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キングダム37巻ネタバレ書評レビュー!王賁の勝利そして政に最大の試練が!

更新日:

37巻は魏火龍編が決着だ!そして、新たなそしてかつてない決戦が秦国内で始まる。
さっそくあらすじレビューしていこう。

前36巻は、五千人隊となった信のライバルで玉鳳隊の同じく五千人将「王賁(おうほん)」が、魏との国境で最重要戦略要地の著ヨウを巡り、とんでもない無理筋な策を提示し、死線へと王、信、そして録嗚未(ろくおみ)が進み出る。

その策とは、3人が自分たちより多い敵をそれぞれに突破するというものだった。

王賁の無茶な作戦は成功するのか

槍の名手である王賁は、魏史上最強の槍のレジェンドで、魏火龍の1人、紫伯と対決。しかし、圧倒的な技量ではね返される。今号はその再戦だ!

王賁と紫伯の槍の違いは、王賁が「1点を貫く正確さを求めた」のに対して、「一撃で敵を屠る力を求めた槍」だった。
技量でも劣る王賁は、この戦いについて、「危険を冒し無理に見える戦局を覆して名が上がるのだ」と言う。
これに部下は「何をそんなに行き急いでおられる」と危なさを感じる。

戦場での王賁は傷つきながらもある志を明らかにする。

あと一つで将軍となるとこまできた信と王賁

あと一つで将軍となるとこまできた信と王賁

「大いなる勝利を手にし続けねば…中華に名を刻む大将軍には決して届かぬ」

そう、それは信と同じものだった。

しかし、そのモチベーションは違う。王賁は続ける。

「王家の正統な後継ぎとしてのこの王賁の責務だ」

一瞬の優しき父の幻影を追う。ファザコン?

一瞬の優しき父の幻影を追う。ファザコン?

父を毛嫌いする王賁の本音は、やはり普遍的な父への愛だといえよう。

この死闘の末に、王賁は紫伯の弱点を知る。

それは「生を拒絶している人間だということだ」

前に進もうとする若き王賁。
亡くした愛する妹の影を見続ける紫伯。

王賁の槍で刺された紫伯は妹を思い浮かべ「ようやく帰る所へ」と思い、死んでいく。

死に場所を求めていたのだろうか

死に場所を求めていたのだろうか

前を見るものの勝利で決着だ!

飛信隊はどうなった?

一方、魏火龍のひとりで個の武では圧倒的な凱猛を相手にする信は、この日のうちに飛信隊が本陣にたどり着くため、みずからがおとりとなり、羌カイの小隊をすり抜けさせることに成功する。

 

魏火龍が相手でなかった録嗚未も楽々突破。
こうして王賁の策は成功した。

だが魏の総大将で軍師能力の高い呉鳳明は、本陣が羌カイに迫られる直前に、影武者を仕立てて、脱出。
兵数でまさる魏軍で、秦軍の総大将である騰を急襲する反撃にでる。ここにもう1人の魏火龍で鳳明の師匠である霊凰が合流する。

そこににおいをかぎつけたのが我らが信だ!
信は2人並んだどちらかを斬ろうとする、そこで鳳明は師匠のことを「鳳明さま危ない」と叫ぶことで、信に霊凰を斬らせる。なんとしても生き延びる手段だった。

師匠すら身代わりに。冷酷な判断は国を背負うものの重みだ

師匠すら身代わりに。冷酷な判断は国を背負うものの重みだ

辛くも生き延びた鳳明だが、これでまた強くなるであろう。

こうして、秦軍は著ヨウを手にする。
奪った著ヨウを秦は、「塁を張り巡らしこの天然地形を活かした大要塞」とする計画を明らかにする。それはつまり、魏を滅ぼすという強い意志の表明でもあった。

騰「なにもせずに勝ったぜ!さすがおれっち大将軍」

騰「なにもせずに勝ったぜ!さすがおれっち大将軍」

宮廷を舞台に「三国志」に

そして舞台は、政が名実ともに王となる「加冠の儀」が間近にした秦の都に移る。

王となるための最後の戦いだ。

実力NO1でクーデターを狙う相国の呂不韋と政とのガチンコかと思われていたところ、思いがけない勢力が参入する。
政の母で後宮を率いる秦国の太后だ。

彼女はもともと呂不韋と恋人関係で、禁じられた関係を結んでいたが、欲望つきない女に危険を感じて、逸物自慢の男娼・ロウ毒(ろうあい)を宦官(いちもつが切られた男)として、派遣する。

太后は、ロウアイを優れた人物として、著ヨウなど国境付近の長官にねじ込んでしまう。

実は、太后とロウアイの間には2子がおり、それが太后が2年間隠遁していた理由だった。加冠の儀で、政が正式な王となる前に、興味を失った息子ではなく、今愛する男の、子どもを王にしようと勝負にでたのだ。

そしてあろうことから、辺境の軍勢を急襲した太后とロウアイは、秦国の一角に「毒国(あいこく)」の建国を宣言したのだ。

まさかの独立宣言?

お母さんと愛人のまさかの独立宣言?

風雲急の38巻へつづく!!!

中国史に必ず登場する「宦官」の恐ろしき実態 特に明王朝の腐敗っぷりがヤバイ……

【漫画キングダムへの疑問シリーズ5本はコチラ】
漫画『キングダム』への疑問vol.1 秦王・政は王族の人間なのにマジで人質生活を送っていたの?
漫画『キングダム』への疑問vol.2 主人公の”信”は実在する? 大将軍になれた?
漫画『キングダム』への疑問vol.3 美強の女剣士・羌瘣(キョウカイ)は実在するのか?
漫画『キングダム』への疑問vol.4 趙の旧三大天「廉頗・藺相如・趙奢」の伝説に迫る
漫画『キングダム』への疑問vol.5 趙の新三大天「李牧」と「龐煖(ホウケン)」 龐煖、実は文化系ってマジか!?

 

 

PS)
毎号お楽しみの巻末おまけが今号はない。。。かわりになぜか142頁にあとがきがある。

それは原先生が本巻の原稿を描き直し、描きおろしして、おまけページがなくなって、ページ繰りの結果なのだ!単行本化で、どこまでもいいものにしようというプロフェッショナルイズムに感激するではないか!

このあとがきで、元アシスタントで戦国タイムスリップものを同じヤングジャンプで連載している「群青戦記」の笠原氏が結婚したことを触れている。

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正直、群青戦記を当初読んでいても、血気迫るものがあまり感じられなかったのだが、最近は人間のドロドロに踏み込み、戦国では欠かせない死についても真っ向勝負を挑んでいるようで、面白くなっている。
きっと、家族をもたれて背負うものの重みが作品ににじみでているのかなと感じた。群青戦記も、レビューをはじめていこうかと考えております。





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