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月9ドラマ『信長協奏曲』ネタバレ感想レビュー 第4話 伝説の一夜城・墨俣城と竹中半兵衛の裏切り

更新日:

 

現代高校生のサブローがタイムスリップで織田信長に成り代わり、天下統一を進める『信長協奏曲』の月9ドラマ(原作は小学館『ゲッサン』で連載)。

前回の放映では、合戦を嫌がって逃亡したサブローの行き先が、偶然、今川義元の上洛軍の背後に位置した村であり、夜襲というカタチで【桶狭間の戦い】を成功させてしまった。

これぞドラマ!という無理のあるストーリーながら、もしかしたら史実の合戦というものも偶然の要素が勝敗を決するのではないか?と思える興味深い展開。

第4回のメインテーマは天才軍師・竹中半兵衛の登場と、豊臣秀吉が一夜にして完成させたという伝説の墨俣城である。さっそくネタバレ御免のレビュー、いってみよっ!(ライバル軍師官兵衛44話と比較した4話の視聴率はこちら軍師官兵衛・信長協奏曲視聴率速報 4話信長肉薄!15.0%VS14.6%で44話官兵衛3勝1敗
*追記)最終回をむかえ、これまでの全話のレビューを一覧にしてまとめています⇒こちら

藤木直人さん演じる竹中半兵衛/信長協奏曲公式サイトより引用

藤木直人さん演じる竹中半兵衛とその主君斉藤龍興/信長協奏曲公式サイトより引用

 

 

猛将・森可成が情けなさすぎて、涙 

オープニングは、城の中庭の軒先で居眠りしているところ、子どもたちによって顔を落書きされているサブロー信長。そこへ家臣の森可成がやってきて、子どもたちを叱りつける。

子どもたちとは、本能寺の変で最後まで織田信長と運命を共にしたとされる森蘭丸や、その兄の長可など、いわゆる森兄弟だった。兄弟たちの失礼な振る舞いに慌てふためく可成。そこでサブローが放った一言がかなり強烈だった。

「森さんって、戦国ビッグダディなんだね」

思わず噴いた。信長さん、史実のあんたも本当は子沢山でっせ!(可成は9名で信長は20人以上)

にしても、本作の森可成は「攻めの三左」と言われた史実や、それを踏襲して力強く描かれた原作と違い、完全に、仕事の出来ない中間管理職のオジサンサラリーマンである。

後々、信長包囲網が敷かれたときに、わずかな兵で城を守り、壮絶な討ち死にをするが、とてもじゃないけどそれに見合うキャラではない。もしも、同作品でしか織田家の中身を知る機会がないとすれば、大きく誤解しちゃうかも。

 

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いきなり女好き宣言の濱田岳・徳川家康

今週は、今川義元の軍門にくだっていた徳川家康が信長の元へ同盟の挨拶にやってくる。

演じているのは、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で重要な脇役ポジションにいる濱田岳さん。

霜月けいさんの濱田岳徳川家康450

なぜか初っ端から女の子大好きな徳川家康(絵・霜月けい)

「先の合戦では今川家についてすいませんでした」と平伏する家康に対し、お得意の素っ頓狂なリアクションを見せたのがサブロー信長である。

「すっげぇ! この人、歴史に名を残す人だから覚えておいたほうがよいいよ! この国で知らない人はいないほどの有名人になるよ!」

ミーハー根性丸出しで家臣たち相手にはしゃぐ信長。これに対し濱田岳さん演じる徳川家康は、ポワ~ンとした表情で答える。

「近頃わたしは女子に気を取られてばかりでした。女子(おなご)のうなじ、女子のむね・・・が、しかし 信長様のために精進します」

「君は必ず歴史に名を残す!」

マンガ原作での徳川家康は、サブローが現代から持っていったエロ本で性に目覚め、女好きとなっていたが、ドラマでは登場からすでに女好き。突然のキャラ設定に驚かれた視聴者(特に女性)さんもいたかもしれない。

同盟の挨拶でそんなこと言うバカさすがにいないっしょ! でも、月9なので無問題かな( ^ω^)

というより、以前も当サイトで書かれていたが、同時期にNHKとフジテレビの戦国ドラマに出演してもテレビ業界的にはOKなんだろうか? 井上雄彦さんが集英社のジャンプで『スラムダンク』を描いている最中に、講談社のモーニングで『バガボンド』を描くようなもの? 知らんけどw

 

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山田孝之扮する秀吉は過去に何があったのか

一方で、初回から登場し、織田信長を激しく憎悪してきた今川家の忍者・伝次郎こと木下藤吉郎(後の豊臣秀吉:山田孝之さん)の過去が明かされる。

織田信長が初陣の際に攻め込んだ村で家族を殺され(た様子で描かれ)、自身も腕に大火傷を負わされていた、という壮絶な体験をしていた。

山田孝之さんは、この後、木下藤吉郎になって織田信長に仕えます、原作ならば・・・

なぜか信長を激しく憎悪する忍者の伝次郎。後の木下藤吉郎(山田孝之さん)/公式サイトより引用

 

しかし、タイムスリップ前の話であり、当然ながらそんなことはお構いなしのサブロー信長。

「信長様、おそれながら初陣のことを覚えておられますか?」
「初陣って、さいしょの合戦のこと? 全然知らない」

苦笑いで信長に対し、更なる怒りを膨らませる木下藤吉郎。この後、山田孝之さんは同僚間者(早乙女太一さん)と仲違いを起こし、想像以上に激しい殺陣で殺害する。ここはぜひとも映像で見ておきたいところである。

 

竹中半兵衛が自ら「家臣にさせてください」

森可成に徳川家康、豊臣秀吉。と、今週は冒頭から重要な登場人物のキャラ設定を固める(印象づける)シーンが目立ったが、本題はあくまで美濃攻略である。

サブローのタイムスリップ仲間であり、帰蝶(濃姫)の実父である斎藤道三(西田敏行さん)は息子の斎藤義龍に殺され、さらにその義龍が病気で死亡すると、息子の龍興が継いでいた。

この龍興、史実においても酒と女に耽るダメ主君。家臣で天才軍師と称される竹中半兵衛にわずか十数名で稲葉山城を乗っ取られるという、情けない逸話の持ち主である。

原作のマンガでは、このお城乗っ取り伝説を割と忠実に再現し、サブローが「国の半分をあげるから、うちに来ない?」とスカウトしていたが、ドラマではさすがにスルーされていた(あくまで竹中半兵衛の話なので)。しかし、竹中半兵衛が有能だとする話を聞いたサブローは、「サッカーみたいに司令塔をスカウトしようよ!」と提案する。

その言葉を理解できるわけがない家臣たち。唖然としていると、今週のジャニーズニーズに応えるためキスマイ(Kis-My-Ft2)の藤ヶ谷太輔さん(前田利家)が現れる。

なんと、噂をしていたばかりの竹中半兵衛(藤木直人さん)が、自ら「家臣にしてください」と信長へ申し出てきたのである。桶狭間での見事な戦いぶりに感服したという半兵衛。

「いやぁ、恐縮でーす♪w」

と嬉しそうな顔のサブロー。これは誰がどう見ても、背後に何かあるとわからせる、竹中半兵衛の登場であった。

 

こやつは間者では? と、半兵衛を牢屋へ

実際、竹中半兵衛は斎藤家の間者であった。

史実における半兵衛は軍師というよりも外交官である(そもそも軍師という職業はない・・・)からして、他家に出向いて行くのは大切な仕事の一つであるが、あまりにも突然過ぎませんか?

もう、無茶苦茶あやしいのである。

ただ、この半兵衛も一応自身が間者とは見破られないようにするため、「織田家内にすでに裏切り者がおります」と話し、その証拠として美濃の国へ流れてきた尾張の地図を差し出すのである。国家機密情報に等しい国内地図は有力者でないと持ち得ない。それが美濃へ流れてきたということは、当然ながら裏切り者がいるであろう、というわけだ。

これに「こやつは怪しい!」とキレたのが、単細胞キャラがとてもお似合いの高嶋政宏さん(柴田勝家さん)。竹中半兵衛は牢に閉じ込められてしまうが、この牢屋があまりにも綺麗な木造の一室なので、イケメン藤木直人さんに悲壮感はまるでない。

大河『軍師官兵衛』が荒木村重に幽閉されていた地下牢は、そこら中に虫でも這いずりまわってそうな、結構リアルで汚い場所であった。が、月9としてはそんなとこに高いクオリティは求めないのだろう。

ほどなくして、牢に幽閉されている竹中半兵衛のところへサブロー信長がやってきて、ルービック・キューブを渡す。

「よかったら暇つぶしにどうぞー♪ 半兵衛さんって日本一の軍師なんだよね戦わずに勝つ方法しらない?」

半兵衛の頭脳がいかに優れているか。ルービック・キューブを用いてわからせようという配慮であろう。

 

今週は、ちょっとデレるツン姫・帰蝶

信長の正室・帰蝶を演じるのは、中谷美紀さん・・・ではなく、柴咲コウさんである。

かなり勝ち気な性格で、サブロー信長を「うつけ!」呼ばわりするが、最近、少しずつ心を許しており、月9的恋愛要素に応えているとかいないとか。ツンデレ姫様にはピッタリの美人顔で、大河ドラマの茶々が町娘(ブスというワケじゃなく、気品を感じないと申しましょうか)にしか見えないのに比べると、格段にお姫様になっている。

その茶々の母親であるお市の方が信長協奏曲で今週初登場! 次回の放送が浅井長政への嫁入りっぽいので、さすがに顔を見せておきましょう、という感じである。

今週は妹のお市も登場!/公式サイトより引用

今週は妹のお市も登場!/公式サイトより引用

 

なんとビッグダディ森さんが裏切っていた!

この間、織田家と斎藤家の国境沿いにあり、木曽川と長良川の交差する墨俣城では、木下藤吉郎(山田孝之さん)が一夜城の建設にとりかかるも、あえなく失敗していた。秘密裏に進めていたハズなのに、突然、敵に攻められたせいである。

裏切り者は家中にいた! 牢屋の竹中半兵衛に罪はない!

かくして斎藤家に情報を流した武将が炙りだされたのだが、なんとそれはビッグダディ森可成であった。

「うそだろ、もりりん、どうして?」
「ま、ま、ま、ま、誠に申し訳ありません」

冒頭で森一家に注目していたのは、この裏切り者を可成さんにするためだったのであろう。

しかし、裏切りの理由が【子どもたちへ甲冑を買うため】に金を受け取った、ではいささか薄い気がする。キングオブ忠臣という感じで、斎藤家へ情報を流す勇気もなさそうなキャラである。

が、コトここにいたっては殺されても仕方ない場面であり、森可成は腹を切って詫びようとする。すぐに「切れ!切れ!」と大騒ぎする柴田勝家。ちょっとおもしろいっすw

家臣たちが大騒ぎする中でサブロー信長は立ち上がったのでした。

「死んで詫びるとかダメだよ! (裏切った経験のある)恒ちゃんだって、しばかつさんだって、生きてるから。死んで詫びるのが侍なら、侍なんかやめちゃえ。 みっともなくていいから生きてくれ。その分、頑張ってくれればいいから」

このドラマでは毎週、サブロー信長が高校生に似つかわない台詞回しで武将たちを諭すシーンが登場するが今回はこれかな?

森よしなりは「このご恩、必ず、必ずぅうううう」と泣き崩れる。

 

「ちりも積もればいつか道になるかもよ」 

裏切り騒動が終わったら、原作と同じで切り替えが早いのがサブロー信長。

「このすきに墨俣城をもう一回やっちゃいましょう。まさか敵ももう一度やると思わないっしょ!」

と、すぐさま墨俣作りにとりかかる。

そしてサブローと半兵衛の2人が真正面から語り合うシーンへ。

【戦(いくさ)のない世の中など絵空事】と世を嘆く半兵衛に対し、サブローは語る、というか拙い言葉で説明しようとするのである。

「半兵衛さんは間違ってないよ、戦のない時代は必ずくるよ。てか、そういう時代がくるんだよ!」

平和な現代日本を知っているからこそ言えるセリフ。奇しくもこれは、竹中半兵衛の元君主であり、サブローと同じく現代からタイムスリップした斎藤道三も「遠い未来、戦のない世は必ず来るよ」と言っており、半兵衛はそれを思い出す。

ここで、道三の手紙にあった「歴史はオマエの手で切り開け」をアタマに思い描いたサブローは、さらに半兵衛に向かって言葉を続ける。

「どうせ切り開くなら、絵空事でも戦のない世の中のほうがよくない?」

「それがどれだけ厳しいかわかっておりますか?」

「でもオレ、やるって決めちゃったんだ。ちりも積もればいつか道になるかもよ」

あらためて天下統一事業への意思固めをして、2人の会話は終わる。

 

竹中半兵衛の首が切り落とされそうになる瞬間

墨俣城の建設は、斎藤家に気づかれることなく順調に進みつつあった。

真の間者である竹中半兵衛は、本来なら狼煙をあげて、斎藤家に密告せねばならない役割を受けている。しかし、サブローの言葉を受けた半兵衛はそれができなくなっていた。そして斎藤家を裏切ったのである。

そして9面の完成したルービックキューブを信長への置き土産として池田恒興に私、美濃へ帰還。

「龍興様へお伝えください。竹中半兵衛、逃げも隠れもいたしませぬ」

主君である斎藤龍興にそう伝言すると、案の定、首を斬られそうになり、覚悟を決めたのであった。

と、そこへやってきたのがサブロー信長!

「半兵衛さん、迎えにきたよ。一緒にいこうよ、ちりつもの道」

弟の竹中重矩(しげのり)に助力を請われ、兵を出したのである。そのせいで一夜城は完成に間に合わず、今回もまたご破算となってしまうのだった。

ところが、である。墨俣まで戻ると工事は進められていた。

野武士の頭領・蜂須賀小六に森可成が土下座までして頼み込んで工事を手伝わせ、無事に完成したのだ。

 

墨俣城が完成したらあっという間に美濃攻略

墨俣城が完成したかと思ったら、場面は織田家の評定へ。

満を持した笑みを浮かべてサブロー信長は声を張り上げる。

「というわけで、織田家、美濃とっちゃいましたー!」

えぇえええええええ!

なんとなんと、墨俣城の完成をもって、その後は、竹中半兵衛が斎藤家の家臣たちをすべて寝返らせさせてしまったというじゃないの~、いいじゃないの~、ダメよ~、ダメダメ♪

※ちなみに原作では、美濃三人衆(稲葉一鉄、安藤守就、氏家卜全)をせっせと書状を送って寝返らせ、さっくりと美濃を奪取してしまっていた。

半兵衛と共に、今回は山田孝之扮する木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が出世することになり、サブローがあらためて紹介する。

「猿君には織田家の中心メンバーとしてばんばん働いてもらいます! バイトから店長になるみたいな、違うかー!」

最後に、思わず納得しながら笑ってしもた。

信長協奏曲20141103-2

ちなみに今回の話で中心となった墨俣城については、こちらの【関連記事】豊臣秀吉 伝説の墨俣一夜城が本当に伝説だった件についてに詳しくありまする。

よろしければ、どうぞー!

第5話はこちら

11月24日放送の第7話はこちら

破天荒一休・記

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参考:信長協奏曲公式サイト

 

 




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