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茶道手帳って何ですのん? マニアックな情報が満載の一冊を分解してみました

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様々な書店に手帳が多く並ぶ季節です。
もう来年の手帳は決めましたか。

歴史好きなら吉川弘文館の歴史手帳が定番ですよね。

そんな中で、歴史好きに気になる新聞広告を見つけました。
それが茶道手帳です。

茶道に特化した手帳ということで、お稽古に役立つ情報が満載。
さらに、茶の湯の銘、お茶の世界での季節の言葉が848語も掲載されているというのが今年のウリ!だそうです。

 

価格は820円と手頃なり

お茶の道具を見るのは好きでも、実際には抹茶を飲む程度。ちゃんとした茶会の経験もないのですが、歴史好きである以上いつかはやってみたい。
それが茶道ですよね。

値段も820円(税込み)とお安いので、購入後、どんな内容かチェックしてみました。

表紙はご覧の通り、深い水色です。これだけ明るい色の表紙は珍しいですね。
歴史手帳に比べるとかなり薄いです。
手帳としてのスタイルとしては、ほとんど定番の構成をとっています。

冒頭に見開きの月ごとのページがあり、その後続く、メインの週ごとのページは
・左側に月曜日から日曜日
・右側は完全な白紙
そして、ページの下に季節の言葉が並んでいます。

例えば12月季節の言葉としては、以下の通り。

風花
雪ぐもり
冬がすみ
たぬき

タヌキ?
タヌキとは、どういうお茶の場面で使うのでしょう。

ともかく手帳としては、シンプルな扱いやすいものになっています。

 

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茶会の名前、席主、席名、待合床、茶器等を記入するページも

茶道手帳ならではの構成が後ろの方のおまけのページです。
例えば、吉川弘文館の「歴史手帳」はここの情報の圧倒的な物量および質がウリです。

メインとなるのは見開き2ページで、茶会に参加した時に使うメモ帳のようなものがあります。

茶会の名前、席主、席名、待合床、茶器、御茶、菓子、水差し、茶筅などなど。
実際に使ったものや使うものを書いて準備したり、記録したりするのだと思います。

では、茶会をいくつ分書けるかと言いますと計5回です。

年間にすると月に2回のペースですかね。
意外と少ない印象。

もっと多い場合はコピーをするのかもしれませんが、お茶会というのは正式なものは、多くても年間10回もあれば充分という世界なのかもしれません。
着物を着込んだりとけっこう準備も大変そうですしね。

 

戦国好きにはタマラナイ系譜 誰が弟子で、誰が孫弟子?

その次の日ページには、主要茶道系譜という1ページの一覧があります。
戦国時代好きな人にはたまらないページではないでしょうか。

これをざっと見てみるとなかなかすごいですね。

当然ながら、千利休の弟子がものすごい多く、直弟子には、織田信長豊臣秀吉、蒲生氏郷、高山右近、荒木村重、古田織部、細川三斎(忠興)などなど。
そうそうたる戦国メンバーです。

続いて、次の孫弟子を見てみましょう。
徳川秀忠、小堀遠州、金森可重(金森宗和のお父さん)らが並びます。

その次の世代、千利休から数えて4世代目には、3代将軍徳川家光があり、父・秀忠の弟子ではなく小堀遠州の弟子なのですね。
趣味の世界ですから、お父さんから習うのは嫌だったのでしょうか。

しかし、気になるのが徳川家康がどこにもないんですね。
茶道をしていなかったということはないんでしょうけれども、免許皆伝的なものまでには至らなかったということなんでしょうか?

 

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茶道の家元6家

次のページからは、茶道の家元6家の系譜があります。

表千家、裏千家、武者小路千家。
この三つの初代は千利休です。

藪内家。
これは何でしょう?
不勉強なもので、初耳ですが、剣仲紹智(けんちゅうじょうち)という人が初代です。千利休の弟子ですね。

5つ目が小堀遠州の小堀家。
6つ目が山田家で、山田宗徧流だそうです。
初代山田宗偏さんは千家の2代目(千宗淳)の弟子ですね。

どうやらこれが現代の茶道の6大家元ということになるようです。

続けて、千家十職系譜というのが載ってます。
なんでしょう、これは?

どうやら茶道に使う道具を作るにしても、それぞれのパーツについて専門の家があるようで。
千家とありますからは千利休系列の一大製造グループ、いわばトヨタグループみたいな感じでしょうか。DENSOとかアイシン精機とか。

永楽家は焼物師、そして、窯を作る人、表具師、竹細工、袋、さしもの、金物、塗り師、茶碗師。
竹細工のほかに、「一閑張細工師」というのがあるのですが、これはなにを造るんですかね。

 

勅題一覧も掲載されておりまして

香道についても、1ページを割いています。

これも歴史好きには、なかなか気になる趣味ですけれども、花粉症の時はどうするんでしょうか? 当時はあまりいない?
ともかく、志野流宗家の系譜と香道の組香「源氏香」に用いられる図というさっぱり意味のわからない図が載っています。

次は年表で、千利休をはじめ、これまでに出てきた千家系の家元の年表が見開きであります。
ここまでが茶道手帳ならではの情報で20ページありました。

ほかには、満年齢の早見表や、六十干支(甲子とかのですね)、勅題一覧、年齢の異称、賀寿があります。

ちょっと面白いのが勅題一覧でしょうか。
天皇が出す新年の歌会始の儀のテーマです。

平成30年は「語」です。29年は「野」。
和歌と茶道とは親和性がかなり高いことがうかがえます。

以上が、茶道手帳の概要です。

歴史手帳に比べて薄いので、ハンドバックや内ポケットにも入りやすいです。
手帳としての使い勝手は非常にシンプルそのものなので、誰にとっても悪くないチョイスだと思います。

820円とお安いので、気になる方はぜひご検討ください。

川和二十六




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