小田原征伐中に伊達政宗がひょっこり登場! 死装束を着てます、命賭けてます的な【戦国boogie-woogie117】

 

小田原遅参――。
伊達政宗を語る上で絶対に欠かせないのがこの一幕であろう。
豊臣秀吉からの上洛命令を無視し続け、北条潰しのため秀吉が20万以上の軍を動員するのを見るや、慌てて行動開始。
ヘタすりゃ北条と一緒に潰されかねない状況に、政宗が用いた奇策が“死装束”を着て現地へ向かうことであった。
私の命は好きにしてください。
とまぁ、いかにもド派手で政宗的なエピソードであるが、関白としての格がある秀吉とて、奥州で調子ノリノリだった若造を簡単に赦し、面会するワケにもいかない。
そこで自らの家臣たちに政宗を会わせることにしたのだが……。

 

【毎週・月曜日連載】 過去の連載全話を最初から読む

同じヤンチャなら槍の又左も負けてはござらん

戦国ブギウギ20160606-1
◆死装束を着て現れる――という、芝居だとわかっていてもなかなか常人にはできないことをやってのける――政宗にとって、大事な面談相手が秀吉の信用する利家でした。
若いころは、信長さんお気に入りの坊主をぶった斬って、家中の出入りを禁じられた利家さん(笄事件)。歳をとっても、かつて無茶した自分を重ね合わせて、政宗のことを温かい目で見ていたような気もします。
なお、笄事件のあらましは下記の回をご覧下さい。

若き前田利家が織田家を飛び出す!だんな失業で怒りのまつ【戦国boogie-woogie vol.9】

当漫画の隠れた主役である「利家とまつ夫妻」はマイルドヤンキー?

当漫画の隠れた主役である「利家とまつ夫妻」はマイルドヤンキー?

 

赦す!!!

戦国ブギウギ20160606-2
◆利家との面会で、伊達政宗は「千利休との茶席」を所望したと言います。
自らが殺されそうな場面で、洒落だとわかっていてもそんなことをのたまう。そんな政宗に、秀吉もついつい気になってしまい、結局赦すのです。
なお、仙石秀久さんも小田原参陣で許された一人ですが、その詳細は前回をご覧ください(コチラ)。

 

そして絶世の美女・甲斐姫が待っていた

戦国ブギウギ20160606-3
◆いわゆる『のぼうの城』でございますね。
水攻めにして三成が大失敗!と、同作品中では劇的なストーリー展開となっておりますが、実際のところ、秀吉にとってはパフォーマンスだったとする見方が強く、三成の失敗でもありません。
その証拠?と言ったら変ですが、秀吉は同城主の娘であった甲斐姫をちゃっかり側室にしております。
必死だった北条に対し、どこへ言っても女好きの関白さん。困ったもんですw

【関連記事】『のぼうの城』は最初から豊臣秀吉が落城させる予定だった!? 石田三成さんは悪くな~い!

 

新たな火花が散りぬるを

戦国ブギウギ20160606-4
◆女好き秀吉さん、大ピンチ!
必死の思いで側室にした茶々さん(淀殿)が、後日、秀吉に内緒で子種を宿して秀頼を産んだ――という話も致し方ないのかもしれませんね。
それはちょうど朝鮮出兵で九州・名護屋城に遠征していた頃の話でしたので、小田原遠征での怒りがそこで噴出したのかも!?

【関連記事】豊臣秀頼は秀吉の実子ではなかった!? 天下人に降りかかった衝撃スキャンダル!

豊臣秀頼630-380

 

(来週へ続く)

漫画・アニィたかはし
【毎週・月曜日連載】 ほかの連載全話を最初から読む

 

戦国ブギウギの書籍版です!


やっぱり天才!?
織田信長【入門編】
桶狭間から本能寺までの49年を最新解説!





関連記事

コメント

    • アニィたかはし
    • 2016年 6月 13日

    ハシモト様こんにちは、いつもありがとうございます
    茶々世継ぎ生んで落ち着いて雰囲気変わったこと表現したかったのですが
    ちょっと大胆に変えすぎてしまったようです(大汗)
    秀吉さん寧々さんには頭があがらないというのは、もはや動かしがたい事実のようです
    利家におけるまつのポジションも同様に高いところが見受けられますので
    思うに戦国の女子の地位は現代人がイメージするよりは高かったようですねw
    甲斐姫は「戦国無双」というゲームの、割と初期の頃からのプレイアブルキャラで
    この時代の初期からガッツリ本筋に絡んでくるという(氏康の家来みたいな扱い)
    勘違いを誘発しまくっている女子なのですが、女子キャラのいない
    男ばかりのアクションゲームでは、売れない(たぶんボクも欲しくない)ので
    多少強引にストーリー絡めるのは仕方ないのかなとも思っています
    八王子城攻略戦などで城の女衆が「秀吉の女になるくらいなら死ぬ!」といって
    堀に飛び込んだみたいなこと書いてるのも散見する(でもコレは甲斐姫側室の
    流れとは矛盾する)ので、女好き秀吉というのは相当有名だったようですね
    戦国時代もいよいよ大詰めですので今一度気合い入れて作画頑張ります
    今後ともよろしくお願いいたします

    • ハシモト
    • 2016年 6月 12日

    こんにちは。
    遅ればせながら感想です。政宗の遅参を笑えませんね。

    茶々が淀になってキャラデザ変わってて誰かと思いました。
    秀吉が寧々さんにいちいち言い訳の手紙を出しているところが笑えます。落首事件であれだけ惨劇おこしといて、奥さんには頭があがらないのか~(^_^;)

    甲斐姫は知りませんでしたが、これなら北条は身内に年頃の美女が居れば秀吉に滅ぼされずに済んだかもと思いました。

    • アニィたかはし
    • 2016年 6月 09日

    鬼武蔵使い様こんにちは。いつもありがとうございます
    石田堤を凄い勢いで完成させたとか決壊して死人が出たとか
    題材になるものはたくさんあったのですが、
    連載スタイルの特性上スルーというカタチになってしまいました。
    申し訳ございません。代わりにというか、まぁ代替えにはならないかもですが、
    小田原編もう一回描きます。名人久太郎と連載ではモブ顔と不遇な立ち位置を
    強いられた氏政の死を描きますので、ご期待ください
    今後ともよろしくお願いいたします

    • 鬼武蔵使い
    • 2016年 6月 09日

    甲斐姫無双と、のぼうの城編をもうちょっと詳しく読みたかった気もw

    • アニィたかはし
    • 2016年 6月 06日

    @乙
    乙様こんにちは、いつもありがとうございます
    利家もだいぶお歳を召してきているので、若干それを意識して描いています
    茶々は女子高生スタイルの頃から登場してますが、登場のたび顔が変わる(汗)ので
    初登場ぽく見えても私の落ち度です申し訳ございません。(大汗)
    東国制覇も済んでいよいよ戦国時代も大詰めですが最後まで気を抜かず
    頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします

    • 2016年 6月 06日

    利家がさいきん老け込んできたようなホオのしわですが、政宗を不思議ちゃん呼ばわりのところが面白いですねえ。ちょっと寂しいマブダチのところも良いオチです。寧々さんもちょっと老け気味ですが、茶々が初登場かな?。呼ばれてまんざらでもなさそうな茶々が小田原に着いて、顔色を変えるところと甲斐姫の余裕っぷりがおもしろいです。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本史受験の参考書!

「日本史オモシロ参考書vol.1」
著:長月七紀

井伊直弼って本当は悪い人じゃない!?
織田信長の前にも幾度か攻め込まれている、暴れん坊の比叡山延暦寺。

などなど日本史受験と関係のある人物・事柄のトホホな話を一冊の参考書としてマトメてみました!

価格250円※Kindle読み放題対応

書籍情報『戦国診察室』

アマゾンの戦国本ランキングで1位(一時)になった書籍『戦国診察室 お館様も忍びの衆も歴女医が診てあげる♪』
戦国診察室帯アリ450
税込価格1,728円(現在アマゾンでは各小売店様のプレミア価格で発売されてます)

配信先

武将ジャパンでは下記サイトへの記事配信を行っております。

日刊SPA!

シミルボン

facebook

本郷和人歴史キュレーション

東大の歴史研究第一人者、本郷和人教授が登場! 最先端の歴史を堪能しましょう

hongokazutoeye

コミック版『戦国ブギウギ』

当サイトで連載中の『戦国boogie-woogie』(アニィたかはし)がコミックで販売されます!!! 戦国ブギウギ表紙イメージB
ページ上部へ戻る