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【軍師官兵衛感想マンガ】 弾☆正☆爆☆散~第12話「人質松寿丸」

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こんにちは、武者震之助です。

今回の「人質松寿丸」は、タイトルからの予想通り家族の絆を強調する、ホームドラマ回でした。松永久秀の反乱とからめて、戦国時代の人質がいざとなれば命を失いかねないことが強調されます。

この人質をめぐって黒田夫妻がめずらしく対立し、一方祖父や父の姿から様々なことを学んだ松寿丸が成長をみせ、結果的に黒田ファミリーの絆の強さを見せ付ける王道回です。

「なんだ、この変なおじさんは……?」

とまあ、ざっくりまとめてしまいましたが、今回はそれよりもインパクトのあるイベントがあったからです。それはズバリ、

弾☆正☆爆☆散

です! その濃いキャラクターゆえ高い人気を誇り、ゲームや漫画の登場も増え、ますます戦国ファンの中で知名度が高まっている、松永久秀。彼の最大にして最期の見せ場、平蜘蛛抱えて自爆場面があるのですから盛り上がらないはずがありません。

軍師官兵衛マンガ松永久秀450

前回の宇喜多直家同様、コアな人気はあるのに映像化の機会が少ないので、貴重でもあります。演じるのはなんと、まさかのミッキー・カーチスです。

うーむ……映像化されるだけでも貴重なのでうれしいところですが、雑な描き方であったのは残念です。久秀そのものより、人質となる松寿丸の運命と対比させるため仕方ないとは思うのですが、あまりに唐突で説明不足であるため、コアな戦国ファンでなければ「なんだ、この変なおじさんは……?」と戸惑ったかもしれませ。いきなり出てきていきなり自爆ですからね。

雑といえば久秀の人質として斬られた二人の少年ですが、作中では「久通の弟」とされていますが、実際は「久通の子」であり久秀には孫にあたります。

前回の宇喜多直家がハイテンションなキレキャラであっただけに、もっと枯れていない、最期までギラギラした久秀を見たかったなあと残念なところ。とはいえ、前述の通り引き立て役なので仕方ないところかもしれません。

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信長は我が子に優しかったハズでは・・・?

かくして「命の片道切符」を平蜘蛛につめこんで久秀は爆発したわけです。

ここでメインとなる黒田家と対比させるもう一方、織田信長の対応についてちょっと史実からツッコミを。官兵衛と松寿丸の絆をまのあたりにして、戸惑うように「わしには親子の絆がわからん」とつぶやく信長。

信長は弟とは対立しましたが、我が子はかなりかわいがっており、ミスに寛容であるなど甘い面もあります。劇中にあるような、息子に面と向かっておまえの代わりなどいくらでもいると言い放つような人物像とは、異なるようです。黒田家のあたたかさ強調のため、周囲の人間を貶める描き方にはひっかかりを感じます。

信長を徹底して冷酷非情に描くという点にブレはないのですが、そうすればするほど「なぜ人情家の官兵衛は、冷酷非情な信長に惹かれているのか?」という疑問がわくところですね。

祖父・官兵衛・松寿丸が並ぶ見どころ

小寺家パートは、絵としてはよいものが続きました。

祖父、父、子の三人が並ぶところ、皆で旅立つ松寿丸を見送る場面も健気な子役のせいもあって、今週の見所でしょう。

軍師官兵衛マンガ爺親子だんらん

それだけに残念だったのが、官兵衛夫妻が強い口調で夫婦喧嘩をするところはちょっと残念でした。気持ちの昂ぶりだとは思うのですが、ヒステリックな印象が強く、ぎすぎすした場面になってしまっていたからです。

特に官兵衛は、妻に対しても信長に対しても、ここぞという時はともかくきつい口調で怒鳴ることがパターン化している気がします。熱血キャラということなのでしょうが、もう少し穏やかで知性的な説得が見たいところ。もう三月もおわり、全体の四分の一が経過しているのですから。




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