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花燃ゆレビュー

花燃ゆ感想マンガ第49回「二人の再婚」何回でも言ってやるよ、君の中で踊る黒いもの

更新日:

こんにちは、武者震之助です。『真田丸』公式サイトがいよいよオープンしました。赤が印象的なメインビジュアルは格好いいのですが、「今だって、愛と勇気の旗を掲げていいんだ。」とちょっと『天地人』ぽさを感じて不安になります。が、しかしちょっと待ってください! 思い出してください。昨年、「幕末男子の作り方。」が発表されたあの絶望感を。あれに比べたらどうということはない!

・NHK大河ドラマ『花燃ゆ』大河史上ワースト記録更新まっしぐら!? 相次ぐ“迷走テコ入れ”に「『真田丸』を前倒しで!」の声が噴出?

http://otapol.jp/2015/12/post-4823.html

そして今、このドラマはその絶望感のまま、いやより深め、突っ切ろうとしています。

ゲスの極み乙女 紅白出場おめでとうございます

そう何回でも言ってやるよ
君の中で踊る黒いもの
ああ、あたかも隠したつもりで
平然としてる顔が嫌で
どうでもいいテレビのニュースに
踊らされる架空の毎日

4日の番組で「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音が歌詞のウラ話を披露した
「キラーボール」の作詞を担当した川谷は、実体験が元になったという
「他に男いるくせに自分に寄ってきてる」という意味が含まれていると語った(ライブドアニュースより引用)

さて今週ですが、「二人の再婚」。このあらすじを「いよいよ美和が楫取の花になる」と表現していたものがあってですね。つまり『花燃ゆ』の花=妻ということでしょうか。なんだかもうこうなってくると、花が燃えるというのはヒロインが楫取の妻となるための情念を燃やし続けてきた、そういう不倫から始まり掠奪愛に終わる一年ですよ、と言われているようで気分が悪いなんてもんじゃありません。オエーッ!

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アバンで再婚をちゃっちゃと終わらせる最後のチャンスを逃す

それでは本編です。あとこの苦行も二回だよ〜、張り切って行こう……。

先週の署名サイトキャンペーンで富岡製糸場閉鎖乗り切りがちゃちゃっと描かれたアバン。いやもう、アバンで再婚してもいいよ。チンタラおまえらが再婚するしないで45分消費するとかたまったもんじゃないから。

今週はいきなり阿久沢せいが再婚をプッシュするところからスタート。おげええええええげろげろげろ〜〜〜ッ!
わかっていたけど辛いです。大河に二度主演したレジェンド三田佳子さんが何故このような台詞を。自分の気持ちを見つめて素直になって、とか一体美和はいくつなのよ。河原ドンからこのかた「義兄上は私のもの!」オーラを飛ばしまくっていたくせに今更「姉に悪いから♪」とかどういうことなのよ。

歴史ドラマとして本作が最低最悪なのはわかりきっていますが、恋愛ドラマとしても酷いですよ。楫取が美和に迷惑かけないようにと自分で朝食の魚を焼いて焦がしたりして、もう失笑ものです。朝ドラを思い出しましょう。電子レンジもガスコンロもない当時、上流階級に使用人がいるのは当たり前です。使用人を雇う=美和への裏切りみたいに描いている本作が異常なのです。

このあと美和が女相手の塾を開いていると、富岡製糸場の工女たちが来ます。ところで美和のいる場所って前橋ですよね。どのくらいの所要時間か、Googleで調べました。

自動車:38 分 (41.4 km) 「関越自動車道 と 上信越自動車道」経由

鉄道:およそ2時間

徒歩:5 時間 18 分 (25.7 km) 「県道10号線」経由

この工女たちはどんだけ健脚なんだよ! 美和に挨拶するためだけに5時間歩かせるのかよ! 「いいんだよ、礼なんか!」という塾生の台詞がありましたが、その通り。5時間も子どもを歩かせていると考えると極悪非道にしか見えません。あ、美和が富岡製糸場に行っている可能性もあり? でも阿久沢せいもいるしなあ。手紙で御礼を言うのじゃだめだったんですか。

せいは夫の勤務先である群馬県庁に押しかけ、再婚話を蒸し返します。群馬県庁って、県令の義妹がデンと県令の席に座って代理をしたり、阿久沢の妻が勤務時間内に押しかけたり、実にフリーダムですね。

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「迷場面」振り返りは余計な突っ込みどころを視聴者に提供

ここで久米次郎(楫取と美和の姉・寿の実子)が父・楫取を尋ねて前橋に来ました。やはりここは前橋なんですね。久米次郎は父に比べて自分がいかに情けないか思い知らされたとか、そんなことを言います。実の息子まで持ち上げ要員にするのか。幼い頃から周囲に振り回され、成長後も持ち上げ要員にされ、本当に気の毒です。この場面で美和の黒歴史「大言壮語を吐いて奥御殿に乗り込んだのに、結局スイーツ作って姫に取り入って媚び媚びしていただけで、肝心の夫が死なねばならなかった理由を突撃インタビューするはずだったことをど忘れ」案件がほじくり返されました。そんなもん触れねばいいのにぶち込んでくるとは、スタッフの皆さんは本気であれを名場面だと思っているんですかね。

今週はどうやら大河でたまに入る回想場面多めの週ですね。どの場面のどの場面も金太郎飴のように不愉快で凄いと思いました。一年間も流せばそれなりにぐっとくる場面があったと思うんですが、少なくとも美和と楫取が出ているところでは、ない(個人の感想です)。

美和は秀次郎が久坂家を相続した報告のため、萩へ向かうことにします。ここで楫取プロポーズ。美和、スルーして萩へ。いい加減この件をちんたら引っ張るのやめてもらえますかね!?

そして萩。キャーキャーはしゃぐ亀(義姉)、すっとぼけた表情の滝(実母)、もう見るだけ辛い。そして辰路(久坂の浮気相手)と成長した秀次郎(隠し子)がいます。それにしても杉家の面々がニタニタしながら笑って集合しているのって、微笑ましいどころか怖いですね。亀がともかく最悪で。秀次郎が挨拶したら挨拶もできるようになって、昔は行儀が悪かったのに、とか手をパチパチさせ、振り回して笑いながら甲高い声で喋っているんですよ。おまえが行儀作法とかよく言えたな、と冷たい目で見てしまいました。この秀次郎の場面、わざわざ久坂のコンプレックスだった医者の子であることをほじくり返し、秀次郎が医者になるのを「なんじゃこりゃ!」呼ばわり、どこまでも杉家の連中の無神経ぶりが目立ちましたね。幼少期にネグレクト精神的虐待をされ、そして今回この仕打ち。秀次郎、絶対にこいつらのことを嫌いになるでしょう。

ここで美和と辰路の場面です。美和のネグレクトを覚えていると腹が立つことのこの上ありませんが、辰路は秀次郎が育ったのは美和のおかげとベタ褒めです。美和はまだ薄気味悪い表情というか、うっすら勝ち誇っているような顔というか、ともかく不愉快極まりない薄笑いを浮かべて辰路に礼を言います。そういうつもりで演技しているわけでも、演出しているわけでもないのでしょうが、今まで美和がこんなふうにしおらしい態度を取るのはいつも勝ち誇った後ですからね。今回もそう見えますよ。

なつかしいあの人も祝福だ!おまえ誰だっけ?

ここへすみとふさが訪ねて来ます。ナレーションで懐かしい人と言っていますが、誰でしたっけ。入江すみが入江兄弟の妹で伊藤博文に離縁された人、ふさが吉田稔麿の妹でしたか。幼なじみというけれども、全然印象に残っていません。

『八重の桜』で八重の幼なじみである時尾やユキが出てきた時は感動したんだけどなあ。そして本作、いつものパターンですが久々に再会したのに近況を語り合うとか昔話をせず、いきなり相手が美和(または楫取)はいかに頑張っているかを褒め出すんですよ。いい加減にしろと。そんなんじゃ全然しんみりしないよ! 

やっとすみとふさがぺらぺらと超高速で自分の結婚について説明。もうシナリオの教科書に「悪い例」として掲載したいほどの説明台詞です。さらにいきなり「綺麗になったけど誰か好きな人いるの?」だそうです。うわあ、こいつら、歳月の重みってやつが全然ねえぞ! 幕末明治を経てもこれっぽっちも成長してねえ! 美和は一体いくつなんですか。なんでマクドでおしゃべりする女子高生みたいなノリなんだよ。気持ち悪い。

楫取は鉄道の建設について揉めているそうです。どうやって解決するかというと、旧主・毛利元徳に手紙を書くそうです。コイツって何かあるとコネを遣って頼みこむだけだな。そして仕事の話は終わってまーーーーた阿久沢による再婚のすすめですよ。

萩で美和は滝に再婚の件で相談します。史実での美和は、「貞女二夫に見えず」、亡夫の久坂への思いゆえに母が勧める再婚を頑なに断り続けていたのですが、今作はなあ。今更アリバイのように「久坂を忘れることができない」とかここで言い出します。奥御殿での「初恋の人なんですぅ」、姉の目の前でイチャイチャ、萩の乱をダシにした抱擁、お泊まりデート、病床の寿を脅迫するような態度だったこと。全部こちらは覚えていますよ。それでこんな白々しい場面を用意する神経に呆れます。

それにしても今回、長い……いつもと同じ45分ですが、その大半を再婚までのじらしで消費するわけですよ。苦行マラソンにもほどがある。

くっくっくっ、汚れた初婚は消毒よ!史実の美和を貶める焚書坑儒

hanamoyu20151206
美和は群馬に戻ると、久坂からの書状を庭で焼き始めます。うわー……史実の美和が持っていた亡夫への思慕を台無しにする酷すぎる改変ですね。そこへ楫取がやって来て書状を取り上げます。そして燃やすなと言い、再度プロポーズ。逸話の少ない美和の「涙袖帖」をこんなひどい改変するなんて、神経疑いますよ。とりあえずだらだら引っ張った再婚話がこれでまとまりました。再婚してよかったなあ〜……あまりにここまでが辛かったので、この話にケリがついて本当にほっとしました。決してこの二人の再婚を祝したいわけではありません。

このあと何故か群馬中がこの再婚に泣いた、みたいな場目が入ります。おげええ〜〜〜ッ! そしてここで鹿鳴館から招待状が届き、鹿鳴館の場面が一瞬挟まれます。はいはいはいはい、掠奪愛の末に鹿鳴館、よかったですね。

楫取夫妻は東京の毛利家を訪れます。久々に都美子(都美姫)が登場。元徳、安子(銀姫)夫妻も出てきます。今回も罰ゲームですね。そしてここで美和のドレスが出てきます。ポスターの図案にもなったど派手な詩集びっしりのあれですよ。ピアノカバー、公民館の緞帳、絨毯、刺青、そんなものを連想させるギトギトとど派手なドレスです。美和の奥御殿でのカッパ巻きみたいな裲襠もダサいと思っていましたが、このドレスもどうしてこうなったんでしょう。『あさが来た』のシンプルですっきりしたあさの白いドレスと差がありすぎる……。

鹿鳴館だけは豪華だから見ようかな、と思う方。やめましょう。予告編であのドレスが正面から見えるのですが、半端ネェダサさです。なんでサイトやポスターは背面を遣っているかわかりました。鹿鳴館の豪華なセットをも破壊するほどの破壊力です。フィギュアスケートの浅田真央さんらの方が、断然美しい舞です。『あさが来た』の五代はんの寄合所の方がちゃんとした西洋建築が見られます。年末の貴重な時間を犠牲にするのはこの私に任せられよ! 皆さんはひとあし早く『真田丸』を目指してくだされッ……(もはや気分は島津豊久)! 毎年恒例の最終回放送時間延長がなく、45分で終わる点だけは褒めたいと思います。

ちなみに朝ドラのヒロイン・あさは、史実および原案において「鹿鳴館? あんなもんで浮かれて何が楽しいんや、アホらし」という否定的な態度でした。そこも朝ドラで再現してくれますよう、今から期待しております!!

武者震之助・記

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霜月けい・絵




1位 西郷隆盛49年の生涯!


2位 ホントは熱い!徳川家康


3位 意外と優しい!? 織田信長さん


4位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


5位 毛利元就の中国制覇物語


6位 伊達政宗さんは史実も最高!


7位 最上義光 名将の証明


8位 最期は切ない豊臣秀吉


9位 史実の井伊直虎とは?


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