゃ!

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軍師官兵衛レビュー 書籍・映画

【軍師官兵衛感想マンガ 第31話「天下人への道」】「みなが生きる方法…そうだ!合戦を飛ばそう!さすが官兵衛!」

更新日:

 

こんにちは、武者震之助です。本能寺以降上向いてきた視聴率はまた低下しました。これは特別番組含めた宣伝の効果であり、内容がよかったわけではなかったということでしょうか。視聴率低下記事にすら「好調官兵衛」と書かれているのにはずっこけましたが、こうした強引なテコ入れにも限界があります。(例:「27時間テレビ」の裏でも大健闘!『軍師官兵衛』第30話の視聴率は?」

ここは心機一転、くどい宣伝のおかげではなく、内容で勝負して数字を取りに行っていただきたいところです。よい内容だからといって数字が取れるわけでもないのがつらいところですが、強い個性があったり内容がよければファンはつきますからね。

運転手(脚本家)「次は清洲会議 清洲会議。通過しま~す」 

さて、今週は第31回「天下人への道」です。いよいよ清洲会議、会議だけで一本の映画(再来年の脚本家が脚本のw「清須会議」)になるほどの見せ場です。さて、どのように盛り上がるのでしょうか?

が、まさかの! アバンで終了!!!

秀吉が信長の子をさしおいて、嫡孫である三法師を擁立することは事実です。それが切り札であることもそうです。が、その理由を説得しなくても終わるというのは理解に苦しみます。秀吉が三法師を抱いてドヤ顔、勝家がぷるぷるしてOPって……こういう時こそ官兵衛が長広舌ふるって三成(と視聴者)にどういう策か説明すべきではないでしょうか? 超高速でもおもしろいのは参勤交代くらいなんですよ! 超高速清洲会議なんていらん!

超高速!参勤交代 (らくらく本)
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運転手「次はホームドラマ ホームドラマ。 次停車しま~す」

そしてまた今週もどうでもいいホームドラマパートになります。おねと光が長浜から引っ越すからとしょうもない会話をするのですが、この時点ででかい顔して「夫が天下人になるためですぅ」とか、あまりに楽観的で厚かましいのでは。

これのどこが賢妻なのかとげんなりします。口調も軽すぎます。

合コンじゃ合コンじゃ!(霜月けい・絵)

合コンじゃ合コンじゃ!(霜月けい・絵)

と、おねにげんなりしていると、中盤の宴会シーンで先週初登場の蜂須賀小六の娘がずけずけと官兵衛に対して「もうっ!明智を討ったからには天下取ってもらわないと困るんだからね!」とナメた口調で言い出してまたまたべっくらこきます。
現代でも父親の上司(同僚でも)に、新年会だからとここまでフランクな口調で話かけるお嬢さんはなかなかいないと思いますけれども。
糸はさらに長政と合コン的なやりとりと、見ていて恥ずかしくなるような「好きなの!?嫌いなの!?」という問答が続き、カップルが成立します(豪華BGM付き)。このしょうもないやりとりが延々と続くのに対し、先週の山崎の合戦と今週の清洲会議が正味体感2分ですからね。

一体このドラマはどういう時間配分なのでしょうか。

時間配分が適切ならば、利休と官兵衛、道糞と官兵衛、光と官兵衛の会話ももっと素直に見られたと思います。しかしこんな配分で合戦はどうするのか、そんなことを考えるとイライラしてしまい楽しめないのでした。

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あれだけ「信長様の時代がくるー」って言っていたのに

態度がおかしいのは、女性だけではありません。官兵衛もそうで、秀吉ならばまだしも上から目線で織田信孝に恫喝まがいの行動を取るのもどうかと思います。今週は秀吉、柴田勝家、どちらが天下人になるか混沌としているくらいがほどよい緊迫感だと思いますが、主人公がそう言ったから秀吉が天下を取る既定路線になっているというのは、またもや見所が破壊されています。

勝家といえば、彼に嫁いだ信長の妹・お市が登場しました。演じるのは元フジテレビアナウンサーの内田恭子さんです。『秀吉』でお市をアナウンサーに演じさせたことへのオマージュでしょうが、台詞の読みが甘いミスキャストであり、こんな内輪だけがおもしろがるような配役はやめて欲しかったと感じました。

演者のみどころと言えば。今週から登場する千利休でしょう。
大河ドラマ『秀吉』で黒田官兵衛を演じた伊武雅刀さんが演じます。ダブル官兵衛を見所とする狙いでしょうがむしろ「トレードしてくれ官兵衛……」「『秀吉』はよかったな……」と、余計な気持ちを掻き立てるので逆効果のような気もします。

運転手「次は賤ヶ岳の戦い 賤ヶ岳の戦い。通過しま~す」

先ほど時間配分でうんざりしましたが、まさか二週連続ドラマ終盤数分で見所の合戦を押し込むとは思いませんでした。賤ヶ岳を勝家とお市の自害込み、わずか数分で終わらせるという無茶苦茶をまたやらかしました!
前田利家なんか当然出るわけもありません。
肝心の合戦は、叫ぶ秀吉、何か命令する官兵衛、勇ましいBGM、アップになる地図をカチャカチャ写すだけで終わらせました。織田信孝、中川清秀、前田利家、七本槍の動向すらわかりません。

合戦シーンのあまりのショボさに文句を言いますと「予算がない」「毎年そんなものだ」と擁護が入るのですが、条件は毎年同じです。
ではここ数年どうだったか? 『平清盛』の保元の乱・平治の乱、『八重の桜』の会津戦争、少なくともここ二年はもっとまともに描いていたわけです。

『天地人』、『江』との比較をして勝ったところでそんなもの評価としては無意味なことは言うまでもありません。予算に関しては、水責めで立派な堤を築いたり、中国大返しで馬を大量に導入したり、潤沢な予算を無駄使いする場面はしばしばありましたので、時間も予算もひどい使い方をしているのではないか、と思わずにはいられません。

『天地人』で前田慶次と最上義光の登場を今か今かと待っていたファンと、今回の賤ヶ岳で前田利家や七本槍の活躍を期待していたファンは、きっと泪酒を酌み交わせるんじゃないですかねえ。

黒田官兵衛主役のドラマでこんな賤ヶ岳だなんて、絶句してしまいました。これからも官兵衛の人生には様々な戦いがありますが、概ね三分クッキング感覚で過ぎ去りそうだと思うとなかなか辛いものがあるのでした。

武者震之助・記
霜月けい・絵

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つづく




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