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徳川美術館天下人の城

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週刊武春

天下人の城(7/15-9/10)が通常の歴史イベントとは一線を画する3つの理由

更新日:

7/15から9/10まで 夏休みの自由研究にも!

おひさしぶりの馬渕まりです。
ご無沙汰していた理由は、これですよ、これこれ……これの予習に忙しかったの!

7月15日から徳川美術館で開催となっている『天下人の城』展!

「暑くて出かける気になんてなれないよ」というお方も「甲子園を予選から見てるのでムリ」という方も、まぁまぁ最後まで聞いておくんなまし。

まず、徳川美術館というのは、愛知県名古屋市は東区にございまして。
現地までの詳しいルートは、以下の記事に譲るとして、

徳川美術館にはどうやって行けばいいの?

今回私がご説明申し上げたいのは、特別展『天下人の城』で何が展示されるか?ということであります。

目玉は城なの? アイテムなの?

一刻も早く、その中身をご確認されたい方は、応援団ブログへ飛んじゃってください^^

こちらのサイトには、No.1~222までの展示品紹介記事が掲載されており、相当な読み応えです。もしもイベントへ足を運ばれましたら、スマホでこの解説を読みながら館内を見て回ってもよさそうです。確実に理解は深まりますよ♪

というかこのブログと、徳川美術館がそもそも規格外な存在でして。

なんせ、同施設に収められているお宝は、数がハンパじゃありません。家康の遺品を中心に約1万点もありまして。

尾張徳川家が受け継いできた大名道具や美術品等に加えて、教科書にも載っている『源氏物語絵巻』などの国宝が9件、重要文化財59件と、ルパンも本気で狙いたくなるようなガチのお宝がザックザクなのです。

それがあまりに本気過ぎて、今回のイベント開催日には、マスコミ各社でニュースが流れるほどでした。

開幕初日、NHK、中日新聞、CBC、日経、毎日新聞、そして沖縄の琉球新報も「天下人の城」展を報道!

 

いずれも武将ジャパンよりはるかに雲の上な巨大メディアばかり(*´Д`) 気にせず進めて参りましょう。

 

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信長から秀吉→家康へと続く天下人の城

今回の特別展『天下人の城-信長・秀吉・家康―』では、「信長の城の変遷」を軸としながら、その後の「秀吉→家康」へと繋がる天下人たちの城情報、さらに資料や遺品などを展示いたします。

城なの? アイテムなの?
というより
城もアイテムも大放出♪ ということですね、はい。

お城の解説も、通り一遍のものではなく、少しでも多くの方に理解されるよう「現代復元図」のイラスト解説もございます。

手がけているのは、当サイトのメインイラストも請け負う富永商太さん!

城がどう変遷していったか? その様子が実に具体的にわかるよう説明してくれています。

たとえばこんな感じですね。

さて、ここで質問です。
皆さんは、お城というと何をご想像されますか?

「天守閣がどどーん! しゃちほこバーン!」といった感じですかね。

残念ながら、戦国時代前期までの城には天守がありませんでした。主君の大きな館の周りに、家臣のそれなりの館が取り囲む『館城』の形が主流。それを権力の象徴として天守を据え、中央集権的な城の形にしたのが織田信長です。

信長は、城づくりにおいても革新的だったわけですが、むろん最初から天守のある城を築いたわけではありません。いかなる城を経て、築城方法はいかに変わっていったのか?
そして本能寺の変後、秀吉に受け継がれた『天下人の城』は権威の象徴としてますます立派なものになり、そのバトンを受け取った家康は……?
展示会で懇切丁寧に説明してくれております。

さて、城ばかりでなく、目玉となる展示物も何点か加筆しておきましょう。

 

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魂を揺さぶる展示品の中身とは?

展示物もかなり尖っていて、ライトな戦国ファンから、ヘヴィな方まで確実に心を射ると思いますよ♪

抽出して何点かご紹介させていただきますね。

まず一点目!

◆江戸始図(展示は前半7月15~8月13日まで)

昨年、千田嘉博先生にによって松江で発見された最古級の江戸城図ですね。
松江歴史資料館以外での展示は初となり、以下は毎日新聞に掲載されたイメージの引用です。

※詳細は同サイトをご覧ください

初期江戸城の最古地図/毎日新聞に掲載

 

◆織田信長書状 おね宛 (8/8~9/10期間限定の展示です)

『マジでこの書状が見れるのか!』
一部の戦国ファンにとっては、かなり貴重な逸品。
というのも、秀吉とその妻おねの喧嘩を、信長さん自ら仲裁した書状なのです。

それも「禿ネズミ(秀吉)はおねにはもったいない」と書きつつ、おねに対しても「妻らしく堂々とふるまい、嫉妬など起こさないようにね」と諫めている内容でして。
こんなプライベートな手紙にも関わらず『天下布武の印』がポンッと押してあるところに信長のお茶目さが感じられます。

この書状だけで、北海道や九州の戦国ファンも名古屋へ集結する意味がおありかと。

イラスト・富永商太

 

◆「義元左文字」(8月16日〜9月10日)

桶狭間で討たれた今川義元から信長の手に渡り、更には秀吉→家康と天下人をバトンリレーした名刀です。明治になって徳川家から建勲神社へ奉納されました。信長公を祀る神社です。

このほか信長が桶狭間の戦勝を祈願して奉納した「脇差-蜘蛛切丸」や、、持ち主が眼を病むとして、あの『信長公記』にも出てきた妖刀「あざ丸」、さらには「鯰尾藤四郎」「本作長義」も展示されます。刀剣乱舞ファンもおいでやす~、というところですかね。

 

◆「茶壷 金花・松花」

安土城の完成祝いに贈られたとされる茶器です。「同城の天守を飾った」と信長公記にも記載があり、古田織部気分も同時に感じちゃってください。

松花は重要文化財、金花は長らく行方不明だったのが昭和49年に見つかり、徳川美術館に買い戻されました。

 

 ◆織田信長制札 千手堂宛ほか【65,68,69】

この展覧会の私的イチオシはコレです。
展示品番号(65,68,69)は離れていますが、1つのショーケース(大きさは野球のベースくらいかな?)に並んでおりまして。
そもそも「制札って何なの?」という方が多いかもしれません。

読み方は「せいさつ」。
国史大辞典を参照しますと「禁止事項や規制条項を文書形式で命令したもの」とありますように、要はコレ、合戦のときなど「ここ荒らすの禁止ね!」と権力者が発行したものであります。

通り一遍の説明だけではわかりづらいかもしれませんので、展示品を解説してみますと……。

◆1枚目 永禄10年9月 信長の美濃攻略直後(出した人・信長)
◆2枚目 天正10年6月4日 本能寺の変の2日後(出した人・斎藤利堯)
◆3枚目 天正10年12月 本能寺の変半年後 (出した人・秀吉)

『同じ寺に対して発行された制札』がそろっているというのがポイントで、イベントごとに3枚あります。
しかも、まさに天下が動いた瞬間のものばかりで、美濃情勢を時系列で感じられる熱くてホッカホカな資料なんですよ。
合戦のリアルを知りたい方は、必見かと思います。

 

他にも(*´Д`)ハァハァする展示品がたくさん!

さて、この特別展、手前味噌ながらもう1つのポイントが『天下人の城 応援団』の存在です。
イベントを盛り上げる有志団体でありますが、富永商太氏とゆかりがあるということで『武将ジャパン』も発起人の1人に名を連ねております。

メンバーには、城郭研究の第一人者・千田嘉博教授もおられ、我らが武将ジャパンからも小久ヒロ氏やアニィたかはし氏など、漫画家、ライターの垣根なく馳せ参じております。

というか、「元気玉を送るだけの簡単なお仕事」と聞いて私も参加しておりましたが、応援団が徐々にヒートアップ。
展示品の全品解説
やら
「富永氏によるオリジナルグッズ作成」
など様々なアイデアが具現化されております(ちなみに武将ジャパンのお仕事をお休みしていたのもこのため)。

ともかく、まずはウェブサイトで展示品解説だけはご一読いただけたら幸い。

応援団の参加メンバーで手分けして全222品を網羅し、ひとつひとつ丁寧に解説が入っており、
「イベントが楽しくなる」
あるいは
「東京だけど夏休みだから行く気になるわ~!」
となる……かもしれません。

漫画アニィたかはし・他の漫画2本はコチラから!

ちなみに解説の中には、大河ドラマ『真田丸』に時代考証で参加された丸島和洋先生が書かれたものもあり、それだけでも読み応え十分。
紙のパンフと異なり、いくらでも加筆が可能なサイト運営ですから、会期中に追記される可能性も十分にあり、皆様からのアイデアも常時お待ちしております。

特別講義やお城を巡るツアー情報などもございますので「天下人の城応援団ブログ」もチェックしてみて下さいね。

さてさてヒートアップしてしまいましたが、『やっぱり遠くて行けないよ』という方も多いと思います。

安心してください。
千田嘉博先生が今回の特別展のコンセプトをぎゅぎゅっと詰めた雑誌がございます。

同書は「展覧会の図録」といっても良いほどの充実ぶりで、数多の復元図も掲載。
戦国関連の遺跡が多い名古屋巡りもバッチリな内容で、名古屋城では復元した本丸御殿の一部公開も行われております。

天下の城展と一緒に戦国まみれの夏を名古屋で過ごしませんか?
って、最後はやっぱり名古屋誘致な内容になってしまいました。お許しをm(_ _)m

文:馬渕まり

◆徳川美術館 企画展「天下人の城」

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開催期間:平成29年7月15日~9月10日
※前期:7月15日~8月15日 後期:8月16日~9月10日
営業時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(ただし7月17日は開館、翌18日は休館、8月14日は臨時開館)
観覧料:一般1,400円 高大生700円 小中生500円
※20名以上で団体割引あり
※毎週土曜日は小・中・高生の入館無料




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