日本初の歴史・戦国ポータルサイト

BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

スポンサーリンク

歴史・戦国NEWS

ナチスの象徴のベルリン五輪スタジアムでユダヤ人の国民的なスポーツイベントが開催

投稿日:

ドイツのベルリンのオリンピック・スタジアムと言えば、ナチスが国威発揚の為に使った競技場として黒歴史を残していますが、月日は流れ、何とユダヤ人のスポーツイベントの場として使われる事になったそうです。

NBCニュースが報じています(2015年7月26日付)。

開催されるのはマカビア競技大会。ウィキペディア日本語版を読むと、ユダヤ民族の国体みたいな位置付けでしょうか。多岐に渡る競技種目があるので、ベルリンのオリンピック・スタジアムも使う事になったようです。なお、今回の出場選手は39カ国から2100人以上だそうですから、規模も相当ですよね。

とは言え、オリンピック・スタジアムはヒトラーが反ユダヤ主義をカムフラージュし、ナチスのプロパガンダを見せつける場として建設された経緯があります。ウィキペディア日本語版から、スタジアムの写真を引用させて頂きます。

開会式で入場するヒトラー

 

一見、平和の祭典っぽくしていた訳です。

その一方で、当時のユダヤ系ドイツ人は五輪への出場に当たり、嫌がらせを受けています。ハイジャンプ選手だったグレーテル・ベルグマンはドイツ・チームに参加を許されませんでした。出場出来たのはフェンシング代表のヘレーネ・マイヤーのみ。この人は「ユダヤ人の血を引いているけど、少しだけだから」という事で許されたようです。

後になって、ベルグマンは「出場出来ていたとしても、どの道負けていただろう。もし勝とうものなら、ナチスへの侮辱となっていたからだ。1人のユダヤ人が五輪で勝てるなんて有り得ないと考えていたのだから。そうなれば、自分自身の身の心配をせねばならなかっただろう。そし負けていたら…冗談の種となっていただろう」と、2008年に収録されたドキュメンタリーで回想しています。

今回利用するユダヤ人の心境は意外と肯定的

黒歴史という表現では済まない、痛みを伴う話ですね。では、今回スタジアムを利用するユダヤ人の選手や関係者は、どのような心境かと言うと、肯定的なのです。

既に7月27日から始まっていますが、31日のイベントはシャバットと呼ばれるユダヤ教の安息日の夜に行われるセレモニーとしては最大規模になるので、ギネスに申請予定なんですって。

「ベルリンでマッカビア競技大会を開催するのは重要なサインです。ユダヤ人の生活がドイツ社会の一部であり、追い払われる存在ではなくなったのですから」と話すのは、ユダヤ系ドイツ人のレオ・フリードマン氏(61歳)。つまり、「和解の象徴」と位置付けてらっしゃるのです。

ご両親はホロコーストを生き残り、戦争が終わると強制収容所から釈放されました。しかし、戦後もドイツに留まる事を選んだそうです。

「両親は、未来を見ろ、寛容であれ、だが、ユダヤ人の血筋を引いている事も誇りに思えと教えました」。

御本人も、18歳の時に初出場した経験があります。

主催者は、今回の競技大会は「公正と平等を広め、ドイツや欧州の大衆社会でユダヤ人の新世代が自信を持つショウケースとしたい」と声明を発しています。聖火の点火もしているのですね。

もっとも、皆が皆、フリードマン氏のような思いでいる訳でありません。
「欧州のユダヤ人社会の中からは批判的な意見もありました。ベルリンでの開催には賛成できないと言うのです」と話すのは大会の組織委員会ディレクターのオレン・オスターター氏。「ですが、若い世代が、この開催が正しいと上の世代を確信させるだろうと言いました。欧州のマッカビア競技大会がベルリンで開催されるには、過去を忘れないという意味でも時を得たのではないでしょうか」
開会式は28日にワルドブーヘンで開催されました。ここは1936年のベルリン五輪で陸上選手が競い合った場所です。また、フェンシング大会はクッペルサールという場所で行われます。ここはベルリン五輪でハンガリーから出場したエンドレ・カボスというユダヤ系の選手が個人と団体で金メダルを獲得した場所でもあります。
「過去2回のマッカビア競技大会で、ドイツでの人気が急増したのです。試合終了後に、互いの服を交換しているぐらいなんですよ」と話すのはベン・レセゲルド選手(28歳)。サッカーで出場予定です。
「最初は開催場所に対し、複雑な気持ちになりました。過去を忘れるべきでは無いからです。ですが、ドイツ社会と我々のポジティブな未来が進展している事も示していると思えます」とレセゲルド選手。
なお、大会の副イベントとして、14歳から18歳の若い観衆向けに教育プログラムを実施しているそうです。その中には、ザクセンハウゼン強制収容所の見学も含まれているとの事です。過去は忘れないとの教育方針なのですね。
ちなみに、ベルリンでは反ユダヤ主義を動機とする犯罪が前年比で25%増しているとのことで、イベント期間中はセキュリティを強化しているそうです。
「警察を増員したり、特別なセキュリティを施したりしているんだから、普段のような話はしづらいけど、私が話した選手は皆、大会を楽しみにしているよ」(フリードマン氏)。
なお、大会は8月5日まで行われるとの事です。何も起きなければ良いですね。

スポンサーリンク

南如水・記




1位 西郷隆盛49年の生涯!


2位 ホントは熱い!徳川家康


3位 意外と優しい!? 織田信長さん


4位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


5位 毛利元就の中国制覇物語


6位 伊達政宗さんは史実も最高!


7位 最上義光 名将の証明


8位 最期は切ない豊臣秀吉


9位 史実の井伊直虎とは?


10位 もしも戦国武将がサッカー日本代表だったら?


武将ジャパン・TOPページへ戻る



-歴史・戦国NEWS

Copyright© BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン) , 2017 AllRights Reserved.