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花燃ゆレビュー

「花燃ゆ」感想マンガ第43回「萩の乱に誓う」乱をだしに不倫するなんてびっくりぽんや

更新日:

こんにちは、武者震之助です。来年大河脚本家である三谷幸喜さんの新作映画の評判が芳しくないそうで、何やら不安になってきております……気持ちを切り替えていきましょう。

地元では群馬編の評価はいかがでしょうか。前橋では銅像の件といい、盛り上げようとしているようではあります。

・大沢たかおさん来県 「花燃ゆ」PR : 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20151011-OYTNT50298.html?from=tw

一方、高崎は。

・高崎学検定講座「逃げた県庁、逃げられた県庁-花燃ゆと県庁移転問題-」の報告https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2015072900057/

前橋への県庁移転に対して高崎市民の反発は当然凄まじく、楫取県令は「地租改正の作業が終わればすぐに高崎に県庁を新築する」と約束しましたが、1881 (明治14)216日に太政官布告により県庁の位置は高崎から前橋に定められました。高崎市民は説明を求めましたが、県は「県庁の位置は県の裁量は およばない」とし、楫取県令との約束は守られることはありませんでした。

・因縁のライバル「前橋VS高崎」、群馬No.1都市はどっちだ? - コラム - Jタウンネット http://j-town.net/gunma/column/gotochicolumn/201160.html

仲の良くないことで知られる両市。その因縁は明治時代初期にさかのぼる。
原因をつくったのは2015NHK大河ドラマ「花燃ゆ」のヒロイン文(ふみ)の2人目の夫である楫取素彦(かとりもとひこ)。1876年、彼は県庁舎を高崎から前橋に移したが、高崎市民には「また元に戻すから」と説明していたという。
ところがその約束は守られず、1881年には「群馬県の県庁は前橋市に置く」という国の布告が出されてしまった。

現時点で県ナンバーワンの人口と商業規模を誇る高崎市。「県庁があれば前橋をはるかにしのぐ大都市になっていたかもしれないのに。そうすれば群馬がグン マー呼ばわりされることもなかった」と残念がる声はあちこちに上がる。行政と経済の分離を評価する声もないわけではないが。

やはり地元は複雑なんですね。レビューサイトでも高崎市民、群馬県民怒りの声を見かけるようになりました。ここまで地元に嫌われる作品ってあったのでしょうか。この県庁移転の話、そのままやった方が絶対面白いでしょうね。

hanamoyu20151025

美和のアイデアが群馬を作るキリ

さて今週。時代劇っぽいけど実は置いてはいけない小道具である信楽焼の狸からスタート。美和が阿久沢せいのもと、生糸作りの見学をしています。美和はトメという女のまだ幼い娘が働いているのを見て、児童労働ではないかと言い出します。そこへ群馬産ウォーボーイズが、トメという女の旦那が借金をしているということで、乗り込んできます。トメの話題が出た途端に、トメに借金取りが現れるこのタイミングのよさ。流石小松先生ですね。美和が女子教育を始めるオチは読めたし、それについてはツッコミどころ満載なのですが、もうそれについて書く気力すら尽きそうです……。

OPが終わると、美和が楫取夫妻との団らんに参加しています。話題は女子が字を読めたらいいのに、ということ。

美和の提案→楫取が賛同→全明治政府が泣いて提案採用!

楫取「明治の学制は美和が提案し、ワシが育てた」

とかやらかさないですよね? まさか、ね。森有礼の功績をパクったりしませんよね? 第一回冒頭で女子大創設がゴールと示された朝ドラと違って、本作ではいくら美和が女子教育云々したところで、ねえ。

体調の悪い寿が休んだあと、楫取と美和は同室で語り合います。夜に同じ部屋で語り合う二人。もう何も言えません。

この頃萩では、民治が息子の小太郎を東京で勉強させたいと玉木文之進に提案し、断られます。そういえば萩の杉家に画面転換するとき、変なライティングで松陰の肖像画を照らす演出を何度もしますよね。絵そのものは色褪せてもいませんし、自然光ではなく何かのオーラが光っているみたいなんですよね。なんだか「はいはい、松陰先生を忘れてはいませんよ」とアリバイを作っているように見えてしまいます。

場面はまた群馬へ。美和は仕事の合間、女工たちに読み書きを教え始めます。美和はちゃんとその分のノルマを減らすとかしていなさそうなんですよ。美和の行動って、自分だけが満足するための独りよがりのものが多いんですよね。だからせいに妨害を受けるし、女工たちも唐突で迷惑がっているように見えます。しかも美和はこういう自己満足行動を途中でぶん投げてばっかりなんですよね。

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恋もカワ(・∀・)イイ!!も忘れない!自分探しを続ける意識高い女がテーマだったのか!

だんだんと美和の行動原理が読めてきました。美和は幕末男子を育てることもしていないし、志をまげませぬとコピーまでつけながら、久坂の死因を殿様に直接聞くこともしていません。高杉晋作に託された久坂遺児捜索と養育も放棄。それでも気にしているようには思えません。どうやら美和の中では、最初に決めたことがまったく達成できなくても、新しい目標を作ればうやむやになるようです。だからいろいろと途中で投げ出し、次へさっさと取りかかるのを繰り返すのです。美和の中で終始一貫してある思いは、自分を周囲がリスペクトすべきだという思い上がりと、義兄への恋愛感情だけです。

ここで美和と寿は、女でも勉強をさせてくれた自分たちの環境へ感謝し、塾のことを思い出します。うーん……この姉妹への教育場面というのがイマイチ思い出せません。美和が初回からイタコみたいに何か道に突っ立って暗唱していたり、兄の書いたものを読んでともかくすごいと感想を述べていたり、とりあえず女子でも教育を受けられるという設定であることはわかりました。しかし兄が勉強しているところでも、美和はそわそわしていましたね。女同士で塾生の誰がイケメンかとかワイプアウト演出つきでしょーもねー会話をしていた印象。寿に至っては兄の思想も塾も嫌悪対象で罵倒していませんでしたっけ?

そもそもこの姉妹、教育の結果向学心が身についたとか、賢くなったとか、そういう要素が皆無です。美和は「ジョーイとか志とか意味わかんないし! 私のおにぎりをイケメンが食べるパラダイスを返してえ!(意訳)」みたいなことを松陰に言っていました。大奥で伝授したスキルは学問ではなく農業。披露したのは山鹿流らしき軍師ごっこスキル。薩長同盟は自分が気に入らないという理由で妨害。聡明どころかその反対ではないかと、視聴者に思わせる行動ばかりでした。塾を守るために心血注いだ女幹事? 誰のことですか。美和はおにぎりマネージャー、しかもイケメンの部員にチヤホヤされたい下心まんまんの女でしたよね。向学心好奇心旺盛で、のちに女子大創設に関わるあさちゃんと比較するのはやめましょう。公開処刑ですから。

姉妹は前原の動きがおかしいと語り合い、久米次郎を東京に行かせて正解だったと言い出します。そこへタイミングよく美和宛の郵便が届きます。これが何故か前原一誠から乱を起こしてすみませんと謝る手紙です。嫌だ……忙しい中、美和に手紙を書く前原なんて嫌過ぎる。

ここで萩の乱の場面が入ります。前後関係も動機もないから、ただ暴れているようにしか見えません。まあ、松陰も久坂もそんな感じでしたから今更ですかね。

一方で楫取も木戸から反乱の知らせを受けていました。ここで木戸と伊藤の二人の明治政府の場面に(大久保は朝ドラでどうぞ)。断固対処するという木戸に、伊藤は仲間なのによいのかと尋ねます。

ドラマでスルーするので、ここでちょっと背後関係をフォローします。実はこの前後に神風連の乱、秋月の乱、思案橋事件と全国で反政府運動が連動して起こっており、伊藤みたいに「仲間倒すなんてそんな〜」とか言っている余裕はなかったと思われます。連続テロが日本全国で起きているような、それよりもひどい状況です。前原は各地のこうした反乱軍と呼応しているわけで、美和に間抜けな手紙を書いている余裕もあったとは思えません。ドラマでは欠番の大久保利通は、こうした内乱を食い止めるのに必死でした。

前原は松下村塾出身者として明治政府参議になるなどして、要職についてはおりました。ところが前原はあまり政治を行う実務能力はなかったらしく、「無言参議」とまで呼ばれたそうです。本流からはずれた前原は奇兵隊の処遇をめぐり木戸と対立し、萩に隠棲します。こうした前原の元に出入りしたのが、杉民治や玉木文之進ら杉家の面々です。杉家はあったかホームドラマにしたいのか、本作では極力暢気に描こうとするため、このあたりが大変わかりにくくなっております。本当なら先週、敏三郎の死を看取りにいったあたりできな臭いはずなんですけどね。

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楫取「俺が仲間を止める!」(どうせ口だけ番長)

さて、ドラマに戻ります。美和は楫取の元に駆けつけ、乱が起こっていると訴えます。美和は東京へ久米次郎を引き留めに向かい、楫取は萩に向かいます。そこへ挟まる萩の乱イメージ映像。激突とナレーションで語られながら、どこかの街中を模したスタジオセットで撃ち斬り合うだけ。息子が参加している杉亀は、水垢離をして息子の無事を祈ります。ちなみに史実では亀は既に亡くなり、民治は亀の妹と再婚しています。それを描くと「亡くなった配偶者のきょうだいと再婚することは、運命でもなくよくあること」と視聴者に悟られ、楫取と美和のカップルにまで悪影響があるのでカットされているのでしょう。

楫取が萩に行こうとすると、寿が「事件に巻き込まれないように群馬に赴任させたんでしょう!」と止め、ついには倒れてしまいます。私なら「脱退騒動でも何の役にも立てなくて木戸さんに罵倒されたじゃない! もうあなたの説得力なんてないってわかっているからもうやめて!」と言うところですが。台詞は酷いのですが、優香さんは熱演しております。

東京では美和が久米次郎の説得に。もし私が彼ならば、養子に下自分をわけわからん理由で捨てて、両親の間に不倫で割り込もうとする邪悪な叔母が、何故説得役を引き受けたのだろうと疑問に思うことでしょう。止めることができなかった美和は、久米次郎と萩へ向かうことに。美和という死を司る女神が向かうことで、乱の失敗は決定的になるでしょう。すごいなあ美和、新政府に貢献しているぞ!!

寿が倒れたため結局出立できなかった楫取の元に、品川弥二郎が来訪しました。本作の松下村塾時代、彼が何をしていたかまったく思い出せません。あったあった、黒歴史画像が。

でもどんな奴だったっけ……。

品川は楫取に反乱が鎮圧され、前原は逃走中と報告します。品川は前原さんに何もしてやれんかったと悔やみます。うーん、でも前述の通りの状況で、品川がどうこうできた問題でもない気がしますが。

萩に高速移動した美和と久米次郎でしたが、到着した時は全て終わっておりました。亀が「文之進が小太郎の東京行きを許可していれば、死なずに済んだのに!(思案橋事件に参加したかもしれないんですけどね)」と言うのがこれまたおかしいんですよね。本作では乱に無関係となっている民治が史実ではかなり関わっているのですから、本来夫を責めるべきです。って、史実通りなら亀そのものがこの時死んでいるんですけどね。そしでここで明かされる文之進切腹。

【悲報】玉木文之進切腹、松陰妹・千代と同時に抹消

松陰妹の挿話のうち、最も有名であるのが千代による文之進介錯なのですが、ダイナミックに削られました。本当にこんなことするなら、どうしてそもそも松陰妹を主役にしたんですか。美和が千代を吸収しても大ブーイングだったとは思いますけどねえ。文之進の遺言も出てきましたけど、背景すっとばして「武士として生きる!」とか言われても意味がわからんですよ。

それにしても本作の萩の乱って一体、何だったんだ……。

「明治維新はこの家族から始まった」が本作のコンセプトであったはずです。

参照:http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/174409.html

そして、ある家族から始まった明治維新が、やがてその家族をも滅ぼしかけるわけです。勝利の影にもそうした悲劇があったという、歴史の光と影を描くことが本作に期待されていたのではないでしょうか。敢えて松陰の家族を主役に据えたのならば、期待されるのはそこです。萩の乱はその終幕として大事でしょうが! それが蓋を開けたらコレですよ。いつの間にか始まって終わっているサイレントモードの明治維新で、萩の乱はぶん投げ。一体何がしたいのか。綺麗ごとを言うなと久米次郎が美和を怒鳴りつけるところだけ、ちょっとすっきりしましたけど。

やっぱり楫取の主張は華麗にスルー もしかしてこの人イタイ人?

前原は捕縛されました。ここから楫取による木戸への訴えタイムです(脱退騒動に続き二度目)。前述の事情や不平士族の反乱が続発していたこと、さらに木戸は前原が大嫌いであることを考えると、木戸にかわって楫取にボディブローでも喰らわせたくなります。木戸がどのくらい前原を嫌っていたかと言いますと「前原は主義主張もないくせに、嫉妬から不平不満を募らせ、全国の不満分子を煽り、ついには大失敗してこのザマ。本当に馬鹿としか言いようがない。あいつは長州武士の面汚しだ」(意訳)と日記に記しているほどです。しかも本作は伊藤とたった二人で明治政府を背負う木戸。彼の神経にさわるようなことを楫取にはしないで欲しいものです。それにしても長州大河なのに悪の化身にさせられ、彼の言い分はまるで取り上げられない木戸さん。楫取相手に敬語で話し、楫取にオマエ呼ばわりされる木戸さん。本当にお気の毒です。スタッフは木戸さんの墓前で謝って来て欲しいですね。そして前原は斬首されました。

群馬に残された寿は、がらんとした広い知事邸宅でただ一人寝ており、そこへせいがやって来ました。何とこのとき、屋敷には病気に寿一人。普段も使用人は美和だけだそうで、せいが代わりを務めることになりました。えええええーっ、脚本家は書いていておかしいと思わないんでしょうか。あれだけ重要人物と連呼され、知事を務める楫取なのに、雇った使用人はいないんですか。『あさが来た』の山王寺屋が破産して使用人がいなくなっておりましたが、それ以下ではありませんか。そして楫取は病気の妻を一人残して自己満足のために木戸の元へ向かった、と。最悪だな。

萩の乱で邪魔者(家族もろもろ)が消えた Let's 不倫!

群馬に戻った美和は、美和を待っていたらしい楫取と見つめ合います。この前の滝の台詞と会わせると、どうやら美和の悲しみを楫取が受け止める象徴の場面のようです。美和は悲しみを訴え、楫取が美和を抱きしめます。病気で放置されている寿の立場は。屋外で堂々と義妹を抱きしめていて、人の目とか気にならないんですか。

そして本作における萩の乱の意味がわかりましたよ。吊り橋効果ですよ。カップルが吊り橋の上にいて、危険を互いに感じるとドキドキしてより強く結ばれるというやつ。あれです。「萩の乱に誓う」って「萩の乱をダシに不倫愛を誓う」なのか。ひぃー、松下村塾崩壊が不倫カップルのダシにされちゃったのか! どんだけ邪悪なんだ。

一体どうしてこうなったのか。ということで、愚痴にもう少しおつきあいください。

群馬編からじわじわと、ボディブローのように効いてきたのが長姉・千代の不在です。『あさが来た』のような姉妹視点によるドラマにしていれば、美和を超高速移動させずとも、自然に萩の乱(と、時期をずらした敏三郎の死)を描けたはずです。

・なぜ『花燃ゆ』に登場しない?松陰のもう一人の妹・千代は強烈だった  http://joshi-spa.jp/221419

『江 姫たちの戦国』は今思い出しても奇声を発したくなるほどひどい作品でした。あの作品を念頭に置いたからこそ「トリプルヒロインはやめよう」と思ったのかもしれません。しかしそれでよかったのでしょうか。『江』の大坂の陣は淀母子の熱演もあってか、なかなか見応えがありました。もし千代を削っていなかったら、萩の乱が本作唯一の見所になっていたかもしれません。松下村塾に同情しその終焉を見届ける千代。なぜ新生日本をわかろうとしないのかと怒り嘆く寿。姉二人の気持ちをそれぞれ理解し、悩み苦しむ美和。そんなふうに視点を分散して描けたと思います。

史実よりでトリプルヒロインにしていたら……。

千代(優香):三姉妹の長女。穏やかなしっかり者だが、芯の通った性格。年齢が松陰に一番近く、その思想のよき理解者。妹二人が故郷を離れたあとも萩に止まり、萩の乱による松下村塾の終焉を見届ける。松陰の思想を語り継ぎ、後世に残すことを使命とした

寿(田中麗奈):次女。度胸があり、気が強い。自分が男ならば松下村塾生に負けじと尊皇に励んだと信じている。兄の松陰や夫の楫取を叱咤する。夫について群馬に赴いたあとは、産業振興に励む夫を内助の功で支えた

美和(井上真央):三姉妹の末っ子。おっとりしていて甘えん坊、マイペース。幼い頃は兄の思想をよく理解できず、反発することもあった。塾生の久坂に一目惚れし結ばれる。兄や夫の死といった過酷な運命を乗り越え精神的な強さも身につけていった

こんなかんじで個性を描き分けたらなあ。

本作で美和と寿のキャラクターがおかしいのは、前半は三姉妹をひとまとめにして、史実と少女漫画エッセンスを混ぜて、そのよいところを美和、悪いところを寿に雑に割り振っていました。脚本家が四人もいて迷走し、しかも中盤以降は何らかの事情で寿を露骨に悪く描かなくなるなどもう無茶苦茶です(群馬への配慮?)。先週の寿が形見の短刀を渡すシーンは史実準拠ですが、ドラマだと兄の密航に寿が怒っていたのでなんだかおかしいんですよね。逆に美和は兄の理解役であったはずが、あの時は「どうしてそこまでして渡米するの?」とか言い出すからこれも合っていない。

個人的には複数脚本家もありだとは思います。ただしそれは統率する責任者がしっかりしていて、さらにキャラクターそのものがしっかりと確立できていることが前提となるでしょう。各人がいきあたりばったりでは、物語も迷走します。

『あさが来た』で宮崎あおいさんが、台本を読んで「はつならこうしないはず」と変更して演じたという話を読みました。でも本作ではそういうことは起こらないのではないでしょうか。ヒロインのキャラクターが確立されていないからです。井上真央さんはまったく別のドラマヒロインを思い浮かべながら芝居をしたとインタビューで語っていたことがあります。

・『花燃ゆ』井上真央、内藤剛志に足蹴にされ「家なき子の気持ち」に - クランクイン! http://www.crank-in.net/entertainment/news/38175

もし美和のキャラクターがあれば、それを想定して演じればよいはずです。ところがそれがないので、別作品を引っ張りださなければいけないのです。

なぜヒロイン姉妹の造形が無茶苦茶で、そもそも重要人物である千代をカットしたのかと言いますと、要するにはじめに楫取ありきの作品だからなのでしょう。臭いとは思っていましたが、群馬編でもうはっきりしました。

三姉妹のうちから削るとしたら、美和であって千代ではありえないというのは、松陰の思想を描くならば当然そうなるはずです。ところが本作は楫取と接点がないという理由で千代を消しました。一事が万事それです。幕末長州の重要人物より、楫取に近い人物の方が上なのです。楫取を引き立てるために、阿久沢夫妻という変なキャラクターまで作るほどです。大政奉還も龍馬暗殺も戊辰戦争もないのに、寿が渡米する青年に松陰形見の短刀を渡す場面があるのは、

「楫取の名場面だから絶対削らない」と某なにがしとNHK側が確約していたからではないでしょうか。そうでないと市役所が放送のタイミングに合わせて銅像の計画なんて。

地元英雄の顕彰はよいことですね。銅像を建てるのだって寄付金が集まればよいことです。でもなぜ、大河をダシにしたのでしょうか。一部の利益のために、出演者もスタッフも視聴者も、とんでもない目にあわされています。こんな汚い手を使って顕彰した人物が果たして愛されるようになるのか。はたまた江戸しぐさのように馬脚をあらわして嘲笑の種になるのか。この稚拙な絵図面を画いた人物は、どちらになるとお考えなのでしょうか。

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