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その日、歴史が動いた

世界一の激務をこなす今上天皇のお茶目なエピソード

更新日:

 

クリスマスも近付いてきましたね。
が、キリストの誕生日は実は12月ではないという説も濃厚だそうです。
それに日本の歴史サイトの一コーナーとしては、やはり日本に関する方の誕生日をお祝いしたいところ。
というわけで(どういう)、本日から三日間は日本の人物お誕生日特集です。

昭和八年(1933年)の12月23日、今上天皇陛下がお生まれになりました。
2013年には80歳になられました。
一般人なら孫や犬猫でも撫でて楽隠居しているようなお年なんですね。

ちなみにこの「今上」というのは現在の天皇を呼ぶときに使う言い方です。
昔から存命中の天皇についてはこう呼んでいて、亡くなってから○○天皇と号をつけて呼ぶことになっていました。
これを「諡号」(しごう)といいます。
厳密にはもっと細かく分かれるんですが、ご興味のある向きは各自お調べください。
べ、別に面倒になったわけじゃモゴモゴ

そういう決まりがあるので、今上陛下に対して「平成天皇」とか言うとコワい方々に睨まれる恐れがあります。エマージェンシー!

皇太子時代にご学友たちと銀ブラ事件

えー、前置きという名の悪ふざけはここまでにしまして、本題に移りましょう。
今上陛下は昭和天皇の5番目のお子さんで、初めての親王(天皇直系の男の子)でした。
生まれながらの将軍ならぬ、生まれながらの皇太子だったのです。
戦時中はまだ小学生でしたが、戦況や戦後における日本の変化に対応すべく、お仕事に励んでこられました。
皇太子時代から各国との友好や皇室内のしきたりを改めたり、積極的に活動されています。
昭和天皇が体調を崩されてからは名代も勤め、お父上からは「東宮(=皇太子)ちゃんがいるから大丈夫」と言われるほど信頼されていました。

……と、ここまでだと真面目一辺倒の方のように思えますが、実はお茶目なエピソードもたくさんあります。
一番有名なのは「銀ブラ事件」ですかね。
これは高校生時代に、ご学友数人とこっそり銀座に出かけたといういわばお忍び事件。
お付きの人々に嘘をついて抜け出し、普通の喫茶店でコーヒーを飲んだり、洋菓子店で紅茶やお菓子を楽しんだりと銀座の街を満喫されたそうです。
もちろんすぐにバレて大騒ぎになり、ご学友の方々は警察と皇室関係からこってりしぼられたとか。
この件との因果関係があるかないかはわかりませんが、皇太子時代には「世襲はつらいね」とこぼされたこともあるそうで、普通の暮らしに憧れていたこともあったのでしょうね。

もう一つは時期不明なものの、これまたユーモアに溢れるお話。
あるとき記者同伴で登山に行ったところ、陛下の姿を見失った記者がうっかり「おとうちゃん」と言ってしまったことがあったそうです。
時代が時代なら不敬罪になってもおかしくないような発言ですが、今上陛下はにっこり笑って「おとうちゃんはここにおりますよ」と突然記者の後ろにお出でになったとか。
二重の意味で心臓に悪そうな出来事です。記者は平気だったんでしょうか。
皇室の方々というとどうも「御簾の内側」という感じで超人のようなイメージがありますが、こうしたくだけた面がおありの方が中心ということは、案外一般家庭と変わりないのかもしれません。

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同年代では世界一の激務をされている

ところで、天皇陛下のお仕事ってどんなことだと思いますか?
教科書だと祭祀や式典(通常国会の開会式など)、外国からの賓客対応しかやってないかのように書かれていますが、実は毎日毎日ものすごい量のデスクワークもされています。
主に法律や条約、大臣などに関する書類で、内閣や宮内庁からまわってきたものを逐一読んで決裁されるのです。
国に関わるものですから、一般企業のようにめくら判なんてできません。
書類がどんなに長かろうと、どんなに山になっていようと、お体の調子が悪かろうと、全てに目を通して署名・押印しなくてはならないのです。
当日中に決裁することになっているので、国会の状況によっては深夜までお仕事をされることもあります。
たまに「皇室は税金で優雅に暮らしやがって!」なんて言う人がいますが、とんでもない超ハードワークなのです。

しかもこれに、各地方でのご公務や来賓への応対、祭祀が加わります。
今年80歳、これまでにがんや心臓病など数々の手術を経験されてきた方のお仕事としては過密すぎるほどです。
これと同じ仕事をこなせる同年代の人間なんて、世界中探してもほとんどいないでしょう。
皇室に関する話題はやれ右だの左だのと争点になりやすいですが、少なくともこの年齢に対する激務ぶりという一点だけでも、尊敬の念を禁じえません。

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もっと皇室をお知りになりたい方は

皇室の歴史などに触れるとそれだけで何万字になるかわかりませんので、今回はこの辺で。
もう少し詳しく知りたいという方は、ぜひ天皇陛下や皇室について書かれた本を手にとってみてください。
参考までに、アマゾンでも楽天でも評価の高いものをいくつか張っておきましょう。
図書館に置いてあるところもあるかも。

◆天皇陛下の全仕事 (講談社現代新書)

◆天皇家の執事―侍従長の十年半 (文春文庫)

◆知っておきたい日本の皇室 (角川ソフィア文庫)

 

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皇室についてある程度知っておくと、歴史もまた別の視点から見ることが出来ますので、歴史好きなら損はありませんよ。
長月 七紀・記
参考:今上天皇(Wikipedia)

 

 

 




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