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イラスト・富永商太

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織田家 その日、歴史が動いた

あの桶狭間の戦いも内紛ゴタゴタの最中に成し遂げていた!? 織田信長の家中統一

更新日:

 

「父親の位牌に焼香ならぬ投香をした」とか「延暦寺で女子供まで殺しまくった」とか「明智光秀に八つ当たりしすぎて殺された」などなど、とかくインパクト大なエピソードがまことしやかに伝えられる織田信長
当初は尾張一国どころか織田家すら掌握できていない状態で内紛ばかりしておりました。

今日のメインはその終盤戦、最後まで手こずった親戚との争いです。今川義元をやっつける(たまたま倒しちゃう)よりも、はるかに内輪もめの方が大変だったようで…。

絵:富永商太

父・信秀の所業から既に内紛は始まっていた

永禄五年(1562年)の11月1日、織田信長が織田信賢を討って尾張を統一しました。
なんで同じ家の中で争ってるのかというと、織田家の中でいくつにも枝分かれしていたからです。
信長が生まれた血筋は、織田家の中ではむしろ傍流であり本家から見ればオマケ程度でした。

が、信長の父・織田信秀が商業を盛んにしたり、室町幕府や朝廷との渡りをつけたりと「本家よりウチのほうがスゲーんだぜ!」というポーズをとったことから、織田家内部がギクシャクし始めます。
この時代、勝手に官位を名乗る大名が多かった中で信秀はきちんと朝廷から任官されていますし、その位が本家より高かったのですからやっかみ買うのも当たり前。
しかしこのトーチャン、それをわかっていてわざとやっていたような節があります。

本当は自分で尾張統一までやりたかったようですが、四十代で死んでしまったのでそこまではできませんでした。

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仮病を使って弟・信行をだまし討ち

この腹に一物も二物も持った人の子供が、これまたあらゆる意味でブッ飛んだ人なのですからもう大変。
「あいつオレの言うこと聞かなそうだから、弟に家督継いでほしーなー」と考えた本家と、それを真に受けた弟・信行+母親&家臣と信長の戦いがまず始まります。

このときは戦だけでは勝負がつかず、信長が仮病を使って信行を見舞いに来させて騙し討ちにすることでようやく収束を見せました。
実の弟とはいえ、目先の権力にとらわれて道を阻む者に容赦はいらないと考えたのでしょうね。
そもそも本家と結んでいる時点で、もし信行が家督を継いだら本家の傀儡になることは目に見えていますし。

その後信長は「打倒本家!」と方針を定めて戦いました。
まずは尾張を完全に手中に収めなければ、その先へ進むことはできません。
おそらく家督を継ぐ前から、信長は一城の主で収まるつもりはなかったのでしょう。
時には妹を嫁がせて丸め込んだり、怪しい動きをする者は先手を打って追放したりと、戦以外の方法も使いました。
この頃は所領も少なく、動員できる兵も少なかったでしょうから、無理に戦を仕掛けないという点で現実的なやり方です。

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内紛のゴタゴタに乗じて城を取り囲み

そして家中統一の過程で最後に戦ったのが信賢でした。

破竹の勢いに乗った信長の影響を受け、信賢の家でもお家騒動が起きます。当主だった父・信安が長男の信賢を無視して次男・信家に家督を継がせようとしたからです。
ちょっと前に同族の信長と信行が目と鼻の先で大ゲンカしてんのに、全く懲りないあたりがすげえ。
そろそろ「信」の字がゲシュタルト崩壊しそうですが、織田家の通字(代々名前につける決まりになっている字)なのでもう少しご勘弁ください。

結局信賢が「オレ何もしてないのに長男無視するようなヤツは親父じゃねえ!出てけ!!」と信安を追い出して終結するのですが、一度乱れた家臣の結束はそう簡単に元には戻りません。

信長はこの機を見て攻め込み、城を取り囲んで待つこと数ヶ月。
ようやく信賢を降伏させ、残党を追放し尾張統一を成し遂げたのでした。

尾張統一事業の合間に桶狭間の戦いで勝利って・・・

ときに信長28歳、家督を継いでから10年にしてやっと一国を手に入れることができました。
ちなみに有名な桶狭間の戦いはこの家中統一の間のこと。

家の中がまとまらないうちに大大名を打ち破ったのですから、周辺へ能力を示す絶好のチャンスだったでしょうね。というか、義元を倒した後も、信長の家内で反抗する者がいたってのが一番の驚きかもしれません。

この後は家康との同盟・美濃攻略を経て、信長率いる織田家は天下への階段を一足飛びに駆け上がっていきます。

長月 七紀・記

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参考
http://indoor-mama.cocolog-nifty.com/turedure/2011/11/post-eed3.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%94%E7%94%B0%E4%BF%A1%E9%95%B7#.E7.95.A5.E6.AD.B4




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