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【戦国史の俗説を覆す】
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「本能寺の変」黒幕説は成り立つか?
戦国、いや日本史上最もホットな話題といえば「本能寺の変」でしょう。
「黒幕説」は一世を風靡した感があります。
極上ミステリのような面白さに、ついつい心にかれてしまう気持ちはわかりますが、そもそもそれってありえるの、というのはやっぱり気になりますよね。
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なぜ光秀は信長を裏切ったか「本能寺の変」諸説検証で浮かぶ有力説は
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本章はその最新の説を検討しています。
これもやっぱり、チェックしなきゃ!
家康の「伊賀越え」真偽の程はいかほどで?
2016年大河ドラマ『真田丸』は随所で盛り上がりましたけれども、序盤で徳川家康の「神君伊賀越え」は抱腹絶倒でしたよね。
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三度の絶体絶命を乗り越えた徳川家康~天下人となる生涯75年とは?
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放送後「ドラマではコメディみたいだったけど、結構死人は出ているよ」なんて感想も見られました。
一体どこまで危険だったのか?
どのくらい苦労したのか?
本章はルートや供回りの人数を検討します。
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神君伊賀越え(家康の逃亡ルート)はここ! 信長の死後に訪れた悲劇
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「中国大返し」って凄いけどいくら何でも速すぎない?
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中国大返しは可能か 秀吉&官兵衛による10日間230kmの強行軍を考察
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信長横死の急報を受けて超高速移動するところはフィクションでもみどころ!
が、しかし…。
「あまりに移動が速いんじゃない?」
「いやいや、その不可能を可能にするのが秀吉の凄さでしょ!」
そう考えたりしませんか?
この件に関する検証はナカナカ難しいのだなあ、と痛感させられます。
話をおもしろく盛られた、たくさんある軍記を参照することは当然問題です。
秀吉の場合は相手に与えるインパクトを考慮して誇張していることもある。
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豊臣秀吉 数々の伝説はドコまで本当か? 62年の生涯まとめ【年表付き】
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史実の検証の難しさ、その手腕も興味深い章です。
なんで秀吉ってば「朝鮮出兵」なんかしちゃったの?
「騏驎も老いては駑馬に劣る」という諺があります。
どんな優秀な人でも、晩年になれば凡人以下の発想をする、と。
朝鮮出兵は年老いた秀吉が、ヤケになって突発的に思いついたのか?
動機や勝算があったのか?
それを探るのがこの章。
従来のような「明で征服するぞ!」では確かに狂気の沙汰といえるかもしれませんが、本章で示されている「明と交渉するためにピンポンダッシュのように相手を叩く」という説だとわかる気もしなくはありません。
「戦争はピンポンダッシュ」という論を展開する本章。ユニークで実に興味深いものがあります。
「石田三成襲撃事件」いくらなんでも三成嫌われすぎィ
2016年大河ドラマ『真田丸』は、様々な最新研究を取り入れていました。
七将による「石田三成襲撃事件」もそのうちのひとつ。
七将が私怨で三成を襲撃し、そこを家康が仲裁するという流れではなく、むしろ三成と家康がぶつかる関ヶ原前哨戦でした。
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日本一の嫌われ者・石田三成を史実から再評価!豊臣支えた41年の生涯
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あれは三谷氏のオリジナリティあふれる展開?
違います。
では実際のところはどうであったのか。そこにせまるのがこの章です。
そして次は関ヶ原へ。
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