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花燃ゆレビュー

花燃ゆ感想マンガ38回「届かぬ言葉」戊辰戦争をスルーしては視聴率的に平清盛の背中に届かぬ~!

更新日:

こんにちは、武者震之助です。
6年ぶりの大型連休となったシルバーウィーク。こんなイベントもあるようです。

・<綾瀬はるか>会津まつりで再び行進 | 河北新報オンラインニュース http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150915_65047.html

『八重の桜』から二年。謙信公祭のGacktさんといい、大河ドラマがいかに地元に愛されているかがわかりますね。『風林火山』も『八重の桜』も、放映時は数字がふるわないため低評価ですが一方で骨太な作りでファンを獲得しました。その愛されぶりが、こうした行事にもつながっているのでしょう。
さて二年後、美和なり楫取なりが山口や群馬の祭りに参加しているでしょうか。ちょっと想像できません。

さて、その『花燃ゆ』ですが。明治編の情報も出てきています。

・大河出演中の大沢たかお ありのまま見せると信頼関係深まる│NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20150915_350221.html

むしろ本作では、ありのままどころか捏造だらけの楫取を見せられて不信ばかりが高まっていますが。

・大沢たかお「幕末に溢れていた”エネルギー”がこの時代にはない」 - 週刊女性PRIME  http://www.jprime.jp/column/man/17759

幕末に溢れていた”エネルギー”がこのドラマにはない、かと思いました。

 またマッドマックスbokeテヘペロ

そしていよいよソフト化も。
過酷な時代を生き抜く女たちの凛とした姿。それを支える男の熱さ。激しく迫力満点の戦いがきっと心を揺さぶることでしょう。

・「マッドマックス」最新作BD/DVDは10月発売、シリーズ網羅するBOXも登場 - 映画ナタリー http://natalie.mu/eiga/news/158753

ええと、失礼しました。こちらです。

・文から美和へ「花燃ゆ」第弐集発売 | ニュースウォーカー http://news.walkerplus.com/article/64729/

言うまでもないことですが、『マッドマックス 怒りのデスロード』を買う方がよいと思います。

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みなさまに代わって大型連休に「まだ大河で消耗しているんですか?」

今回は「届かぬ言葉」です。届かぬといえば視聴率が先週二桁に盛り返したものの、12%に及ばぬ状況。このままでは「届かない平清盛(の平均視聴率)」になりそうです。
さて、秋晴れのさわやかなシルバーウィークなのに、くだらぬドラマで消耗したくないと日曜八時にNHKにはチャンネルを合わせなかった皆様。賢明な判断でしたね。あなたの分まで人柱となって、武者が歯ぎしりしながらレビューをしたいと思います。

アバンで「長き動乱が終結」と鳥羽伏見イメージ映像にかぶせてナレーションが入ります。えっ、鳥羽伏見から延々と続いた江戸から函館へ至る戊辰戦争ですか? そんなものはありませんよ。「負けた会津は二年前延々と怨み節をやったけど、勝者長州はそんなものいらないよね♪」という余裕を感じさせます。ここでスローモーションを使いつつ楫取が歩いてきます。次の場面では一気に明治二年です。都美姫から銀姫に世代交代したと言うわけですが、もう早晩閉じるものなのにそんなことに着目してどうするんでしょう? 美和って、「私は新時代をわかっている女」というポーズを取るくせに、奥御殿ナンバーワン銀姫に気に入られているわ・た・し♪みたいな態度なのもイラっとします。

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幕末ドラマなのに画期的な戊辰戦争スルーで季節感無視のガーデニング

ここでOP。なぜか秋編から雷鳴が入ります。本作唯一の長所ともいえる音楽を、余計な効果音で邪魔しないでください。
さてその美和は奥御殿で何をしているかと言いますと、相変わらず茄子作りです。先週楫取と微笑みあって「女が変われば男も変わる」とかなんとか言っていた気がしますが、「何も変わりません」と言いたげにドヤ顔で優雅にガーデニングなんですか。

こういう回ごとに変わる登場人物の行動は、今までは「脚本家交替の弊害かな?」と思うのですが、小松先生は一人で担当している回でもこれですからね。あれ、もしかして小松先生というのはユニット名なのかな。
一方でそうせい候は病を患っていました。だから、もう閉じるカウントダウンの奥御殿でなくて新政府をですね……ここで美和が、そうせい候が植えて育った野菜を持って来ます。茄子という夏から秋にかけての野菜と、里芋という晩秋以降が旬の野菜を、同時に収穫できるんだからすごいですねー……脚本家も演出家も土いじりしたこともなければ興味もないでしょう? そもそもあんな御殿内で江戸期の農作とか、堆肥の臭いが相当来ますよ。正気の沙汰じゃありません。

それはさておき、私が言いたいのは里芋と茄子を一個づつ美和のドヤ顔にぶつけながら「おまえは! 先週ッ! 私が変わって世の中変えるとか言っただろッ! 野菜作りやめてなんか他にしろッ!」と責め立てたいということです。

またここで都美姫と美和が、久坂の遺児について話しています。美和が手を尽くしているけど見つからないと言うわけですが、先週のニアミスぶりのあとでこの会話。美和が馬鹿に見えて仕方有りません。いや、実際京都から探し出すのは大変だと思いますよ。だったら先週あんな馬鹿みたいなニアミスやらなければよかったわけです。

一方、新しい藩主の毛利元徳は新政府から財政再建のため奇兵隊はじめ諸隊解散の命令を受け悩んでいました。長州藩の歴史におけるタブーとも言える脱退騒動をやるとは思わなかったので意外ですが、どうせ全ては楫取を持ち上げるためでしょう。期待はまったくしません。案の定、楫取が未来人じみた正論を話します。

その一方で美和は銀姫から「大奥(本当は奥御殿)が閉じられるとかなったらおまえどうすんだ、ああ!?」とキレられます。美和は苦しい言い訳をしますが、脳天気な顔をして野菜作りをしている暇があったなら、主君が不安にならないよう、説得するなりしておくべきですよね。夏休み最終日にあわてふためく計画性のない小学生かよ! 自分が悪い癖に反省もせず「なんでわかんないわけ?」みたいな態度でふてくされるのが、これまた。「今の立場は姫様に与えられたのになんなの?」と怒られるのも当然でしょう。

主人公カップルのクエストは自らのイチャイチャでまたも大失敗

hanamoyu20150920

ちょっとは美和が反省するのかと思っていると、楫取がやって来て諸隊解散の件を美和に話します。機密情報をよくもぺらぺらと話しますね、コイツも。そりゃこんな奴、新政府にはいらないわ。もう適当に持ち上げて厄介払いしたようにしか見えません。

ここで美和は「姫様を説得しているけどうまくいかない」と愚痴ります。ああもう、上目遣いをし、ニヤニヤしながら楫取と話す美和が気持ち悪くてシルバーウィークが台無しになるじゃありませんか。
ここへ急報が入り、元徳が諸隊を一気に解散するとわかります。楫取は激怒し止めますが、なら本気で殿を説得しろよと。義妹とイチャこらしていたらその合間に殿が決めました、って本当に馬鹿としか言いようがないですよね。そして楫取、またも説得失敗。松陰の命を救うとドヤ顔で旅立ってから、こいつが説得に失敗するのは何度目ですか。「すまん、藩上層部にいながら」とか言うんですよね。本当にこんな奴は新政府にいりません。本当に毎度毎度「届かない言葉」だなあ、楫取よ。

 

かくして諸隊は激怒。今さら野良仕事に戻れないと激怒していますが、それだけではなくて要するに恩賞も不満なんですよね。ブラックな奇兵隊につとめていたんだが、俺はもう限界だとキレているわけです。ここで楫取が「本来は事前に説得すべきだったんだが」とドヤ顔で乗り込んできます。このドヤ顔は火に油を注ぐだけなんじゃないかと思えます。まーた楫取説得失敗に新たな歴史が刻まれるのか〜……「事前に説得すべきだった」なら義妹と不倫していないでとっとと来ればよかったのに。しかもこいつ、申し訳ないとか言うわりに態度でかすぎるんですよね。おまえみたいな謝罪の仕方があるか!

案の定楫取の説得は失敗。新たな説得失敗レジェンド爆誕! 脱走兵たちは城に向かいます。この報告が奥御殿に伝わり、美和がまた奥御殿防護を言い出します(確か三度目あたり)。ここで美和がまた軍師気取りをします。あー……またか。どうせエア防護というか、ちゃんと到達しないんでしょう。何どこのパターンを繰り返すんですか。鳴り響く雄々しい川井サウンドが虚しいです。

テロリストだろうが何者だろうが、おにぎりをあげるチャンスは絶対に逃さないぜ

そして場面が切り替わると明治三年になっています。もうやだこのタイムリープ。時をかけるのはSFだけでいいから。大河でやらなくていいから。どうせなら楫取か美和の死の直前まですっとんで、本作を今月で打ち切ってください。あっという間に反乱軍に藩庁が包囲され、あわせて百姓一揆まで起こっています。これに焦った木戸は、自ら鎮圧に赴きます。

一方楫取は話し合いをしたいと元徳に訴えかけます。重大事に不倫をしていて、毎度説得に失敗している奴がそんなことを言ってもねえ。鎮圧しようとする木戸と比較して楫取様はおやさしく素晴らしいということなのでしょうが、全然そうは見えないのは何故でしょう。そう思っているそばから、美和と二人で話し込む楫取。いい加減にしろよ。
場面がかわり、深夜。美和が見回りをしていると不審者を発見します。

「なんか食えるもんないか?」
「お腹……すいてる?」

このやり取りを経ておにぎりを作り振る舞う美和。どうやら不審者は脱走兵の一人らしいです。何おにぎり振る舞っているんだよ! おまえはおにぎりを食わせられるなら何をおいてもそれに突き進むのか?! 不審者がいたなら上司に報告しろよ! 害意を持った相手だったらどうするつもりだ!
この、ド無能がーッ!

ドヤ顔で軍師ヅラしやがって、私が諸葛孔明なら馬謖(ばしょく)じゃなくておまえを斬っているぞ!! もう美和と楫取の無能ぶりが、狂気すら感じさせる次ステージに到達しています。

これが、小松先生の現実歪曲空間……!!

と、感心していると木戸が鎮圧軍とともに山口に到着します。一方楫取は病気のそうせい候を動員し、自分の説得策を元徳に説得してもらうようにはかります。本当に偉そうなことを言っておきながら、いざとなれば病人を頼るわけですからね。しかもまったく実務能力がないとしか思えなかった、そうせい候を。しかもこういう先代を担ぎ出すのって、指揮系統が乱れるから禁じ手の気がしますけれどもね。楫取はそんなことを考えず、己の主君への反乱とも取られかねないこんな愚策をやらかすわけです。

元徳も元徳で、強硬な態度をひるがえして説得の受け入れを言い出します。一滴の血も流したくないとかなんとか言っていますが、藩庁を囲まれるまで追い詰められておいてそれですか。そうせい候と元徳が無能にしか見えないのも、楫取を持ち上げるためなんですよね。ほらやっぱり彼の策が正しいんだよと視聴者に見せたいわけです。脚本が酷すぎて私にはさっぱりそうは見えないどころか、全員無能にしか思えませんが。木戸だけが唯一まともに見えるので、彼が中央政府に行くのもそりゃそうだろうな、と思います。

逆ボジョレヌーボですが「今作品中のもっともひどい出来」

脱走兵も脱走兵です。もう藩庁を囲んだら生きるか死ぬかの瀬戸際だと思うのですが、そうせい候が出てくると素直にへへーっとなるんですよね。これなら楫取じゃなくて最初からそうせい候に説得させたらよかったのに。このそうせい候の説得演説も中身スカスカです。なんとかこれで話が済みそうになったところ、急にカラスが羽ばたいたのに驚いた脱走隊士が発砲してしまいます。武装解除していなかったのか。ここで木戸が激怒、鎮圧軍が即時発砲し悲惨なことに。

せっかくまとまりかけた話がカラスの羽ばたきでこのザマか……(脱力)。ここまでバリバリに武装しておきながら話し合うとか言っていたのか。殿に当たるかもしれないのに発砲する奴ら、どんだけアグレッシブなんだよ。
あと今週はなぜか彩度を高くした花のドアップや裲襠(りょうとう)が挿入されたり、無駄に白黒を使ったりするのですが、センスが最悪だと思いました。水仙の花に散った赤インクにしか見えない血も、失笑ものです。桜田門外から花で流血の惨事を表現するのにこだわりがあるようですね。本作以外では二度と使わないでください。今作はもうあきらめました。
木戸に対して楫取は「なぜあの者らの声を聞かなかったんです?」と問いかけます。いやだから、自分のドのつく無能さを棚上げして何様のつもり? 重大会議の時に義妹とイチャついていていなかったとか、話し合いなのに武装解除せず、いつでも発砲できる状態にしていたとか、まず自分の無能さを反省しないんですか?

縄で捕縛された脱走隊士の中にあのおにぎりを食べさせた男を見つけ、美和は呆然とします。美和のおにぎりを食べた奴の死亡率は異常。「おにぎり女」ではなく、これからは「デスおにぎり女」と呼ぶことを提案します。コレラ患者家族と接触したあとでもおにぎりを握るくらいですから、もっと死んでいてもおかしくないかもしれません。アメリカに腸チフスのメアリーあれば、日本にデスおにぎり女美和ありよ!

さて全てが終わった後、楫取は顔を歪めながら「何がまつりごとじゃ! 何が国作りじゃ!」とふてくされます。本当に自分を振り返らないみっともない奴です。ここまで言ったのだから一切の栄達を捨てて隠者にでもなればまだしも、結局群馬県令のポストを受けるわけですからね。新しい国作りに苦心しながら取り組んでいる木戸の方が、よほど誠実に思えます。

それにしても今週の脱退騒動……桜田門外の変、池田屋事変、戊辰戦争は今後他の幕末もので映像化されると思います。しかし脱退騒動は最低でも長州題材でなければ扱いませんし、中央政府中心で描くとなるとカットされる確率が高い事件だと思います。つまり本作が唯一の映像化になる可能性すらあるわけですね。
再映像化されて上書きされるならともかく、この出来で残ってしまうとなると本当に言葉にもならない悲惨さだと思います。毎週逆ボジョレーヌーヴォー状態といいますか「ここ数回で最悪の出来」、「かつてない出来の悪さ」と毎回言っている気がします。

今回もまた「今作の酷さが新たなステージに到達した」と言いたくなる出来でした。来週はどんな酷さを視聴者に見せ付けるのでしょうか。本当に毎週毎週新たなひどさの新境地を見る気がいたします。

脱退騒動で散った隊士たちは、事件で一度死に、今日この日もう一度殺された気がしてなりません。合掌。

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