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まんが神詠み國詠み

カラス、釣り人、尻尾のある人を仲間に桃太郎・神武は熊野古道へ【マンガ古事記「神詠み國詠み」19回】

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さて、イワレ彦(のちの神武天皇)に、サッカー日本代表のエンブレムでおなじみのヤタガラスを派遣したのは、ひいひいおばあちゃんのアマテラス大神か、と思いきや、「タカミムスビ」(タカギの神)でした。誰???

マンガ古事記19回

実は、ビッグバンに相当するすごい神さまなのです。
古事記の冒頭は、無から世界が生まれる創世記を描くのですが、最初に高天の原(神々の世界)に現れたのが、アメノミナカヌシ、タカミムスビ、カムムシの3柱(ご存じと思いますが神様の数え方は「柱」です)でした。
この3神は世界の誕生とともに生まれて、とくになにもすることなく、隠れてしまった神様として古事記の冒頭で説明しています。

ところが、このうちタカミムスビは大国主の国譲りから天孫降臨、神武東征にかけて、アマテラスと並ぶ高天の原の最高神として再び登場します。
アマテラスが天皇家の父方の子孫だとすると、タカミムスビは母方の子孫神となっています。
タカミムスビは、熊の呪いで意識不明になったイワレ彦を助けるために、地元のタカクラジに剣を与える夢に登場して、タカクラジをコントロール。
そして、イワレ彦が目覚めると、「ヤタガラスを派遣するからついて行きなさい」と指示を出してくれます。

そんなにずっと見守っているなら、兄が大阪湾で射られた時も助けてあげればいいのに、という思いもないではありませんが、神様も色々忙しいのでしょう。

マンガ古事記19回2

ともかくヤタガラスの先導でイワレ彦が熊野の山林を進むと、吉野川の上流に抜けることができました。現在の世界遺産、熊野古道のルートを通ったのでしょうね。
そこでまず出会ったのが、川で釣りをしていた釣り人。ここらへん、キリスト教のキリストが釣り人を弟子にするくだりに似ていますが、古事記ができた8世紀には、中国から仏教やゾロアスター教とともに景教としてキリスト教が入ってきていますから、こういう逸話を盛り込んだ可能性は十分にあるでしょう。

その次にあったのが、マンガにあるように尾の生えた国つ神(地元の神様)が泉から現れて仲間になりました。名前はイヒカ。泉で水浴びしているからってハンターハンターのヒソカじゃないですよ。

その次にあったのもまた尾の生えた国つ神で、今度は大きな岩を押し開けて登場、ゴンかよ。名前はイワオシワクノコ。

これら2柱は吉野の豪族の祖先神です。古事記は各地の豪族の祖先神を記すことも大事な役割だったのです。

続く

恵美嘉樹・文

細田雪華・マンガ

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