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天文図が4世紀中国の星図をもとに作られたという明日香村「キトラ古墳」とは

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7世紀末ごろに作られたと目される奈良県明日香村の国特別遺跡「キトラ古墳」。

石室内の壁画には、玄武や白虎などの四神図のほか、現存で世界最古とされる「天文図」が描かれているが、これが「4世紀頃の中国の星図をもとに描かれた」とする説を文化庁などが発表した。

【TOP画像】キトラ古墳天井の天文図/文化庁HPより引用

 

キトラ古墳は、明日香村の阿部山に作られた円墳(まるいカタチをした古墳)で、全体のサイズは直径約14メートル。国内では、高松塚古墳と並び2基しかない極彩色壁画が描かれている貴重な古墳だ(古墳時代末期)。

その石室内には、中国の影響を受けたとされる壁画が見つかっており、1980年代からの調査で「青龍、白虎、朱雀、玄武」の四神や「子・丑・寅」などの十二支と共に、天井には「天文図」も確認。星々は全部で68星座・約350個あることがわかっていたが、現在の星の位置と違うために、その意図は謎とされてきた。

 

今回の研究結果は、この「天文図」が4世紀に中国の大都市である長安や洛陽で観測された星図の位置との説をあげた(国立天文台の相馬充助教)。つまり、三国志作品などでもお馴染みの大都市・洛陽や長安など北緯34度付近で観測されたものと割り出されたのだ。

別の研究者から紀元前1世紀に観測されたとの見方も出されているが、いずれにせよ古墳が作られる数百年前の大陸の星図をもとに描かれたことが有力となった。

キトラ古墳の壁画と言えば、高松塚とともに、国が厳重に管理していたにもかかわらず、カビが大量に発生して、その壁画をすべて取り外すという大手術が行われてきた。

大きな特徴としては、天体図に加えて、四神がすべてそろっているところだろう(高松塚は盗掘穴で朱雀が欠けている)。2007年2月にキトラの壁画のはぎ取りが終わり、2010年には明日香村内の飛鳥資料館(奈良文化財研究所付属)でガラス越しながら一般人にも初公開されている。

 

今回の発表もまた古代ロマンを刺激されてやまないが、歴史ファンの皆さまはご安心あれ。

今年10月9日から11月29日の間に、明日香村内の飛鳥資料館で「キトラ古墳と天の科学」が開催され、わずか270円(大学生は130円で高校生以下や65歳以上は無料)でコレを拝むことができる。※ただし展示物はレプリカだ

「キトラ古墳と天の科学」に展示される具注暦(当時の朝廷が用いた暦)/文化庁HPより引用

「キトラ古墳と天の科学」に展示される具注暦(当時の朝廷が用いた暦)木簡/文化庁HPより引用

 

なお、同時期の古墳「高松塚古墳」の壁画にも四神の他に天文図などが描かれており、今回の発表が今後の研究に影響を与えることは必至であろう。

こちらは高松塚古墳の壁画「西壁女子群像」/wikipediaより引用

 

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【参考】文化庁 NHK NEWS WEB 産経WEST

 




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