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軍師官兵衛レビュー 書籍・映画

【第3回 軍師官兵衛 感想マンガ】視聴率落ちても初恋の人しんでもオタオタするなかれ!

更新日:

こんにちは、武者震之助です。第三回を迎えて、今回も武者震いしながらレビューをしていきたいところです。しかし、第二回の視聴率が低下したことを受け、またぞろろくでもない記事が出てきたので釘をさしておきたいと思います。

なぜこんなことを書くかと言いますと、一昨年も昨年も視聴率が低下し出すとオモチャのようにいじくり回されて、迷走が深まってしまうのが大河ドラマだからなのです。迷走、視聴率低下、また迷走という負のスパイラルに陥ってもらうのだけは、もう勘弁して欲しいところ。

辛口批評のはずが批判報道に辛口じゃ! 

今回も無粋を承知で書かせていただきましょう。視聴率低下が起こった時、定番が「女性視聴者は血なまぐさい戦争が嫌でラブストーリーが好き」と言う分析です。今回も「『軍師』というタイトルが戦争をイメージさせ、女性視聴者層から敬遠されたのでしょう」というものがありますが……

「利いた風な口をきくな〜!!」ゴオワッ

一体何を言っているんでしょう。女性に人気の歴史人物定番といえば、戦国武将の伊達政宗、真田幸村、幕末の新選組だって血みどろの経歴を持ちます。女性の歴史ファンが「血が流れたらイヤ〜」なんて言うわけがないのではないでしょうか。たとえそういう女性がいたとして、血が出、恋愛がないからとチャンネルをあっさり変えるきまぐれな視聴者よりも大事にすべきものはあるのではないでしょうか。

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 初恋の人 あっさりアボーン

さて、本編感想です。死亡フラグを立てまくっていたおさななじみの娘・おたつですが、案の定嫁ぎ先の浦上清宗との婚礼で殺害されてしまいます。死にゆく初恋の人を腕に抱きしめて泣き叫ぶ官兵衛は、岡田准一さんの熱演もあって素晴らしいのですが、史実通り仲の良い妹でもよかったのではないかな、とちょっと思いました。

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そして気になるのは、今後このおたつとの悲恋をどう扱うかです。

(以下ネタバレ注意)

史実では後年、九州征伐において、官兵衛は我が子・長政と敵対した城井鎮房の娘をめあわせると持ちかけ、油断したところを城井一族皆殺しにするという計略を行うわけです。

この陰謀をどう扱うかが気になるわけですが、扱うとしたらおたつの悲劇との相似性をどうするかがみどころになりえると思います(『天地人』の新発田関連のように事件まるごとスルールートももちろんありえますが)。おたつの悲劇と城井一族の滅亡を重ね合わせ、開き直るのか、それとも悔やむのか。どう描くか、正念場になるのではないでしょうか。

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 傷心旅行で堺へ 新たなフラグ・荒木村重

初恋の人を失った官兵衛は、ほろ苦いを通りこして絶望の青春モード。周囲の家臣たちが、それぞれの個性を出しつつ気を遣う様子がなかなかコミカルでおもしろいですね。おたつの仇討ちのために赤松攻めを主張するなど、暴走気味です。そんな様子をみかねた祖父・重隆に「命の使い道を考えろ」諭され、社会見学にでることに。この祖父と孫の対話シーンは、ベテランの竜雷太さんの名演もあって、胸にしみる情感がありました。

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父と祖父からの言葉、今週の登場人物(荒木、今井、ルイス)

堺に向かう道中で、官兵衛は思わぬ人物・荒木村重にあやういところを救われるのでした。大河定番の親友と対峙する今後への第一歩ですね。ドラマ後半、このころの官兵衛と村重を思い出して、切なくなることがありそうです。

堺では官兵衛の目を通して、鉄砲、賑わう町や宣教師の様子、戦国時代の活気あふれる街並みが描かれます。

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今回は半兵衛パートで描かれた彼の智謀、信長パートおよび今井宗久の話による信長周辺、荒木村重登場、キリスト教宣教師と、官兵衛のその後のキーとなる要素がたくさん出てきました。奇をてらうことなく序盤から丁寧に、わかりやすくという本作の特徴がよく出ていたといえるでしょう。

次週はいよいよ、メインヒロインの光が登場する模様。傷心している場合じゃないぞ、官兵衛! ラブコメ度が高そうな予感は、吉と出るか、凶と出るか、気になるところです。

分かりやすいけど説明セリフが多すぎ…かな? 

以下、蛇足ですが。 褒めておいて何ですが、ちょっと気になる点がなかったわけではありません。本作の特徴はそのわかりやすさです。とはいえ、信長とお市の会話、官兵衛と今井宗久会話など、あまりに説明台詞が多すぎるのではないでしょうか。流石にちょっと過剰な気がしますので。アバンやナレーションを活用するなりして、減ってもいいのではないかと思います。

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油断も隙もありまくりの軍師とその周辺

戦国時代なのに危機感がないのも気になります。血染めの屏風、戦場での屍を映すなど、非情な戦を強調している一方で主人公官兵衛はじめ、皆油断しすぎです。誰が聞いているのかわからないのに旅の途中で金銭の話をする官兵衛や、顧客の注文情報や家臣の話を初対面の官兵衛にぺらぺらと話す今井宗久は、ちょっとどうかと思ってしまいます。軍師の話なのですから、もうちょっとスマートにお願いしたいですね。

もしや八重につづいてキリスト教が平和主義?

最後に一点。昨年に続いてキリスト教が出てきたわけですが、むやみに平和的に描いているのも気になります。当時のイエズス会は非戦どころか、とんでもなく好戦的でしたし、戦国武将も平和にあこがれて信奉していたわけでもないでしょう。『八重の桜』後半で鼻についた、おしつけがましい描写の二の舞は勘弁していただきたいところです。

武者震之助・記

霜月けい・絵

こんなツイートもありますね笑…

ここでキリシタンに心惹かれた官兵衛は同志社を設立し…(違 #軍師官兵衛

— のってぃーに (@nottchi_s) 2014, 1月 19

 

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【みんなの感想】

 

 





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