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群青戦記1巻ネタバレ書評レビュー 血なまぐせぇ!そして不気味すぎる!これぞリアル戦国ワールドか!

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皆さんは、千葉真一さん主演の映画『戦国自衛隊』をご存知ですか?

現代の自衛隊が戦国時代へタイムスリップ。戦車やヘリコプター、装甲車など、強力な武器を駆使して敵の騎馬隊や足軽を撃ちまくり、しまいには武田信玄の首までとってしまうという破茶滅茶な展開ですが、これが面白いのなんの。

CGなど使わずに繰り広げられる激しい合戦シーンは質量ともにハンパなく、昨今のキレイ過ぎる大河とは比にならない迫力に満ちています。

やっぱり戦国作品の面白さは、戦いの場面に左右されるよね!

そんな歴史ファンの皆さまに絶対オススメなのが、これよりレビューを書かせていただく『群青戦記』(著:笠原真樹/発売:集英社)です。

高校生たちが戦国時代にタイムスリップする――という内容で、一瞬、『信長協奏曲』と同じじゃないの?と思ってしまった方は、今しばらく聞いておくんなまし。

ノホホンとした世界観で一般女性も含めて広く楽しめる『信長協奏曲』に対し、『群青戦記』はとにかく血なまぐさい。

木刀でこめかみを殴られれば頭蓋骨が陥没して目が飛び出し、半農兵に背後から襲われれば背中に鍬が突き刺さって女子高生が絶命する。

そこまでエグく描くかーい!

という驚きもありながら、それでも殺し合いにためらいを感じる主人公が戦国武将と対峙し、殺伐とした世界に徐々に「順応していく様子」が残酷ながら、激しく興味をそそられるのであります。

すいません、熱くなってリードが長くなってしまいました。

そろそろ『群青戦記 1』のレビューを進めて参りましょう。

 

校舎の窓ガラスから安土城跡が見える!

まずは『群青戦記1巻』の冒頭に描かれた一枚の図屏風をご覧ください。

群青戦記第1巻P2-3

群青戦記第1巻より(著・笠原真樹/発売・集英社)

空手着で突きを繰り出す者。ボクシングで拳を構える者。アメフトの装備を身につける者。

彼ら、戦国時代に似つかわしくない姿の者達こそが、タイムスリップした高校生たちで、物語の設定上、この絵は『関ヶ原合戦図屏風』ということになってます。

むろん、史料としては現存はしておりません(たぶん)。

ただ、対戦相手の旗が石田三成ですので、ゆくゆくは東軍側について戦闘を繰り広げていくのでしょう。

ともかく、舞台は滋賀県のスポーツ強豪校となっておりまして。

校舎の窓ガラスから安土城跡が見える場所に立っており、生徒たちは国体や甲子園などをガチで目指すバリバリの体育会系です。

個人的には韮崎や甲府あたりが舞台で武田信玄に見いだして貰った方が面白いと思ったのですが、物語を展開させる上ではやっぱり天下人の織田信長が目の前にいた方が痺れますね。

 

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歴史ヲタクな弓道部員が主人公

主人公は弓道部所属の西野蒼(にしの あおい)君。

これが『信長協奏曲』のサブローと違って純然たる歴史ヲタクです。

日本史の授業で先生に対し「最近の研究では信長の三段撃ちはなかったのでは?」なんて当サイトみたいなことを主張して怒られてしまいます。

高校生なのに、アマゾンで専門書などを買っているのかもしれません。

まぁ、そこまでは描かれておりませんが、要は、スポーツ強豪校の中ではあまりイケてない弓道部員なんですな。

群青戦記第1巻主人公の西野蒼

主人公の西野蒼君はおとなしめの歴史ヲタク設定です/群青戦記第1巻(著・笠原真樹/発売・集英社より)

しかし、タイムスリップして環境がガラリと変わると、がぜん彼の出番になってきます。

学校の周囲の風景が突然様変わりして、目の前に安土城が出現。

そこから自分たちが1576年~1582年の間に時間移動してしまったことに気づくのも西野君です(安土城は1576年に築城され、本能寺の変の1582年に焼失する)。

彼は同じ弓道部の瀬野遥(せの はるか)さんに恋心を抱いております。

しかし彼女は、主人公の小学校からの親友で剣道部の主将・松本考太(まつもと こうた)君と付き合っていて、かな~り辛い立場。

『ラブストーリーも絡ませて高校生の読者に配慮してんのね』

と、思われた方、このマンガはそんなヌルくありませんよ。

直後のシーンでは、タイムスリップした学校の中に、斧と槍を持った足軽2名が突然現れ、何の躊躇もせずに教師の喉元に穂先をぶっ刺します。

ともかくイキナリです。

この行動の突然っぷりが、現代人と戦国人の感覚の差なんでしょうね。

常に臨戦体制の彼らにとっては普通の行動でも、我々にとっては驚き以外の何物でもなく、またそんな連中の無機質な目が怖い。

まるで『寄生獣』に登場する快楽殺人者の浦上のようです(知らない人ゴメンナサイ)。

しかし、彼らにもそうせざるをえない事情がありました。

 

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信長の領地ど真ん中に校舎があるってヤバいよね……

安土城が見える位置に立つ校舎。

これが何を意味するのか。

少し考えればおわかりかと思いますが、要は「織田信長の領地ど真ん中」に突如、城(校舎)を建ててしまったワケです。

まだこの時点で信長さんは登場しませんが、配下の者たちに「ぶっ壊し!」と命令したのは想像に難くなく、実際に現れたのが蜂須賀小六でした。

彼らはグランドに残っていた高校生たちを無残に殺し、次々に首をとっていきます。

その光景、マジ不気味><;

この見開きの絵にたどり着くだけでも、1巻を買う価値がありましょう。

ともかく、話し合いなんて雰囲気は微塵もなく、戦国人たちのマジキチっぷりに、教師も含めた高校内の現代人たちは、ただただ狼狽するばかり。

ひとしきり暴れた後、蜂須賀小六は校舎を見上げ、「一夜城にしてはてぇしたもんだ」と捨て台詞を吐き、その場から立ち去っていくのでした。

 

教科書と全然似てねー! イケメンで冷酷な秀吉登場

蜂須賀小六の危機が去った後、高校生たちは食糧確保の問題なども考え、校舎の外へ偵察に飛び出します。

しかし、そう甘くないのが戦国の世です。

当時は寒冷期だったため、普段から食糧危機の連続。

食べ物を奪うために殺しあっていた「リアル北斗の拳」の時代だったからこそ戦国の世だったことは、歴史ヲタクの主人公・西野君も指摘せず(知らなかった?)、近隣の村へ進んでいきます。

そして、やっぱり途中で村人に襲われ、殺されかけるというか、教師が一人串刺しにされます。

なんせ、この時代はそこら中に武器があり、農民が戦うことも普通でしたからね。だからこそ、この作品には類まれなる緊張感と生々しさがあり、単なるタイムスリップモノで終わらない予感をさせるんすなぁ……。

ともかく、高校生たちにとって、偵察隊を出したのは失敗でした。

再び学校が襲われるのです。

しかも、今度やってきたのは、あの豊臣秀吉でした。

それがめっちゃイケメンなCOOLキャラで、学校の教科書を読みながら「全然 似てないな」と小六と話しているのです。

群青戦記第1巻イケメン秀吉

イケメン秀吉は剣の腕もハンパないっす!/群青戦記第1巻(著・笠原真樹/発売・集英社より)

むろん、ただ単に読書をしているのではありません。

さすがに目端が利くようで、秀吉は、タイムスリップしてきた彼らの真相をなんとなく見抜き、山川の教科書ではなく山田の教科書を読みながら、歴史に探りを入れようとしていたのです。

しかも、性格はかなり冷酷な様子で狙われた高校生たちにとってはピンチそのもの。

果たして、どうくぐり抜けるのか?

続く2巻は福島正則も登場し、主人公の親友・松本考太と一騎打ち!

熱いんだ、これが(*´Д`)ハァハァ

※1巻は導入部分の説明もあり、どうしてもストーリー展開やキャラ登場も薄くなりがちです。

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ここは何卒、2巻まで読んでご判断していただきたいところ。個人的には、大好物なキングダムと同等に熱いです!

 





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