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まんが神詠み國詠み

男って…垂仁天皇「美人姉妹をめとるか」→「ブスは実家に帰れ!」【マンガ古事記「神詠み國詠み」30回】

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お久しぶりです。また今週から再開しますのでよろしくお願いいたします。

さて、前回までのお話をおさらいしますと、第11代垂仁天皇が主役です。
神武天皇(初代)から9代までは実在性に乏しいとも言われ、「歴史的に」最初の天皇と言われるのが10代の崇神天皇でした。その息子が垂仁天皇です。
この垂仁ですが、皇后サホビメを皇后の兄に「寝取られる」とあげくに、妻を亡くし、それでも妻の不貞なんか信じない!というけなげな良き夫でありました。

しかし、そうそうきれいごとに終わらないのが古事記の魅力であります。
皇后は反乱を起こした兄と一緒に業火に包まれるのですが、その際に「わたしのことを気にせずに妻をもらってね。丹波の姉妹の2人なんていいんじゃないかしら」と伝えてこの世をさります。

古事記30回1page

「うん、愛するお前の言うことだから、その通りにするよ」シレッ

と、垂仁は結局、皇后のアドバイスの通り、いえ、それどころか、指名された以上のほかの姉妹も4人まとめて召し上げてしますのです。都合5人の嫁(最終的に10人以上の嫁がいたようですが)。誤解のないように念のために書いておきますが当時は一夫多妻は特に高貴な家柄では当たり前でしたから、そのこと自体が倫理的に問題があるということではありません。

しかし、垂仁はこの姉妹のうち2人を「ブスは帰れ」と残酷にも親許に返したのです。

ひどい…

たとえ醜くとも心は乙女、その一人は恥ずかしくてとても実家に帰れないと途中で、木の枝で首つり自殺をしようとはかりました。ところが、「ばきっ」と枝が折れたのでしょうね(どんだけ体形も立派だったのか)自死に失敗。死にきれずに今度は池に身を投げて死んでしまいました。
「堕国(おつくに)」=「弟国(おとくに)」=「乙訓」(京都府大山崎町)の地名の由来です。安土桃山時代に本能寺の変後の山崎の戦いがあった大阪と京都の府境ですね。

古事記30回2page

さてさて、垂仁天皇はもっともっとかわいい嫁が欲しかったのか、死期が近づくと死にたくなくなりました。
そうしてタヂマモリという家臣を常世国に遣わして、いつもなっている実を探させました。不老不死の薬と考えたのでしょう。タヂマモリはついに常世国(あの世の一種)にたどり着きました。そこで見つけたのが「橘」(柑橘類)、つまり常緑樹ですね。
昔の日本人は常緑樹がなぜ冬になっても葉を落とさないのか不思議で、こうした物語をつむいだのでしょう。
しかし、彼がこの不老不死っぽい実を持ち帰ったときにはすでに垂仁は死んでいました。タヂマモリは泣き叫んでそのまま死んでしまいました。
神話の時代に、天皇の先祖の神が二人の姉妹をめとりましたが、イワナガ姫という名前の通りごつい方を「ブサイクだから帰れ」とやったところ、姫のお父さんの神が「この娘はブサイクかもしれないが岩石のように永遠の命を約束したのに、帰したら、祖先たちは必ずや寿命を持つ人間になる」という呪い?をかけられました。

垂仁も姉妹のうちブサイクな女性を実家に帰すということをしておきながら、永遠の命を求めるとは笑止千万!という編集者の痛烈な皮肉を感じますね。

恵美嘉樹・文

細田雪華・マンガ

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