美麗なる女武者が安濃津城の戦いで夫を救う!? 【戦国boogie-woogie142】

 

【前回はコチラから】
女武将――と聞いて誰を思い出すであろう。
今だったら、やはり井伊直虎が真っ先にアタマに浮かぶかもしれない。あるいは大三島(愛媛県)・鶴姫の悲恋を挙げる方もおられるだろうか。ただいずれにせよ、こと関が原の戦いに関連する女武将と言えばやはり彼女しかいないと思われる。
誰あろう、富田信高の妻(側室)だ。
美しく強い若武者と評されたその女武将は「巴御前の再来のようだ」とも称され、瞬く間にして戦場に名を轟かせた。
安濃津城(あのうつじょう)の戦い――いざ、開戦!
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海でばったり鉢合わせって水軍か~い! →九鬼水軍です


◆伊勢・安濃津城の城主だった富田信高さん。
元は、父の代から秀吉配下の大名でしたが、家康の上杉討伐に参戦。三成の挙兵を聞くと、もとより仲が悪かったこともあってか、小山評定で東軍につくことを決め、いち早く本拠地・伊勢へ戻ることとしました。
そこで運悪く西軍になった九鬼嘉隆と鉢合わせしてしまいます。織田信長の元で毛利水軍とやりあった九鬼一族も健在だったんすね~。

 

大軍相手に手勢わずか1,600 おまけに海上は封鎖なり


◆東西両軍のぶつかりそうであった東海地方において、安濃津城は交通の要衝でした。ここを押さえねばマズイ!
そんな場所だから当然最初に狙われるわけで、距離的に近い西軍にきっちり囲まれてしまいます。
おまけに海上も封鎖されて援軍要請の使いを出すことも出来ずじまい。まさに絶体絶命です……。

 

あの美しく強い若武者は誰ぞ!?


◆到底叶わぬ大軍に囲まれた富田信高さんでしたが、気合は入っておりました。
敵の攻撃が始まるや、自ら打って出て激戦に! とはいえ多勢に無勢は変わりなく、敵兵に囲まれてしまいます。
そのときでした。
若い騎馬武者が単騎で駆けつけ、見事、信高を救援!
混乱のあまり信高はその若武者が誰だかわからず、命からがら城へ戻るときに初めて気づいたといいます。
「おまえ、オレの嫁やないかーい!」

 

これもまた関が原であった


◆いくら頑張っても、やっぱり大軍には勝てるわけもなく、安濃津城は間もなく開城。
出家と引き換えに和議となり、信高さんは高野山へと落ちることとなります。
なお、関ヶ原の決着がつき、東軍が勝利するともちろん富田信高さんは許され、所領も加増されました。
さて、この女武将、宇喜多忠家さんの娘だと伝わっております。忠家さんは、あの宇喜多直家さんの弟ですから、姪っ子にあたるワケですね。
謀将の姪っ子が美しき武者。宇喜多秀家さんがイケメンだというのも、イトコにそのような言い伝えがあるとすれば頷けるかもしれません。

 

漫画・アニィたかはし
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コメント

    • アニィたかはし
    • 2017年 1月 25日

    乙様こんばんはコメントありがとうございます
    まり先生の記事は面白くてためになりますよね
    ボクもファンで必ずチェックしております
    先生に負けない様ボクも精進していきます
    今後ともよろしくお願いいたします

    • 2017年 1月 24日

    あ、見覚えある名前のコメントだ、と思ったので、探してインフルエンザの記事を読んでおきました。「くっ、鎮まれ!」

    • アニィたかはし
    • 2017年 1月 24日

    馬淵まり先生こんばんは、コメントありがとうございます
    山陰方面不勉強で全くフォローできてないので市川経好さん知りませんでした
    いつの日かそちらもフォローしたいと思っております。
    歴史は勉強すればするほど面白くなっていきますね。
    この気持ちを読者の皆様にも、お届けできるよう頑張ります
    今後ともよろしくお願いいたします

    • 馬渕まり
    • 2017年 1月 23日

    市川経好の妻も割とリアル戦闘かなぁ?
    富田の奥さまには負けますが。中国地方恐るべし。

    • アニィたかはし
    • 2017年 1月 22日

    馬淵まり先生こんにちは、コメントありがとうございます
    戦国時代に女武将と呼ばれてる人は結構おられますが
    槍で威嚇して義父を追い払らったくらいの勇ましさレベルで
    リアルに戦場で戦った人はこの人くらいのように思います
    嫁に絶体絶命状態を救われたら、一生大事にしていこうと
    決意するに違いないですね。
    今後もグッとくるエピソードを漫画にしていきたいです
    今後ともよろしくお願いいたします

    • 馬渕まり
    • 2017年 1月 22日

    富田信高の奥さますごいですね!
    恥ずかしながら知らなかったので調べたら武将ジャパンの過去記事にありました(笑

    最後は改易の憂き目にあっておりますが、夫婦の愛はずっと続いたんだな〜と思えるカップルでしみじみいたしました。

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