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あさが来たレビュー

あさが来た感想レビュー第12週「大阪一のおとうさま」

更新日:

おはようございます。ちょっとツッコミを入れます。

あさが来た 役者は適材適所だが「あさの鼻」には疑問符あり

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20151213/enn1512131150007-n1.htm

このライターさんは確か『花燃ゆ』第一回を絶賛していた方だったと思うのですが。

炭坑でのあさは、いつも鼻の上が炭で黒くなっている。やりすぎ感あり。つわりだからと鼻にミカンの皮を当てて布でぐるぐる巻き。これってコントでしょう か? 安来節のどじょうすくいのパロディ? 「ほら笑え」と押しつけられているみたい。「思わずくすっと笑ってしまう面白さ」とは、そうした子どもじみた 演出とはちょっと違うのでは?

これは先週を見ていればわかると思いますが、鼻ミカンは鬢付け油がつわりにつらいことの表現で、新次郎断髪の伏線になっているんですよね。ただのギャグというだけではないと思いますが。

それでは今週もいってみましょう!

12/14(月)

発作を起こした正吉のため、あさは川口に新薬を求め出かけてしまいました。ここであさが人参を青物売りから買うのですが、青物売りを一瞬はつかと思いました。そのあとで、ああ、はつはもう和歌山なんだ、と妙に寂しくなってしまったり。

あさが歩く大阪の街並みも、文明開化の影響があります。背後で汽笛の音がして、赤煉瓦作りの建物が見えます。あさが五代の寄合所に寄ると、炭鉱事故について商人が話しかけてきます。それがどれも辛辣なものばかり。しかも加野屋が潰れるのではないか、なんて噂もあるとか。炭坑を勧めた山屋さんだけが、罪悪感もあってか理解を示します。ううっ、辛い。これが挑戦を続けるファーストペンギンの辛いところですね。

そこへ五代が声を掛けてきます。後妻は爆発の真犯人が誰かわかっているのではないかと聞きます。あさは疑うようなことはしたくないと言いますが、五代は人の上に立つものは時に非情な決断も必要だと語ります。どこかシリアスな五代。実は五代は西南戦争に心を痛めていました。五代の親友である大久保利通は、西郷隆盛を討たねばならないことに深く悩み苦しんでいたからです。同じ薩摩の、同じ志を抱いた者をなぜ討たねばならないのか。そのためには非情であらねばならないのか? たった数分なのに苦しみが伝わります。比べるなと言われますが、大河の萩の乱よりずっと苦悩が伝わってきました。

加野屋には、ついに断髪にした亀助が帰って来ました。いつもムードメーカーの亀助、緊迫した炭坑の様子を報告するより、ふゆのことが気になって仕方ないよう。そこへ榮三郎が「いいから報告せい」と急かしにかかります。この場面でびっくりしてしまったのですが、榮三郎の桐山照史さんて、正吉の近藤正臣さんに似ているんですね。顔の系統もですが、このときの表情が親子だなと思わせておおっ、となりました。新次郎の玉木さんの方が、これまた母親に似ているんですよね。

あさは治郎作の怪我について聞きます。杖をついて歩き回っているとか。事故直後もわりと元気でしたしね。正吉も気になったのか、起きてきて報告に耳を傾けます。正吉は雁助を気にしますが、あのしっかり者なら心配ないと亀助は太鼓判を押します。宮部の物まねをしながら話す亀助、芸達者ですねえ。ここで新次郎の口から宮部とのあさの相撲の一番が暴露され、ほのぼのした脱線話に。シリアスとコメディをごっちゃまぜにするのがNHK大阪らしさです。

このあと、正吉は寝室でよのと話しています。妻とまたお伊勢参りに行きたいと語り出す正吉。それを懐かしむよの。ああ、この二人は、江戸時代に青春を過ごした夫婦なんですねえ。またあんたと二人伊勢に行きたいと言う正吉。あんたともう一度二人で歩けたら心残りはありませんわ、と。これは式を差寄った夫の、妻への愛の告白ではありませんか。よのはもう二度と二人で伊勢を歩けないことを知り、涙をこらえつつもいつ行こうかと返します。ううっ、切ない。

亀助はあさ、新次郎、榮三郎に、サトシが炭坑から逃走したと打ち明けます。心配を掛けまいと正吉には黙っていたのでしょうか。今サトシはいずこに?

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12/15(火)

亀助、サトシ逃走の報告。サトシはいなくなる前、雁助と話し込んでいたようです。サトシの正体は大方の予想通り、以前加野屋からのれん分けされた番頭の子・松造でした。困窮した松造の父から借金を頼まれたものの、正吉は商売人のけじめとしてそれを断り、そのため松造の父は蒸発。残された松造とその母も苦労を重ねたのです。松造はそれからめぐりめぐって、サトシとして九州にまで流れ着いたのでした。このあたりの話は、まだ幼かった榮三郎は知りません。

亀助は炭坑の復旧には時間も金もかかると厳しい見通しを述べます。それを受けて榮三郎は炭坑を手放す案を出し、あさはそれに反対します。互いに一歩も退かず、険悪な仲に。あさの言い分もわからなくはありませんが、あくまで当主は八代目の榮三郎。譲れないのも道理でしょう。

翌朝、番頭台に復帰した亀助は、新貨幣にとまどいを見せます。それに戦で軍事費のかかっていると榮三郎も返します。ここで戦争って何と聞く手代の弥七を、亀助が西南戦争だ、もっと世間のことを知れと注意を促します。

明治政府はスタートからいきなり火の車でした。幕末期、薩長がヒャッハーと攘夷をした賠償金を幕府が払う羽目になり、幕府の時点で既に火の車で庶民はそのため重税に苦しんでいました。それでも新政府ならなんとかしてくれる、と庶民は希望をつないでいましたが、国がひっくりかえったからといって借金はパーにはなりません。本作でも描かれた通り、国内の商人相手ならば踏み倒しましたが外国相手にはそうもいかず、莫大な攘夷賠償金は新政府が継続して返還することになりました……さらには続発する内乱の始末もあり、金が出て行く一方です。こんな状態でさらに台湾へ外征しようという話にもなったりするわけで、明治政府というのはかなりとんでもない綱渡りをしていたなあと思うわけです。

そこへクマが鍋をかんかん鳴らしながら入ってきます。亀助は一体何だと驚くと、土曜だから昼から休みだとのこと。週休二日制の導入で遠い記憶になりつつある「半ドン」ですね。断髪令、新貨幣、曜日の導入、土曜の半日休み、新暦への変更。明治以降取り入れられたことがうまくプロットに絡んでいます。

ふゆが外で不審人物を見かけたとのこと。亀助はサトシのことが念頭にあるのか、男の追跡を始めます。追いかけるあさとうめ。しかし見つかりません。

それから数日後、雁助から手紙が。新次郎と正吉宛ですが、封筒を見つめて自分宛てのものはないか確認するうめが切ないですね……亀助はあんなにふゆに手紙を送ってくれたのに。

雁助はサトシ=松造が爆発を起こしたと証拠をつかみましたが、炭坑復興に忙しすぎてそれ以上調査はできないようです。有能な彼は炭坑の皆から慕われ、きっちりと仕事をこなしているようです。修繕費用や工程表を送ってくるあたり、本当に有能です。雁助と亀助の能力差って、やはりあるんですな。行くのを渋っていた雁助ですが、なかなか現地に馴染んでいるようです。

新次郎は今回ずっと沈鬱な顔。よほど松造のことが気になるのでしょう。彼の口から明かされる過去の因縁とは?

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12/16(水)

沈痛な表情で新次郎が語り出すのは、過去の因縁。「人殺し!」と罵られ、温厚な新次郎もかっとなって松造に飛びかかってしまったそうです。松造の苦しみに満ちた目を見た新次郎は、お金の恐ろしさを思い知ったのです。その翌日、松造とその母は姿を消しました。新次郎は炭坑で松造を見てほっとしていました。しかし、そこで周囲に過去の怨恨について警告すれば事故は防げたはずだと悔やむ新次郎。この告白はずっと新次郎一人の語りで、玉木さんの名演技がよくわかります。この長い語りで気づいたのですが、玉木さんのあたたかい口調が正吉役の近藤さんに似てきています!

新次郎は己の甘さを誤り、あさに頭を下げます。確かに新次郎は甘い! しかし目を潤ませて見上げる新次郎を責めることができましょうか。しみじみと、名演です。

正吉は榮三郎に松造の因縁を説明しています。これでやっと榮三郎も新次郎の金嫌いの理由がわかるわけです。新次郎を気遣い甘やかし過ぎたかもしれないと悔やむ正吉。ついでに新次郎の嫁であるあさをさりげなく褒め、榮三郎に噛んで含めるようにあさを目の上のたんこぶだと思わないように、と諭します。あさと対立していた榮三郎もやっと笑顔であさを悪くは思わないと返します。ここで正吉、榮三郎、あさ、新次郎の三人で力を合わせろと、毛利元就のようなことを言います。ああ、こんな素晴らしい正吉さんを見られるのが、あと数回だなんて辛い……見ているこっちも目が潤んでしまいそうです。このやりとりを部屋の外で聞いていたよのは、香炉を置いてそっと立ち去っていたのでした。香炉を見て、よのが聞いていたことを悟った正吉なのでした。

奉公人の間では、店の周囲をうろつく不審者の話題でもちきりです。それにしてもおふゆちゃん、見ている間にぐんぐん大人ぽくなっちゃって。二十代というのはちょっと苦しいと今までは思っていましたが、雰囲気がどんどん落ち着いてきています。長いこと現場に入っているせいか、成長が見てとれて本当にびっくりぽん。これなら交替なしでいけそうです。

不審者は誰かという話に、かのが近所の工事現場にいる長身イケメンセクシーマッチョ大工のはっちゃんではないかと言い出します。なんでもこのセクシーはっちゃん、ふゆを見初めたそうです。亀助の恋路はどうなる!? うめにも応援され、まだ見ぬはっちゃんに焦る亀助。ふゆは自分が見初められるなんてありえないと言います。亀助がそんなことあらへんでとここで言うわけですよ。それにしても亀助、おっさんなのにこんな女子高生みたいにもじもじしても嫌味がないどころかかわいげがあるって、ただごとじゃありませんな。ふゆをフォローしまくる亀助ですが、ふゆは鈍感なのかその猛烈な恋心に気づきません。しまいには「お兄ちゃんだと思っていい?」とふゆに言われてしまう亀助。そしてまんざらでもない亀助。それでいいのか、亀助。もおお〜〜〜なんとかならんのこれぇ!! サブキャラの恋愛模様が面白いドラマは、大抵名作です。

はっちゃんで盛り上がる使用人だちですが、あさは不審者は松造と推理します。加野屋に恨みを持つ松造を放置はできないと周囲も警戒を強めるようです。しかし新次郎は、ここは自分に任せて欲しいと言い切ります。やはり因縁を作った相手ではないと解決できないのでしょうか。

あさが夜泣きする千代を外であやしていると、なんと新次郎が松造を連れてやって来ます。五代さん、犯人はこいつです!

12/17(木)

新次郎が松造と向かった先はうどんの屋台です。その横でうどんをすすっているのは、噂のイケメンマッチョの八っちゃんです。八っちゃんは大工の腹掛なのですが、現在のように重ね着するのではなく素肌に直接つけています。そのため後ろから見るとほど裸。暗い照明が皮膚にあたってなんだか目のやり場に困りますね。実は江戸時代以前の日本は裸体に寛容であり、八っちゃんのような上半身腹掛だけの大工や、褌一丁の飛脚やらが街を歩いていました。明治政府はこうした裸体が街中にあふれる状況が後進的に見られると考え、禁令を出したのです。

セクシー八ッちゃんの横で、深刻な話を始める新次郎と松造。そっと立ち聞きするあさ。松造の母は大阪を離れてすぐ亡くなり、父親も見つけ出した時には亡くなっていたそうです。ここであさがくしゃみをしてしまい、朝ドラヒロインにしては珍しく立ち聞きに失敗してしまいます。

いつの間にか八っちゃんは食べ終わったのかその場を去り、三人でうどんを食べることに。本作の食べ物って妙においしそうに見えます。松造は刑事にカツ丼をおごられた容疑者のように(若い人にはわからない昭和の感覚ですみません)、炭坑爆破事件について自白を始めます。ここであさがみるみる険しい顔になります。眉間に皺を寄せるのではなく、カッと目を見開いていくのが、波瑠さんの険しさです。激昂するあさを新次郎はなだめ、何をしに大阪まで来たのかと優しく問い質します。

松造は破れかぶれ、最後に加野屋もろとも吹き飛ばすつもりだったそうです。しかし、正吉が死にそうだと知り、さらに正吉の死後は店が潰れると噂で聞いたため、辞めたそうです。中途半端には思えます。原案と違って炭鉱事故で死者が出なかった時も、実はちょっと甘いのではないかと思いました。これは何故かと言いますと、おそらくそこまで松造がしてしまうと、もう情状酌量の余地がなくなってしまうからだと思います。

あさがむっとしている横で、新次郎は笑顔で謝ります。松造がこうなったのも自分のせいだと責める新次郎。玉木さんの目を潤ませる演技が相変わらずうまいです。新次郎は松造の身を案じ、財布を出すとお金を渡そうとします。あさはその手を止めます。店を恨むなら恨め、だが恨んだとしても事故を起こすことは許せない、と。落盤事故がどれほど危険か、サトシの方が知っていたはず、たまたま皆助かっただけで死人が出る可能性もあった。治郎作は負傷した、坑夫も仕事を失い途方に暮れている。店の蓄えを使い果たしても彼らの補償はできない。そんな影響の大きいことをするくらいなら、いっそ自分を刺せばよかった(実は原案ではあさが借金を断った相手に刺されるという、創作された事件があります。それをここで消化したことにし、ドラマでは省くかもしれません)。納屋頭として、仕事人としてのプライドはないのか。あさはそう問い詰めます。やっぱり波瑠さん、啖呵を切るのが無茶苦茶うまいです。あさ、ここで「偽善者ではあかん」と言います。五代の影響かな。

松造はあさにひとでなしと言いますが、それでええんやと付け加えます。松造は父がのれん分けの時、金の貸し借りだけはできないと正吉に言われていたと語ります。それはわかっていたはずなのに、父母の困窮を見ていられなくて、新次郎を責めたと。さらに新次郎や優しすぎて腹が立つと吐き捨てます。確かに新次郎、甘すぎて経営者には向いていないかなと。松造はやっと想いを吐き出し、頭を下げます。本当は松造も、救済は無理だとわかっていたのに加野屋を逆恨みしたことが辛かったんでしょうな。松造は深々と頭を下げ、あることを頼みます。

松造の頼みは、正吉との面会でした。松造を前にして、正吉もまた松造の父を助けられずすまなかったと謝ります。ここからは近藤さんの見せ場。新次郎、あさ、松造、正吉と、心情を吐露する見せ場がそれぞれあります。正吉は松造の父の思い出話を始めます。松造の父が帳簿をしめていたころの筆跡を見せ、いかにしっかりしていたか、どれだけ頼りがいがあったか。目を潤ませながら語る正吉。それから松造の父が好きだった「ふなはし屋」の黒糖饅頭を振る舞います。そういえばよのが眉山家の居候する納屋に持っていたのも、饅頭でしたっけ。この松造が饅頭を食べるシーンは、近藤さんの提案だそうです。味で甦る思い出ですね。松造はここでうつむき、すすり泣きます。その肩を抱きしめる新次郎でした。

12/18(金)

松造は新次郎に連れられて警察に自首。炭坑爆発事件は一件落着ですが、店の付近をうろつく不審者が誰かは特定できていません。榮三郎は事件の犯人が捕まったからといって炭坑の損失が埋まるわけではないと、継続に否定的です。あさはその態度にむっとしています。

炭坑の今後について火花を散らせるあさと榮三郎。ここは榮三郎が折れ、雁助の見積もりを見た結果、とりあえずは様子を見ようと。なんとかここは互いに納得した二人です。榮三郎もなかなかしっかりしてきました。とりあえず銀行についてはペンディングに。

病床の正吉は、松造が自首ことを新次郎から聞きほっとした様子。新次郎は正吉の商売への姿勢に理解を示します。新次郎もあさの生き方を見てきて、仕事の手伝いをしてみようかという気持ちになったそうです。喜びを隠せない正吉。やっぱり本年はそうなんですね。

よのが伽羅を焚いていると、濃いので真那伽(まなか)にして欲しいと正吉が頼みます。そして正吉の最期の時が訪れます。

ここからは近藤正臣さんの熱演が見事です。この場面は本当に本作屈指の名場面になるのではないでしょうか。孫の千代の将来が見たい。榮三郎は早く嫁を持つように。あさにはここで男の子しかいない家に、あさが来てから家が明るくなったと言います。世間では加野屋の四男坊呼ばわりのあさですが、正吉にとってはそんなことはないのですね。そして正吉は、よのと二人きりにして欲しいと頼みます。

よのに膝枕された正吉は、お伊勢参りに行けないことをすまないと謝ります。よのはまたきっと行けますと返し。ここから正吉は想像の中でお伊勢参りに向かいます。本当に楽しい旅だったんでしょうね。よのは正吉に相づちを打ちます。夢の中でお伊勢参りの人混みの中に入った正吉は、はぐれないよう手をつなごうとよのに手を差し出します。正吉は伊勢の神様に皆の無事、特にこれからよのが無事に生きていけるように頼みます。そしてそのまま息を引き取るのでした。よのは正吉を抱きしめ涙を流します。部屋の外、店の中では一家から使用人まで正吉の死に涙しています。ここで気になるのが雁助です。あんなに慕った大旦那様の死に目にあえないとは、気の毒です。よのは自分の櫛を震える手で抜くと、膝に抱いた正吉の髪を梳かします。ああ……正吉さん……。

そして正吉が亡くなった加野屋にも、また新しい朝がやって来ます。決意を新にするあさでした。

12/19(土)

正吉の葬儀には加野屋に多くの人が集まりました。女性は白い喪服、男性は黒紋付です。東アジア圏では喪服は白が伝統的な色でしたが、明治維新以降、西欧化によって黒になりました。劇中では過渡期です。現在の黒い和装喪服は一見伝統的に見えますが、実のところ和洋折衷スタイルなのですね。

九州の炭坑では、うめの手紙で正吉の死を知った雁助が手を合わせていました。

それから数日後、五代が弔問に訪れました。彼の黒紋付姿は貴重です。五代は遅れたことを詫び、正吉の死を悼みます。五代はよののことを心配しますが、よのはお伊勢参りに出かけると新次郎が語ります。思い出の地をめぐる旅ですね。ここで五代が「他の皆さんは?」と聞くとあのジャーンジャーンジャーンが流れ出します。新次郎は「他の皆さん=あさ」だと見抜き、あさは炭坑に行く予定だと教えます。五代のライバル宣言を受けて立つ、みたいな演出です。

そのあさですが、炭坑に千代を同行したいと新次郎とよのに打つ明け、大反対されます。行くなら千代は置いて行けと珍しく強い口調で言うよのでした。

うめはあさのことを諭し、千代を育てることが大事だと言います。あさは鉱山の前の持ち主であった櫛田そえの言葉を思い出し、さらに闘志を燃やします。あさは働くことが、商売がとにかく好きで、女の商売への進出を促したいのだと語ります。ここであさは改めて正吉に感謝します。そうそう。あさが商売をしているのは、新次郎がやる気がなかったからだけではないのです。正吉の理解があったからこそ、あさは活躍できているのです。

よのはいけずなお姑なのではないかと店の招き猫を正吉に見立てて話しています。はたから見るとちょっと怖いのですが、よのの天然ならでしょうか。そこへまた例の不審者が出現。正体はまだわかりません。八五郎(八っちゃん)は妻子持ちで夫婦仲も良好、不審者の正体ではないようです。八っちゃんの出番はここで終わりでしょうか。なかなかいい味出していましたが。恋のライバルが減った亀助は一安心? ここで亀助、雁助からうめあてに手紙があったと言います。少女のような表情で雁助からの手紙を読むうめ、なんともかいらしいです。

炭坑との二重生活を送るあさ。新次郎は五代に呼び出されたようです。あさがあわてて寄合所に行くと、五代はあさを東京に連れて行きたいとか。来週は豪華ゲスト登場、日本史上に残る暗殺事件と盛りだくさんの模様です。

 

総評: 今週のサブタイトルは「正吉の一言」から「大阪一のおとうさま」に変更されていました。本作のサブタイトルは「ふたつの花びら」など味がありますが、今週のこれは見た瞬間にうるっと来ました。近藤さんともうお別れなんて辛い! もう12月半ばで折り返し地点とはいえ、もっと見たかった!

サトシ=松造であることは、彼の初登場時から多くの視聴者が予想できたと思います。だからこそ、何週も引っ張ることが不思議でした。正吉の死の直前に解決するためこの構成だったわけですね。

そしてこの最後の見せ場において、近藤さんは120パーセントのクオリティを見せました。饅頭を食べさせ味覚で思い出を蘇らせるという提案、流石です。さらにすごいのは、玉木さんの語り口が近藤さんに似て来ているということです。劇中親子という設定もありますが、それ以上に近藤さんが強い魅力で共演者を惹きつけ、そして玉木さんが近藤さんから学んでいるということでしょう。

ベテランの底力、見せていただきました。朝から眼福です。近藤さん、ありがとうございました!

武者震之助・記

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