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歴史・戦国NEWS

米大統領選候補者「ホロコーストが起きてしまったのは、銃規制があったからだ」と発言でさすがのアメリカもドン引き!

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死んで70年なのに、未だにネタにされるヒトラー。つい最近も、インドでソフトクリームの広告塔にされていたのは、この武将ジャパンの読者の皆様の記憶に新しいところかと。

そんな折りも折り、今度はアメリカで相次ぐ銃撃事件を巡り、規制に反対する大統領候補者が、テレビのインタビューで次のように答えたそうです。

「ナチス・ドイツが銃規制をしたからこそ、ユダヤ人たちは為す術も無く迫害され、ホロコーストが起きてしまったのだ」

これには、インタビュアーは勿論の事、全米がアゼン。炎上モード中なようです。地獄の底で、ヒトラーも困惑?

みんなが見てるCNNのインタビューで

政治ネタに強いワシントン・ポストも驚きの様子で報じていました(2015108日付け)。

「言ってしまいましたな」という発言をやったのは、ベン・カールソン氏。来年に行われるアメリカ大統領選に出馬表明している、共和党所属のアフリカ系の有力政治家です。

くだんの発言が出たのは、アメリカ内外で視聴者が多いCNN。しかも、同局の看板ニュース・アンカーであるウルフ・ブリッツァー氏がインタビュアーなので、何時にも増して視聴者が注目していました。

皆様も御存知の通り、去る101日にはオレゴン州のローズバーグにあるアンプクワ・コミュニテイ・カレッジで、銃乱射事件が発生。13人が亡くなられるという痛ましい事件が発生していました。当然、大統領選に名乗りを上げているカールソン氏に、関連の質問が投げかけられました。そう、「銃規制論について、どう思いますか?」と。

そうしたら、カールソン氏は、個人が銃器を保有・所持する権利を保障している合衆国憲法修正第2条を引き合いに出し、「犠牲者となった人たちは、乱射したガンマンと戦うべきだった」とぶち上げたのです。

もぅ、ここで既に唖然とさせられますよね。被害者のご遺族の神経を逆撫でする発言ですが…政界入りする前のお仕事は神経外科医だったそうです。何それ(汗)。こういう激論を起こしそうな問題を英語では hot-button issueと言うのですが、どうもホットを通り越して炎上指向がおありな様子。これまでにも、ホモセクシュアリティは「信じられないような選択」とか、大統領選でイスラム系の支持は要らないとか、果ては今回の銃撃事件についても、犯人について「自分が現場にいたら銃を撃たせたりしない」などと発言していました。

当然と言うか、こういう発言の連発は世の注目を浴びます。そして非難が寄せられます。そうなると、「発言を面白おかしく抜粋している」とメディア批判をする有様。何かにつけて「発言の真意が伝わっていない」とおっしゃる鳩●サンみたいですなぁ。

というような伏線があった末に、CNNでチョー問題発言。御自身がお書きになった新著「より完全な連帯:憲法上の自由を取り戻すために我々が出来る事とは」を引き合いに出しながら、銃規制に対する持論を開陳しました。

曰く。ナチス・ドイツは市民が銃を持つ権利を規制した体制を敷いた国の1つである。ここから教訓が引き出せるではないか、と。

ブリッツァー氏が「はっきりさせたいのですが、当時のヨーロッパに銃規制法が無かったから、600万人のユダヤ人は虐殺されたのだと言う事でしょうか?」と質問したところ、本人は「当時の人が武装していたなら、ヒトラーのような人物が考えていた目標が達成される見込みは、大いに減っていただろう」と答えました。

納得出来なかったのか、ブリッツァー氏は「御存知でしょうけど、ナチスは強力な軍事マシンを有していましたよね」と畳みかけると、「それは知っている。ナチスのような独裁指向を持つ連中が、最初に銃を手に取ったと言いたいんだよ」

だから、対抗して銃を持てる権利が必要だと言いたいようですね。

なお、「犯人と戦うべきだった」との発言には、「犠牲者を非難している」との声が寄せられていたそうです(当たり前ですねぇ)。これについてはCNNで「そのような意図は無い。このような事件は最後ではないかもしれないと言いたいのだ。そして、もう1度起きた場合には、多くの人達が無視出来ないと考えるだろうし、2001年に発生した中枢同時テロの際に飛行機に乗り合わせた人達がテロリスト相手に戦ったように、立ち上がるだろうと言いたいのだ」とも発言していました。

要するにマッチョな方なんですね。こうした発言に対し、事件現場のローズバーグの住民の方々は「無神経だ」と怒る人がいる一方で、理解を示す人もいたそうです。中には、銃規制に鈍い足取りしか示していない議会を攻撃する材料として今回の銃撃事件を使っていると、オバマ大統領を非難する人までいたそうです。

問題の病根は深いですね〜。ちなみに、ワシントン・ポストがアメリカ4大テレビネットワークのABCと共同で実施した世論調査によると、カールソン氏に好意的なアメリカ人は、それでも45%いるそうです(否定的な人は27%)。

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実は前からネタにされていた

何だかなぁって感じでしょ? ちなみに、銃規制反対論者がナチスを引き合いに出すのは、今回が初めてではないのです。そう指摘するのは「サロン」というオンライン報道サイト。今回の紛糾を踏まえ、自社が2年前に配信した「ヒトラーの銃規制という嘘」(The Hitler gun control lieという記事をフェイスブック上で再紹介し、燃料投下。「銃の権利を擁護する活動家が引き合いに出す、歴史を見れば独裁者への抵抗手段として銃が必要だと言うのは危険なまでに間違っている」と記事の冒頭でグサリと釘を刺しています。

前年の20121214日に発生したサンディー・フック小学校銃乱射事件で26人が死亡した事などを受け、当時のオバマ大統領が銃の利用に制限を課す特別命令を出そうとしていました。

今回のカールソン氏と同じように、当時も銃規制反対論者はヒトラーを引き合いに出していました。全米ライフル協会や保守系のフォックス・ニュース、そして銃のオーナー達が「ヒトラーのような人物が権力を持たない為にも必要だ」としていました。これが「トンデモ系」な主張になっていない所が、問題の深刻なところ。「銃器所持権維持ユダヤ人協会」という団体が、こうした主張を支持していたからです。近親者に強制収容所で殺された人たちがいるような会員の団体なので、説得力が増していました。ちなみに、こうした銃規制反対論を唱える急先鋒なのだそうです。