日本初の歴史・戦国ポータルサイト

BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

photo by お城野郎!

スポンサーリンク

お城野郎!

日本のマチュピチュ 天空の竹田城へ

更新日:

 

まずはGW前に編集さんと私との間で交わされた城トークから・・・。

編「そういや流行ってますね。グーグルのCMで有名になった日本のマチュピチュ♪」
私「えぇ、まぁ」
「あれ?なんか反応悪いですね。当然、何度も行ってるんでしょ?」
「うっ!? いや、その・・・」
「お城野郎さん、まさか竹田城行ったことないの? ウソでしょ?」
「い、いや、前から行こうとは思ってたんだよ。けど、なかなか機会がなくてね」
「ふ~ん。お城マニア・・・なのにねぇ~」
「違うんだよ。大した戦歴もないし、歴史的にもそんなに大事な城じゃないから(汗)」
「ふ~ん」
「最近はブームで混んでるみたいだし、もう少し落ち着いてからでもいいかなって(大汗)」
「じゃあ、いつ行くの?」
「今で…(このネタはもう古いすね)」

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-1

てなわけで、おそらく生野銀山発見以来のブームに湧く竹田城にワンダーキャッスルしてきました!

この城は、京都府の福知山方面と兵庫県の姫路方面から行くルートがありますが、連休中の混雑を避けるべく今回は鳥取方面からクルマで山陰道を利用して向かいました。
(※注)鳥取は連休中でも観光客が少ないから道も空いているとか、鳥取はそもそも人がそんなにいないだろうとか、ちなみに鳥取はスタバやセブンイレブンがない県とか一切思っていないです。

この竪堀、エッジが効いてるわ~

私の予想通り、山陰道は大した混雑もなく鳥取市からクルマで約2時間で竹田城下に到着。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-2

事前にキャッチした情報では、城下から城に行くには登山道を通るか、城専用バスを利用するかの二択しかないということが分かっていましたので、即バス停へ向かいます。

 

マニアなら歩いて行けって?

ええ、分かっていますとも。普段の私なら短パンにビーサンでも登山道に向かったでしょうが、この規模の山城に「専用バス」というのが逆に珍しいのです。完全に天空の城ブームに乗っかってみました。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-3

「一日どれだけ乗っても500円」という一日乗車券を購入し、バスに乗車。

乗り放題だからと言って、さすがに3回乗るヤツはいないだろ・・・というツッコミはさておき、大混雑なのでバス2台を連ねて竹田城へ向かいます。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-4

 

ようやく城の入り口に到着しました。ここからは徒歩です。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-5

しかしこの門(大手門?)、完全にフェイクですが、ここで立ち止まる人と、スルーして先を急ぐ人に別れるので、結果的に混雑緩和に役立っています。

後は、なだらかな坂道を20分程歩いて行かねばなりません。

 

さて、ここで城はまだか~?

と、嘆いてはいけません。

城側の山を見上げてください。それはもう見事な竪堀が何本も見えてきます。
お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-6

そんなときは、「この竪堀、エッジが効いてるわ~」とか「ああ、これは難攻不落だね」などと躊躇なくつぶやいて、ライトな観光客をひるませてあげましょう。

※編集部注 ひるむ、というより引くだけだと思います

 

スポンサーリンク

300円を払っていざ入城!

少し進むと石切り場のような場所も見えてきます。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-7

竹田城の中腹には実際、「石取場」が何カ所か存在していますがここもそうなのでしょうか。

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-8

いよいよ入城します!

入場料は大人一人300円。これはもう景観保存の為には仕方ないですね。

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-9

「早よ城を見せぃ」と言いたいところでしょうが、今や竹田城を間近に見るにはこれくらい時間がかかるのです!というのを表現してみました。

 

では、にゅうじょー!

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-10

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-11

大手門です。つい振り返って景色を眺めてしまいます。
レッドカーペットならぬブラックカーペットも趣向を凝らしたおもてなしですなぁ。というのは冗談で、転倒防止と地面の露出防止だそうです。

 

ちなみにマットだけでなく竹田城内の標識は殆んど黒を基調としています。

これは「やっぱり豊臣期の城は黒が基本でしょ」とか「iPhoneぽくて、よくね?よくね?」とかそういう理由ではなく、遠くの峠から写真を撮りたいカメラマンに竹田城を美しく撮ってもらうための工夫で、白だと光が反射するなど色々お叱りを受けるのだとか。

まあ薄々気付いていましたが、竹田城のこの賑わいは城というより被写体としての人気なんですね。

 

スポンサーリンク

まるでピレネー山脈のモンセギュール城ではないか

では、縄張り図を見てみましょう。

こちらは入り口付近の案内板にあったものです。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-12

山頂にここまで石垣で固めた城は日本にはあまり見られません。まるでフランス-スペイン国境のピレネー山脈に配置されたペイルペルテューズ城やモンセギュール城のようです。

ちなみにモンセギュール城の攻略(13世紀)には、山岳戦の得意なバスク兵を投入してもなかなか陥落せず、苦労して奪った崖の一端に投石機を設置し、デカイ石を発射しまくってようやく落としたそうです。

 

それを踏まえると総石垣の竹田城の攻略に敢えて力攻めで行くならば(できればやりたくないです)、同じ尾根筋の北側突端にある観音寺城(砦)を奪って大筒を設置して撃ちまくるしかないでしょうか。標高は竹田城より低いのでかなり厳しい戦いになるとは思いますが。

という妄想をしながら縄張り図を見ているだけで時間が過ぎて行きます。景色には目もくれず縄張り図に向かい合っている人を見かけたら、それはまさに私のような妄想型の城マニアですので、優しくスルーしてあげましょう。

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-13

さて北東の大手門を過ぎると「北千畳」という一角です。北千住ではありません。千畳あったかどうかはさておき、平に広がった地形のことで「広い場所」くらいのイメージです。

ちなみにこの崖の真下に井戸があり、その更に下に「登り石垣」があるようなのですが、立ち入り規制のため行けず。
「登り石垣」は鳥取城でほぼ完璧な形で、しかも危険を冒さずに、しかも無料で(!)見れますので、ぜひ鳥取城にも立ち寄ってその偉容を確認してみましょう。私はたまたま鳥取方面から来ましたので、確認することができました。

これも城の神様のお陰ですね。鳥取城もいずれレポートします。

 

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-14 お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-15 お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-16

北千畳から三の丸に入る虎口です。正直ここが大手門じゃないかというくらいでかい入り口です。標識では北千畳の入り口が大手門となっていましたが、縄張り図ではここが大手門になっています。

適当にも程があるぜ!

と叫びたくなりますが、よくよく考えるとどれも正解だと思います。築城した赤松広秀は鬼門にあたる北東に大手門があるのを嫌って南千畳側に大手門を移したそうですが、その大手門というのが縄張り図では確かに北東を向いています。

 

じゃあ表札の場所が間違っているのかというとこれは完全に私の妄想の域を出ませんが、「北東向いてる大手門がいやなら北千畳の下でひねって南側に門を向ければいいじゃん」という職人のナイスアイデアで一時期そこを大手門にしたのかもしれません。

それでも赤松広秀が「おまえそんなんで許されると思ってるの?コスト?おまえ生野銀山なめんなよ」の一喝で南千畳側に移したとか。それで竹田城には大手門が3つもあるというのは考え過ぎでしょうか。

ちなみに大手門の位置を分かりやすく判別する「鏡石」は南千畳の方の大手門にあります。最終的にここに落ち着いたのは間違いありませんね。

 

二の丸へ抜けると天空の絶景が広がっている

さて、規制されまくりの三の丸を抜けて行きます。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-17 お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-18

崖下の井戸も見たいのですが真っ直ぐ進むしかありません。

昨年は観光客が殺到して怪我人も続いたりと大変だったそうですね。

 

防衛拠点でもある城は人に対して厳しく作ってあるので仕方がない側面もあるのが、そういう城を保存しつつ、一方でバリアフリーにもしたい。その辺のバランスに苦慮しているのでしょう。

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-19

ちなみにこの崖下、土砂崩れの跡のようなところの真下に井戸や登り石垣があります。規制がなくてもここはきつそう(笑)。

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-20 お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-21

二の丸です。天守台も見えてきました!

展望も開けて南千畳方面が空に突き出ているような景色なのでこの辺りから「天空の~」というマンションの広告のようなキャッチコピーが生まれたのでしょう。

「天空のレジデンス。堂々完成」みたいな。

 

立入禁止で/(^o^)\ナンテコッタイ

いよいよ天守台だ!

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-22

と喜びもつかの間。立ち入り禁止でした…。

もう開放されていると思っていましたが、これはダメージが大きい。いえ、石垣へのダメージではなくて私の心へのダメージです。まさに痛恨の極み。

天守台からドヤ顔でUPするという行為もできないなんて・・・。やるつもりないけど。

 

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-23

もうライフがゼロのまま、天守台を回り込んで南千畳方面へ向かいます。写真は竹田城の「花屋敷」跡です。

ここも規制で入れません。「浅草 花やしき」でボケる気力もありません。

 

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-24

天守台を回り込んで南側にやってきました。

しかしこうしてみると、ほんと竹田城は洋式要塞のような顔をしていますね。ノルマン式の天守(キープ)のようです。

300m超の山頂で拝めるのも素晴らしい。ライフが回復してきました。

 

 

 

南側の「正門」にやってきました。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-25

少し見えづらいですが標識には「正門」と書いてあります。北側の「大手門」と区別しようとしているのでしょうが、大手門が正門じゃないのか?一体どっちが正門なんだ、と余計ややこしくさせています。

 

雲海はなくとも絶景に変わりなし

そして鏡石。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-26

竹田の観光協会は城のパワースポットとして売り出しているようですが、鏡石は城主の武威や財力を誇示するもので、これに触ったからといって金運や恋愛運、仕事運が上がるというのはちょっとあり得ません。

もちろん私は両手で触りましたけどね。

 

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-27 お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-28

南千畳です。崖下に竹田の城下町が見えます。向かい側の「立雲峡」から竹田城のベストショットが撮れるそうです。

雲海に浮かぶ有名な写真もそこから撮ったようですね。

 

 

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-29

こちらは「藤和峠」からの竹田城です。井戸と登り石垣のある方角です。

雲海を見られなかったのは残念ですが、ここから遠目に見たということで手打ちにしましょう笑

 

 

 

 

竹田城の攻略ポイント
「あわてるな。ブームが去るのを待て!」

 

 

 

 

 

筆者:R.Fujise(お城野郎)

日本城郭保全協会 研究ユニットリーダー(メンバー1人)。
現存十二天守からフェイクな城までハイパーポジティブシンキングで日本各地のお城を紹介。
特技は妄想力を発動することにより現代に城郭を再現できること(ただし脳内に限る)。

 

※編集部より

スポンサーリンク

フザけた連載だと誤解されぬよう、R.Fujise(お城野郎)の日本城郭検定・二級合格証書を掲載させていただきます。

FUJISEさん城郭検定2級

 

 

 





1位長篠の戦い 注目すべきは…


わろてんか伊能栞
(高橋一生さん)のモデル
小林一三とは?


2位 西郷隆盛49年の生涯!


3位 史実の真田幸村とは?


4位 最上義光 名将の証明


5位 ホントは熱い!徳川家康


6位 意外と優しい!? 織田信長さん


7位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


8位 毛利元就の中国制覇物語


9位 伊達政宗さんは史実も最高!


10位 最期は切ない豊臣秀吉


注目! 史実の井伊直虎とは?





井伊家 井伊直虎 井伊直政 小野政次 龍雲丸
織田家 織田信長 濃姫 織田信忠 織田信雄 織田信孝 三法師 平手政秀
徳川家 徳川家康 結城秀康 徳川秀忠 松平信康 酒井忠次 榊原康政 本多正信 水野勝成
豊臣家 豊臣秀吉 豊臣秀長 豊臣秀次 福島正則 加藤清正 豊臣秀頼
伊達家 伊達政宗 伊達成実 義姫
最上家 最上義光 鮭延秀綱 山形城 大宝寺義氏 山野辺義忠
毛利家 毛利元就 毛利隆元 吉川元春 小早川隆景 毛利秀元 陶晴賢
島津家 島津義弘 島津の退き口
真田家 真田幸村 真田信之
立花&高橋家 立花宗茂 立花道雪 立花誾千代 吉弘統幸
浅井・朝倉家 朝倉宗滴 姉川の戦い 金ヶ崎の退き口
前田家 まつ 豪姫 前田利長 前田利常
黒田家 官兵衛が長政を叱責の真相
北条家 河越夜戦 小田原征伐 のぼうの城の真実
細川家
仙石家
長宗我部家
武田・上杉家
諸家 足利義輝
剣豪・武術・忍者 宮本武蔵
キリシタン ルイス・フロイス
合戦 桶狭間の戦い 長篠の戦い 手取川の戦い 厳島の戦い 月山冨田城の戦い

◆薩摩藩 西郷隆盛 島津斉彬 大久保利通 小松帯刀 西郷従道
◆長州藩 木戸孝允 木戸松子 高杉晋作 山県有朋


◆古代 安倍晴明
◆江戸 葛飾北斎
◆世界史 クレオパトラ ルイ16世 チェ・ゲバラ


わろてんか あらすじ&感想レビュー

-お城野郎!
-, , ,

Copyright© BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン) , 2017 AllRights Reserved.