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三姉妹は二度落ちる――賤ヶ岳の戦後処理と秀吉の目指す天下とは 【戦国boogie-woogie vol.84】

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南の滝川一益。東の織田信孝。そして北の柴田勝家。
四方を敵に囲まれた羽柴(豊臣秀吉)は先手を取るようにして長浜城の柴田勝豊を囲み、これを奪取すると賤ヶ岳で本隊の柴田勝家と対峙した。
俗に言う「賤ヶ岳の戦い」である。
「鬼玄蕃」こと佐久間盛政の急襲で秀吉側の中川清秀は討ち取られたが、その一方で以前から調略していた柴田方の前田利家が現場を離脱すると、戦線は秀吉有利に大きく傾倒。ほどなくして勝敗は決まった。
負けた勝家は、家臣・毛受勝照(めんじょうかつてる)捨て身の影武者により、北ノ庄城へ帰ることはできたが……。

 

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思えば遠くへ来たもんだぁ~♪

20151003アニィたかはしさん4コマ漫画1
◆利長とは、前田利家の跡を継ぎ、後に前田家当主となる息子さん。
利家が秀吉に味方をするのに理屈は不要でも、周囲の人間を動かすにはそれなりの理由が必要なんすよね。って、一国一城をあずかるのですからそれも当然ですわな。
若い頃は自由だった仲が、次第にしがらみに囚われていく――という構図、嫌いじゃござーせん。というか、出世したからこその現象であり、戦国物語を見ていて楽しくなる要素の一つですな。

 

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浅井三姉妹は再び城を落ちていく

20151003アニィたかはしさん4コマ漫画2
◆柴田勝家の敗北を受け、信長の妹・お市は共に死の道を選びます。これって、なんだかとても意外ですよね。
そこまで勝家のことを好いていたのか? いやいや、秀吉の身請けを嫌ったのか?
小谷城陥落のときは兄・信長も存命で、若い三姉妹のために生き延びる道を選んだけど、今回は環境もまるで変わっており死期と見たんすかね。
この後、茶々が秀吉の側室になっていく様子を、お市は予感していたんでしょうか。まぁ、してたんでしょうなぁ。
なお、前回三姉妹が小谷城を出て行ったときの回はコチラ

 

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壮絶すぎる、織田信孝の最期

20151003アニィたかはしさん4コマ漫画3
◆柴田勝家と共に羽柴秀吉と対峙し、これに敗北した織田信孝も「切腹」の道を迫られます。
その様子が壮絶そのもの。腹を切った後、内臓を取り出し壁にぶちまけた――というのです。
彼の辞世の句は……
「昔より主をうつみの野間なれば むくいをまてや羽柴筑前」
かつて源義朝を裏切り死に追いやった家臣が、巡り巡って自身が死んだ様にかけて詠んだ句で、簡単に言えば「秀吉、おまえもそうやって死ぬんだよ、ザマー」という感じでしょうか。
織田家の無念が伝わってくるエピソードですね……。

 

天下を支える正妻は時に偉大なペテン師なり

20151003アニィたかはしさん4コマ漫画4
◆夫を存分に働かせること。
これっていつの時代も妻にとって不変の役割かもしれませんが、戦国時代だったら尚更で、ましてや天下人を目指すともなれば、奥さんの力量も問われたことでしょうね。
成り上がりの秀吉なれば頼りになる譜代の家臣もおらず、寧々さんの存在は不可欠だったハズ。そして、この神対応。やっぱりスゲェっす

 

(来週へ続く)

漫画・アニィたかはし
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