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その日、歴史が動いた

丸いだけじゃない!3月29日は「マリモの日」で歴史はあまり動かない【その日、歴史が動いた】

更新日:

全国47都道府県どこであっても、メジャー・マイナーの差はあれ何かしら一つは名物がありますよね。逆に多すぎて困るところも結構あるのではないでしょうか。

本日はその一つ、北の大地の不思議な生き物のお話です。

昭和二十七年(1952年)の3月29日、北海道阿寒湖のマリモが特別天然記念物に指定され、この日が「マリモの日」と定められました。
日本では阿寒湖といえばマリモ、マリモといえば阿寒湖というイメージが強く、また「絶対に丸いモノ」と思われていることが多いですよね。
が、実はそうでもなかったりします。

最初に発見されたのが阿寒湖でのことで、球状だったので「鞠のような藻」=「毬藻(マリモ)」と名付けられたのですが、あそこまで綺麗に丸くなるのは阿寒湖特有の現象なのだとか。
そもそもマリモはあの丸い形で一つの生き物というわけではなく、アレを構成している細い藻の一つ一つが別個の個体なんだそうです。ということは一個ずつ顔があると……考えると気持ち悪くなってくるのでやめましょう。

そのため、マリモと同じ種類の藻は日本全国及び世界中に生息しています。球状になるのは阿寒湖の他には青森県の小川原湖くらいで、ほとんどの場合は丸くなるどころか集まることもなく、ばらばらに浮いている状態だそうですね。
ついでに言いますと、丸くてなんとなく柔らかそうに見えますが、触ってみるとチクチクしていて硬いらしいです。柔らかそうだからって頬ずりとかしないほうが良さそうですね。イヤがらせにはいいかもしれませんが。

海外では、アイスランドやエストニア、ナイアガラの滝で有名な北アメリカの五大湖など、基本的には寒いところに生息しています。
これはマリモが寒さに強く暑さに弱いというわかりやすい性質を持っているためで、真冬に分厚い氷の下に閉じ込められても生きていけるようなつくりなのだとか。
逆に暑いところではあっという間にお陀仏してしまうため、お土産物のマリモを夏場の室内に放置するのは厳禁です。夏休みの自由研究として「マリモの生と死に関する百日の動向レポート」とか作りたいのなら止めませんが、生活指導の対象になりそうですのでやめておいたほうがいいでしょう。植物でも虐待ダメ絶対。

また、生物学的には暗くても生きていけるのですが、球状になると中心部の藻は完全に光が遮られてしまうため、いずれ枯死して形が崩れてしまうんだそうです。
それでも自然の状態であれば波や風によってまた丸くなるらしく、いやはやよくできています。植物ってたくましい。
つくりが複雑な生き物ほど生存するための条件がいろいろついてくるものですから、動物より植物のほうが頑健ともいえそうですね。

養殖マリモとは手作りマリモのこと

ちなみにお土産物で「養殖」と書かれているマリモは人工的に増やしたものではなく、人の手で丸めたものなのだそうです。マリモからしたらえらい迷惑ですね。人間で言えば、同じ町内に住んでたってだけで「明日から一生同居してください」って言われるようなものじゃないでしょうか。平安貴族もビックリのプライバシーのなさです。死んだほうがマシですね。

ついでに言いますと、阿寒湖で売られていても阿寒湖のものを使っているわけではなく、別の湖のを取ってきて丸めているため、そちらの湖で絶滅に瀕しているのだとか……ゑ?

それだったら丸いスポンジか何かを芯にして、藻をつけて球状にしたほうが手間的にも費用的にもマリモ的にもいい気がするんですけども、どうですかね。外から見ればわかりませんし。

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大正時代に捏造されたマリモ悲恋伝説

そのように人間の都合で絶滅させられかけているわけですが、マリモにはさらに哀れな話があります。
観光名所のネタにするため、嘘八百の伝説が作られているのです。
大正時代に某新聞の記者が創作した話で、概要としては「アイヌの身分の高い女性と下男が恋に落ちたものの、うまく行かず揃って阿寒湖に入水し、二人の魂がマリモになった」というものです。ベタですね。二人の魂いくつあるねん。
といっても当時は純愛物語としてウケたようで、このガセビアによって阿寒湖は観光名所になったそうですから、全く無意味ではないですけども。

実は本来伝わっていたアイヌの伝説でも、あまり良い役回りではありません。
こちらも概要だけお話しますと「アイヌのとある神様がペカンベという植物を嫌い、出て行けと言ったが、ペカンベたちは身に覚えがないので引越しを嫌がった。しかし神様には逆らえず、出て行く際腹いせに阿寒湖周辺の草をちぎって丸めて投げ込んだのがマリモの始まりである」という子供のケンカでもやらなそうな話です。
※アイヌの方々をディスる意図はありません

こういう話は実際にあった出来事を婉曲に伝えるために何かしら置き換えられていることが多いとされているのですが、この場合「権力者からいわれのない退去命令が出たので腹いせをした」だけですから推測もできませんし、何の教訓にもならないため非常にモヤっとします。
実は何か暗号が隠されてたりするんでしょうか。

その他、マリモに関することはこちらのサイトにドン引きするほど……ウォッホン、とても詳しくまとまっているので、ご興味のある向きはどうぞ。

【マリモ…その愛…】

検索結果でサイト名が出てきたとき正直目を疑いました。本気で愛着を持っていないとマリモだけでこんなにコンテンツを作れないでしょうねえ。
学者先生方だと珍しくないのかもしれませんが、藻類をこれほど愛している方はそうそういないのではないでしょうか。藻(そう)だけど。
……失礼しました。

長月 七紀・記

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参考 マリモ(Wikipedia)




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