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その日、歴史が動いた 明治・大正・昭和

明治時代に誕生した森永ミルクキャラメル

更新日:

ポルトガルからやってきたあのお菓子 

日本に西洋の文物が入ってきたタイミングは、大きく分けて二つあります。

戦国時代と明治時代。戦後はいわずもがなですので除外ということで。

このうち前者の場合、ポルトガル由来のものがたくさんありまして、単語もほぼそのまま残っています。例えば”パン”はポルトガル語の"pao"が語源だとか。

というわけで、本日の主役はポルトガルからやってきたものの中でも特に愛されているあのお菓子です。

 

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発売当初は「キャラメル」だけと素っ気無く 

大正二年(1913年)のあす6月10日、森永製菓がキャラメルを”森永ミルクキャラメル”と改称しました。

キャラメルといえば、森永製菓創業時から現在に至るまで看板商品ですが、当初はそっけなく「キャラメル」とだけ書かれていたのをこの日改めたのだそうです。
その後バラ売りや缶入り・箱入りなどの変遷を経て、大正時代には現在のような山吹色の箱でほぼ固定化されたようですね。
当時の物価では高級品だったので、贈答用の缶入りなどが販売されていた時期もありました。

以前取り上げた昭和の奇人もとい天才・南方熊楠が昭和天皇に標本を献上したときの箱もこれかと思いきや、業務用の大きい箱だったそうです。
今調べ直したら、「桐箱も用意したけど開きにくかったから」という理由で、熊楠自身が標本の保管に愛用しているこの箱を選んだのだそうです。
昭和天皇がその場でお手に取った・中身を見ようとしたかはわかりませんが、多分そういうことを想定して開けやすい箱にしたんでしょうね。

天才と称される南方熊楠さんです/wikipediaより引用

天才と称される南方熊楠さんです/wikipediaより引用

 

創業者森永太一郎がアメリカで製法を学ぶ

さて、ここで終わらせると森永製菓さんの手先みたいなので、もう少しキャラメルの歴史についてお話しましょう。

実は日本に当初伝わったとき、あの四角い形のキャラメルではありませんでした。
ではどんなものだったかといいますと、よく似た名前の「カラメル」。プリンの下にあったりのっかったりしている液状のアレですね。
水と砂糖を煮詰めれば作れますから、長旅をしてきた宣教師達にも手軽に作ることができたのでしょう。

現在のようなキャラメルになったのは、実は森永製菓の創業者・森永太一郎がアメリカで製菓について学び、帰国後に考えてからだそうです。つまり、現在のようなキャラメルは明治時代に生まれたということになります。

アメリカのお菓子というととんでもなく甘い上に食べ物とは思えない色をしていることがありますが、そこまで日本に持ち込まれなくて良かった……と心の底から思わざるをえません。

20世紀初頭は現在ほどの色合いではなかったかもしれませんが。

 

チキンのコーラ煮もあるぐらいだし

ところで最近、キャラメルが料理にも使えるとのことでこんな本が出ています。

そして、実際に試作・試食されているレビューがこちら。

【「森永ミルクキャラメルレシピ100」を使って豚の角煮・フレンチトーストなどの料理をいろいろ作ってみた】(GIGAZINE

本の内容も実際に食べた感じも評判は上々のようです。まあ、そもそも完全にダメだったら出版中止になってますよねHAHAHA!

チキンのコーラ煮とかオレンジジュース煮というのは聞いたことがありましたが、キャラメルもいろんなことに使えるんですねえ。中華でも蜂蜜を使ってチャーシュー仕込んだりしますから、大きなくくりでは同じことなんでしょうか。
ちょっと勇気が要りますけれど、今夜のおかずにお困りのご家庭は試してみるのもいいかもしれません。

塩キャラメル・生キャラメルや○○フラペチーノで大人にも大人気なお菓子になりましたが、これを見るとまた新たな世界が広がりそうですね。

 

 

長月 七紀・記

 

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参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%B0%B8%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%AB
http://www.morinaga.co.jp/caramel/history/
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31270
http://sweets.cake100.net/29.html

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