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傑作『ゲーム・オブ・スローンズ』が一挙放映されるぞ!『真田丸』真田昌幸の黒さに痺れたあなたへ送ります

更新日:

 

「玉座のゲームに参加したからには、死ぬか勝つかしかない。その間なんて、ない」
(サーセイ・ラニスターの台詞より)

 

当サイトで『真田丸』や『あさが来た』のレビューを執筆している武者震之助です。

皆さんご存知でしょうか。スターチャンネルにて『ゲーム・オブ・スローンズ』の無料放送、および配信が開始されます。こちらは、見逃してきた方に是非見て頂きたいオススメの大傑作。何かと話題の作品で本作をきっかけにブレイクした出演者も多数おります。

http://www.star-ch.jp/feature/detail.php?special_id=20160312

『ゲーム・オブ・スローンズ』第一章~第五章一挙放送

スターチャンネル公式サイトより

実は私は、改めて言うのも何ですが本作を推薦したい気持ちが常にありました。

しかし、本作は万人には決してお勧めできないため、記事を書くことがありませんでした。有料放送やレンタルでないと見られないということも確かですが、実は以下の理由の方が大きいのです。

  1. 18禁

完全18禁止、お子様は見ちゃ駄目いやーんな内容です。その理由はまずエロいから。美人女優も美男俳優もスパパーンと脱ぎ、濃厚にからむ本作は、家族と一緒に見たら気まずくなること請け合いです。毎年大河のテコ入れにお色気を入れるといいとガセ記事を書く記者には、こちらのドラマをお勧めしたいと思っております。
暴力面でも容赦がありません。斬首、妊婦の腹をメッタ刺し、去勢、拷問、眼球潰し、脳みそ潰しと、スプラッタ並の暴力描写がてんこ盛りです。食事中の鑑賞はお勧めしません。

  1. ドス黒い

18禁スプラッタ映像は見ていて辛いものがありますが、それ以上に辛いのは本作が基本的に黒いからです。高潔な人物ほど早く死に、策を弄する悪人がのうのうと生き延び、何の罪もない子供だろうと惨殺され、生き延びるためには善人もどんどん暗黒面に墜ちる世界です。見ているとあまりに気が滅入るので、いくら出来がよかろうとお勧めできません。

それでは本作がいかに鬼畜かというエピソードをあげたいと思います。このドラマがいかに素晴らしく、人気があり、豪華であるか説明する記事は探せばいくらでも出てくると思います。ですので、ここは敢えてひどい要素をあげていきます。

 

『ゲーム・オブ・スローンズ』 ここがひどい!

  • 脚本家のデイヴィッド・ベニオフは原作最大の鬼畜暗殺場面を読んで感銘を受け、「なんてひどいんだ、これはドラマにしよう!」と決意を固めた
  • あまりに彼が書いたもので人が死ぬので、原作者GRRマーティンを『デスノート』の夜神月にたとえたインターネットミームが作られる。また原作者は虐殺者、殺人鬼ともファンから呼ばれている
  • そんな原作者すら「ドラマの脚本家は自分よりも手が血に塗れていて冷酷」と発言
  • ある回の出来があまりにトラウマを植え付けるものであったため、視聴者どん引き。「あのエピソードを見た反応w」というテーマの動画がネットに多数投稿されている。その動画では「オーマイガッ!」「ファァーック!」「ノォォォー」と絶叫し悶絶する視聴者の姿が見られる
  • 毎回あまりに人が死ぬので、登場人物の死をテーマにした「美しき死」というアート展示コーナーが公式サイトに設置された
  • お気に入りキャラの死に納得できない視聴者が「総統閣下シリーズ」を作成する
  • 雑誌記事やファンの間で盛り上がる話題が「好きなキャラ」より「悲惨な死に様」ランキングという有様
  • 「アメリカ史上初、子役による殺人シーンがあるドラマ」という記録を達成
  • ファンイベントで「登場人物の死」ダイジェストムービーをノリノリで流すスタッフ
  • シーズン3のキャッチコピーが「全員死なねばならない」(All men must die)

と、こうして並べてみると制作者の正気を疑うエピソードばかりです。もはや死が風物詩、そんなどす黒いドラマゆえに、紹介がためらわれるのです。

ならばなぜここで紹介するのかと言いますと、無料放映配信開始というタイミングももちろんですが、『真田丸』で暗黒に開眼したファンがいるのではないかと思ったからです。

 

もっと黒いドラマが見たい!

人間不信になってもいい!

善人が死んでゆく哀しさが見たい!

鬱展開でも大丈夫!

ひどい展開を見続けることで精神を鍛えたい!

そんなあなたに、自信をもってお勧めします!

 

と、ひどいを連呼するだけではいかんとは思いますので、ここは歴史サイトらしく、歴史ファンの楽しみ方に焦点を当てたいと思います。

本作は各国で人気を博しておりますが、特に中国で大人気です。理由は本作を見ると納得できるかと思います。欧米系の俳優が演じ、ベースも薔薇戦争とされる本作ですが、本作は三国時代をはじめとする、中国史に近い要素があるからです。

王妃とその親族(外戚)が権限を持つ、異民族に降嫁する姫君がいる、騎馬を駆る遊牧民が強大な力を持つ、赤壁の戦いのように大船団が炎上する水上決戦などなど。

実は本作、中国だけではなく様々な国の歴史からインスピレーションを得たと思われる設定が多数あるのです。その中には、日本史とシンクロする要素もあります。そこで、このサイトでは「日本史が好きだとおおっ、とうなる、あるいはもっと楽しめる『ゲーム・オブ・スローンズ』の要素」をあげたいと思います。

 

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ラニスターの赤備え

国王に娘を嫁がせ、外戚として権限をふるうラニスター家。赤地に吠える獅子を家紋に持つ西部の有力貴族です。この家に属する者や家臣たちは、当世具足をモチーフとしたデザインを持つ赤い甲冑を着ています。言われてみれば、腰から下がそうかなあ、というレベルくらいかもしれません。が、ダースベイダーのヘルメットだって伊達政宗ベースですしね。

ちなみに北部のスターク家は伝統的なプレートアーマーにバスタードソードで、比較してみると確かに東洋風です。殺陣もチャンバラを意識した軽やかな動きをしているとのこと。注目してみてください。

ラニスター家の知将・タイウィン
ラニスター家の知将・タイウィン

 

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大名と国衆

舞台となるウェスタロスは、七王国とも呼ばれています。七つの有力貴族を王家がまとめているからです。始皇帝の中国大陸統一とは異なり、あくまで王家は大貴族として存続し(Great House)、その頂点に王家があるという仕組みです。

この仕組みは、乱立する国を滅ぼして達成された秦の中国統一より、豊臣政権や徳川将軍家による天下統一したものと似ていると言えるでしょう。各地にある大貴族の下には、それに従う小さな貴族があります。この関係性は、大名と国衆と理解すればわかりやすいかと思います。この国衆にあたる小貴族たちは自領を持ち、それを保つためならばやむなく従う大貴族を変えることもあります。さらに王家に取り入り、大貴族にとって替わることも。まさに下剋上です。
作中では武田家のような大貴族が滅亡し、その下にいる国衆が保身をはかる様も描かれます。まさに乱世の極みです。

 

多神教と一神教

ウェスタロスでは七神正教(Faith of the Seven)という宗教が広く信じられています。人生の象徴である七つの神を信じている多神教といえるものです。さらに地方によっては、自然崇拝に近い素朴な宗派もあります。

そんなウェスタロスに、海を越えて唯一神である「光の王」ルラーを信じる新興宗教が広がりつつあります。唯一にして絶対のこの宗教は、「光の王」が復活して君臨し、世界を統べるという教義を広めようとしています。司祭たちは赤いローブをまとい、七神正教の偶像を容赦なく燃やし、不信心者を邪教徒として焼き殺します。こう書くと邪悪そのものですが、戦国ファンならピンと来るのではないでしょうか。

多神教や自然崇拝の国に、海を越えてきた一神教。その状況は、戦国期の日本にも似ています。切支丹大名たちは、宣教師のもたらす宗教だけではなく火薬や大砲などの技術にも魅力を覚えました。本作の「光の王」を奉じる司祭も、軍事的な優位点をもたらす術を備えています。「光の王」を深く信じるスタニス王は、そうした部分を利用しようとも考えています。

スタニスのような一部の人間をのぞき、大半の者にとって、「光の王」の教えはおぞましいものでした。神像や邪教徒を焼き殺す新興宗教を前にして、彼らはとまどいと嫌悪感をありありと見せます。その表情を見ていると、戦国時代に切支丹大名による寺社の破壊を見ていた人々もこんな顔をしていたのか、と想像できるのです。

 

好きな武将や軍師や姫君に、コーエーゲー風味のパラメーターをふる楽しみがある

歴史というより趣味の領域っちゃそうなんですが、人が大量に出てきて乱世となると、どうしても妄想したくなりますよね。コーエーパラメータふったり、地図を前に進軍ルートをたどったり、そういう歴史好きならたまらない遊びができるのが本作のよさです。ちなみにOPは地図模型を俯瞰して眺めるものなのですが、本作のスタッフはそういうところが本当にできていると思います。

 

時代や国が違っても、人の機微は同じだと知る感覚

本作の人物にパラメーターをふるように、日本史ならこの人、と考えることもできます。不利な立場になるとわかっているのに、情け深いゆえに厄介な役を引き受けてしまう松平容保のような男。卓越した軍事的才能を持ちながら、策を見抜けず、国衆を掌握できないために追い詰められる武田勝頼のような青年。鬼武蔵が目の前にいたらこんな感じかなとおののくしかない、残虐非道でマッチョな戦士。淀殿をもっとあくどくしたような、我が子を溺愛する妃。宗教にハマった主君を支え続ける高橋紹雲のような忠臣。島津四兄弟を性転換したような、南国生まれの武人姉妹。水軍を率いこぎ出す娘。

あの人物はこの人物に似ていると想像していくと、普遍的な価値観が見えてきます。時代は違っても、文化や国が違っても、通じるものがあるのだと。こいつは忠義を貫いていると思わせる人物は海外でも人気ですし、あまりに卑劣な人物は嫌われています。

 

最後に

長々と書いて来ましたが、このように歴史好きには大変おすすめできるドラマが『ゲーム・オブ・スローンズ』です。時代や国が違う、ファンタジーだからと見ないのはもったいないですよ! 是非この機会にご覧になって、驚きの黒さと脅威のクオリティを堪能してください。地図と年表の中でうごめく英傑や策士の生き様散り様を楽しむ喜びを、本作でたっぷりと味わってください!

注意: どうしてもネタバレを防ぐため、奥歯にものが挟まったような紹介しかできませんでした。本作の情報はWikipediaや英語版Wikiはじめ多数ありますが、かなりの確率でネタバレしていますのでご注意ください。

 

武者震之助・記

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【参考・TOP画像】スターチャンネル

 




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