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キングダム38巻ネタバレ書評レビュー!政が正式に大王就任した加冠の儀は破滅の三つ巴最終決戦の序章

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キングダム38の速攻ねたばれレビューです!

これまでも数々の死闘、激闘を繰り返してきたキングダムだが、ある意味で最大の戦いが今号から始まった。
秦国内で、政治的に争ってきた3つの勢力による三つどもえの最終決戦だ。
3つの勢力とは、正当な若き王「政」、商人あがりで上り詰めた相国「呂不韋」(りょふい)、そして政の実母で後宮勢力を率いる「太后」(たいこう)のことである。

信は将軍まであと1歩の五千人将に

前巻で、母の太后は愛人であるロウアイとともに、開発の名を借りて秦国内に、自治国「毒国」(あいこく、毒の上が「士」の字だが表記できないので毒国と書いていくのでご了承してほしい)を建国する。
この意図をつかみかねる秦国政府から、呂不韋が使者として毒国へ訪れる。実は呂不韋と太后は昔から恋仲であった。(恋人を秦国王へ献上した)
呂不韋は太后にたいして、恋人として最後の別れを伝える。

一方、最前線では「騰」が大将軍へと昇格する。秦ではここまでの戦いで次々に大将軍をなくし、いまや蒙武しか大将軍がいなくなっていた。
これに合わせて、先の戦いで勲功をあげた、主人公の信とライバルの王賁(おうほん)も五千人将へと昇格。五千人将の上はいよいよ「将軍」である。
信は政と約束していた。王の正式な承認式である「加冠の儀」のあとに、政が夢である中華統一に向けて最初の号令で出陣するのは信であると。この時点で「加冠の儀」はあと1年。

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愛と安息を求めた政の実母太后の決断

太后は、これまで男と政治に翻弄された人生を、愛するものと穏やかにすごすために毒国を作ったが、国として膨張していくと愛人のロウアイ、またその取り巻きたちは野望をふくらましていく。秦の攻略である。
実は、毒国には最大の秘密が隠されていた。
太后にはロウアイとの間に二人の子供が生まれていたのだ。男娼として呂不韋から後宮に送り込まれたロウアイだが、いちおう生殖能力のない「宦官」という建前であり、子がいることは最大のタブーで、暴露すれば太后ともども処刑されることは必至である。

そして年があけて、いよいよ加冠の儀が行われる年になった。

どんどんと膨張していく毒国の取り巻きたちは、秦国攻略をたきつけるためにあえて隠し子の情報がばれたことにして、蜂起を促す。
隠し子を人質にとられた太后は、もう一人の実の子供である政の加冠の儀のタイミングで、反乱軍で一気に首都のおとすことを決意する。加冠の儀は、150㌔離れた旧王都のヨウで行われ、首都の咸陽は手薄になるからだ。

最前線の飛信隊の軍師河了貂(かりょうてん)もとに、秦国の軍総司令で呂不韋の側近かつ貂の師匠である昌平君から手紙が届く。前線の作戦へのアドバイスと「天候に気をつけろ」の意味深な符号。
加冠の儀まであと10日のことだった。
そして、とうとう加冠の儀の日になった。

中国史に必ず登場する「宦官」の恐ろしき実態 特に明王朝の腐敗っぷりがヤバイ……

 

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3人の最終決戦!

儀式には、予想外の参加者が。反乱を計画しているはずの実母の太后その人だった。
役者はそろった。
呂不韋は言う。「いよいよ、23年前の奇貨の実りを回収する刻が来たな」

儀式には、秦以外の6国からも王族や総理級が参列している。みな、政の大王としての値踏みをしにきたのだ。
このなかを、とうとう正装した政が登場する。一瞬で場の雰囲気が和やかに、それでいて凜とした空気にかわる。

参列した他国の目利きは思う。「これまで数多くの王を見てきたが、なるほどこの王はほかとは違うぞ」

このころ、合従軍すら突破できなかった秦の大門・函谷関をやすやすと越える大軍があった。
偽の玉爾(玉印)をつかった毒軍だ。

一方、政は、無事に帯剣し、加冠し、正式に第31代秦国大王が降臨した!

太后はここで気づく。なぜ函谷関を反乱軍がやすやすと通り抜けることができたのか。それは目の前に座る呂不韋のたてた作戦であることに。呂不韋は、太后の毒国の反乱軍を利用して、政だけでなく咸陽にのこる政の子ら王族らを虐殺させ、その反乱軍を呂不韋が鎮圧することで、王族が皆無となった秦国の新たな王として君臨するつもりだったのだ。

走り出した流れはとまらない。

太后VS呂不韋で政は蚊帳の外?

だが、太后も呂不韋の想定より多い3万の兵を用意していた。
咸陽まであと半日のところで、秦国の守備兵たちに襲いかかる。味方の反乱になすすべもなくやぶれる秦軍。
太后には玉爾を使った秘策があった。咸陽さえ落とせば、咸陽の中から玉爾を使って正式な秦国政府として、いくらでも兵を徴発でき、呂不韋軍を返り討ちにできるというもくろみである。

太后VS呂不韋の最終決戦の様相だ。
太后「ここまで来て私がただで踊ると思うなよ」
呂不韋「おもしろい これで本当の二人の総決算 一つ派手にやろうではないか」

正式に大王となった政はこれではまるで・・・
読者の思いを呂不韋が代弁するので引用しよう。
「しかし何ともはや・・・お気の毒に・・・待ちに待った加冠の儀 帯剣し冠を得た矢先の実の母主犯による反乱 今 咸陽にあらがう力は無く王族もろとも死を迎える道にある。さすがに同情致しますぞ」

しかし、我らが政はこんなところで、戦いの場からはずれるはずはない。
呂不韋が宣言した儀式の中断を、きっぱりと止めて、儀式の完遂を命じる政。

なにもかも予測していた政は呂不韋に言い放つ。
「俺はなにもあきらめていないし、あがく必要もない。たしかに咸陽に兵力はない。だが・・・一つだけ教えてやろう呂不韋。反乱軍を止める軍はすでに向かって来ているのだ」

このセリフがのるコマは、もちろんあの男・信の力強い背中がバーンと描かれている。

次巻に続く。

【漫画キングダムへの疑問シリーズ5本はコチラ】
漫画『キングダム』への疑問vol.1 秦王・政は王族の人間なのにマジで人質生活を送っていたの?
漫画『キングダム』への疑問vol.2 主人公の”信”は実在する? 大将軍になれた?
漫画『キングダム』への疑問vol.3 美強の女剣士・羌瘣(キョウカイ)は実在するのか?
漫画『キングダム』への疑問vol.4 趙の旧三大天「廉頗・藺相如・趙奢」の伝説に迫る
漫画『キングダム』への疑問vol.5 趙の新三大天「李牧」と「龐煖(ホウケン)」 龐煖、実は文化系ってマジか!?

 

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