フランス救国のヒロイン ジャンヌ・ダルクの指輪 が600年ぶりに祖国フランスへ返還

 

ジャンヌ・ダルクの指輪が600年ぶりに祖国に返還されました。同国でテーマパークを運営しているピュイ・ド・フー財団が、ロンドンのオークションで予測価格の約30倍(実に30倍と言うべきでしょうか?)に当たる30万ポンドで落札。「金に糸目をかけずして、どのツラ下げてフランス人をやってられるか!」って所だったのでしょうね。

勢いに押された?英国のテレグラフ紙が、驚きながら報じています(2016年3月6日付け)。

 

愛国精神の発露?とあって、あの団体も大喜び

サイトより引用させて頂きます。こんな指輪だそうです。「ジャンヌ・ダルクが持っていたと信じられる」(A ring believed to have belonged to Joan of Arc)という書き出しです。

ジャンヌ・ダルクの指輪

ウィキペディアの日本語版にも一切言及が無いのですが、同紙によると処刑直前にヘンリー・ボーフォート枢機卿(当時のランカスター朝の摂政会議のメンバーでもありました)に手渡されたとの伝承があるのだそうです。

そんな訳で、財団側は指輪がフランスに戻る事は大変象徴的だとしています。自画自賛では無く、財団以外で喜んでいる人達がいるのは確かでして、日本でも極右政治団体として知られている国民戦線のマリーヌ・ル・ペンなどは、Twitterで大喜びしていました。

向こうではTwitterって祝電代わりに使われるのでしょうかね? ともあれ、先にも触れましたけど、そのような伝承があるのと、処刑後はずっと英国国外から門外不出。しかも、来歴を示す文書まであるのですって。そうなりゃ「オークションで落とさねば!」という流れは必然だったと言えましょうか。

 

「フランスへの凱旋であり、宝だ!」

4日に無事、フランスに戻りました。財団のニコラ・ド・ヴィリエ理事長は「フランスへの凱旋であり、国の宝だ!」と、テレビ局のインタビューに答えています。

サイトより写真を引用させて頂きます。

ジャンヌ・ダルクの指輪2

ちなみに、手元の軍資金が足りなかったら一大事と思ったらしく、財団側では「落札する為の金を寄付して下さい!」と呼びかけていたのですって。しかし、落札予想価格の30倍って、幾ら何でも突っ込みすぎやろ(苦笑)。いや、この際、カネの額は問題じゃあない(キリッ)?

 

一時期は175ポンドだったのに…

なお、この指輪ですが、確認出来ている限りでは、1914年頃に英国のオットリン・モレルという貴婦人が、オーガスタス・ジョンという画家に譲ったという記録があります。その後、1947年にオークションに出品され・落札されました。お値段は175ポンドでした。まぁ第二次世界大戦直後の混乱期であり、70年近くが経っているものの、それでも安値な時期があったのですね。落札したのはエセックスの男性で、その後息子さんのロバート・ハッソンという方が相続していました。

ハッソンさん自身は、取るに足らないものだと思っていたそうで、タイムライン・オークションという歴史モノを扱うオークションで本当の価値を知り、驚愕したそうです。

どうも、このサイトでは指輪の外見などを解説していたらしく、文書を読んで「あれじゃないの!」と、大騒ぎになったらしい。それで出品する事になりました。

なお、タイムライン・オークションでは、余りの高額落札に、CEOのブレット・ハモンド氏が身を凍らせたそうです。気になるのは今後の扱いですが、ピュイ・ド・フー財団はフランスのナントで歴史モノのテーマパークを運営しており、年間の利用者が200万人との事。となると、目玉のアイテムになるのでしょうか? 元は取れそう??

 

南如水・記

 

 

 


【当サイトの人気記事】
桶狭間の戦いの最新研究も含めた織田信長の生涯!




関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

書籍情報『戦国診察室』

アマゾンの戦国本ランキングで1位(一時)になった書籍『戦国診察室 お館様も忍びの衆も歴女医が診てあげる♪』
戦国診察室帯アリ450
税込価格1,728円(現在アマゾンでは各小売店様のプレミア価格で発売されてます)

配信先

武将ジャパンでは下記サイトへの記事配信を行っております。

日刊SPA!

シミルボン

facebook

本郷和人歴史キュレーション

東大の歴史研究第一人者、本郷和人教授が登場! 最先端の歴史を堪能しましょう

hongokazutoeye

コミック版『戦国ブギウギ』

当サイトで連載中の『戦国boogie-woogie』(アニィたかはし)がコミックで販売されます!!! 戦国ブギウギ表紙イメージB
ページ上部へ戻る