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まんが神詠み國詠み

壮絶な母親の死とともに生まれた子が背負ったもの【マンガ古事記「神詠み國詠み」29回】

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第11代垂仁天皇とその皇后は、皇后の兄に事実上「寝取られる」という壮絶な反乱の結果、皇后とその兄は死に、垂仁と皇后の息子は生き残ります。
当然、「この人、天皇の子でなくて、本当の父親は伯父さんなんじゃないの?」というヒソヒソ声が宮殿に響いたことでしょう。
そうした環境のためか、はたまた母らの呪いなのか、この子はひげが長く伸びる大人になっても一言もしゃべることができませんでした。
ある時、空高く飛ぶ白鳥を見て、わずかな言葉を発しました。
そこで天皇は部下に、「その鳥を捕まえてこい」と命じました。部下は奈良県から始まって、和歌山県、兵庫県、鳥取県、京都府の日本海側、滋賀県、岐阜県、愛知県、長野県、そしてまた日本海に出て新潟県・富山県を経て、とうとう能登半島(石川県)でこの鳥を捕まえました。
お疲れさまです。
ところが、この鳥を都に持ち帰ったところ、息子は無反応・・・。なんたる徒労。
さてさて、垂仁天皇が寝ていたところ、とある神様が夢に現れて、「私を天皇の宮殿くらいに派手にまつってくれれば、その子はしゃべれるようになる」とお告げを与えました。
この神は誰だったかというと、出雲大神。つまり、神話時代に大活躍した大国主さまが突如、歴史時代に登場するのです。
古事記は、日本書紀と違い出雲神話にあふれていることは知られていますが、出雲系の豪族が強く編纂に関わっているように感じますね。

ちなみに、この息子さんホムツワケは第12代天皇にはなりません。

またまた登場のオオクニヌシ様

マンガ古事記29回1page

マンガ古事記29回2page

恵美嘉樹・文

細田雪華・マンガ

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