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花燃ゆレビュー

花燃ゆ感想マンガ第46回「未来への絆」花燃ゆは今週から「不倫燃ゆ」でお届けします

更新日:

こんにちは、武者震之助です。今年の流行語大賞が発表になりましたが、「刀剣女子」が入っているのに「幕末男子」が選外なのは残念でしたね。いやあ、だって、ブーム狙って計画では今頃ノミネートされている予定だったんでしょ?

・花燃ゆ:行動力のある「幕末男子」でブーム狙う http://mantan-web.jp/2014/12/08/20141208dog00m200025000c.html

ドラマの主人公である吉田松陰の妹・文は、長州藩の幕末の志士の成長を見守ってきたことから、ドラマのキャッチコピーは「幕末男子の育て方。」で、制作統 括の土屋勝裕チーフプロデューサー(CP)は「文は男の子の“やる気スイッチ”を押していく。行動力のある男に対する言葉として『幕末男子』が流行すれ ば」とブームに期待を寄せていた。

こういうときはこう言いましょう。「せわぁない」。おっと、こちらもノミネートされませんでしたね。残念だなあ。

・NHKはこうして「反知性主義」に乗っ取られた! 前経営委員長代行が決意の告発 http://bit.ly/1MSx1JE

この告発も今年の大河の反知性主義っぷりを見ていると納得ですね!

・【花燃ゆインタビュー】井上真央「3人の関係にはすごく悩みました」 楫取と迎える“幸せのクライマックス”に葛藤も http://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1023630

うわー。これを読むと井上さんの心痛心労が伝わってきていたたまれない気分に。

・もう「おんな大河」はやめなさい BLOGOS http://blogos.com/outline/143650/

中身はうなずける部分があるのですが、タイトルがミスリードの気がします。史実では殺戮も厭わなかった史実の残る男主人公でも、『天地人』や『軍師官兵衛』のようなふぬけた作品はあるわけで、主人公の性別が問題ではないでしょう。『花燃ゆ』がつまらない理由は『花燃ゆ』だから。これに尽きます。毎週なぜつまらないかしつこく書いていますが、正直底が見えません……私ごときが推察するより、BPOがズバッとメスを入れた方がよろしいのでは。『クローズアップ現代』より闇が深そうですよ。

知事の不倫が燃えすぎて放火相次ぐ群馬のひゃっはー

さて、今週です。アバンは「県令の熱い夜!? 義妹と二人でお泊まりデート」のおさらいからスタート。この夜の描写は終わらず、意味深なBGMの中で二人が寝ています。その晩、楫取が建設中の共同揚返場に何者かが放火します。そういえば昔、美和のおにぎりを食べて育った幕末男子たちも、建設中の英国公使館に放火してヒャッハー!していましたっけ。あの焼き討ちは寸止めで燃え上がる場面はありませんでしたが、今回はバッチリ燃える画が映ります。力の入れ方が間違っているのか、それとも長州藩士のヒャッハー!は極力隠蔽したいのか、どちらでしょうか。こんな時に限って楫取がいないということで、阿久沢らはうろたえております。

こうして、不倫カップルにも新しい朝が来たのです……朝ドラと違ってさわやかさなんで微塵もない朝ですね。旅館に阿久沢らが火災報告にやって来ます。ここで自分の不在を謝るとか、報告者を労えばよいところですが、楫取様はそんなことしないんですねえ。原因は楫取に反発した生糸仲買人による放火と判明しているそうです。仕事早いな、阿久沢たち。楫取より有能では。かくして楫取は、義妹との一夜を阿久沢に知られてしまいます。

阿久沢の部下の眼鏡モブ鈴木が「二人はそういう仲なんですね」と言うと阿久沢が否定しますが、いやこれは鈴木が正しいと思いますよ。それにしてもこの不倫カップルが怪しまれるのが遅くありませんか? 奥御殿に堂々と楫取が出入りし、美和と二人きりで話している時点であやしいと思う人がいたほうが自然では。

こうして不倫カップルスキャンダルが群馬にあっという間に広まります。群馬のモブ女たちがいかにも下劣なように描いていますが、この噂話がまさに視聴者の言いたかったこと、つまり美和が姉の後釜を狙ってギラギラしているとつっこんでいるんですよね。溜飲が下がりましたよ。

そこへ美和がやって来たことで、周囲の冷たい視線にさらされます。美和は眉をしかめて「やましいことないもん!」といじめられっ子気取りです。カーッ、どこまでイラつく女なんだよ!

それにしてもこの流れ、正直ざまあみろと黒い笑いが浮かんでくるのですが、いちいちゲスな描写なのでげんなりするのも事実。美和は家を出ると言い出しますが、楫取は引き留めます。これを美談調で描く制作スタッフの神経を疑います。

ここからは美和にかわって、楫取がスキャンダルに追われ焦ります。群馬つながりということもあり、HDDをドリルで破壊したけど、別に何もやましいことなんてありません、と繰り返している某政治家を思い出しました。ここで楫取が取った行動は、また群馬を歩き回って頭を下げること。頭をペコペコ下げれば、政治家としての禊が出来るとでも思っているんですかね。

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疑惑を否定するはずがちゃっかり手料理で女房気取りアピールでゲス

そんな折、二条窪から中原が訪ねて来ました。このドラマで久々に再登場する人物って、印象に残っていないから「誰?」になるんですよね。要するに楫取持ち上げ要員ですよね。

美和は中原のために群馬名物「おっきりこみ」を出します。この直前の場面で中原は周囲が美和と楫取の仲について話すのを聞いているわけです。楫取の家に行ったら美和が手料理を出してくるというこの状況、中原が噂は本当だったと思ってもおかしくありません。県令でありながら使用人の一人もいないというのもおかしいですしね。楫取はスキャンダルで尻に火が付いているにもかかわらず、中原に相談された二条窪の水問題についてなんとかすると言います。脚で調査することをしつこく描くわりに、現地調査とかいろいろな手順をすっ飛ばして、何故解決を中原に確約できるんですか。

ここで美和が中原に水問題を解決できそうな人として船津を紹介すると言います。ここで楫取がまた人と人をつなぐのかと美和に言うのですが、そういえばそんなスピリチュアルな設定がありましたね。デスおにぎり設定で上書きされて忘れていましたが。ここで楫取が虹を見た思い出話を初めて、美和がニヤニヤします。あー、覚えていますよ。弟をダシにして楫取夫妻の家に美和が押しかけて、大雨口実にベタベタイチャイチャして虹を見たことね。こんな噂が立っている時に、妻の目を盗んで不倫相手のと虹を見た思い出話とか、どんだけクズなんでしょうか。ニヤニヤする美和も気持ち悪くてぞっとします。

このあとは船津の家を訪れるのですが、やはりこの場面の見所はスタジオ内部に無理矢理作った船津家の不自然さでしょう。季節感も相変わらずゼロ。いつの話でしたっけ。

中原はこのあと、美和に噂を信じていないと言います。さきほどの鍋を三人で囲んでいた状況を見ると、むしろ怪しむ方が自然なんですけどね。職員が楫取に出て行って欲しいと思っていると中原から聞かされ、うつむく美和。ここでまたデスワード「せわぁない」を言う美和。もうなんかどうでもいいわ、という時に投げやりっぽく使っていませんか。

一方寿は、久米次郎と話しているのですが、美和を擁護する言葉ばかり。美和と楫取は通じるものがある、私はもういらないのかもしれないと、二人が会話していた場面を思い出しながら語る寿。うわーっ、むごたらしすぎませんか、これ。寿は気づいていたわけですよ。

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西南戦争の捕虜クエストが群馬名物?個別訪問

ここで明治政府パート。伊藤・木戸の二人明治政府から、伊藤・山形・井上の三人体制に変わったようです。三人が頭を痛めているのは、西南戦争の捕虜の処遇です。なぜかここで毛利家の元徳と安子(銀姫)の反応も出てきます。この二人、もう出てくる意味があまりないので、この駄作から解放した方がよいのでは。大きくなった元昭(興丸)も席にいます。

そんな安子から美和に捕虜について手紙が。前から気になっているのですが、何故安子は臣下であった楫取に「様」を付けるのでしょうか。それにしても思い出話もあるだろうに、そういうのをすっとばして「そちらにも捕虜行くみたいよ。楫取様も大変ね。お前は余計なことすんなよ」とか言う、よくわからん手紙を安子は書くのでしょうか。

県庁では捕虜の処遇を会議で話します。それにしてもほぼ毎回言う「この群馬から日本を変える」って、まるで群馬県の選挙候補者が言いそうだと思いまして。試しにグーグルで検索したら本当にそのキャッチフレーズが出てきて笑えました。

ここは群馬編テンプレ通りです。

楫取(美和)、意見を言う→阿久沢(せい)らが反対する→楫取(美和)が中身スカスカなスピーチをする→阿久沢(せい)が感動して鶴の一声で決める

以上。

気になったのですが、江守徹さんの滑舌が妙に悪いんですよね。こもってもごもごしています。心配です。

そしてまた、国事犯の受け入れ先探しとして楫取行動のテンプレート「歩き回って何とかする」発動。何とかの一つ覚えってやつですか。

中原は県庁職員試験にやって来ます。二条窪のことは船津のアドバイスで何とかなりそうだからと放棄したそうです。放棄とは言っていませんけれども、そうとしか思えません。いやー、それにしてもあれだけ水問題で困っていると言いながら、アドバイスだけして解決の実践は仲間に丸投げ。昔なじみの人がいる県庁に職員として採用されたいという中原。美談ぽくしていますが、コネ目当てで県庁に入り込もうとしているようにしか見えるんですが……そりゃどう考えても怪しい楫取と美和の仲もスルーしますわ。ここで美和がデスおにぎりを差し入れ。あれだけ噂になっているのに、その渦中の女が握ったおにぎり持参で行脚ですか。おめでてーな。

おめでたいのは美和も同じです。こんな時に生糸の仕事は休んで、楫取の政策のためにうろつくって何を考えているんでしょうか。なんとここで、群馬の民家を回って国事犯受け入れを一軒一軒頼んでいます。ええっ!? 楫取の案ってそんなホームステイ形式で国事犯を受け入れろっていうものなんですか!? そんなのおかしいだろ!! どうからこのドラマ、歩数が多い方がえらいシステムを導入しているらしいですね。ともかく楫取と美和が歩く! また歩く! そんなに歩き回る奴をドラマにしたいなら、伊能忠敬でやれ!

しかも美和の説得内容がひどい。国事犯にも家族がいる、待ち受ける母がいるとか。そんなもん知るか、でしょう。さらに阿久沢せいに、私の周囲には戦って散った人がたくさんいるとか言い出します。本当にこの女、私は可哀相と自己憐憫に酔うのが好きですよね。幕末の混乱期で一番苦労した女はこの私とでも言いたいみたい。おまえそれ、鶴ヶ城籠城戦で死んだ会津藩の女性の前で言えんの? (そういえばこの間の『タイムスクープハンター』再放送、『八重の桜』のコラボであった「会津 女たちの決死行」でしたね)。

この話の流れで思い出したんですが、以前私が紹介も書いたドラマ『ダウントン・アビー』では、主人公の伯爵一家が第一次大戦の負傷兵のために広大なお屋敷を療養所として提供したんですよね。美和もそんな生活に余裕のなさそうな民家を行脚するより、楫取のでかい家でも提供すればいいじゃないですか。そもそもそんな民間に頼らず、県で収容施設や体制を用意するのが筋じゃないですか。えらそうに囚人受け入れをぶち上げておいて、民間の善意頼みって最低最悪です。県職員が自分の家にやって来て「囚人をあなたの家に置いてください! 彼らにも母親はいます!」とか言い出したら激怒しませんかね。非常識度で今回、また記録更新したんじゃないでしょうか。

と、完全におかしいとしか思えない言動をした美和のとどめの台詞。

「これが私の志なんです。新しい日本を作る。新しい日本人を育てる」

はぁ−!? 囚人受け入れを民間に丸投げしておいてドヤ顔で言うのがそれですか!? せいが美和をまじまじと見つめるのですが、「おまえ頭大丈夫か!?」という顔に一瞬見えましたからね。正直私がせいなら、コイツにはもう関わりたくないなと思います。
ところが主人公補正で、何故かせいも手伝うと言い出します。美和とせいが奔走した結果、生糸製造の女たちが国事犯を受け入れると言い出します。ここで中原が女たちに「怖くないんですか?」と最もなツッコミ(そこに気づいているなら、楫取に指摘しておけよお前)。女たちは美和に洗脳されたような台詞を言いますが、ここで美談にまとめないで「安心してください。安全には万全を期します」と楫取が言えばまだマシです。
ところが噂の渦中にも関わらず「美和の仕業だろう(ヤレヤレ)」とか言うんですよ。囚人を女が受け入れる危険性を少しは考慮したら。それにこの流れだと楫取の力ではどうにもできず美和頼りなわけで、本当にどこまで無能なんだコイツ……と思います。美和が何もしなかったらどうする気だったんでしょうね。 今回楫取は無能度でも記録更新しましたわ。毎週最低記録を更新って素晴らしいですね。遠慮せずに視聴率でも最低を更新してください。

不倫を打ち消す熱血スピーチできちゃう俺ってすごい!

このあと、楫取が薩摩の国事犯の前でドヤ顔スピーチ。本当に本作って薩摩大嫌いですよね。粗野でチンピラみたいな奴ばっかりです。本当にこのあたり、『あさが来た』の炭坑描写を見習って欲しいです。そして中身スカスカの楫取スピーチに何故か人々が感動しまくっておしまい。どうやらスピーチで感動して、楫取の人柄にうたれたから不倫のことはチャラにするという流れらしいです。はー……。

そのあと美和に手紙が届きます。いつもは美和が既に開封して読み始めていますが、なぜか郵便配達夫が「久坂さーん」と大声で名前を何度か呼ぶんですね。何ででしょう? ちゃんと美和はわきまえていますよ、久坂の妻とわかっていますよ、ということでしょうか。その手紙は久米次郎からで、母の気持ちを思いやってその家から出て行けというものでした。いいぞ久米次郎、その通りだ!

そして予告編ですが、来週は寿が美和に楫取を託して亡くなるようです。不倫の一夜疑惑が曖昧でろくに解決されないまま、この流れって邪悪にもほどがあると思うのですが。来週は胸クソ悪さにおいて記録を更新しそうです。本当に今作って、底が見えませんね。

そうそう、公式サイトに本作を駄作たらしめた土屋Pのインタビューが掲載されています。

http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/special/interview/index76.html

土屋勝裕チーフプロデューサー、こいつの名は俺たちは絶対に忘れない

いつもながらツッコミどころ満載ですが、明倫館を見下し松下村塾を持ち上げる記述があってびっくりぽんです。明倫館は別に松下村塾と対立関係にあったわけではなく、そもそも松陰や高杉らも明倫館出身なんですよ。長州藩の人材育成の場で、明倫館の流れを汲む学校もあるわけですよ。こういう神経の人間が作っているからこそ本作は駄作なのでと痛感しました。

それにしても、脚本家の小松先生はたいした方だと思います。土屋PはじめとするNHK上層部からの無茶ぶりのもの、並の神経の作家ならプライドが許さないようなテンプレ使い回しを延々と続け、なんとかこの破綻した作品45分ぶんを埋めるわけですからねえ。この人の書く話がよいとは到底想えませんが、クライアントの無茶ぶりにも応える有能な人なのでしょう。沈みゆく船のような本作に途中登板なんて、プライドがあれば絶対に引き受けませんから。どんなに駄作を連発しようと、彼女の仕事が途切れることはないでしょうね。それが視聴者にとって幸せなのかどうかは、ちょっとわかりませんけれども。

武者震之助・記

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霜月けい・絵




1位 西郷隆盛49年の生涯!


2位 ホントは熱い!徳川家康


3位 意外と優しい!? 織田信長さん


4位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


5位 毛利元就の中国制覇物語


6位 伊達政宗さんは史実も最高!


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8位 最期は切ない豊臣秀吉


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