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イギリス その日、歴史が動いた

センターGUYならぬカトリックGUY! 英国ウェストミンスター宮殿の爆破を企てる

更新日:

 

王様と一般人の話、といったら何を思い浮かべますか?
おそらく大半の方が「民衆は悪い王様に搾取されていました」というイメージを持っているのではないでしょうか。あるいは若い娘を無理やり連れてこさせて(禁則事項です)とか(青少年の健全な育成のため削除)とか・・・。

ところがどっこい、現実には一般市民”が”王様にダイナミックな反逆行為をして処刑されたという例もあるのです。
「反逆はみんなダイナミックに決まってんだろw」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、まあ本日のお話を詠み進めていただければ納得されるかと。

1606年(慶長十一年)の2月10日、イングランド王ジェームズ1世を爆殺しようとした「ガイ・フォークス」という男が処刑されました。

……繰り返します。17世紀の話です。日本では「関が原」と「大坂の役」の間です。
発想自体も本当に実行したということもダイナミックでしょう?

ウェストミンスター宮殿/Wikipediaより引用

爆破計画の対象となったのは・・・/Wikipediaより引用

 

 

カトリック教徒というだけで危険な目に遭うほどだった

一般人がナゼそんなことを企んだのかというと、当時のイングランドにおける宗教問題が原因です。
この頃にはもう英国国教会ができて随分経ち、国民にも馴染んでいました。が、途中でカトリック派の王様が出てきたりしていたため、少数派ながらカトリックの信者もいたのです。

しかしときの王様であるジェームズ1世は「イングランドは国教会だけにするんだから!><」(超訳)という方針を固め、カトリック教徒に対する迫害を始めます。
そのためイングランドでは「カトリックを信仰している」というだけで命が危ういほどの状態になっていました。

「だからなんでアンタらはすぐ”SATSUGAIせよ!!”になるんじゃい?」と言いたくなりますが、世界的に見れば神仏習合をやってのけた日本のほうが稀有なんですよねえ。でももうちょっと穏便にいこうよ(´・ω・`)

 

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石炭貯蔵室が満杯になるほど火薬を運び入れ…

ガイは根っからのカトリック教徒というわけではなかったようですが、カトリックの家庭と多く付き合いがあったので、いずれにせよ心情的には彼らの味方でした。
そして昔馴染みが「カトリックを迫害するジェームズ1世と周りの議員どもをSATSUGAIしてやろうぜ!」ともちかけ、ガイも陰謀に加担することになったのです。

まずは仲間のうち一人が使用人として身分を偽り、どこが実行にふさわしいか下調べを始めました。
そして、ウェストミンスター宮殿の地下にある石炭貯蔵室を借り、この部屋が満杯になるほどの火薬を運び入れます。
……どうでもいいですが、匂いとかでバレなかったんですかね? 宮殿に入れる荷物について、全く検品をしないというのも不思議ですし。セキュリティという概念がなかったんでしょうか。
ちなみに今のウェストミンスター宮殿でこのときと同じ量の火薬を爆発させた場合、半径1km以内の建物は破壊されるだろうという試算になるそうです。ホントに何で誰も気付かなかったんだ。当時のお役人は鼻が利かなかったんでしょうか。

 

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事前に計画発覚! ある者は殺され、ある者は無残な拷問に

謎は深まるばかりですが、結局この計画は未然にバレました。
何者かがとある貴族の屋敷に「会議に出席するのは危険だ」という手紙を放り込んだのです。ただ、それは「告発といえるほどの内容ではなかった」ということをガイたちも知ることとなり、計画はそのまま実行されようとしました。

しかし、宮殿内を用心深く調べていた当局によって彼らは見つかり、ある者はその場で殺され、投降した者は無残な拷問にかけられます。なかなか自白しなかったからですが、後々の判決からするといずれにせよ末路は同じだったでしょうね。

一応裁判は行われました。ただ、それは形だけのこと。国王に対する反逆罪ということで、最も苛烈な刑にかけられます。
多分刑の名称だけでも気分が悪くなってしまう方が多いかと思うのでここでは詳細を伏せておきますが、ご興味のある方はウィキペディア先生等にお尋ねください。写真が発明される前の話なので、写真が出てこない分まだマシなほうでしょう、たぶん・・・。

ガイ・フォークスの自筆署名/Wikipediaより引用

ガイ・フォークスの自筆署名/Wikipediaより引用

 

 

この後、ジェームズ1世は「やはりカトリックはけしからん!!」ということで法律的にも迫害を進め、カトリックにとってはより厳しい状況になってしまいました。
反逆が失敗するとよりひどい状況に陥るというのは古今東西いつでもどこでも同じですね。

ガイたちが逮捕されたのが11月5日なので、現在ではこの日は”ガイ・フォークス・ナイト”としてイギリスのお祭りになっているそうです。
昔は彼を模した人形に火をつけて町中を引き回すというアレな感じだったそうですが、現在はそちらは廃れ、盛大に花火を打ち上げるお祭りに変わっているとか。
上記の経緯からすると、王室にとってはあまり笑えない行事のような気がするんですけども、そのへんはどうなんですかね。当時の王家と今の王家は違うからいいんでしょうか。

祭りで引きずり回されるガイ・フォークス/Wikipediaより引用

祭りで引きずり回されるガイ・フォークス/Wikipediaより引用

 

その一方で、何の因果でか英語の”guy”はガイからきているそうです。

また、映画「Vフォー・ヴェンデッタ」やアノニマスなどが使っていたことがあるあのニヤけたヒゲ面の仮面はガイを模しているのだそうで。
こうなると、称えているのかpgrしているのか全くわかりません。これが英国面というやつでしょうか。なるほどわからん。

宗教の関係もありますけども、反逆者でも祀ったり弔う日本とは対照的な話ですねえ。

あの世界的ハッカー集団のアノニマスが被っているお麺は

あの世界的ハッカー集団のアノニマスが被っているお面はガイ・フォークスがモデルだとか/Wikipediaより引用

 

長月 七紀・記

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参考:ガイ・フォークス/Wikipedia

 

 




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