ゲーム・オブ・スローンズシーズ5 DVD

ゲームオブスローンズ

ゲームオブスローンズ シーズン5-シーズン6 登場人物や背景をスッキリ解説!

五人いた王がアッという間に消えてしまい、「五王の戦い」は終わったかに見えました。

しかし、勝者であるはずのラニスター家が、タイウィンとティリオンという智将二枚看板を失い、失速。
北へ転戦した最後の五王・スタニスは、配下の支持を失いついに敵の手にかかります。

滅びたはずのスターク家は、驚きの復活を遂げ、ウィンターフェルをボルトン家から奪還します。
一方、鉄諸島ではベイロンの後継者争いが勃発。ユーロンとヤーラの二派に別れ、敗れたヤーラは弟シオン、盗み出した艦隊とともにいずこかへ。

壁の向こうでは、ついに「死者の軍団」が迫ります。
狭い海の向こうでは、デナーリスがついにグレイジョイ艦隊と合流。王位を求め北上するのでした。

 


王の興亡、女王の登場

「五王の戦い」は、あっと言う間に王が没落する姿を見ることになります。しかし、意外な形で復活します。

◆鉄の王座:トメン・バラシオン&外戚ラニスター家
ジョフリーの暗殺後、即位した少年王・トメン。兄より常識的で優しい性格ですが、王妃マージェリーと摂政太后サーセイが対立しています。
長所:ラニスター家の政治力、ティレル家の潤沢な資金力、名将ジェイミー・ラニスター
短所:トメンは私生児というゴシップ、マージェリーとサーセイの不和、タイウィンとティリオンを失ったことによる智謀不足

鉄の王座:女王サーセイ一世
トメンの死後、王位は外戚の一族であり、トメンの母であるサーセイのものとなります。
女王の手:クァイバーン
長所:ラニスター家の政治力、名将ジェイミー・ラニスター
短所:四面楚歌

◆北の王:滅亡
ロブ・スタークの死によって、スターク家は滅亡しました。北部総督はボルトン家当主ルース・ボルトンが就任。

北の王:“白き狼”ジョン
ボルトン家を撃破したのは、スターク家の私生児“白き狼”ことジョン・スノウ。北部諸侯の推戴により、彼は「北の王」になります。北の王! 北の王!
長所:北部諸侯の結束力、アリン家との同盟関係
短所:ジョン・スノウの政治力は未知数

◆正統なる王:スタニス・バラシオン
ロバート王最年長の弟であり、我こそは正統なる王として名乗りをあげたスタニス。正統性ならば彼が随一です。それにも関わらず、新興宗教を保護して反発をかっています。艦隊は壊滅。騎兵を率いて北上し、壁の戦いに加勢しました。北部を本拠に巻き返しをはかります。が、しかし……。
王の手:ダヴォス・シーワース
長所:正統性、凄腕の妖術使いがいる
短所:新興宗教を強要するため反発をかう、人望に薄い、強力な艦隊を失った

◆塩の王座:ユーロン・グレイジョイ
ベイロンを暗殺し、その弟ユーロンが即位。このことに反発し、ベイロンの娘のヤーラと息子シオンが艦隊の一部を盗み出し、ターガリエン家に加勢すべく逃亡しました。
長所:圧倒的な艦隊の力
短所:陸にあがれば河童状態、正統性がまったくない、一族間で分裂した

◆王位請求者:デナーリス・ターガリエン
狭い海の向こうで王位を求めていたデナーリス。ついにシーズン6最終段階で、王位を求めウェスタロスに挑むことにする。

◆王の手:ティリオン・ラニスター
長所:ドラゴン、アンサリード、ティリオン
短所:ドラゴンでゴリ推しするしかない、デナーリスの経験不足と不安定な能力

 


主要な事件&戦いList

◆ハードホーム(堅固な家)の虐殺
When(いつ):302
Where(どこで):壁の向こう、ハードホーム
Who(誰が):ナイツウォッチ、スタニス・バラシオン連合軍、自由民VSホワイトウォーカー
What(何を):ホワイトウォーカーの脅威が迫る自由の民を保護しようとしたが、人足遅く犠牲者が出た
How(どのように):手こぎ船等を駆使して脱出を試みた自由の民と、保護しようとするナイツウォッチを、ホワイトウォーカーが襲う。防戦一方でジョン・スノウらはかろうじて逃れる
影響・結果:自由の民と和睦を結んだ総帥ジョン・スノウへの反感が高まる

◆キャッスルブラック(黒き城)の反乱
When(いつ):302
Where(どこで):壁、キャッスルブラック
Who(誰が):総帥ジョン・スノウ、スタニス・バラシオン家臣団、ナイツウォッチVS反乱者(アリザー・ソーン、オテル・ヤーウィック、ボウエン・マーシュ、オリー他)
What(何を):ジョン・スノウ暗殺
How(どのように):ジョン・スノウが自由の民と和睦を結んだことに反発した者たちが、ジョン・スノウの胸を何度も突き刺し殺害した
影響・結果:メリサンドルの蘇生術により、ジョン・スノウは生き返った
ジョン・スノウは自ら反乱者を処刑したのち、ナイツウォッチを辞任してスターク家へと向かう

◆「壁の向こうの戦い」
ジョン・スノウの冒険は長いこと描かれて来ましたが、彼の活躍がウェスタロスの状況に影響を及ぼしたのはこのときからでしょう。
ホワイトウォーカーが迫る中、総帥ジオー・モーモントを失ったナイツウォッチ。まだ若いジョン・スノウは、持ち前のリーダーシップを見せて勇敢に戦い抜きます。恋人イグリッテを失うものの、彼は城を守り抜きました。
ホワイトウォーカーらの脅威が迫るのはこれからです。

◆ホワイトウォーカー:青く輝く目、白い肌、白い髪をした謎の存在。数千年生きる魔術により作り出された存在。死体を操り、ワイトとすることができる。ウェスタロスの人々は伝説的な存在であり、実在を信じていません
◆ワイト:ホワイトウォーカーに操られる蘇った死体。ドラゴングラス(黒曜石)、炎が弱点
◆自由の民(野人):国に属せず、壁の向こうで暮らす人々。道徳観念や文化が異なることから、壁の内側で暮らす人々からは蔑まれ「野人」と呼ばれています。マンス・レイダー、オシャ、イグリッテ、トアマンド、ジリら
◆巨人:壁の向こうで暮らしています。伝説上の存在とされていましたが、実在しています

◆スタニス・バラシオン、北へ
ブラックウォーター湾で惨敗したスタニスは、ナイツウォッチからの援軍要請受け、「王の手」ダヴォス・シーワースらとともに援軍に駆けつけました。このあと、スタニスは北部攻略をめざし進軍を続けます。目指すはボルトン家の本拠地となったウィンターフェルです。

◆シリーン・バラシオンの哀しき運命
メリサンドルは自らの術を完遂させるため、「王の血を引く者を犠牲にすること」を必要としていました。そのため、ロバート王の私生児であるジェンドリー殺害を狙うものの、ダヴォスによって阻止されました。ダヴォスはシリーンのことも気に掛けているものの、彼の留守中にメリサンドルはシリーンを生ながら焼き殺したのでした。このことが反発を招き、スタニス没落の一因となってしまうのです。シリーンの死は、本作屈指の惨い場面でした。

◆「約束された運命の子」
メリサンドルは何故スタニスに肩入れしたのか。それは彼こそが「光の王」の予言に記された「約束された運命の子」、世界を救う救世主となると思い込んでいたからでした。しかし、スタニスの死によって彼女は誰が運命の子であるのか、わからなくなります。自分の力や信仰に疑念が生じてしまったのです。
この人物は英語では“The Prince That Was Promised”となります。そのため女性であるデナーリスは含まれていないのではないかと思われますが、元となる古代ヴァリリア語では“Prince”を意味する単語が男性女性どちらにも使用されるため、彼女も候補の一人にあがっています。
運命の子の候補は以下の通り。
レイガー・ターガリエン(故人、デナーリスの兄)
スタニス・バラシオン(故人)
デナーリス・ターガリエン
ジョン・スノウ

◆赤い僧侶たち
光の王を侵攻する僧は、メリサンドル以外にも存在します。登場したのは以下の通り。
ミアのソロス:ベリック・ドンダリオンを何度も蘇生させている
ヴォランティスの女僧侶:シーズン5の3話でティリオンが見かけたイティ人
マレーンの女僧侶:シーズン6の7話でデナーリスが見かけた
ザンラシュ:シーズン6の1話と5話に出てくる僧侶
キンヴァラ:シーズン6の5話で出てくる女僧侶
メリサンドルは赤い石のはまったネックレスを外すと、数百年は生きていた真の姿をあらわします。他の僧侶も首飾りをしており、実年齢不明。そもそも彼らの使い術は何か、謎に満ちています。

◆東の彼方にあるイティ(夷地)
ウェスタロスのはるか東には、中国をモデルとした東洋系の文明イティがあります。イティ人がウェスタロスにいる確率は「薔薇戦争の頃のイングランドに中国人がいる程度」とされています。本作を通じてアジア系の役者が登場するのは、福島リラさんが演じた女僧侶が初であり、唯一の出番となります。彼女は遠い東の国から、奴隷として売買されてきた人物のようです。ゲーム版にはもう一人イティ人の傭兵が登場します。

◆ミアセラ・バラシオン救出作戦およびミアセラ・バラシオン暗殺事件
When(いつ):302
Where(どこで):ドーン、水の庭園
Who(誰が):ジェイミー・ラニスター、サー・ブロンVS砂蛇VSマーテル家
What(何を):マーテル家に嫁いだミアセラ救出
How(どのように):変装したジェイミーとブロンが密かに救出を計ろうとする。マーテル家はラニスター家と対立したくないが、砂蛇はそうではない
影響・結果:ミアセラは救出されるが、砂蛇のリーダーであるエラリアにより毒を盛られ、キングスランディングへの帰路で死亡。サーセイの怒りは激しく、ラニスター家とマーテル家の対立がさらに深まった。ラニスター家打倒のため、砂蛇はデナーリス・ターガリエンに味方する

マーテル家の穏健派であるドラン、ミアセラの夫・トリスタンが砂蛇によって暗殺される。マーテル家断絶の一因に

◆第二次リヴァーラン包囲戦
When(いつ):303
Where(どこで):リヴァーランズ、リヴァーラン
Who(誰が):タリー家:ブリンデン・タリー(ブラックフィッシュ)VSラニスター家(ジェイミー・ラニスター、ブロン)
What(何を):タリー家の残党狩り、最後の猛将ブラックフィッシュを降伏させるための戦い
How(どのように):多勢に無勢。ブリンデン・タリーは最後まで戦い討ち死に。ラニスター家の勝利
影響・結果:タリー家は完全に鉄の玉座支配下に置かれる

◆バスタード(落とし子)の戦い
When(いつ):303
Where(どこで):北部、ウィンターフェル
Who(誰が):スターク家および忠誠を誓う北部諸侯と自由の民(ジョン・スノウ、サンサ・スターク、リアナ・モーモント、ダヴォス・シーワース他)および援軍のアリン家騎兵VSボルトン家および忠誠を誓う諸侯(ラムジー・ボルトン、ハラルド・カースターク、スモールジョン・アンバー)
What(何を):ボルトン家が支配したウィンターフェルを、スターク家が奪還するための戦い
How(どのように):リコン殺害により挑発されたジョン・スノウが突撃し、スターク家は完全包囲され敗北寸前に追い込まれる。アリン家の騎兵が援軍に駆けつけて包囲を突破、逆転
影響・結果:ラムジー・ボルトンは捕縛後処刑される。ボルトン家滅亡
カースターク家とアンバー家がスターク家支配下に戻る
ジョン・スノウが「北部の王」として戴冠される

◆ボルトン家の呪われた落とし子・ラムジー
シオン・グレイジョイを拷問去勢する等、暴虐の限りを尽くしてきたラムジー・ボルトン。彼の出生は呪われていました。
彼の父ルースは、ある粉屋が領主の許可無く妻を娶ったことを知りました。彼は粉屋の夫を絞首刑に処し、その死体がぶら下がる前でその妻を陵辱します。およそ一年後、その女は赤ん坊を抱いてボルトン家本拠地のドレッドフォートを訪れました。ルースは母子もろとも殺害しようとしたものの、その赤ん坊は自分の子だと認知し、とりやめました。
ルースの嫡子ドメリックは不審死を遂げてしまいました。そのためルースにとって成人した子はラムジーだけとなりました。成長に伴い、ラムジーはおぞましい本性をあらわにしてゆきますが、ルースはその凶暴性を止めることすらできませんでした。
そしてルースとその妻子は、ついにラムジーの手にかかることになったのです。

◆小さな女傑リアナ・モーモント
モーモント家当主のリアナは、登場時まだ11才前後。幼い当主です。彼女は北部諸侯のモーモント家当主です。ナイツウォッチ総帥ジオー・モーモントの孫、サー・ジョラーの姪にあたります。母のメイジはロブ・スタークの元で戦い、戦死を遂げました。リアナという名は、エダード・スタークの妹が由来です。
まだ幼いのに誇り高く、知勇兼備ぶりを発揮するリアナ。出番は少ないのですが、既に多くのファンがいるようです。今後の活躍も期待できますね。

◆サンサと小指
度重なる政略結婚で心身ともに傷つきながら、スターク家の一員として戦うことになったサンサ。その傍らには小指ことピーター・ベイリッシュがいました。
ピーターとキャトリンとライサのアリン姉妹は、若い頃三角関係にありました。ピーターはキャトリンを愛していて、キャトリンの婚約者ブランドン・スタークに決闘を挑んで負けたことすらあります。ライサはピーターを愛していました。二人は関係を持ち、ライサはピーターの子を堕胎した疑いがあります。その醜聞もあってか、ライサは名家の娘であるにも関わらず、親子ほど歳の離れたジョン・アリンしか結婚相手が見つかりませんでした。
ピーターが愛するのはキャトリンと、その面影を宿したサンサだけでした。しかし彼はそれ以上に、陰謀と策を愛しているのです。

◆ベイロン・グレイジョイ暗殺
When(いつ):303
Where(どこで):鉄諸島、パイク
Who(誰が):何者かがベイロン・グレイジョイを暗殺した
What(何を):塩の玉座奪還のための策
How(どのように):グレイジョイの反乱鎮圧後各地の海を暴れ回っていたベイロンの弟ユーロン・グレイジョイが密かに帰郷し、手を下した
影響・結果:ベイロンの跡継ぎを巡り、弟ユーロンと王女ヤーラが争いを繰り広げる
ユーロンとの争いに敗れたヤーラは、弟シオンとともに手持ちの艦隊を率いてターガリエン家に味方する。ターガリエン家は艦隊を得て、ウェスタロス侵攻が可能となった
ユーロンは鉄の玉座に味方する。グレイジョイ家は分裂した

◆スレイバーズベイ(奴隷港)解放
When(いつ):300-303
Where(どこで):エッソス、スレイバーズベイ
Who(誰が):デナーリス・ターガリエン、アンサリード(穢れなき軍団)、セカンドサンズ(次子たち)、ロラク家他VS奴隷商人
What(何を):奴隷解放とエッソス統治を求めたデナーリス・ターガリエンの戦い
How(どのように):ドラゴン、アンサリードらによる軍事制圧
影響・結果:ターガリエン王家の復活

◆「竜の母」の戦い
シーズン1で夫と我が子を失い、何もかも失ったデナーリス。エッソス征圧により頭角を現し、ウェスタロスの人々にとっても脅威とみなされるようになります。

◆「焼けずのデナーリス」
兄ヴィセーリスが焼け死ぬ様子を、微笑みながら見守ったデナーリス。本物のターガリエンの人間ならば、熱と炎では死なない、兄は偽物のドラゴンであったと確信していたのです。デナーリスは初登場時入浴していますが、あれはかなりの熱湯でした。あの時点で彼女は「焼けず」の、本物のドラゴンであることが示されています。
デナーリスはシーズン1で、夫を火葬にするための猛火に入り込んだにも関わらず、無傷でした。しかも長いこと絶滅していたドラゴンの卵が一気に三つも孵化しました。これは魔術によるもので、ホワイトウォーカーの脅威とつながりがあるのかもしれません。

◆モーモント家
裏切りにより無念の死を遂げたジオー。デナーリスの側近として使えるジョラー。彼らは父子です。
ジョラーは勇敢な騎士として、「グレイジョイの反乱」で勇名を馳せました。若くして最初の妻を亡くしたジョラーは、リニーズ・ハイタワーという美女と再婚しました。彼女は夫の領地であるベアアイランド(熊諸島)で退屈をもてましました。しかも浪費癖があったのです。最愛の妻のためにジョラーは金銭を工面しますが、資源も少ない領地では限界が訪れます。ジョラーは人身売買に手を出し、北部総督エダード・スタークを激怒させたのでした。
ジョラーは地位を剥奪され、ウェスタロスから追放されます。父のジオーは、我が子に譲るはずであったヴァリリア鋼の家宝・ロングクロウをジョン・スノウに譲ることになります。
残されたジョラーの妻は裕福な商人と再婚。モーモント家の家督は、妹のメイジが継承しました。メイジは「五王の戦い」の間で戦死を遂げ、家督はまだ幼い娘のリアナが継ぐことになります。

◆狂王の血脈
デナーリスはがんばって奴隷解放に励んでいるのに、悪評ばかりが流れています。これにはターガリエンの血統も影響しています。父王エイリス2世、ヴィセーリスをはじめ、ターガリエン家には凶暴な血と英雄的な血が両方流れています。デナーリスが前者か後者か、人々は見極めようとしているのです。

◆ベイラー大聖堂爆破事件
When(いつ):303
Where(どこで):キングスランディング、ベイラー大聖堂
Who(誰が):サーセイ・ラニスターによる敵抹殺の陰謀
What(何を):オレナを除くティレル家全員、ハイスパローとその配下、ケヴァンとランセルのラニスター父子、グランドメイスター・パイセルらが殺害された。この事件を受けて心労からトメン王は自殺
How(どのように):「鬼火」による大聖堂爆破、一網打尽
影響・結果:ティレル家の滅亡が確定。唯一残ったオレナは復讐のため、ターガリエン家につく
トメン王にかわり、サーセイが女王になる

◆狂女王の復讐
七神教の聖地ベイラー大聖堂を吹き飛ばす、あまりに大胆な陰謀。ここに至るまではサーセイの自業自得の面もありました。サーセイは憎い同盟者ティレル家を貶めるため、過激な宗教指導者ハイスパローを用います。しかし自らの姦通罪まで追及され、全裸で町を歩く「贖罪の歩み」という恥辱を受けてしまうのでした。
その復讐と邪魔者排除のため、大聖堂ごと爆破するというとんでもない手段を選びました。その結果息子まで失うことになりました。
五王の戦いは、二人の女王の戦いに。デナーリスとサーセイが、いよいよ激突のときを迎えます。

◆サーセイと予言
幼い頃、サーセイは「蛙のマギー」という女占い師に未来を予言されました。
問い1:私はレイガー・ターガリエン王子と結婚するのか?
答え1:お前は「王子」ではなく「王」と結婚する。
問い2:私は「クイーン(王妃または女王)」になれるのか?
答え2:なる。ただし、お前より若くて美しい女によって追い払われるまでのこと。
問い3:私と王の間に子供はできるのか?
答え3:王には子供が20人以上できるが、サーセイには3人できる。お前の3人の子は黄金の冠と屍衣を着ることになるだろう。
この予言は現在のところ的中率100パーセント。予言に出てくる「サーセイを追いやる、若く美しい女」の候補は以下の通り。

◆マージェリー・ティレル(故人):サーセイ自身はマージェリーを脅威とみなしており排除しようとした
サンサ・スターク
デナーリス・ターガリエン

ドラマでは削られていますが、「お前が自らの涙に溺れたとき、弟がお前のあおざめた白い喉を手で締め、お前の命を奪うだろう」という予言もあります。そのため、サーセイは執拗にティリオンの命を狙っています。ただし、この「弟」とはティリオン以外にもジェイミーらを指す可能性があります。

 


「五王の戦い」後半名将伝

どこかのゲームで見覚えのあるパラメータ設定してみました。

壁の戦士たち

◆ジオー・モーモント
統率 88
武勇 78
知略 64
政治 78
カリスマ性、温厚さを備えた理想的リーダーだったはずですが。

◆ジョン・スノウ
統率 89
武勇 107(ダイアウルフ補正+20)
知略 58
政治 68

◆サムウェル・ターリー
統率 21
武勇 18
知略 91
政治 78
父は猛将系なのに、息子は知略系。彼の知略はのちのち役立つことでしょう!


「竜の母」の宮廷

◆デナーリス・ターガリエン
統率 72
武勇 45
知略 42
政治 39
特殊能力:竜の母(ドラゴンを操る)
本人の能力以上にドラゴンが強い。ドラゴンに頼らなければどこまで強いかは疑問。そろそろ知将が欲しいところ。

◆ジョラー・モーモント
統率 72
武勇 88
知略 32
政治 21
ウェスタロスでも名高い騎士。カリーシが好き過ぎて、愛に力でパワーアップしていると思われる節が。

◆バリスタン・セルミー
統率 95
武勇 91
知略 54
政治 32
全盛期は30年くらい前か。その頃と比べると落ちているとはいえ、強い。もっと活躍して欲しかった。

◆グレイワーム
統率 91
武勇 85
知略 52
政治 51
実力未知数の部分もあるけど、頼りがいがある。

文:武者震之助

【参考】
『剣嵐の大地 (中)〈氷と炎の歌 3〉(ハヤカワ文庫SF1877)』(→amazon


 



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