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オモシロ歴史おじ散歩

有岡城にも雑賀衆の援軍が!? 富永商太画伯と巡る、オモシロ歴史おじ散歩

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武将ジャパンのメインイラストを手がける富永商太画伯。
その画伯の地元を共に巡る「有岡城跡おじ散歩」ですが、意外にもせっかちな富永画伯の猛スピード自転車についていくのがかなり大変で、もうそれだけで精一杯なマンガ家・小久さん、お城好き女子・にのさん、そして私の3人が今回のメンバー。
自転車を必死に漕いで付いていく様は、まるで軍隊にでも入ったかのような気分であります(`・ω・´)ゞ

有岡城跡は日本最古の総構えの城跡ながら、現代においては都市開発が優先されてしまい、せっかくの遺構も無残に破壊されてしまう箇所がチラホラ。
前回は猪名野神社をめぐって、有岡城最北端の土塁などを見学してきました。
※しかし、土塁にも“階段”がかけられ、一部は破壊されている始末で……

神社を巡っている時、小久さんがおもむろに有岡城にかける思いを語り始めます。
彼女が口がしたのは、有岡城主・荒木村重――ではなく、その生き延びた男児・岩佐又兵衛についてでした。

なんでも又兵衛は後に絵師となるそうで、同じ絵かきさんとして胸に刺さったのでしょうか、小久さんは又兵衛作品の素晴らしさについて語ります。
しかも、最近買った分厚い雑誌も持参して!

同じく絵を生業としている富永画伯も「いいところをつくね」と、しばし「岩佐又兵衛」談義に花が咲く二人。

又兵衛の狂気――興味ある方はAmazonなどでどうぞ。ラストの1コマ、怖いですよねー。たしかに狂気です。

その後、再び自転車を爆走させて、墨染寺へ。
こちらには荒木村重の供養塔があるとのことで、伊丹市ホームページから引用させていただきます。

荒木村重の墓と伝えられてきた九層の石塔があります。一見九重塔のようにみえますが,残欠を寄せ集めた塔で,笠の軒下に垂木形を造りだしたものとないものとの2種類が積まれています。

ちなみにこのお寺、荒木村重が中心なのかと思えば、伊丹市のホームページによると、俳諧の上島鬼貫とだんじり彫刻の谷口与鹿のお墓が有名なのだそうです。

上島鬼貫(1661~1738年)は万治4年,伊丹の酒造家・油屋の三男として生まれ,16歳から西山宗因に俳諧を学びました。20歳から沈思黙考の末,貞享2年(1685年)に「誠の外に俳諧なし」との悟りを開きました。
代表句として「おもしろさ 急には見えぬ すゝき哉(すすきかな)」「によつほりと(にょっぽりと) 秋の空なる 富士の山」「骸骨の うへを粧て 花見哉(がいこつの うえをよそおて はなみかな)」「鳥は未 くちもほとけす 初桜(とりはまだ くちもほどけず はつざくら)」などがあります。一子永太郎を亡くしたときには,「土に埋て(うめて) 子の咲(さく)花も ある事か」と詠んでいます。

 

看板には上島鬼貫のことばかり書かれており、有岡城の戦いについてはあまり記されておりません。

そこで画伯に同城の“その後”について教えていただきました。

墨染寺のある場所は、鉄砲隊で有名な雑賀衆が村重軍として守っていたということです。
雑賀衆が守っているなら安心!と思いきや、このあたりを包囲していたのは織田軍の滝川一益。

「先駆けは滝川、殿(しんがり)も滝川」と称されるほどの戦上手で、信長からの信頼が厚い武将でした。

この時は村重側の守将らに「村重が逃げた」事実を使って、戦意喪失させ、調略に成功しており、長きに渡り投獄されていた黒田官兵衛を救出することができたのだそうです。

滝川一益は知略にも優れていたのですね~。
そして、その雑賀衆はどうなったのか? というと彼らが命をたすけられるハズはなく、皆殺しにあってしまったとのこと。
荒木村重一家を皆殺しにするほどですから、信長の怒りは想像を超えたもののだったんですね。

 

少し休憩を挟んで、次は猪名寺跡へ。

 

猪名寺は由緒正しきお寺で、飛鳥時代からあったとのこと。
しかし、織田信長勢によって焼失してしまった不運なお寺です。

現在は猪名寺跡として、森のように……。
猛ダッシュ画伯はアスファルトが途切れても止まることなく、自転車で道なき道を進んでいきます。

私たちも「え、これホントに大丈夫なの?」と半信半疑でも、有無を言わせない画伯のスピード。
もう、なんとかついていくしかありません。
まさか道のない森の中に自転車で突進するとは思いませんでした。

画伯いわく「歩いたら絶対嫌になるから!」と我々を気遣ってのことでしたが、ガサガサと落ち葉の上を自転車で行くのはなかなかのスリルです(笑)

今はカラスが鳴きまくる、うっそうとした森になっていますが当時はすごかったんでしょうね。
広さは十分に感じられました。

画伯は「大元だった猪名寺がなくなって、支社だった猪名野神社しか残っていないなんて」と、信長に恨み言をコボしておりました。
しかしまぁ、寺までなくなるとは……村重謀反の罪は本当に重かったんですね。

 

漫画:小久ヒロ
関西在住、小心者の漫画家。別名義で女性向けストーリーものを描いてきたが、2015年、自分の性格をネタにしたコミックエッセイ「旅したら豆腐メンタルなおるかな?」(イースト・プレス)を出す。
同ジャンルでは、経済の専門家・神戸孝先生の話をわかりやすく漫画にした「気づいたら貧困層!? お金を武器に!月々3万円から2000万円作る方法教えます」(KADOKAWA)なども。
日本史学系の博物館学芸員資格を持つが、今はほとんど内容を忘れる。最近はドイツ近代史と日本美術史が好き。
一番よくやったアルバイトは発掘作業員(主に遺物整理~図面要員)。

 

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文:北村美桂
Uターン岐阜県民歴6年目。ゆるふわ戦国ブログ「カツイエ.com」の人。
初心者向け&参加型の『名古屋歴史ナイト』 は毎回満席になる人気イベントに成長する。

 





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