中学受験ブログ

中学受験 志望校突破に向けて押さえておきたい5冊【偏差値20台から桜蔭へvol.33】

【編集部より】

当記事は、2014年2月から2015年2にかけて連載をしていた【中学受験ブログ】を再構成したものです。

受験に挑んだのは、とある歴史研究者・MICHIZANE氏(仮名)と、その娘さん・KOMACHI。
小学4年生の夏休み後から塾に通い始め、当初は四谷大塚で偏差値20台を記録するなど、頭を抱えてのスタートでありました。

それが、最難関校の桜蔭に合格という快挙を成し遂げるのですから、いやはやわかりません。

特に、タメになるという内容ではございませんが、MICHIZANE氏が漠然と思ったり悩んだりすることを綴りましたので、同じ苦悩を抱えているお父様方々おりましたら、一息つくお時間にご覧いただければ幸いです(傍から見ていてMICHIZANE氏は、塾の付き添いとかはマメにしておりました)。

なお、ブログ開始時点では、当然のことながら合格するかもわかっておりませんし、数年前の内容だけに現在とはズレがあるかもしれません。その点、ご承知ください。

著者:MICHIZANE(父)
受験生:KOMACHI(娘)

※本記事の初出 2015年2月4日
→受験本番は2015年2月

歴史研究者のMICHIZANEです。検索で本ページにたどり着いたかた、初めまして。

わたしたちは2015年春の中学受験に挑戦しました。

娘のKOMACHIは、受験シーズン前にインフルエンザになるなど、数多あまたの「幸運」(一度かかれば普通は二度かからず)があり、
・桜蔭
・豊島岡女子
・浦和明の星
・淑徳与野
と、受験した4校すべてで合格をいただきました。

今年も戦っている同志の方がたくさんいらっしゃると思いますが、前に書きましたように中学受験には勝者しかおりません。敗者はいないのです。

中学受験は長い長い脳トレ人生の始まりなんだ【偏差値20台から桜蔭へvol.31】

【 ...

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特に長い人生で、挫折は必ずあります。
強烈な挫折の経験とそこからの立ち直りはその人にとって、人生における得難い武器になります。

むろん結果論ですし、怒られるかもしれませんが、桜蔭が合格したその日の夜にネットで発表される学校は本人のために落ちて欲しいと思っていました。

我が家の中学受験は、様々なマイナス要素からの始まりでした。

【1】前回書いたように4年生で偏差値28というびっくりな低成績を叩き出したこと
【2】父親(私です)が中学受験反対
【3】地方在住(現在は首都圏に住んでいます)
【4】ロングスリーパー(6時間睡眠とか無理)
【5】コントロールの効かない幼稚園生の弟

受験雑誌に出ている合格体験記に出てくる子は、6年生までバレエとピアノを続けながら桜蔭、野球を続けながら開成とか、そうしたスーパーな子たちが並んでいます。

実際、そういう子もいるんだと思いますが、例外です。
やはり一般の雑誌に出るような子は、色々な意味で特殊なのでしょう。

後に(6年生の夏以降になって)配られる各塾の合格体験記は、こうしたスーパーキッズだけではない等身大の子たちの経験がたくさん載っているので、新5、新6年生の段階で、プレジデントファミリーやサピアなどで特集された子の話を読んで、「うちはとうていダメだ」と思いこむ必要はありません。

逆に言うと、「並み」の子が難易度の高い受験を狙う以上、習い事との両立は極めてリスキーです。

 

極度の「緊張しい」だった

KOMACHIは、早生まれ。
幼稚園から小学校低学年までずっと背が一番か二番のチビでした。

プール、バレエ、チアダンス、演劇、英語、ピアノなど色々と習い事にトライさせ、どれも1年ほどで投げ出すという、なんともダメな教育の典型。

今でも思い出すのが、幼稚園の踊りの出し物で、直前になって「KOMACHIちゃんにはやっぱり無理でした」と、別の簡単な役回りに「降格」させられたことです。
チアダンスを習っていたというので先生ができると思ったけど、やらせてみたらダメだったというパターンですね。

小学校入学前の検診では、なにを聞かれても一言も話せずに「要検査」的な扱いを受けました。
普通学級へ入れないかもしれないという意味です。

すごい人見知りだとは思っていましたが、ここまで来ると、病気や障害があるのではと思って、病院に行こうか行かないか、激しく悩みました。

そこで、知り合いのアナウンサーに相談したところ、演劇を薦められ、片道2時間かけて毎週末、2つ隣の県にまで行ったりも……。

演劇はそのときのワンシーズンで終わりましたが、これには意味がありました。後になって、彼女は人見知りではなく、極度の「緊張しい」なのだとわかったのです。

 

しまじろうに感謝

ともかく、おろおろして色々なことに手をつけては辞める親子――気づいたらずっと続いていたものがありました。

それは「しまじろう」(ベネッセのこどもちゃれんじ)です。

自分もそうですが、通信教育を継続するというのは、結構難しいです。
幼稚園から続けた「しまじろう」を、毎月楽しみにして、親から言われるでもなく、届くと勝手にやり続けていました。

ベネッセの個人情報大量流出事件では、もちろん我が家も流出されましたが笑、ベネッセへの怒りは全然ありません。ありがとうございます、ベネッセさん。

体育はもちろん、学級委員長になるなどのリーダーシップは全くダメですが、もしかして勉強は得意、いや好きなのではないか?と思ったのです。

小学校の成績も、どうみてもトップではない。
ただ、上位ではあるのかな……という感じでした。

通知表が「ABC」や「1~5」ではなく、あいまいな文言、かつ絶対評価なのでよくわからないんですね。ぶっちゃけ、どうかと思いますが本題とはズレますのでスルーしておきます。

 

初めて見学したあこがれの「豊島岡女子」

小学2年のときに、初めて池袋にある豊島岡女子の文化祭に行きました。

「日曜日にどこ行く?」とネットを見ていたら、偶然、翌日が文化祭だったので、豊島岡がどんな学校なのか、というイメージもほとんど持たず、ぶらりと行ったのです。

とてもすてきな学校でした。

都会の真ん中で狭いな……とは思いましたが、KOMACHIは科学部の実験を見て「豊島岡の科学部に入りたい」と言い出したのです。

その後、だいぶたって豊島岡の偏差値が70と知って、絶望的な気持ちにはなりましたが……ともかくKOMACHIの中では2月2日午後2時まで(桜蔭の合格発表)は、豊島岡が第一志望だったのです。

まぁ、父親の私が、当初は中学受験に反対でして。
KOMACHIが6年生になるまで……いや、6年生になってもしばらくは基本、受験に反対で、ずいぶん足を引っ張りました。すみません。

 

父親が中学受験を反対しつづける

KOMACHIの両親(わたしと妻)は、高校までずっと公立。大学はそれぞれ名門校と呼ばれるところに進学しております。

ですので、私は『公立でいいじゃないか』と常々思ってきました。

しかし、妻がそうではありませんでした。KOMACHIが周囲に流されやすい性格だったので、公立に進むと、ぐれるりん(妖怪ウオッチ参照)と友達になって、ワルにゃん(妖怪ウォッチ参照)になるのではないかと心配したのです。
ゆえに中学受験は早い段階から決めていおりました。

「娘ラブ」な私は地方勤務が多いので、中学受験=単身赴任の恐れが反対した最大の理由です。

ともかく、いやいやながら中学受験をすることに同意しましたので、受験勉強でつまずくと、すぐに「もう辞めろ」と投げやりな暴言を吐いたこともあります。本当にすみません。

受験勉強を始めたのは4年生の春からでした。その頃には地方にいたので、通信教育の四谷大塚です。

地元の塾にも少し通ったりしましたが……やはり補習塾の延長で、東京の受験には対応していなかったのです。すぐに辞めました(本当によく辞めます笑)。

そしてこの頃の志望校も、豊島岡ではなくなっておりました。
「この受験を最後に、後は苦労してほしくない」という妻の考えから、女子女子した大学付属校を志望校にしたのです。

もしかしたら、娘は豊島岡希望だったかもしれません。

夫「受験反対」
妻「大学付属」
娘「豊島岡」
弟「仮面ライダー!」

かくして各自の思惑バラバラなまま中学受験が始まったのです。

 

荘司先生の本やる気になるダメ父

このとき、妻が「これ読んで!」と、叩きつけてきたのが、

荘司雅彦さんの『中学受験BIBLE 新版』(→amazon)です。

弁護士である荘司先生の本は、たまたま勉強本のベストセラーとして知っていたのですが、読んでみると、父親愛に満ちあふれていて、やる気がみなぎってきたのです。
その後、6年生になってからは、荘司さんの当時のブログをまとめた「受験手帳」も買って、モチベーションアップにつなげました。

荘司先生の本を読んで実践したのは、
「数学を制するものは受験を制する」
ということです。

ご存じのように、塾のSAPIXが受験業界を席巻したのは、スパイラル式。勘違いしている人も多いですがスパルタ式ではないです。

算数は小5のうちに全単元を一通り終わらせて、6年生はその繰り返しをする。
人間は、翌日には7割の記憶を忘却するという、忘却曲線の脳科学に基づき、一度で覚えられないことを前提にした画期的な方法だと思います。

ちなみに四谷大塚も、KOMACHIの年代から同じように算数を一度、5年生までに終わらせる方式に大変革しました。ほかの塾がどうなっているのかは知りませんけど。

中学受験バイブルが親のモチベーション用バイブルなら、小4受験生・KOMACHIにとってバイブルとなったのが、そこで紹介されていた『応用自在算数』です。

「これから受験を始めるのだけど、なにを買ったらいい」と聞かれたら、間違いなくこの1冊をお勧めします。
小4では難しいところも多々ありますが(なにしろ受験直前の小町が何度目かも分からないくらいやっているのに、まだ解けない問題があるくらいですから)気にせず何回も何回もやってください。

このほか多数の本を買いましたが、塾の教材以外で役立った5冊をまとめると以下のラインナップになります。

 

買って良かったこの5冊

荘司雅彦さんの『中学受験BIBLE 新版』(→amazon)です。

『受験手帳』(→amazon

【算数】

『わかる!できる!応用自在―国立・私立中学入試対策 (2) 算数 (日本語)』(→amazon

算数があまりにもよかったので、理科や社会も買いましたが、うちにはあわずにほとんど使いませんでした。

【国語】

『田代式 中学受験 国語の「神技」』(→amazon

こちらは、取扱注意――。
受験における「国語」とはなにか?「読書好きがなぜ受験で国語がとけないのか?
それが分かるという点で、早めに一度読んで、最初のほうを解かせておくといいと思います。しかし、既存の塾のやり方を全面的に否定している(問題に線を引くななど)ので、これが絶対と思いこむと、混乱します。
塾に通い始める3年、4年、5年(それぞれの人によって違います)の3月くらいまでに、ひととおりこの本を読むなり、最初のほうだけ問題を実際にとく(うちは1章だけでした)ことで、「受験国語」は「作文」「読書感想文」でもなく、「論理的思考」を試すものということが分かれば、十分です。
繰り返しになりますが、実際に田代塾(というのがあるのかな?)に入って勉強しようというのではないかぎり、深入りしないようにしたほうがいいかもしれません笑

【社会】

社会で歴史の重要年代を暗記するのはどうしてもはずせません。CDを聞きながらの語呂合わせで、基本の100を押さえられました。これも数年にわたり、車の移動中などに聞いていました。
いまアマゾンでみると絶版になったようですね。中古で8,000円とかに高騰しており、そこまで値段を出す必要はありません。
下に同じようなものを張っておきますので、CDで語呂合わせということなら、なんでもいいと思います。

御三家を狙うようになると、100では足りず150覚えるとかになりますので、早めに100は覚えておいたほうが無難です。

保存版!重要77歴史年号の全語呂合わせ!【偏差値20台から桜蔭へvol.8】

【 ...

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こちらに77の語呂合わせ一覧を作ったので、よろしければご参照ください。

『聴いて丸暗記! ゴロ合わせの日本史 (CD付)』(→amazon

【理科】
いろいろ買いましたが塾の副教材などで十分でした。

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