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その日、歴史が動いた 世界史データベース

ラジオの歴史 1906年のクリスマスイヴに始まった、どこか懐かしくて、いざというとき頼りになるアイツ

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ストレス解消って大事ですよね。
多くの場合、イヤなことを人に話すとスッキリしますが、逆に「人の話を聞く」こともストレス解消になることがあります。
雑誌や新聞のお便りコーナーで、自分と同じような悩みを持っている人の話を見た時なんかはまさにそうですよね。
本日はそういう話を聞くこともできるアレのお話です。

大正十四年(1925年)3月22日は、日本初のラジオ放送が行われた日です。

テレビやインターネットが広まったとはいえ、ラジオのファンもまだまだ多いですよね。むしろ、ネットラジオが出てきてからは、うまく時代に溶け込んでいるような気もします。リスナー数では苦戦しているようですが。
ということで、本日はラジオ放送の歴史を見ていきましょう。

【TOP画像】Photo by (c)Tomo.Yun

 

1900年にカナダ人技師がテストに成功した

ラジオ放送が誕生したのは、アメリカのマサチューセッツ州でした。

カナダ人の技師レジナルド・フェッセンデンが、1900年に初めてテスト成功し、1906年のクリスマスイヴに世界初のラジオ放送を行っています。
自分でバイオリンを生演奏したり、聖書やクリスマスソングを流したりと、最初からなかなか充実した放送だったようですね。
レジナルドはエジソンに入社を断られたことがあるのですが、それでも頑張って信頼されるまでになったガッツある人ですので、ラジオの発明にも相当の試行錯誤をしたのでしょう。

1920年にはペンシルベニア州で正式な放送局ができました。この局の最初の放送は、大統領選挙の当選者を伝えるものだったとか。
今では世界中にネットで伝わりますけれども、たった100年程度でこんなにも技術が進んだんですね。

 

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日本では、関東大震災を機に拡大の風潮高まる

その後オランダやドイツなど、ヨーロッパ諸国がラジオ放送を始めました。
日本でも1920年代のうちに、新聞社が独自のラジオ放送を行っていたようです。昭和天皇(当時は皇太子)の結婚式典や、選挙の開票など、国家的な出来事がいくつか中継されました。
そして、1923年の関東大震災での混乱により、「ラジオなら、混乱した状況下でも正しい情報を伝えられるのではないか」という声が高まります。

全国から「ラジオ局作りたいです」という出願がありましたが、政府は「公益法人のみ、東京・大阪・名古屋だけおk」という結論を出しました。
まあ、メディアリテラシー(情報精査能力)なんて言葉も概念もない時代でしたから、よからぬことを企んで恣意的な放送をする者がいないとも限りませんしね。

そして1925年に、社団法人東京放送局から初めて一般向けのラジオ放送がスタート。東京都港区にあった東京高等工芸学校(千葉大学工学部の前身)から発信されています。

当時の放送技術や受信機の性能はまだまだ未発達だったので、東京23区内でないとよく聞こえなかったといわれていますが、それだけの範囲で成功すれば悪くはないですよね。

 

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大本営発表ならびに玉音放送もラジオから……

その後、日本各地に放送局が設置され、戦時中は日本領だった樺太・パラオなどにもラジオ局が置かれました。
朝鮮半島や台湾では支局ではなく放送協会が作られ、日本の番組を中継していたそうです。現代の感覚でいえば、CNNやBBCをケーブルテレビ経由で見るような感じでしょうか。

戦時中はやはりというかなんというか、いわゆる「大本営発表」に大いに使われてしまいましたが、昭和天皇の玉音放送が行えたのも、ラジオがある程度広まっていたおかげです。
もしも終戦時にラジオがなかったら、もっと混沌とした状況になっていたでしょうね。

戦後は民間のラジオ放送局も多く作られ、テレビの価格が下がって「家電三種の神器」となるまで、ラジオは情報を得る手段として広く利用されました。
今も「テレビよりラジオのほうが好き」という方は結構いますよね。受験勉強やドライブのお供としてもお馴染みですし。
ラジオ、特にニュース番組は、居眠りを防ぐ効果もあるそうです。音楽と違って一定のリズムではなく、慣れによる効果の減衰がみられにくいからなのだとか。まさに勉強や運転にはうってつけですね。
居眠り防止のためにはきちんと睡眠時間と栄養を取るのが理想的ですけれども。

 

災害時にはネットよりも確実に広範囲に伝わる

また、ラジオは居眠り防止以外にも大きな役割があります。
災害時の情報伝達手段です。

「携帯やネットがあるじゃん」と思われた方も多いでしょうけれども、ラジオには他の機器と違ったメリットが複数あります。

一つは、携帯性。ほとんどのラジオ機器は、片手で持ち運べる程度の大きさですよね。ということは、防災用品と一緒に入れておくことが容易だということになります。
二つめは、電力調達のしやすさです。ラジオを受信できる機器は、だいたいの場合乾電池で動かすことができます。充電はできても、切れてしまえば使えなくなってしまう携帯やパソコンのバッテリーより、乾電池のほうが保存しやすいですよね。特に災害時は、電力の復旧がいつになるかわかりませんし。最近は手回しで充電できるタイプも増えてきました。

そして一番の利点は、受信可能範囲が非常に広いということです。
実は、ラジオの電波は携帯よりもずっと広い範囲で利用できます。極端な話、携帯が圏外であっても、ネット環境がなくても、ラジオ一台あれば情報を集めることが可能になります。
特に災害時は情報の正確さ・早さが大切ですから、ラジオを聞いてその通りに行動したほうが望ましいでしょう。
「ネットでうっかりデマを見て、焦るあまりに広めてしまう」……なんてことも起こりにくいですしね。

最近は生活防水や災害を意識したラジオも安くなりましたし、おしゃれなデザインのものも増えています。
家電メーカーのまわし者ではありませんが、防災用品の中に一つ用意しておくと、安心材料にできるものの一つではないでしょうか。

長月 七紀・記

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参考:ラジオ/wikipedia

 




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