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オモシロ歴史おじ散歩 真田家

大坂の陣・茶臼山を眺める超ディープスポット!統国寺にはナゼかベルリンの壁が!?

更新日:

 

【編集部より】

当連載は、全国各地でご活躍されているオモシロ歴史おじさんと一緒にスポットを巡る漫画紀行文です。
各地の城跡やお寺、人気武将の足跡など。
歴女の目線とおじさんの主張と絡めていささかカオスな世界をどうぞご堪能ください。

そして皆さんも機会がありましたら、ぜひとも歴史おじさんをお尋ねください。きっと、一筋縄ではいかない楽しい旅になること間違い無し。

本日は大阪天王寺の許(きょ)さん編、第2回をお送りいたします!

 

 

こんにちは。カツイエ.comの北村です。

前回から、漫画家の小久ヒロさんとともに、天王寺区ボランティアガイドの許さんに「真田丸コース」案内いただいております。
お次はなぜかラブホテル街を通り抜けた先にある「統国寺」。
このお寺には、実寸大のベルリンの壁(本物)が2つ展示してあるんです!
これは知る人ぞ知る、ディープスポットですよ。

歴史おじ散歩2-1

統国寺の由来についてはお寺のホームページに、大変詳しく書いてありました。一部、引用させていただきますね。

統国寺の由緒は、聖徳太子の創建になる名刹で、百済の僧観勒(かんろく・・・・602年に来日し、暦法・天文学・地理学・方術などを伝来し、飛鳥寺にも住し僧正に任ぜられている)が開山住持として招かれ、推古天皇の帰依により厚遇を賜った。
寺伝(『邦福寺梵鐘銘文』)には帝が専修念仏して、西山に阿弥陀、観音、勢至の尊姿を感得したのにちなんで、別念仏寺とも称されたとある。

 

歴史おじ散歩ph2-1

なんと600年代に開かれた超歴史のあるお寺なのだとか。
そうは見えない近代的な作りなのは、焼失の憂き目にあっているからなのです。大坂の陣で焼け、明治時代にも放火により燃えてしまったそうです。

ちなみに門にはインターフォンがあり、入る前にご挨拶。
「てんのうじボランティアガイドです。見学お願いします」
どうやら許さんの日頃のコースに選ばれているためか、ほぼツーカー。門は開きっぱなしなので自由に入れてしまいますが、礼儀を通さないといけませんね。

さて、そんな統国寺の入り口に「従五位」なんとかと、官位の書かれた石碑があります。

歴史おじ散歩ph2-2
この文字を見て、ドラマの中の従五位でも左衛門佐(弟)と従五位伊豆守(兄)の官位について差があったと、漫画のように説明をしていただきました。

さすが、真田丸コース。
抜かりなく真田丸ネタを入れてくれる辺りにホスピタリティを感じます。

 

しかし、統国寺の目玉は、仏像でもなくこのベルリンの壁!

歴史おじ散歩ph2-4

「え?本物?ウソでしょ」

とアタマから疑ってかかってしまいますが、なんと本物なのだとか。

歴史おじ散歩2-2

「裏側にはBナントカと区画整理されたらしき跡があるから、東。ペンキでカラフルになっているのが西。丸い穴はおそらく脱走しようと思って撃たれた跡なんやないかと思うよ」と許さん。

特に根拠はありませんが、そう言われば銃弾があったった跡のようにも見えてきます…!

歴史おじ散歩ph2-3

どうしてこんなところにベルリンの壁が?と問えば
許さんは「もろたんやって聞いてるよ」。

もらったからおいてあるって、超軽い・・・!
ベルリンの壁なのに。

 

 

更に奥へ行くと、真田丸の歴史スポット・茶臼山を後ろから眺めることができるビュースポットへ。
実は茶臼山を引きの目線で見られる場所はあまりないので、統国寺の庭の裏はベストポジションなんです。

歴史おじ散歩ph2-5

茶臼山は大坂冬の陣は真田軍、夏は徳川軍と、違う合戦とはいえ敵同士が同じ場所に陣跡を張ったことでも有名ですね。
ちなみに表から見ると茶臼山はこんな感じです。

歴史おじ散歩ph2-6

緑がとても豊かな高台の公園です。
オブジェの孔雀のような丸は「大坂の陣の各軍の軍勢」を表しているそうです。
誰がどこというのは、アートの世界なので突っ込む不要ということで・・・

 

歴史おじ散歩2-5

この漫画通り、木が生い茂っていて今はホッコリシニアのお散歩コースです。
陣跡だったという名残は一切ありません。

 

ちなみに許さんならではの韓国文化話がこんなところに。

歴史おじ散歩2-3
韓国のお墓でどんな身分だったかなどがわかるんだそうです。
左でお酌はNGですね。

 

そして、張り紙看板好きの私はこんなものも発見!
料金の滞納に困っているのか、少々厳し目です。

歴史おじ散歩ph2-8

 

一生に一度の願いを叶えてくれる堀越神社にも行きました。
熊野詣の始まりの場所ということで、ここは願い事すべきでしょうということで。

歴史おじ散歩ph2-8
ガイドさんとのツアーは、やはりガイドさんの個性を楽しみたい所。
許さんはバリバリの大阪魂をお持ちなので、こんな方言の話もしてくれました。

歴史おじ散歩2-4

大阪弁はどこよりも優雅なものだと、語る許さん。
失礼ながらおもしろくて、和みました。

今回巡ったのは以下の3つ。

・統国寺
・茶臼山
・堀越神社

茶臼山は大坂冬の陣、夏の陣で徳川軍、真田信繁軍それぞれが陣地とした場所。
今は緑が豊かな地元民のお散歩コースとして愛されています。
孔雀の羽のようなオブジェは、大阪の陣の軍勢を表しているとのこと。

茶臼山感をもっと感じたい場合、統国寺の裏庭に回ると茶臼山を見下ろすことができます。
無理やり遠くを見れば大阪城が見える…気がします。

そして、許さんによる韓国ミニ歴史講座もおまけでついてくるお得感。
歴史おじさんとスポット巡りをすると、「歴史は合っている、間違っている、詳しい、詳しくない」の尺度だけでなく、地元愛で歴史を語ることが面白いんだと思います。

次回は現代アートみたいな仁王像に、超バブリーな無料スポットまである「一心寺」をご紹介します!

 

◆てんのうじ観光ボランティアガイド申し込み(コチラをクリック
・案内コース例(コチラをクリック
・電話06-6771-9981
・FAX 06-6774-3002

 

漫画:小久ヒロ

関西在住、小心者の漫画家。別名義で女性向けストーリーものを描いてきたが、2015年、自分の性格をネタにしたコミックエッセイ「旅したら豆腐メンタルなおるかな?」(イースト・プレス)を出す。
同ジャンルでは、経済の専門家・神戸孝先生の話をわかりやすく漫画にした「気づいたら貧困層!? お金を武器に!月々3万円から2000万円作る方法教えます」(KADOKAWA)なども。
日本史学系の博物館学芸員資格を持つが、今はほとんど内容を忘れる。最近はドイツ近代史と日本美術史が好き。
一番よくやったアルバイトは発掘作業員(主に遺物整理~図面要員)。

 

文:北村美桂



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Uターン岐阜県民歴6年目。ゆるふわ戦国ブログ「カツイエ.com」の人。
初心者向け&参加型の『名古屋歴史ナイト』 は毎回満席になる人気イベントに成長する。

 

 

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