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『超ワイド&精密図解 日本海軍艦艇図鑑』(学研)が売れ続けている理由は充実した図版と解説にアリ!

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ご厚意で学研さんから『超ワイド&精密図解 日本海軍艦艇図鑑』をいただきました。

担当の編集さんに聞くと、艦これの影響もあってか売れ行きは非常に好調で、私も気になっていた一冊。

折よくお正月休みで若干の時間があったので、“艦これ”で遊びながらジックリと読ませていただきました。早速、ご報告したいと思います。

艦これブログ海軍図鑑2

この本のすごいところは、なんといっても図版が充実していること。

太平洋戦史シリーズ約70冊ほか、歴史群像が20年にわたり刊行してきた戦史・艦艇関連ムックから素材を厳選、新規素材も加えて再構した決定版! 4P大や観音開きの超ワイド精密イラスト&スケールモデル図解全42点を始め、ビジュアル満載の永久保存版!

写真は戦艦『比叡』ですが、4つ折りになっていて、開くと迫力満点ですね。

無理にコチラの要望を挙げるとすれば、

  • 折り込みページが多すぎて(今まで見た中で一番多いかも……)、スムーズにページがめくれない&ページを非らげるのがちょっと面倒
  • 折り込みページを開くとデカすぎて(!)、お布団で寝る前に楽しむのはちょっと辛い

――みたいな感じ。手元に置いて資料集代わりにするにはちょっと大仰すぎる印象を受けましたが、時々手に取ってじっくり楽しめる長所を思えば、十分おつりがくる感じ。まずは十分にその迫力を楽しんでほしいと思います。

ちなみに、見開きページが用意されている艦艇は、

「大和」「長門」「比叡」「日向」「扶桑」「赤城」「蒼龍」「龍驤」「飛龍」「加賀」「瑞鶴」「大鳳」「古鷹」「青葉」「足柄」「鳥海」「熊野」「筑摩」「利根」「川内」「五十鈴」「北上」「秋月」「大淀」「阿賀野」「陽炎」「潮」「欅」「初桜」「伊一八〇」「伊一九」「伊五三」「伊四〇〇」

です(僕の好きな「青葉」「川内」あたりが抑えられているのは個人的にうれしいなぁー)。大型艦艇は各型からだいたい一隻ずつ、まんべんなく収録されている感じですね。

一方、駆逐艦や軽巡洋艦、輸送艦、海防艦、支援艦などのカテゴリーはちょっと薄め。こうしたカテゴリーが好きな人は、専門の書物を買い足すといいのではないでしょうか。

艦これブログ海軍図鑑3

見開きページは艦艇以外にも、チャートや比較画像などが充実。とくに艦艇の発達史をまとめたページは、紙の大きさを活かしてわかりやすくまとめられていると思いました。

また、読み物の部分も充実しています。

たとえば戦艦の大砲の打ち方(目標の選定から照準・発射、着弾観測まで)、機動艦隊の陣形、艦載機の発艦・着艦のやり方(航空甲板運用)、魚雷の発射方法などなど……兵学校の教科書かっていうぐらい、図版入りで詳細に記述されています(いや、兵学校の教科書なんか見たことないんですけど!)。これを全部マスターしたら、連合艦隊の指揮だってできそうな気分です(ぉぃ

艦これブログ海軍図鑑4

大きさは、弊司令部で愛用している『日本海軍艦艇写真集』より一回り二回り上かな? 机の上に置いて、都度都度手に取るにはやっぱり大きいので、やっぱり本棚に収めて、ときどきじっくり読むのに適しているでしょう。むろん、辞書・資料集代わりに使ってもいいのですが。

いずれにせよ、

「女体化した艦艇じゃなくて、なまの艦艇を知りたい!」

と思った提督が最初に買う本としては最適ではないかなと思います。

すでに『太平洋戦史シリーズ』を揃えちゃっているような人には物足りないかもしれませんが、今から全部買うとなると14万円ぐらいするようなので……。

もちろん、"艦これ"をやっていない人にもおすすめ。太平洋戦争の戦記物なんかを読むときは、あらかじめ本書程度の知識を頭に仕込んでおくと、より楽しめると思います。




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文・ やなぎ ひでとし(33歳、独身♂)

1980年、大阪府大阪市で爆誕。中学・高校時代は伊賀、大学時代は京都で過ごしたため、あちこちの言葉が混じった怪しい関西弁を操る。
現在は東京・千葉を経て、愛媛・松山に在住。普段はWindowsソフトウェアを専門とするフリーライターと、舞鶴鎮守府サーバーの提督(大将)の二足わらじ。
中国史(とくに春秋戦国時代など)が割りと好物で、好きな人物は漢の光武帝、尊敬するのは管仲・晏嬰。コーエイの『三国志』シリーズではもっぱら馬騰で遊んでいる。日本の武将では武田信玄が好き。




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