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最上義光像

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書籍・映画 最上家

よしあきフェスタ参加ルポ ファイナル!山形市民に愛されて、それが最上義光!

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二日目は一日目とうって変わってさわやかな秋晴れとなった。この日は会場を駅付近から山形市のメインストリートである七日町近辺に移すこととなる。

芋煮合戦が展開されておる!

メインイベントは12時からの「最上軍パレード」。総勢150名の最上軍が、長谷堂で上杉家を撃退し、凱旋パレードを行うという設定だ。
同じ時間帯には「神輿渡御」も開催される。なんと山形県内の神輿10基が集い、渡御を行う、大迫力のイベントだ。
パレードと神輿が通る沿道では「楽市楽座」が開催されている。最上領からご当地グルメや物産の屋台がずらりと並ぶ。さらに「最上」「上杉」「伊達」戦国武将鍋合戦も。これは最上代表「塩芋煮」、上杉代表「もち天ぞう煮」、伊達代表「味噌芋煮」、蔵王温泉「からから汁」、中山町「元祖芋煮」が味を競った。「芋煮戦争」ならぬ、まさに「芋煮合戦」である!
二日目の特徴は、一日目がコアな最上ファン向けだとすれば、広く市民向けという点かもしれない。「よしあきフェスタ」は日程が「山形国際ドキュメンタリー映画祭」と重なっており、外国からも含めた観光客が多く市内を訪れていた。そういた人々もパレードを写真に撮ったり、屋台でグルメを味わったりと、楽しんでいたようである。
屋台のみならず、「大綱引き大会」、「吹奏楽ステージ」、「街かど音楽祭」、「街のど真ん中で芋煮会」、「COMMEMUSEUM(コム・ミュージアム、アートの展示)、「時代カフェ(茶屋)」、最上義光公没後400円を記念した商店街協賛による均一セール「400円セール」、お茶席、玉こんにゃくの無料提供、「ドキドキ!プリキュアショー」、おいしいやまがたの水紹介コーナー、はながたベニちゃんと遊べるコーナー、山形大生によるジャグリングパフォーマンス、バルーンアート、山形市子ども観光認定講座などなど……もはや義光に関係なかろうがともかく盛りだくさんである!

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戦国関係なさそうだがヨシアキの山形愛を感じる

おいしい水紹介コーナーの横を最上軍が通ろうが、もはやそれも祭りなのだから気にしたら負けだ!
家族で楽しめるのもポイントで、プリキュアやはながたベニちゃんは、子供に大人気のコーナーだ。「きもの・DE・やまがた」も併催されており、着物で訪れる観光客も多数いた。パレードのみならず、日本の伝統を目で見る機会となった。

http://youtu.be/-PAnVcIC3JE

同時開催中のイベントには 「街なか宝探し最上義光伝」、最上義光歴史館での「遊行上人絵展」、「手作り甲冑展示会」、「南十日町商店街まつり」もあった。山形まなび館では「最上義光どんどん焼き」という、山形名物の軽食・どんどん焼きの鮭フレーバーも販売されており、こちらも義光ファンにはたまらない一品である。

こうして見ると一体これが歴史イベントなのか、そもそも義光に関係あるのかと疑問をおぼえるかもしれない。しかし、こうして山形の内政に力を入れた義光だ。こうして民が楽しく遊び、笑うことこそが彼にとって最大の供養かもしれない。

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あいさつ長いのは頂けないがコスプレはよしとしよう

そしてお昼過ぎ、いよいよ「最上軍パレード」の開始である。今回も市長がコスプレをしてノリノリで参加!

最上義光パレード(コーエーのツイッターより)

最上義光パレード(コーエーのツイッターより)

これには式典での長い挨拶ふくめ賛否両論だったそうだが、このイベントに尽力してきた方なのだから、少し大目に見てもよいのではなかろうか。
凱旋パレードをイメージしただけに、勝ちどきを何度もあげながら市内を歩いてゆく一行。義光公役はじめ皆サービス精神旺盛で、写真やビデオ撮影をせがまれるとすぐ足を止めてポーズを作ってくれる。なごやかな雰囲気だ。どうして今まで山形で義光公がパレードしなかったのか、むしろこれがあるべき姿ではないかと思える。

御輿を集結させたよしあきの力を見よ!

「神輿渡御」の迫力もすごい! こんなにたくさんの御輿が集まるというのは、それだけでもう壮観である。これだけの御輿すら集めてしまう、義光のもつ力のようなものすら感じさせた。
パレードの過ぎ去ったあとも祭りは終わらない。義光への愛が感じられる屋台もあちこちで見られる。麩の屋台ではメーカーの許可も得て、『信長の野望 創造』のグラフィックの義光イラストが飾られているのだが……手にしているのはなんと、鉄棒ではなく長い麩! これには客も大受けで、カメラやスマートフォンをかざして写真を撮っていた。

「サケ汁」にファンが殺到

「鮭様の鮭汁」という、義光の鮭好きを反映した屋台もある。これには多くの義光ファンが抵抗できず、ついつい買ってしまったようだ。ついに義光人気は、新たな屋台料理まで生み出してしまったのだ!
コーエーテクモブースは、本日ののぶニャガ公が出陣しパレードにも参加した。この店では『100万人の戦国無双』の義光キーホルダーを大量に準備していたにも関わらず、あっという間に完売してしまっていた!
歴史や義光ファンでなくとも、この祭りは楽しいものとなったようだ。はながたベニちゃんやプリキュアコーナーでは子供たちが何人も歓声をあげていた。前述の通り義光を知っているかどうかわからないような、ドキュメンタリー映画祭の外国人観光客も楽しそうにパレードを眺め、熱心にシャッターを押していたのだ。

上杉、伊達に負けるな最上!

全体的にみて、やや不満点はあったものの「よしあきフェスタ」は成功したといえるだろう。確かに長谷堂合戦の再現や最上軍パレードは、お隣米沢、宮城、会津あたりと比べると不慣れな面があり、準備にまごついた舞台裏も垣間見えた。それにそもそも規模がまだ小さい。とはいえ、最上義光の城下町に武者行列が戻ったというだけでも感慨深いものがある。

戦国ブーム、歴女ブームなどと言われ始めてはや数年が経過し、もはやひとつの趣味や地域おこしとして定着した感がある。ゲームや漫画に取り上げられた武将が、あっという間に観光資源として活用されている事例もよくみかける。山形は五十七万石の大大名である最上義光という「宝」を持ちながら、米沢の直江兼続・前田慶次、宮城の伊達政宗・片倉景綱のようには、その功績や価値を生かし切れてこなかった。
その山形が最上義光のまちとしての姿勢を明確にし、イベントを開いたということそのものが、義光顕彰と再評価における大きな一歩であることは、どんな悲観論者であろうと否定できないところであろう。

山形城では巨大戦艦のような外枡形が復元中だった

山形城では巨大戦艦のような外枡形が復元中だった

いっそこのまま大きく夢を持ち、有名ゲームへの出演、義光が本当に活躍する小説や漫画の出版、そして悲願の大河ドラマ化まで、山形にはアクセル全開で吹っ切って欲しい。そのためにも、「よしあきフェスタ」を来年以降も開催することは欠かせないはずだ。
四百忌という期間限定ではなく、来年以降も義光を! むしろ来年以降こそが、義光を盛り上げる正念場となるだろう。

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