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歴史の人物・事象をマジな医学でアプローチ!『戦国診察室』で一風変わった楽しみ方を♪

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武将JAPANでおなじみの歴女医といえば馬渕まりさん。

つい先日も、おんな城主直虎における小野政次の壮絶な死を分析しており、
「槍で胸を刺されても、スグに死ななかったのは心臓じゃなかったから。肺だったら、政次最期のセリフもありですよね」
と、興味深い記事を公開されておりました。

槍で胸を突かれた小野政次が最期の会話をできた理由! 直虎が刺したのは心臓ではなく肺だった!?

この現役医師の知識と軽妙な語り口を、紙媒体でも味わいたいという方にオススメなのが『戦国診療室』です。
ゆるく味のあるイラストも大量収録。読み応えがあって医学的にも興味深い書籍って、他にあまりないのではないでしょうか?

 

診療科別、ってその分類が斬新ですわ!

本書の何が驚くかというと、まずは目次が診療科別ということ。
「生活習慣病科」
「感染症科」
「その他診療科」
と、なっております。

現役の医師だけに、中身は業績よりも病歴や死因を語るというユニークぶり。かの軍神・上杉謙信も、まり先生の手にかかれば、

高血圧で冬場のトイレは危険だよ!

とまぁ、身も蓋もない。
確かに力みますもんね。

もちろん、なぜ危険なのか?ということも真面目にジックリと解説されていて、読み進めていくうちに「謙信といえば冬のトイレ」という刷り込みすらされます。

軍神でも厠には勝てない……。
歴史の本を読みながら「冬のトイレに小型ヒーターを置こうかなあ」なんて思える機会はまずないでしょう。

さらには宇喜多直家の死因「尻はす」は結局何だったのか、大谷吉継の罹っていた病気は何なのか、黒田官兵衛は梅毒に罹患していたか等といった戦国ファンにはたまらない考察もありまして。

特に、膿と血が噴き出すという「尻はす」って一体何なの? 気になりません?
是非本書でお確かめくださいm(_ _)m

 

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痔、虫歯、サナダムシ、ウ○コ、房中術、切腹……!?

読みすすめるほどキレッキレで、ともかく知的に笑えるのも本書の魅力ではないでしょうか。

サナダムシと徳川家康の意外な関係は読んでいて噴き出し、更には
「戦国時代最強の毒はウ○コさんだった!」
というパワーワードしかない見出しも、面白すぎて卑怯だとすら思いました。
ウ○コ前立ての武将絵も出てきて、怖い話なのに、しかも美人女医の著書なのにこんなことでいいのかと突っ込みましたね。

ご本人もそれは感じていて、破傷風へと話題が移行するのですが、あの前立てが頭にこびりついて……。

さらには松永久秀が読んだ房中術『黄素妙論』の解説、切腹をするとどうやって死ぬのか?に関する、読んでいて患部が痛くなるような記事も。

女医だけに臨場感のある切り口で、切腹の記事は読み進めるのがしんどいことこのうえありません。
もちろん、よい意味で。

ちなみに気になる書き下ろし本数ですが、なんと6話!
「武将JAPANで読んでいるしもういいかな?」と思うのは早いですよ。

笑えてためになるトリビア満載の本書、買って損はありません。

文:小檜山青




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