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日本100名城・写真館

多賀城(日本100名城No.7)1400年前の東北拠点は「三大◯◯」がお好き?(画像8枚)

更新日:

 

【多賀城の基本データ】

名称:多賀城(日本百名城7番)
別名:多賀柵
成立:724年
城主:大野東人(おおの あずまびと)創建
合戦:伊治呰麻呂の乱
名物:焼き牡蠣
一言:緻密に言えば宮城県海岸沿いの名産品でありますが、やっぱりハズせない! 生牡蠣の方がいいじゃない♪という方は一度だけでも焼きをお試しください。鉄板の上で熱せられると海の匂いが一気に増して、口一杯に豊潤な香りが広がって最高なんです(*´Д`)

ナビゲーター:石垣 鉄男&櫓 優子&お城野郎!


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一辺が約900mもある古代の政庁

櫓 優子(以下、優子)「そうなの。本当に焼いた方が美味しかったりするの」
石垣 鉄男(以下、鉄男)「コレばっかりはオレも同意っす。初めてのときの、あの味を今も忘れられない。松島の屋台みたいなトコで食べた焼き牡蠣……」
優子「3.11地震で壊滅的な打撃を受けてしまったのよね」
鉄男「うん。残念だったけど、今はもう回復し始めてるみたいだよ。NHKのプロフェッショナルでもやってた」
優子「そうなの!? じゃあ、今から行ってくるわ!」
鉄男「ちょっ!」
優子「冗談よ。今回は多賀城ね」
鉄男「まずはイメージを掴むために、全貌を俯瞰してみようか。模型だけど」

優子「これだけじゃ、ちょっとわかりづらいかも……」
鉄男「意外かもしれないんだけどさ。これがやたらデカイんだよ」
優子「どれぐらいなの?」
鉄男「一辺が約900mもあるんだ」
優子「広っ! ここで部活やらされたら、外周(ランニング)が地獄よね」
鉄男「建物の模型が、なんだか人生ゲームの駒みたいだから、小さく見えちゃうけどね」

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最も古いのは渟足柵で647年に設置

優子「多賀城は元々、東北の蝦夷対策として建てられたんだっけ?」
鉄男「うん。東北には大和朝廷の拠点がいくつかあってさ、多賀城はその一つ」
優子「多賀城は724年に創建されたみたいだけど、それより古いのもあるのかしら」
鉄男「あるよー。受験でもポイントの一つ・渟足柵が647年に作られている」
優子「あら、大化の改新から直後じゃない。というか、今は乙巳の変って言うんだっけ?」
鉄男「そうだよ、オバサン世代ってバレちゃうよ」
優子「牡蠣と一緒に焼くわよ!」
鉄男「……サーセン(;´Д`)」

優子「本当に広いのね……」

日本三大史跡の一つ(他は平城京と太宰府)

鉄男「うん……そのせいなのか、なかなかコレだ!という写真ポイントがないんだよ」
優子「確かに、戦国~江戸期のお城みたいに天守とかの再現ができないものね」
鉄男「多賀城自体は、日本三大史跡(他は平城京と太宰府)とも呼ばれていて、貴重な存在なんだけどなぁ」

優子「少し進んだわねw」
鉄男「演出が難しいんだよ。テリー伊藤さんでも困るレベル」

優子「ようやくお城感が出てきた」
鉄男「中央の正殿跡で、礎石が若干見えるかなぁと。多賀城は軍事拠点でもあったけど、同時に政庁としての役割も大きかったから、中央の建物は立派だっただろうね」
優子「確かに、蝦夷の方々に目を配るためには、建物の大きさも重要だったわね。遠く京都や奈良から手紙を送ったところで、誰も言うこと聞くわけない」
鉄男「そうなんだよ。だから東北には多賀城だけでなく、20以上の拠点が作られてるんだよ。それらをまとめて城柵(じょうさく)と呼ぶ」
優子「なんだか説明臭い話し方ねw」
鉄男「うっさいって! ほら、この払田柵(ほったのさく)なんて、いかにもなイメージが湧かない?」

払田柵跡/wikipediaより引用

優子「うん、臨場感があるわね。多賀城も、せめて門だけでも復元すればいいのに。それともあれかしら。地震のリスクが大きいから建てられない、とか?」
鉄男「どうだろー。869年貞観地震で多賀城も壊滅的になったようだけど、その後スグに復活してるしね。まぁ、当時は政治の要だったから当たり前なんだけど」

東日本大震災が1000年に一度と称された大地震

優子「貞観地震って、たしか1000年に一度、とかいう」
鉄男「そうそう。東日本大震災が1000年に一度と称される由縁になった三陸沖の地震だよ」
優子「怖いわね」
鉄男「あの地震前後の時代は、全国各地で大地震が頻発してたからね。富士山も爆発したし、現代でも同様の災害が起きないとは言い切れないハズ」
優子「うん。私は防災リュック、2つ持ってるわ。ちなみに、三陸の地震と言えば、伊達政宗さんも大津波の被害を受けたわよね?」
鉄男「慶長三陸地震津波でしょ。漁に出かけた人が津波で陸へ流され、気付いたら松の木の上にいた――なんて話もあるぐらいだからね。ちょっと脱線しちゃったので、最後にこちらを!」

優子「なにかしら?」
鉄男「多賀城跡にある“あやめ園”だよ。市のHPによると、650種・3000万本もあるんだって!」
優子「うーん」

鉄男「なんだよ、テンション低いなぁ。ほんとに最後だからね!」
優子「出し惜しみしてないで、早く見せなさいよ」
鉄男「おっしゃ、これだ、ズドン!」

優子「(´・ω・`)」
鉄男「いや、これも多賀城碑と言って、日本三古碑に数えられるんだよ」
優子「多賀城って三大ナントカが好きね」
鉄男「いや、わかるよ。地味って言いたいんでしょ?」

優子「だって、これ↑も百葉箱みたいなんだもーん」
鉄男「アナタね……地元の方に怒られますよ」
優子「いいじゃない。お城に対して冷静な人がいたって。それが一般的な感覚ってものだわ」
鉄男「まぁ、多賀城は、戦国江戸期とは、ちょっと色合いが違うしね」
優子「注目はやっぱり仙台城でしょ」
鉄男「うん、そうだけど、今言うのは……」
優子「多賀城、好きよ、焼き牡蠣も」
鉄男「では、最後に100名城のマッピングで多賀城の位置を御確認ください(´・ω・`)」

コラム「お城野郎の百名城バンザイ!」

多賀城には個人的な思い出があります。
かれこれ7年ぐらい前に訪れたとき、ボランティアガイドのおじさんが近づいてきて、アレコレとゆる~い解説をしてくれたことがありまして。
『うぅぅ……説明が長いなぁ……オレ様を誰だと思っている、こんなどマイナーな城にも喜んで訪れるお城野郎だぞ! 一人ぼっちだけどな!』
なんて心の中で叫びつつ、断るのも何か悪いので最後までおじさんの解説にお付き合いすることになりました。
その後、程なくして訪れた大震災。多賀城周辺も随分と被害に遭ったと聞いて、心の中で邪険にしてしまったおじさんは元気にしてるだろうか。あれから何年も過ぎてますが、今なおふと気になることがあります。

さて、多賀城。
写真を見ての通り、古代の城市といったイメージで、戦闘に特化した戦国期の城郭とは異なります。中国語では壁に囲まれた市や街を「城」と表すこともあるので、こちらのイメージに近いのではないでしょうか。
多賀城も元々は対蝦夷の最前線の城ではありましたが、最前線が北上するにつれて、後方支援基地、そして地方行政の中心地と役割が変遷していきます。

本文で百葉箱呼ばわりされてしまった多賀城碑ですが、多賀城ではむしろこの百葉箱、おっと間違えた、多賀城碑だけは絶対に見てから帰りましょう!
この碑文は西暦762年からずっとこの地にあります。
多賀城そのものは妄想たくましくしなければもはや当時の建物や門を見ることができませんが、この碑文だけは当時のままあるのです。

多賀城は「畿内のヤマトによる蝦夷討伐の本拠地だ!」とか「東北は武力で支配された!」など思うところはそれぞれあるでしょう。しかし、古代から現代まで残っていて、かつその字は今でも読めるという文化の連続性、そしてこの碑が残っていたという奇跡に想いを馳せるのがよいのではないでしょうか。
と、ボランティアガイドのおじさんが言ってたような気がします。

日本100名城ALLマーキング!

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【参考】
多賀城市観光協会サイト
公益財団法人日本城郭協会
日本100名城/wikipedia
日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき

 





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