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「天地人」不出演の怒りの炎が今萌える!鮭様・最上「よしあきフェスタ」ルポ1日目【山形】

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今からさかのぼること四年前、実は山形は最上義光(よしあき)で観光を盛り上げようとして失敗したことがあった。はじめに擁護しておくと、山形市側は何も悪くない。(よしあきフェスタ実現までの道のりの前回記事はこちら

2009年、米沢ゆかりの直江兼続が主役の大河ドラマ『天地人』が放映されたのである。歴史にあまり興味がないとぴんと来ないかもしれないが、実は同じ山形でも米沢市中心の置賜郡=旧上杉領と、山形市はご当地戦国武将が違う。米沢は直江兼続、前田慶次。山形は最上義光だ。戦国時代、両者は敵対関係にある。山形市にある最上義光像は直江兼続を迎撃するポーズだ。まちがっても「歓迎している」と覚えてはならない。

そこで山形市は頭を悩ませた。大河ドラマゆかりの地として山形観光が盛り上がるのはよいとして、『独眼竜政宗』の時のように再び「主人公と敵対した最上義光像」が定着してはならないと。そこで悪役にならないよう、NHK側に申し入れたのだという。その一方で直江VS最上の戦地である長谷堂城址を整備し、最上義光関連の掲示を増やすなど、準備を着々とすすめていった。

 

大河ドラマで、まさかのおまけの「紀行」だけ?!

がしかし……長谷堂合戦放映回、山形市に激震が走った!
なんと最上義光の出番はなかったのである! 一応それらしき兜のシルエットがちらりと映り、番組最後の紀行は「最上義光の城下町・山形」ではあったが、これではあんまりだ。

当時は歴女ブーム、戦国ブームまっさかり。『天地人』の出来が大河史上最低とも言われるのに、視聴率だけは高かったのもそれにあやかったからだろう。このドラマは最上義光のみならず前田慶次も出番がなく、一方で兼続と接点が薄い愛姫や小早川秀秋を大々的に出すなど、数え上げたらきりがないほどアラの目立つ問題作であった。
そう考えるとむしろ出番がなくてよかったのかもしれないが、大河というビッグウェーブを逃した山形の失望は大きかったのである……。(その後も『戦国BASARA』参戦という出来事もあったが、山形県は真面目なのか、それとも義光の扱いがひどいからか、隣県のように大々的に乗ることはなかった)

 

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 屈辱の日から4年、市長がヨシアッキーのコスプレ!

あれから四年の歳月が流れ、ふたたび義光ディスプレイが山形駅コンコースを飾る日が来た。いよいよ本題の「よしあきフェスタ」である。

2013年、最上義光四百忌の記念すべき年を迎え、山形市はもはや大河にもゲームにも頼らず史実ベースであくまできまじめに義光顕彰をすることとなった。「最上義光公没後四百忌記念事業」特設サイトがオープンし、「街なか宝探し最上義光伝」、「よしあきフェスタ」の開催が決定。各種行事では市長自ら義光コスプレをしてアピールした。
なぜ「義光祭(ぎこうさい)」でなくて「よしあきフェスタ」というポップなネーミングなのかはいまひとつわからないが、これも時代の流れかもしれない。

センスのよい記念サイトに、山形のみならず全国各地の最上義光ファンの胸は高鳴ったことだろう。しかし、その一方で「よしあきフェスタ」に一抹の不安を感じずにはいられなかった。
長谷堂合戦の再現や最上軍パレードのボランティア条件が厳しかったのか、有料であったのを無料にし、当初の募集期間を延長するなど、開催側の足並みが揃っていないのではないかと思わせる部分もあった。

 

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はたして平成の「義光祭」こと「よしあきフェスタ」は成功するのか!?

迎えた2013年10月12日、あいにく山形は小雨がぱらついていた。山形駅のコンコースには義光関連の飾り付けが進んでいるが、肝心のフェスタの案内はない。サイトからダウンロードしたチラシで西口だと確認し、そちらに向かう。しかし駅の誘導すら不十分な状態で、果たして大丈夫なのだろうか?
不安を強くしつつ、西口コンコースを抜けた。

会場は思ったよりもアットホームな雰囲気だ。出てすぐ左手には、これから始まる「長谷堂合戦絵巻」会場のようだ。右側にはお祭りらしい屋台が並んでいる。唐揚げやケバブと並んで芋煮や玉こんにゃくの店があるのが山形らしい。

よしあきスタイル

よしあきスタイルのはながたベニちゃん

軽食のみならず、なんとコーエーテクモゲームスも出店している!
最上義光カード

グッズは『百万人の戦国無双』と『のぶニャガの野望』中心。最新作『信長の野望 創造』で劇的にりりしくなった最上義光のグラフィックパネルが格好よい。公式ツィッターによれば、義光グッズは何度か入荷してもすぐ完売になるほどの人気だったとか。さすがお膝元である。

のぶニャガも参戦

のぶニャガも参戦

グッズ販売のみならず、のぶニャガの着ぐるみも参戦。山形市のゆるキャラ・はながたベニちゃん(義光コスプレバージョン)とともに人気を集めていた。

合戦絵巻スタート!こけた武将もよかった!

そしていよいよ肝心の長谷堂合戦絵巻がスタート! 義光の声は声優の神谷明氏、景勝は同じく一条和矢氏(神谷氏は大々的に宣伝していたが、一条氏の名前はチラシやサイトに登場しておらず、若干運営側の混乱を感じさせた)。お隣米沢の川中島合戦にくらべると参加人数も観客も少なく、雨がぱらつくあいにくの空模様。

参加者が少ないけどヨシアキの時代はこれからだ!

参加者が少ないけどヨシアキの時代はこれからだ!

練習不足なのではないかといった不安材料もあるが、演者と会場の熱気につつまれ、だんだんと演技も盛り上がってゆく。名の有る武将たちの殺陣はスムーズで、馬も登場して迫力もある。途中、武将が転倒するアクシデントはあったものの、初めてであることを差し引いてもよい出来であった!

しかし、観客席が立ち見のみで一列目しかはっきりと見えないのは残念である。

最前列でないと見えないの図

最前列でないと見えないの図

この後も駅西口イベント広場では、屋台とイベントが続いた。声優お二人によるトークショーは、時間は20分と短いものの、やはりあの美声を生で聞けるのはうれしい。また甲冑姿の二人や、山形との意外な縁を聞けた貴重な機会であった。このあとも太鼓や歌といったエンタメ系の演目が続く。
最上義光フェスタ2

コアな歴史マニアも満足なシンポジウム

一方、もう一カ所の会場では作家の高橋義夫氏、山形大学教授の松尾剛次氏、最上義光研究の第一人者である片桐繁雄氏、義光を描いた軍記『最上記』を英訳したリサ・ソマーズ氏らによる特別記念講演・シンポジウムも開かれた。ただのお祭りではなく、義光の知識をより高めたい熱心なファンにはたまらない催しだ。

日が暮れてからも、その闇を生かしたイベントがまだまだ続く! 会場を霞城公園内に移動し、まずは薪能「松山能 羽衣」。山形県の無形民俗文化財に指定された能だ。城と伝統芸能は実にマッチする。さらに「べにばなの城下町・山形の〜過去・いま・未来〜」をテーマにしたプロジェクションマッピングだ。映像も楽曲もオリジナル。時間は短く、映像のクオリティももう一工夫欲しいとはいえ、古城山形にマッチした幻想的で美しさが堪能できた。また、暗い中でもスタッフによる適切な誘導がなされ、フラッシュ撮影をしてしまう観客や、入退場での混雑もなかった。

全体を通して見ると、クオリティでは他の歴史系祭りに今一歩及ばないところもあるものの、初開催としては十分なクオリティといえた一日目だ。手作り感あふれるアットホームな雰囲気も魅力である。

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2日目のレポートへ続く

 





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