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photo by お城野郎

お城野郎!

竹田城攻めを100倍楽しくする方法!城郭検定保持者が解説します

投稿日:

【編集部より】

日本のマチュピチュとして知られる天空の城・竹田城。

冬期は雪に包まれ、残念ながらほとんどの日が閉山。

メンテナンスも兼ねての閉山期間になっており、西日本を中心としたお城LOVERSたちの心は消沈しております。

しかし……。

来週3/1から、ついに解禁!

『今年の春は、いつ登ろうか?』
『初めてなんでドキドキしております♪』

そんなムッシュムラムラな方は、本サイトが誇るお城野郎氏の竹田城登頂記を一読しておくと良ござんス!

※お城野郎=第一回城郭検定で最高位の二級に合格・類まれな妄想力で全国どんな城でも脳内再現できる生粋のマニア

 

【本文】

どーもー!

お城が大好き。
城さえあれば一人でトイレに行けるし、パンツも履ける。
3歳児の親・お城野郎です。

まずは編集さんと私との間で交わされた城トークから……。

編「そういやグーグルのCMで有名になった日本のマチュピチュ♪相変わらず人気ですよね~。どうです?」
私「えっ?あっ、まぁまぁ」
編「あれ? なんか反応悪いですね。当然、何度も行ってるんでしょ?」
私「うっ!? いや、その……」
編「お城野郎さん、まさか竹田城行ったことないの? ウソでしょ?」
私「い、いや、前から行こうとは思ってたんだよ。けど、なかなか機会がなくてね」
編「ふ~ん。お城マニア……なのにねぇ~」
私「違うんだよ。大した戦歴もないし、歴史的にもそんなに大事な城じゃないから(汗)」
編「ふ~ん」
私「最近はブームで混んでるみたいだし、もう少し落ち着いてからでもいいかなって(大汗)」
編「じゃあ、いつ行くの?」
私「今で…(このネタはもう古いすね)」

 

てなわけで、おそらく生野銀山発見以来のブームに湧く竹田城に行って参りました。

この城は、京都府の福知山方面と兵庫県の姫路方面から行くルートがありますが、連休中の混雑を避けるべく今回は鳥取方面からクルマで山陰道を利用してGO!

(※注)鳥取は連休中でも観光客が少ないから道も空いているとか、鳥取はそもそも人がそんなにいないだろうとか、ちなみに鳥取はスタバやセブンイレブンがない県とか一切思っていないです。

 

この竪堀 エッジが効いてるわ~

私の予想通り、山陰道は大した混雑もなく鳥取市からクルマで約2時間で竹田城下に到着。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-2

事前にキャッチした情報では、城下から城に行くには登山道を通るか、城専用バスを利用するかの二択しかないということが分かっていましたので、即バス停へ向かいます。

マニアなら歩いて行けって?

ええ、分かっていますとも。
普段の私なら短パンにビーサンでも登山道に向かったでしょうが、この規模の山城に「専用バス」というのが逆に珍しいのです。

完全に天空の城ブームに乗っかってみました。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-3

「一日どれだけ乗っても500円」という一日乗車券を購入し、バスに乗車。

乗り放題だからと言って、さすがに3回乗るヤツはいないだろ……というツッコミはさておき、大混雑なのでバス2台を連ねて竹田城へ向かいます。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-4

ようやく城の入り口に到着しました。ここからは徒歩です。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-5

しかしこの門(大手門?)、完全にフェイクですが、ここで立ち止まる人と、スルーして先を急ぐ人に別れるので、結果的に混雑緩和に役立っています。

後は、なだらかな坂道を20分程歩いて行かねばなりません。

「さて、ここで城はまだか~?」

と、嘆いてはいけません。

城側の山を見上げてください。それはもう見事な竪堀が何本も見えてきます。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-6

そんなときは「この竪堀、エッジが効いてるわ~」とか「ああ、これは難攻不落だね」などと躊躇なくつぶやいて、ライトな女性観光客の気を引いてあげましょう。

えっ、単に引かれるだけだって?
フッフふ~ん!

 

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300円を払っていざ入城!

少し進むと石切り場のような場所も見えてきます。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-7

竹田城の中腹には実際、「石取場」が何カ所か存在していますがここもそうなのでしょうか

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-8

いよいよ入城します!

入場料は大人一人300円。
これはもう景観保存の為には仕方ないですね。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-9

「早よ城を見せぃ」と言いたいところでしょうが、今や竹田城を間近に見るにはこれくらい時間がかかるのです!というのを表現してみました。

では、にゅうじょー!

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-10

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-11

大手門です。つい振り返って景色を眺めてしまいます。
レッドカーペットならぬブラックカーペットも趣向を凝らしたおもてなしですなぁ。というのは冗談で、転倒防止と地面の露出防止だそうです。

ちなみにマットだけでなく竹田城内の標識は殆んど黒を基調としていました(2014年当時)。

これは「やっぱり豊臣期の城は黒が基本でしょ」とか「iPhoneぽくて、よくね?よくね?」とかそういう理由ではなく、遠くの峠から写真を撮りたいカメラマンに竹田城を美しく撮ってもらうための工夫で、白だと光が反射するなど色々お叱りを受けるのだとか。

まあ薄々気付いていましたが、竹田城のこの賑わいは城というより被写体としての人気なんですね。

 

まるでピレネー山脈のモンセギュール城ではないか

では、縄張り図を見てみましょう。

こちらは入り口付近の案内板にあったものです。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-12

山頂にここまで石垣で固めた城は日本にはあまり見られません。
まるでフランス-スペイン国境のピレネー山脈に配置されたペイルペルテューズ城やモンセギュール城のようです。

ちなみにモンセギュール城の攻略(13世紀)には、山岳戦の得意なバスク兵を投入してもなかなか陥落せず、苦労して奪った崖の一端に投石機を設置し、デカイ石を発射しまくってようやく落としたそうです。

それを踏まえると総石垣の竹田城の攻略に敢えて力攻めで行くならば(できればやりたくないです)、同じ尾根筋の北側突端にある観音寺城(砦)を奪って大筒を設置して撃ちまくるしかないでしょうか。
標高は竹田城より低いのでかなり厳しい戦いになるとは思いますが。

という妄想をしながら縄張り図を見ているだけで時間が過ぎて行きます。

景色には目もくれず縄張り図に向かい合っている人を見かけたら、それはまさに私のような妄想型の城マニアですので、優しくスルーしてあげましょう。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-13

さて北東の大手門を過ぎると「北千畳」という一角です。
北千住ではありません。千畳あったかどうかはさておき、平に広がった地形のことで「広い場所」くらいのイメージです。

ちなみにこの崖の真下に井戸があり、その更に下に「登り石垣」があるようなのですが、立ち入り規制のため行けず。

「登り石垣」は鳥取城でほぼ完璧な形で、しかも危険を冒さずに、しかも無料で(!)見れますので、ぜひ鳥取城にも立ち寄ってその偉容を確認してみましょう。
私はたまたま鳥取方面から来ましたので、確認することができました。

これも城の神様のお陰ですね。鳥取城もいずれレポートします。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-14

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-15

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-16

北千畳から三の丸に入る虎口です。
正直ここが大手門じゃないかというくらいでかい入り口です。

標識では北千畳の入り口が大手門となっていましたが、縄張り図ではここが大手門になっています。

テキトーにも程があるぜ!

と叫びたくなりますが、よくよく考えるとどれも正解だと思います。
築城した赤松広秀は鬼門にあたる北東に大手門があるのを嫌って南千畳側に大手門を移したそうですが、その大手門というのが縄張り図では確かに北東を向いています。

じゃあ表札の場所が間違っているのかというとこれは完全に私の妄想の域を出ませんが、
「北東向いてる大手門がいやなら北千畳の下でひねって南側に門を向ければいいじゃん」
という職人のナイスアイデアで一時期そこを大手門にしたのかもしれません。

それでも赤松広秀が「おまえそんなんで許されると思ってるの?コスト?おまえ生野銀山なめんなよ」の一喝で南千畳側に移したとか。
それで竹田城には大手門が3つもあるというのは考え過ぎでしょうか。

ちなみに大手門の位置を分かりやすく判別する「鏡石」は南千畳の方の大手門にあります。
最終的にここに落ち着いたのは間違いありませんね。

 

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二の丸へ抜けると天空の絶景が広がっている

さて、規制されまくりの三の丸を抜けて行きます。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-17

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-18

崖下の井戸も見たいのですが真っ直ぐ進むしかありません。

昨年は観光客が殺到して怪我人も続いたりと大変だったそうですね。

防衛拠点でもある城は人に対して厳しく作ってあるので仕方がない側面もあるのが、そういう城を保存しつつ、一方でバリアフリーにもしたい。その辺のバランスに苦慮しているのでしょう。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-19

ちなみにこの崖下、土砂崩れの跡のようなところの真下に井戸や登り石垣があります。規制がなくてもここはきつそう(笑)。

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-20

お城野郎ワンダーキャッスルジャパン竹田城-21

二の丸です。
天守台も見えてきました!




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展望も開けて南千畳方面が空に突き出ているような景色なのでこの辺りから「天空の~」というマンションの広告のようなキャッチコピーが生まれたのでしょう。
「天空のレジデンス。堂々完成」
みたいな。

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