お城が大好き、城さえあれば一人でトイレに行けるし、パンツも履ける。子供の成長が毎日楽しい、お城野郎です。
ゴールデンウィークを控え、お小遣いをじっくり待機させている皆様、連休中はどこに行かれますか?
まだ決まっていなければ、こちらはいかがでしょう?
↓
そうです。
いささか古い話ではありますが、Googleのテレビ広告により、「天空の城」として一躍お茶の間にも知れ渡った竹田城です。
この城は、京都府の福知山方面と兵庫県の姫路方面から行くルートがありますが、私の場合は、連休中の混雑を避けるべく、鳥取方面から山陰道を利用して行ってきました。
てなわけで……レッツゴーキャッスル!
(※注)鳥取は連休中でも観光客が少ないから道も空いているとか、鳥取はそもそも人がそんなにいないだろうとか、ちなみに鳥取はスタバやセブンイレブンがない県とか一切思っていないです
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この竪堀 エッジが効いてるわ~
私の予想通り、山陰道は大した混雑もなく鳥取市からクルマで約2時間で竹田城下に到着。
事前にキャッチした情報では、城下から城に行くには登山道を通るか、城専用バスを利用するかの二択しかないということが分かっていましたので、即バス停へ向かいます。
マニアなら歩いて行けって?
ええ、分かっていますとも。
普段の私なら短パンにビーサンでも登山道に向かったでしょうが、この規模の山城に「専用バス」というのが逆に珍しいのです。
完全に天空の城ブームに乗っかってみました。
「一日どれだけ乗っても500円」という一日乗車券を購入し、バスに乗車。
乗り放題だからと言って、さすがに3回乗るヤツはいないだろ……というツッコミはさておき、大混雑なのでバス2台を連ねて竹田城へ向かいます。
ようやく城の入り口に到着しました。ここからは徒歩です。
しかしこの門(大手門?)、完全にフェイクですが、ここで立ち止まる人と、スルーして先を急ぐ人に別れるので、結果的に混雑緩和に役立っています。
後は、なだらかな坂道を20分程歩いて行かねばなりません。
「さて、ここで城はまだか~?」
と、嘆いてはいけません。
城側の山を見上げてください。それはもう見事な竪堀が何本も見えてきます。
そんなときは「この竪堀、エッジが効いてるわ~」とか「ああ、これは難攻不落だね」などと躊躇なくつぶやいて、ライトな女性観光客の気を引いてあげましょう。
えっ、単に引かれるだけだって?
フッフふ~ん!
300円を払っていざ入城!
少し進むと石切り場のような場所も見えてきます。
竹田城の中腹には実際、「石取場」が何カ所か存在していますがここもそうなのでしょうか
いよいよ入城します!
入場料は大人一人300円。
これはもう景観保存の為には仕方ないですね。
「早よ城を見せぃ」と言いたいところでしょうが、今や竹田城を間近に見るにはこれくらい時間がかかるのです!というのを表現してみました。
では、にゅうじょー!
大手門です。つい振り返って景色を眺めてしまいます。
レッドカーペットならぬブラックカーペットも趣向を凝らしたおもてなしですなぁ。というのは冗談で、転倒防止と地面の露出防止だそうです。
ちなみにマットだけでなく竹田城内の標識は殆んど黒を基調としていました(2014年当時)。
これは「やっぱり豊臣期の城は黒が基本でしょ」とか「iPhoneぽくて、よくね?よくね?」とかそういう理由ではなく、遠くの峠から写真を撮りたいカメラマンに竹田城を美しく撮ってもらうための工夫で、白だと光が反射するなど色々お叱りを受けるのだとか。
まあ薄々気付いていましたが、竹田城のこの賑わいは城というより被写体としての人気なんですね。
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