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軍師官兵衛レビュー 書籍・映画

【軍師官兵衛感想マンガ第7話 決断のとき】これまでは序章だったのか…織田>毛利の理由が判明

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こんにちは、武者震之助です。第七回目「決断のとき」に入る前に、またも報道に突っ込ませてください。

どうやら一部報道によると、視聴率アップのために男性のセミヌードシーンを入れているとか。

うーん。確かに昨年の『八重の桜』において最大瞬間風速が吹き抜けた瞬間は、第三回「蹴散らして前へ」であんつぁまがモロ肌脱ぎになった、伝説のシーンであったかもしれません。

だがしかしここで敢えて言わせてください。狙ったチラリなぞ笑止!昨年のあの場面は、堅物のあんつぁまが突然キレて脱いだサプライズ演出と、西島秀俊さんの鍛え上げられた筋肉あっての名場面です。特に脈絡もなく脱いでも、あるいは脱いだ裸がたるんでいたりしたら、逆効果ですぞ。

こうした「大河エロでテコ入れするってよ」は毎年の風物詩のようなものです。一昨年は松山ケインチさんが小雪さん相手に濡れ場を演じるとか、昨年は綾瀬はるかさんの入浴シーンがあるとか、そんな根も葉もない噂があったものです。しかし、今回の場合は、あながちただのガセとも思えない部分があったりするのですが……。

いろいろ開けっぴろげな安国寺恵瓊

さて、今週からはナレーションが変わりました。藤村志保さんの味のある(おどろおどろしい)語りも魅力的でしたが、広瀬修子さんのクリアな語り口も聞き取りやすくよいですね。

先週は若き毛利家当主・輝元が、英邁で知られる後見役のおじ相手に悩む姿で終わりました。

その毛利家から使者として安国寺恵瓊が黒田家を訪れます。残念ながらここはあまりよい場面とはなりませんでした。
まず第一点に、毛利情勢を濃縮しすぎています。今回、織田と毛利との板挟み状態に動きが出るわけですから、織田家だけではなく毛利家の事情もきっちり追うべきでした。ところが安国寺恵瓊がまさかの毛利事情一気ぶちまけで全てを処理してしまったので、唐突感がぬぐえません。

第二点、両者ともにエスパー過ぎ。官兵衛は荒木村重という情報網があるとはいえ織田家事情に通じ過ぎの気がしなくもありません。

けれどさらなる問題は恵瓊で、この人は未来の事情まで見抜いているまさにエスパーです。

確かに恵瓊が本能寺の変における信長の横死を予見したことは有名ですし、ドラマの演出もあるのでしょうが、いくら何でもやりすぎではないかと思えてしまいました。

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光のお姉ちゃん…シンデレラのお姉さんか

黒田家には、ちょっとワイルドなちび又兵衛くん登場。この孤児の又兵衛くん、松寿丸くんを怪我させてしまい怒られて雨の中家出します。そして高熱を出していたところを、光の看病で回復し心を開くのでした。もうこのへんは、雷鳴の中初恋の相手と雨宿りや、ヒロイン木登りあたりから続く「ベタの系譜」ですので、またかこのパターンかという印象ですね。

黒田家パートには、光の姉・力が毛利家臣に嫁ぐという重大な事件もあります。この力の描写なのですが、優しく賢明な光と比べて、演出がいちいち意地悪く、愚かに描かれてしまっていて気の毒です。仲良し姉妹が引き裂かれるほうが、悲哀が増すかと思いますが、なんだかおとぎ話に出てくる悪い姉とヒロインの妹のような造形なのでした。

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信長(江口)のワイルドぶりは報道を裏付けるのか?

みためおじさんの若武者秀吉の出世(絵・霜月けい)

みためおじさんの若武者秀吉の出世(絵・霜月けい)

今週の信長パートは長篠の戦い、秀吉の大出世などでした。ちらっと見えたワイルドな蜂須賀小六がいい味とインパクトを出していました。そして今週、この信長パートでやたらと上半身裸が出てきたのは何なのでしょうか? もしかして本気でヌードでテコ入れを狙っていたりして。

織田か毛利か なかなかの名場面

それはさておき、武田家もくだしてますます絶好調な織田家。この織田につくか、毛利につくかで小寺家中が大いに揺れます。官兵衛の義兄にあたる櫛橋左京亮は毛利派、官兵衛はもちろん織田派です。去就を駆けて官兵衛は、並入る家臣の前で大演説。『荀子』も引用し教養の高さを見せ付けます。

ここはかなりの名場面だとは思いますが、演出がワンパターンで損をしてしまいました。官兵衛の進言は何度も既に見ていますが、これが毎回、官兵衛が何かを言うと、横から別の家臣が「控えよ!」と騒ぐというもの。

ライバルの左京亮も筋道立てて反論すればよいものを、ほぼ怒鳴るだけなのですね。

今回で官兵衛はもう而立(じりつ、30歳)なのですが、このあたりの演出が元服した頃から変わらないので時間経過がわかりにくくなっています。30歳となれば実績や実力も無止められているはずで、いつまでも生意気な若造として止められるものでもないと思うのですが。

ともあれ、ここは小寺政職のあっさりとした宣言により織田家につくという決着がつきます。とはいえ、何か裏にある模様です。

RPGパートで信長のもとへ珍道中

官兵衛は晴れて織田家の使者として旅路を急ぎます。しかし相変わらずRPGのパーティくらいの人数で旅しています。村重と記念すべき出会いを果たした頃から、それなりに出世しているはずなのにどういうことなのでしょう。
政職としてもここで官兵衛があっさり横死でもしたら、洒落になっていないと思いますが。そして案の定……

さんぞくABCがあらわれた!

くろうえもんたのこうげき! さんぞくAに356のダメージ! とうぞくAをたおした!

ぜんすけのこうげき! さんぞくBに487のダメージ! とうぞくBをたおした!

とうぞくCのこうげき! しかし たへえには めいちゅうしなかった

たへえのこんしんのいちげき! とうぞくCに988のダメージ! とうぞくCをたおした!

こんなかんじであっさり撃破。なるほど、レベルアップしていたわけですね。でもそんな水戸黄門のようなことでよいのでしょうか……(ドラマ演出的に)。

りりしくなってきた官兵衛(絵・霜月けい)

りりしくなってきた官兵衛(絵・霜月けい)

 

こうして官兵衛は無事に信長と謁見を果たし、「歴史に表舞台に出た」ということになるのでした。

そっかやっぱり「3傑」に回帰するんね、NHK

このラストのナレーションからわかることは、本作のスタッフは三傑の歴史に絡んでこないうちは「歴史の表舞台」とは考えていないということです。そう考えると、織田パートの長さ、それと比較した毛利の描写不足も腑に落ちるのですが、それでよいのかと疑問に思う部分はありました。

一昨年は平家、昨年は会津藩と、大河ドラマはここ数年敗者側から見たストーリーでした。それでは視聴率が取りにくいという事情もあり、だからこそ三傑を前面に出した話作りを心がけているのかもしれません。

しかし、だからといって表舞台からストレートに描けばよいかとなると、それは違うのではないでしょうか。

主役はあくまで官兵衛なのですから、播磨の小豪族ならではの事情をもっと深く描いてこそではないかと思うのです。
そしてそれ以上に、王道とは手垢がついたものだということをもう一度考えていただきたいのです。信長の話はもう語り尽くされています。何か光るものがなければ、手垢のついた話で終わってしまいます。

今週も辛口になってしまいましたが、黒田官兵衛が主役でなければできない、三傑ものとはひと味ちがった光るものがある展開を、今後も期待したいと思います。

武者震之介・記

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