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花燃ゆレビュー

花燃ゆ感想マンガ41回「いざ、群馬へ」鬼畜主人公セレブへの道という悪夢へ

更新日:

こんにちは、武者震之助です。

さて、本作もついに最終回がどうなるかわかったとのこと。

・【花燃ゆ】最終回は鹿鳴館で優雅にダンス 視聴率も上向き | ORICON STYLE http://www.oricon.co.jp/news/2060340/full/

土屋勝裕チーフプロデューサーは「最終回、鹿鳴館のシーン、華やかなドレスの美和と黒い礼服の楫取が優雅にダンスを踊る姿は、未来への希望に満ちあふれ、幸せに輝いています。貧しい杉家で畑仕事を手伝っていた女の子が、多くの友や家族を失いながらも、強く生きてここまでたどり着いたのかと思うと、とても感慨深い」とコメント。

もうこのコメントを読んでどういう顔をしたらいいかわかりませんが。

さらに。

・「花燃ゆ」鹿鳴館で最終話 井上真央「照れました」 http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1548862.html

2人は第1話で「運命の出会い」をしながら、気持ちを抑え続けた関係だっただけに、最後に訪れたハッピーエンドをかみしめた。

気持ちを抑え続けた関係!? はぁ!? イチャイチャイチャイチャ最後まで不倫しやがって! 寿さんの屍を乗り越えて何がハッピーエンドをかみしめた、だ!

すみません、取り乱してしまいました。あ、そうそう。最終回は延長なし45分でいいですからね。

でも記事中にあるように、視聴率上向いているんですよね。ドラマの出来と反比例しているようで不思議です。それでも例年より低いのに、こんなに絶好調であるかのように書かれるんですから、今年は甘いですね。この優しさを何故『平清盛』や『八重の桜』の時に発揮できなかったのやら

そして最終回にはこんなテコ入れ、いやもとい悪あがきが。

・【花燃ゆ】知花くらら、大河ドラマ初出演 津田梅子役に抜てき | ORICON STYLE http://www.oricon.co.jp/news/2060603/full/

どぶろっくにせよ乃木坂にせよ、劇中衣装を着た写真を発表していた割に出番は五秒あったかないかですからね。今回もそうでしょう。最終回にまで話題作りの新キャラを導入って迷走にもほどがあります。どうせなら鹿鳴館に咲いた大輪の花こと大山捨松(『八重の桜』では水原希子さん)でも出せばよいところを、会津藩出身だからと避けるあたりが本作のみみっちさです。

それにしても朝ドラが山本耕史を土方歳三役に抜擢しているのに、大河でこの体たらくとは。本当の話題作りのキャストというのは、あちらの方なんですけどね。

・『花燃ゆ』大河ドラマ史上最低視聴率の更新阻止に向け、最後の悪あがき http://otapol.jp/2015/10/post-4229.html

そしてこれが悪あがきだということは、こんなふうにバレていますから。

 「世界遺産はわたし(と俺)がつくる!)」かな?の群馬編

hanamoyu20151011

さて今週群馬編スタートです。

吉田松陰の思想を体現した松下村塾の最期ともいえる萩の乱からスタートですが、どうせ群馬編がメインでしょうからね。期待はできません。

萩の乱を煽る前原一誠のもとに、久米次郎や美和の兄・民治の子である小太郎までも参加しています。なんであんな不良行為をと嘆くだけの美和、民治、亀の鈍感ぶりが腹立たしいです。美和は何か他人事のように「前原さんてば寅兄が乗り移ったみたいですね」とか脳天気なことを言いますし、民治はただ上から目線で我が子にお説教するだけ。

ここで何故か、杉家で風呂に入る前原の背中を滝が流すという、サービス場面らしきものが入ります。まーだイケメンの裸で視聴率を取ろうとか思っているんですか。それにしても萩の乱というより、何でしょうか。現代のデモよりぬるく、はるかに平和的なのですが。「一応美和が関わるから入れてみたけど、めんどくさいのよね〜〜」とつぶやく脚本家の顔が見えてきそう。乱の背景を前原が長々と話しますが、説明台詞しかほぼありません。それでも前原の口を通して、松陰ならこんな政府を許さないと言わせたのは上出来でしょうか。

しかし、ここで美和がまた余計なことを言います。武装蜂起したって無駄だとか何とかぶつくさ言いますが、自分も苦労したみたいな顔で言うのが苛立ちます。おままごとみたいな軍師ごっこして喜んでいたくせに、何を言っているのやら。それでも前原は「力では解決しないのかもしれない。皆を説得してみる」と言い、美和の元を去ります。でも結局乱は起こって前原はじめ、玉木文之進ら松下村塾の面々が命を落とすわけですけれどもね。はいはい、来週あたり美和が八の字眉毛をして乱について何かコメントして終わりですね。

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「おれ、木こりしているほうが向いていると思うんです」ならOKだが

ここからは待望の群馬パートの前振りです。木戸と伊藤がいかに群馬が重要か親切に説明してくれます。そして木戸がわざわざ東京から二条窪の楫取をたずねます。ここで今政府の要職についている相手にえらそうな口調の楫取と、丁寧な口調の木戸。なんで楫取はこんなに偉そうなのでしょうか。そもそも脱退騒動の時、木戸は楫取の無能ぶりにあきれはて、罵って去りましたよね。そのへんのことを全部忘れましたか。楫取を持ち上げるために木戸を健忘症にするのはやめてください。ところが楫取はこのオファーを断ります。

この楫取の挿話は、牧場経営の手腕やその秀才ぶりから大久保利通がわざわざ訪れスカウトするも固辞したという、元会津藩士広沢安任(富次郎、『八重の桜』では岡田義徳さんが演じました)あたりを参考にしているのでしょうか。三顧の礼の粗悪なコピーとも言えますね。

二条窪にとどまる楫取の元に、わらわらと中原復亮らがやって来て「日本の未来のために群馬県令になって!」と頭を下げます。ちなみに史実では、楫取は群馬の前に他の関東にあった県令になっています。もう楫取をいろいろと盛りまくりですね。

明治初期の県令の多くが、薩長がポストをバラ蒔いて与えたものです。来る方の側からしてみれば土地に不案内で政治能力にも疑問符がつく人もいましたし、元佐幕藩の県では露骨に住民を見下しれたりして、あまりよい話が残っておりません。楫取も今群馬県がキャンペーンをしているようですが、県庁移転(高崎市から前橋市へ)といい、大河以前は評判がよかったとはあまり思えないのですが……。

・長州が主役のNHK大河『花燃ゆ』に群馬県民激怒 その理由│NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20150212_302687.html

あと、群馬が治めにくい県としつこく強調されていますが、明治初期の県なんてどこもそんなものです。楫取でなくてはできないと連呼されていますが、禁門の変で荒廃した京都復興を任された、槇村正直(『八重の桜』では高嶋政伸さんが演じました)の方が重要度は上でしょうね。

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 暴走する鬼畜妹「ぐふる、姉が病気で堂々と●倫三昧だぜ」

話をドラマに戻します。寿は病気のせいですっかり弱っており、そこに美和が手伝いに入っております。史実準拠ではあるのですが、本作の美和の性格だと、姉の病気をダシに舌なめずりしながら義兄を狙う不倫上等鬼畜妹にしか見えません。さらに姉に向かって「久米次郎が私を嫌っているの」とか愚痴をこぼすのも腹立たしいです。そりゃあんなネグレクトされた上に、久米次郎の両親の間に割り込もうとす叔母なんて、たまったものではないでしょうに。

そしてこの姉妹最低最悪の場面が、群馬旅立ちの前の夜でした。寿が土下座して「旦那様のおそばを離れたくないんです! 群馬についていってもよいですか!?」と何故か美和に許可を求めるんですよ。なんでだよ。病気で体が弱くて世話もできないのに、こんなわがまま言ってごめんなさい、みたいな態度ですよ。なんで妻である寿がそこまで卑屈になって美和に土下座して、美和がドヤ顔でそれを許すんですか。これだと美和が妻で、寿が楫取の愛人か何かのように見えるんですが。人間としての感覚が狂いまくったドラマなんて見たくもありませんよ。

既視感があると思いましたが、高杉雅に対しても美和はそうでしたね。夫が差し出した手を、妻の目の前で美和が握りしめ、美和が許可出してやっと雅が握ったんですよね。何様のつもりだ、この鬼畜外道女!

このあと、木戸らが萩の乱について話します。なぜかここでも一番心配しているのが楫取のことで、萩から離れていて巻き込まれなくてよかったとか言っているんですよ。雑な持ち上げ方だなあ。

この頃、銀姫改め安子がちらっと出てきます。田中麗奈さん、気の毒に。出番がまだあるんですね。ビスケットをかじって間抜け面までさせられて。それしか感想はありません。

群馬編、豪勢です。最終回は鹿鳴館ですか、豪勢ですね

かくしてようやく群馬に到着。今までケチった予算をフルに使い、お金がかかる馬車まで使ってのロケですよ! 高杉晋作が戦うような見せ場ですら金をケチってばかりに見えたのに、群馬編はこんなにラグジュアリー! すごいなあ群馬編……明らかにお金の使い方が間違っている!!

群馬編ですが、すごく頑張っているであろうことは予想できるんです。でも一分ごとに群馬への好感度がモリモリ下がる気がします。群馬の訛りもイラっとします。これは朝ドラ『まれ』の能登弁と同じで、訛りが悪いわけではなくてオーバーアクションさせながらわざとらしく喋らせる演出の問題だと思います。

そしてこのあと、本日の珍場面のコーナー。美和と寿の乗る馬車が追いはぎに襲われるのですが、ピストルまで持ったこの賊を番傘一本で謎の女が撃退します。このアクションがもう……もう……。あっ、脚本の小松先生ってヒロインが暴れ馬を止めたり、武将をワイヤーアクション使ってぶん投げさせたりしていましたね。そういう香港映画のアクションを夏の日射しのもとで腐らせたような間違った活劇がお好きでしたね(死んだ魚の目になりながら)。

それにしても、本気で群馬県側が地域振興や楫取顕彰のためにこのドラマを誘致したとしたら、とんだ計算違いになりそうですね。

・【花燃ゆ】大沢たかお、楫取素彦役「最後まで葛藤続いた」 | ORICON STYLE http://www.oricon.co.jp/news/2060581/full/

この記事のように、

親友の吉田松陰とは対照的によく考えて行動する思慮深さがあり、久坂玄瑞よりも柔軟で、高杉晋作のようなカリスマ性はないけれど、発言に説得力があり、周りの共感を得られる、そんな『花燃ゆ』の楫取素彦像が出来上がりつつあるのでは? 新天地・群馬で総仕上げに入る。

と思っているのかもしれませんが。

ま、群馬が体を張ってご当地大河誘致合戦に終止符を打つつもりであれば、その狙いは大当たりでしょうけどね。

武者震之助・記

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霜月けい・絵




1位 西郷隆盛49年の生涯!


2位 ホントは熱い!徳川家康


3位 意外と優しい!? 織田信長さん


4位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


5位 毛利元就の中国制覇物語


6位 伊達政宗さんは史実も最高!


7位 最上義光 名将の証明


8位 最期は切ない豊臣秀吉


9位 史実の井伊直虎とは?


10位 もしも戦国武将がサッカー日本代表だったら?


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