中学受験ブログ

勉強が好きか得意か?受験前に確認したいこと【偏差値20台から桜蔭へvol.37】

【編集部より】当記事は、2014年2月から2015年2にかけて連載をしていた【中学受験ブログ】を再構成したものです。

受験に挑んだのは、とある歴史研究者・MICHIZANE氏(仮名)と、その娘さん・KOMACHI。
小学4年生の夏休み後から塾に通い始め、当初は四谷大塚で偏差値20台を記録するなど、頭を抱えてのスタートでありました。

それが、最難関校の桜蔭に合格という快挙を成し遂げるのですから、いやはやわかりません。

特に、タメになるという内容ではございませんが、MICHIZANE氏が漠然と思ったり悩んだりすることを綴りましたので、同じ苦悩を抱えているお父様方々おりましたら、一息つくお時間にご覧いただければ幸いです(傍から見ていてMICHIZANE氏は、塾の付き添いとかはマメにしておりました)。

なお、ブログ開始時点では、当然のことながら合格するかもわかっておりませんし、数年前の内容だけに現在とはズレがあるかもしれません。その点、ご承知ください。

著者:MICHIZANE(父)
受験生:KOMACHI(娘)

※本記事の初出 2015年2月15日
→受験本番は2015年2月

MICHIZANEです。
土曜日は桜蔭のかばんや体操着などの購入日でした。

なにをいまさらですが土曜日も授業あるんですよね、私立って。休み時間には先輩方が興味深そうに新入生たちを眺めていました。

体操着のサイズ採寸で延々と並んでいる間、4月からの同級生となる子たちを見ていて、なるほどと思ったのは、待ち時間にKOMACHIも含めて、みんな本を読んでいるんですね。
スマホをいじっている子はゼロ。先週の保護者説明会で、スマホは買わないようにと言われましたし、持ち込まなかっただけかもしれませんが。

なにが言いたいか?
というと、中学受験で、御三家をはじめとする難関校と言われるところを目指すのでしたら、子供に次のいずれかの要素がないと入ってから後悔するかもしれない、ということです。

◆勉強が好き
◆好き嫌い関係なく得意

KOMACHIの場合、4年生のときに偏差値28をとったこともあり、勉強が得意とはいえなかったとはいえ、「勉強が好き」な子でした。6年生になると、さすがに「嫌い」と言ってましたが笑。

それでも、受験が終わったあとには、学校から配られた算数と国語の宿題と、予習用に新しく買った英語と数学の簡単なドリルを毎日、それほどのストレスもなく淡々とやっています。

中学受験はふつう、遅くとも5年生から始めます。
小学校での授業にプラスして2年間も勉強をし続けるということは、当然ながらつらいことです。

勉強好きでも、疲弊していき、段々と勉強が嫌いになります。
勉強嫌いな子は、もっと疲弊していきます。

それでも、親子・塾ともどもがんばって見事合格――となっても勉強嫌いの子はそこでゴールになりがちです。

4月になって、周りの子がどうやら合格後も当たり前のように自学を続け、次の受験は6年も先なのに、それでも普通に勉強をしている――この環境は勉強嫌いの子にはショックでしょう。

志望校選びが、偏差値順になるのは致し方ありません。
どの学校が子供に向いているか否か、なんて入ってみないと分からないのですから。

しかし、どんなに勉強が得意でも、勉強が嫌いで嫌いでたまらないという資質が明らかな場合は、志望校選びはよく考えたほうが良さそうです。

「うちの子は勉強が嫌いだから、自由な麻布」というのはありがちな考えですが、男女の御三家では「自由」をモットーにする女子学院と麻布に勉強嫌いな子が進んだら、逆にけっこうリスクが高いでしょう。

また、上記のように桜蔭も「勉強するのがデフォ」というところですから、避けたほうがいいかもしれません。

では、どういうところがいいか?
もちろん大学附属というのが一番にあげられます。また、学校がキッチリと勉強させてくれるところ、というのも一つの選択肢になるでしょう。

女子なら、豊島岡など進学実績が伸びているところは、学校での授業を強化しているのが売りです。

どうやって、そういう学校を探せばいいかというと、中学受験ガイドの各校の時間割です。

SAPIXの中学受験ガイド2015年版で人気の女子校を見てみます。
英語の週あたりの授業コマ数(3年間)は、

桜蔭 13.5
女子学院 15
フェリス 16
雙葉 17.5
渋谷幕張 18
豊島岡 20

となっています。

豊島岡-桜蔭=6.5×40週(適当)×3年=780時間も違ってきます。

【追記】

上記の計算適当すぎでした。

桜蔭の場合、1年生で149コマ(週4コマ)、2年生で157コマ(週4.5コマ)、3年生で175コマ(週5コマ)と、徐々にふえていきますので差は縮まるかもしれません。ほかの学校も学年が上がるにつれてさらに増えていくのかもしれないので何とも言えませんが。

【追記おわり】

御三家に受かっても、豊島岡に行くという人の話を聞きます。
その親御さんは色々な面で、よくお子さんのことを知っているんだろうなぁと感心します。

6年生になって夏もすぎると、親も子も見えるのは偏差値ばかりで、まわりが見えなくなっていくことはほぼ間違いありません。
ですので今の時期に、「受験中に子の資質を見極めるぞ」と頭の片隅に入れておくと、12月ぐらいの志望校を決めるときに自信を持って、親子で話し合えるのではないでしょうか。

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