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花燃ゆレビュー

【花燃ゆ感想マンガ21回「決行の日」】最強のテコ入れ考えた「本編5分、紀行40分」でどう?

更新日:

こんばんは、武者震之助です。今週は「決行の日」です。

先週、伊之助無双(史実は久坂玄瑞らの功績)で松陰の功績が復活し、それに喜ぶアバンから始まります。松陰の教えをその甥に伝える杉家の皆さんですが、これから松陰の思想により育った弟子たちが、どんな事件を引き起こすか。いやあ、楽しみですねえ。

その頃京都では、久坂に勤王芸者・辰路がアプローチ。久坂らは女遊びをしているだけではなく、京都に将軍・家茂を呼び出すことに成功しました。どうやら攘夷決行を迫るようです。

ここでOP。

アバンのあとは、松陰の思想を受け継ぐ子供たちを文が見守っております。ここで松陰の改葬についての回想が入ります。松陰は罪人として埋葬されていたので、松下村塾生たちは苦労をして遺骸を取り戻し、改葬した件ですね。そういった細かいことはすっとばして、高杉が中二病的に大いばりでやらかした、という説明がなされます。ちなみに高杉が改葬をめぐって暴れた話は、創作の可能性が高いそうです。

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高杉晋作おぼうさんに これでチャラキャラから脱却?

利助の縁談を挟んで、京都に場面が移ります。高杉が将軍・徳川家茂に、

「いよっ、征夷大将軍!」

と声を掛けます。この挿話はかなり有名ですが、これも創作の可能性が高いそうです。高杉のこうした真偽定かではない、しかも落ち着きの内挿話ばかりクローズアップするから、深刻な口調で何かを語ってもチンピラ臭いのは否めないですよね……その高杉、十年待てと親に説得され、剃髪して引きこもることにしたそうです。

謹慎中の高杉晋作改め東行を文が訪れますと、雅が「結構イケメンじゃな〜い? 似合ってな〜い?」とか脳天気に言い出します。文は涙ぐみながら「なんでこんなことするの? 大事な時なのに!」と言い出します。高杉は久坂らの考えが過激過ぎてついていけないと語るのですが(これは史実準拠)、このちょっと前に本人が過激思想をガンガン語っているので、なんだかわからなくなってきます。

ここで雅が、京都で久坂に女がいるみたいと空気を読まないことをベラベラ喋ります。どこまでこいつは無神経なんだ。

久坂や入江らは攘夷を進めることにし、ここで何故かまた伊之助が出しゃばって藩主にその旨を説明します。ここで藩主に意見を聞かれた伊之助は、何か居酒屋のトイレにあるカレンダーとか、小学校教室黒板前にある標語のような、ちょっといいフレーズを語ります。この人を持ち上げなければならないノルマがあるせいか、川井サウンドを背景にカッコよく語る場面、必ず入りますよね。でもそうやってかっこつけていても、結局そのあと失敗したりするから、格好よくないですよね。

ここで久坂と辰路の浮気タイム。辰路は雰囲気は出ているのですが、裏に何かある妖しい女であることを強調するためにか、いつもベタベタした喋り方、わざとらしい目線でくねくねするのは何とかならんもんでしょうか。それでも大人の女であるためか、いつまでたってもマネージャー気分の文や雅よりはるかに魅力的ですけれども。

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民意は攘夷へGO~!そして主人公はW不倫へGO?

萩では攘夷決行へ機運が高まっております。ものすごくわかりやすく、民がわらわらと集まってきて「攘夷、お願いします!」とか言い出していますが、なんだかなあ。

ここで文と伊之助の密会タイム。この密会の内容が「夫と話したいことがあるから、会いに行きたいの!」とねだります……文が、二股上等女にしか見えない。久坂の浮気もどうかと思いますが、姉の夫と二人きりでベタベタする文も大概です。最低カップルの恋愛模様を見る楽しみは、修羅場ですよ。久坂と文が取っ組み合って罵り合ったら、このつまらないドラマもちょっとは盛り上がりますかね。そんなワイドショー的盛り上がりは別にいりませんが。

ここで文は攘夷ってなあにポエムを披露。このドラマは文をバカに描きたいのか、才女に描きたいのか。ここまで五ヶ月、黒船の脅威、異国から入ってきたと信じられていたコレラの流行、海外貿易による物価上昇などなど。外国由来の苦難を描いてきて、それを女の視線からも困ったことだと文自身にも言わせていたではないですか。それを今更「攘夷ってなあに」じゃないだろうと。どれだけ鈍感なんですか。輝く女性はバカなんですよと国民の思い込ませたいんですか。

ここで夫が妹とベタベタでも文句を言わない優しい寿が、文に久坂に会ってこいと送り出します。杉家って、この時点ではそれなりの家だと思いますが、女一人で供も付けずに旅に出させるんですね。と、思っていたら伊之助もついて行くんですね。夫と妹を二人きりで旅に送り出す姉・寿とは。この人の心理をドラマにした方がおもしろいんじゃないですか。

文と伊之助は萩の城にたどり着きます。久坂は今までの功績が認められ(このドラマだと伊之助が吸収してよくわかりませんが)、藩士に出世しました。ここで身分の高そうな婦人がいきなり出てきて、文に何か問いかけます。ここも侍女はなし。井伊直弼の奥方も侍女がいない上に、侍女がするような対応をしていましたっけ。このドラマに幕末の時代考証を求めてはいけないのかもしれません。さらに藩主までのこのこ出てきて、松陰の妹というだけで文に話しかけます。文っておにぎりを除いたら、松陰の妹というセールスポイントしか本当にありませんね。久坂の妻であることより、松陰の妹が先に来るわけですか。

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マネージャーのねじをまく坂本龍馬や藩主の大物たちの苦労

この藩主との自分探しをしている二人みたいな会話がこれまた長い。この前の坂本龍馬が文を励ます場面もそうでしたが、重要人物がヒロインを励ます会話場面ばっかり尺を採る大河って一体何なのでしょうね。

文はやっと久坂に再会します。ちなみにこの文の旅自体創作ですので、二人は再会しておりません。歴史書ではなくドラマなのですから、会わないはずの二人が出会う展開があってもよいと思います。過去の大河でもその手の潤色はたくさんありました。本作が問題なのは二人を史実に反して会わせたことではなく、日頃の文や久坂の言動がひどすぎてまるで見る者の心に響いてこないことではないかと思います。いいじゃん文、優しい義兄とイチャイチャしているんだから、そんなにメソメソしなくても、とすら思えます。

イケメン集めすぎて早くもCG予算が枯渇?来年に予算投入するならいいけどね

藩主と文、久坂と文の話に尺を採って、サブタイトルにもなった攘夷決行は残り4分に押し込まれました。どういう時間配分だ。本作はCGもちゃんと作っていないというか、砲台と役者のアップ、それに派手な川井サウンドをかぶせてごまかしていますよね。

この攘夷の中身をごまかさないで説明しますと、外国商船をいきなり砲撃するというもの。ターゲットは軍艦ではなく商船ですから、民間人が乗っていて武装していないわけです。そりゃ甲板を逃げ惑う外国商人なんて出せるわけありませんね。ああいうごまかししか手はないでしょう。

この頃西欧列強が民間人殺傷などを契機として、「自国民保護」を名目に植民地化を進めていたことを考えると、本当に危険極まりない行為でした。

そういった不都合な部分を描かないのは、本作だからもう仕方ないのかもしれません。ただし、例年よりCGの使い方始め手抜き気味なのはどういうことでしょう。来年につぎ込むためにお金を節約しているのであれば、それはそれでよいことですが。本作のこの内容に高いCGを使っても無駄使いですしね。

来週の予告で文は「守りたいんです、萩の町を!」と言っております。幼少期から銃のエキスパートだった某ヒロインとは違って、おにぎりしか握ってこなかった人がそんなことを言ってもねえ。もう無理しなくていいんですよ。

今週の花燃ゆ報道まとめ&つっこみ

今週の大河報道です。

 

・大河不調の井上真央を支える嵐・松本からの愛のメール http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/400506/

・「花燃ゆ」視聴率がワースト更新 井上真央に低視聴率女優のレッテル?  http://news.livedoor.com/article/detail/10127583/

・崖っぷち大河「花燃ゆ」視聴率またひとケタ 井上真央はナーバス気味の噂も… - ZAKZAK http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20150519/enn1505191538016-n1.htm

・大河『花燃ゆ』 3人脚本家体制で主人公キャラ毎回変わる迷走│NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20150519_323119.html

・「花燃ゆ」ワンシーン 銅像に : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20150520-OYTNT50433.html?from=tw

*大河で銅像が建つのはよくあることですが、こんなに強引な像は今年が初めてでしょうね。

・〈速報〉「花燃ゆ」低迷にテコ入れ 総集編、特集番組で対策

http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01505200067.html

・花燃ゆ:視聴率苦戦で特番テコ入れ - 毎日新聞

http://mainichi.jp/mantan/news/20150520dyo00m200005000c.html

これまでの流れが分かるようにミニ番組の放送も考えている。例えば、ネットでも、5分で分かる『花燃ゆ』を配信したい。

 

むしろ本編を5分、紀行を40分にした方が、テコ入れになると思います。

それはさておき、本作に関してはテコ入れも逆効果ではないでしょうか。大河の話題も、例年暑くなるころにはだんだんとなくなるもの。ところが今年はこうした強引なテコ入れや、的外れな擁護コメントを会長が出すことによって、叩くことのできる材料を提供してしまっているのでは? 会長がもう少しフォロー上手なら、ここまで炎上していなかったのではないかと。テコ入れはあきらめ、ひっそりと注目を失ったあたりで早期終了が、最もダメージを抑えることができるかと思います。

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武者震之助・記
霜月けい・絵

 




1位 意外と優しい!? 織田信長さん


2位 伊達政宗さんは史実も最高!


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5位 ホントは熱い!徳川家康



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7位 最期は切ない豊臣秀吉


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