ゲーム・オブ・スローンズ シーズン8【Amazonプライム・ビデオ→スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS

ゲームオブスローンズ解説

ゲームオブスローンズ シーズン8第4話 あらすじ相関スッキリ解説!

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やったー!
死者との戦いが終わったぞー!

グレートウォー(生者と死者の大戦)の5W1Hをマトメておきますと……。

◆When(いつ)
304〜305

◆Where(どこで)
ウィンターフェルで阻止

◆Who(誰が)
女王デナーリス・ターガリエン
その配下の北部総督ジョン・スノウおよびサンサ・スターク
総帥エディソン・トレット率いるナイトウォッチ
トアマンド率いる自由の民
シオン・グレイジョイ以下グレイジョイ家
ジェイミー・ラニスター
ブライエニー・オブ・タース
アリア・スターク
メリサンドル他
vs
ナイツキング率いる死者の軍団

(サーセイ・ラニスター、ユーロン・グレイジョイ、ゴールデンカンパニーは不参加)

◆What(何を)
死者の軍勢との戦いのため、生者同士は団結し戦わねばならない
ウェスタロスの運命を賭けた戦いだった

◆How(どのように)
アリア・スタークによるナイツキング襲撃により勝利

◆影響・結果
北部大打撃
アンバー家、モーモント家当主死亡
食料が兵糧として大量に消費される

戦いには勝った――されど、その代償は大きい。

さようなら、サー・ジョラー。デナーリスがその死を惜しみ、葬ります。

さようなら、シオン。サンサも泣いています。

勇者はかくして葬られていくのです。

ここでジョンの演説です。

自らを犠牲にし、散っていった者たち。
生存者は、この借りを返せない。この偉業を、語り継ぐと誓う。

我々の子孫。そしてその子孫たち。
人が続く限りずっとそうする。こんな勇者はもう現れない!

やはり、あの戦いでの死者は幸せだったと言えるのかもしれない。

ここから先は、見ない方がよいことがありそうで……先週も紹介したゲーム版は、メリサンドル視点でした。
つまり、死者を倒せばそれでおしまい。

その時点で、それから先は割と平穏ですが。ドラマは違うようでして。

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遺体損壊(※狼ヘッドをくっつけるとか、犬の餌とか)や、遺体と遺品の返還騒動は発生しないようです。
一括で火葬ならば、取り戻すということにはなりませんからね。

彼らの屍に火が放たれるのでした。
これで一応の戦後処理は終わり……ではない。

ここからが大変ですし、ここから先は誰も死なないなんてこともあるわけがない。

 

ストームズエンドの領主・ジェンドリー公

遺体を焼く匂いの中、宴会が始まります。
ハウンドがなんだかぶつぶつと皮肉を言っています。彼の中ではおさまらないものがあるようでして。

デナーリスが、ジェンドリーを呼び出します。
そして、詰め寄ること。

「お前の父のロバートが、我が父に叛乱を起こしたんだな」

なんだか嫌な雰囲気です。ところが、ここで逆転。

ストームズエンドの領主は不在。
確かにロバートとその子も、スタニスも、レンリーも、その子供も不在です。
そのストームズエンドの領主にすると決めたと宣言するのでした。

ウェスタロスでは、庶出であっても嫡出認定可能であることは、ラムジー・ボルトンという前例があります。
やっとまともな判断ですね。
これで恩義を打って、一人の領主を確実に支配下におけます。

「ジェンドリー公!」

すごいぞ、ジェンドリー。よくぞここまでたどり着けました。
しかも褒賞としては巧みです。

これにはティリオンも素直に感心しています。ただ、サーセイからすれば最悪の処置だとは思いますよ。

 

お互いが理解できない者たち

このあと、ダヴォスはメリサンドルの死について、複雑な気持ちをティリオン相手に語っています。
手を下す前に、自ら死を選んでしまったと。

ダヴォスにはメリサンドルが理解できない。
彼女は人間らしい忠誠心とか、愛とか、そうではなくて信仰心だけで生きていましたからねえ。

「ならそれでいいんじゃね」
と突き放すティリオン。

そういうもんだとは思いますよ。理解ができないなら、それはそれでいいじゃない。

ティリオンは、ブランの車椅子を褒めます。
俺の考えた馬の鞍よりいいじゃん、って。これは、ディロン・ターガリエンという歴史上の人物と同じものだそうでして。
スタークを支配しないといけないな、と言われてもブランは断ります。

ブランは嫡出の男子であり、今後の結婚や後継者育成には問題があるかもしれません。
とはいえ、継承権を請求してもよいはず。彼自身は領主を望まないと言い切るのですが。

ティリオンは羨ましいね〜と返します。
彼からすれば、権力より自由を選ぶなんていいじゃんということでしょう。

しかし、ブランはそうじゃない。もう過去に生きているようなものだから、と言います。彼の苦しみも孤独も、もう彼しかわからないのでしょう。

戦を終えて宴会をしている。
共通の敵と戦っている間は理解できたのに、もうできなくなっている。
ティリオンほどの知恵があろうとそういうもの。そんな虚しさがあります。

宴席では、ドラゴンの女王と英雄となったアリアへの賛美がなされています。
ただ、その賛美を受ける側がどう感じているのか、ちょっとわかりません。

 

賭けの対象となる過去と貞操

ブライエニーは、ラニスター兄弟と賭けて酒を飲んでいます。
本当のことを言われたら飲もうぜゲームですね。ティリオンとシェイが遊んでいたっけ。

ジョンは、トアマンドから大絶賛されております。
「ドラゴンに乗って戦うなんて、あんたすげーよ!!」

そんな中、デナーリスの目がどんどん冷たくなっていって怖い……。

おぅジョン、お前なぁ、私が蘇らせたからのドラゴンやろが?
あ? 調子乗ってんじゃねえぞテメー。
そういう目つきと言いますか。

ゲームでは、ブライエニーがティリオンに「サンサの前にも結婚していたでしょ〜」なんて聞いています。
それを聞くのはちょっと……しかもジェイミーがいるし。

ティリオン初婚の妻は、ティシャという庶民の娘です。
16歳の時、暴漢に襲われている彼女を救出し、恋に落ち、結婚までしました。

しかし、これが狂言でして。
ティシャは雇われた娼婦。そろそろ弟も童貞を捨てる頃だと。それで終わりかと思ったら、まさか結婚まで言い出してネタをばらしたのです。

このあと、タイウィンはこの結婚を諦めさせるため、彼女を部下の兵士たちに陵辱させました。
ティリオンにはその様子を見ていると言いつけて。陵辱のたび、彼女の手には銀貨がこぼれおち、その音がティリオンの耳に焼きついたのです。

ここまでが、ドラマと原作共通設定。
ここからは原作の設定です。

タイウィンは、陵辱の最後はお前だとティリオンに告げました。そしてその対価は、ラニスターらしく金貨で支払えとも。

ティリオンが裁判で死刑となったあと、逃す過程でジェイミーはさらに告白をします。
ティシャのことは狂言ではなかった。本物の庶民の娘で、娼婦ではなかったのだと。

ただ、タイウィンは庶民との結婚を嫌っていました。
亡き父が庶民出身の愛人を作り、その女に彼の母である亡妻の形見を贈ったことに激怒していたのです。

そういう過去の因縁もあって、我が子の結婚をぶち壊したのでした。

ティリオンは、この話を聞いた直後に父を射殺します。
そして、黙っていた兄貴も許さねえと誓ったのでした。原作はともかく、ドラマでは和解しております。

このあと、処女だかどうかと迫られる賭けのネタとして言われるブライエニー。
おいティリオン! やめなさいって。自分の結婚ネタが腹に据えかねたのかな?

ここでごまかして彼女はトイレに行きます。そういうのやめろよー。

ハウンドは、ブライエニーに失恋確定したぽい、そんなトアマンドにからまれて辛そうです。

 

私はもう、小鳥ではない

サンサもなんだか複雑そうな表情。
ハウンドは全然楽しそうじゃない。満たされるものはないとハウンドはサンサに言います。

「昔は自分を見てくれなかなかったよな」

そうサンサに語りかけるハウンドです。
ハウンドは、サンサに憧れのような複雑な気持ちを感じていたのです。

ジョフリーに恋をしている、あまりに繊細で、可憐で、汚れのない少女。
そんな少女を何度か危険から守ったのに、彼女は感謝をするどころか、怯えて見ようともしない。

そんな少女は、もうそこにはいません。

サンサは、
「もっと醜いものを見てきたから……」
と語ります。

ラムジーとの体験、そして犬の餌にしたこと。うん、あなたは苦労したね。

※犬の餌になっちゃった……

「小鳥よ、あのとき俺と都から出ていたら、ラムジーもリトルフィンガーにも出会わなかったのに」

かつてサンサに逃亡を呼びかけたのに、彼女は断りました。

 

そう語るハウンド。

「でもそのおかげで、私は小鳥ではなくなった」
そうサンサは語るのでした。

かつてハウンドが憧れた、小鳥はもうそこにはいません。小鳥でないなら、何なのでしょうか。

 

私がレディであったことはない

そのころ、アリアは弓矢の訓練中でした。
ジェンドリーが、寒いし中で祝えばいいと言います。宴会が合わないようです。

そして、本作屈指のストレートかつロマンチックなプロポーズをするのでした。

「俺、実はストームズエンドの領主になったんだ。君を愛しているんだ、君がいないと虚しいんだ、一緒にいてくれ!」

そう求婚するジェンドリー。
アリアは、そんな彼にそっと優しくキスをします。

「あなたはよい領主になる。あなたの妻は幸せになるだろう。でも私はレディじゃない。最初から違う。私じゃない」

そうきっぱりと断るのでした。

エダードが処刑され、サンサが捕まったあと。アリアは男装して、ジェンドリーと逃亡しました。
その性別と身分を知った時、ジェンドリーはレディじゃねえかと驚いたものです。

あの頃から、レディなんていなかったんだぜ。

ブランはもう、領主になりたいと思わない。過去を生きている。

サンサはもう、小鳥ではない。もっと別の何かだ。

アリアはもう、いや最初から、レディであることを捨てていた。

そんなスタークのきょうだいでした。

 

二人の騎士

トイレに立ったまま、ブライエニーはゲームをやめて部屋に。ジェイミーと二人きりになります。

「まだ酒を飲んでいない。あれはゲームだったろ」

そう言い、ジェイミーはブライエニーに酒を勧めてます。
ジェイミーは部屋があたたかいなぁ、と言います。ブライエニーは北部に来て、まず暖炉に薪を足すことを学んだのだと語ります。

ジェイミーは、北部に来て真っ先に、こんなところは嫌いだと学んだそうです。
嫌味を混ぜてブライエニーをからかいながらも、トアマンドへの対抗心と嫉妬をちょっとだけ見せます。

「この部屋は暖かいな」

そう意味深に語るジェイミー。
そして、ブライエニーの服を脱がせにかかるのです。

なんだか慣れてるね〜、いい男だね〜、と思いますか?
それはどうですかね。ティリオンほど遊び人じゃないからね。

実はサーセイ以外とは、初めてこうなっている。そんなジェイミーです。

「俺は騎士と寝たことはないんだ」

「私は誰とも寝たことはない」

そう語りつつ、結ばれる二人でした。

アリアとジェンドリー。
そしてこの二人も、ファンでは定番かつ人気のカップルです。みんなやったね、よかったね!

あ、アリアとジェンドリーは壊れたか……。

 

言うなよ、いいか、絶対言うなよ!

デナーリスは、ジョンの元へ向かいます。
ここで出てくるのが、ジョラーの名前でした。や、やめてあげてよぉーっ!

「ジョラーの愛は知っていたけれど、あなたのようには愛せなかった」

残酷すぎる。
海外での彼のあだ名が【ズッ友公】だと思い出すと、泣けてきます。

※追悼ズッ友公

そんなふうに名前を出されながら、チュウされるジョラー。
ジョラーが救われなさすて辛いものがあります。

しかし、あのことを知ったからにはもう進めない。そう語りだすデナーリス。

死者との戦争は終わった。そんな今、皆はジョンを見ている。
期待を込めた周囲の目。いくら彼が無欲でも、北の王と言い、周囲が持ち上げたらどうするのか?

もしも、アリアではなくデナーリスがナイツキングにとどめを刺していたら、状況は異なったはず。

しかし、現実は厳しい。
ナイツキングに決定打を与えたのは、アリア(実行者)とブラン(囮)、戦争前のインフラ管理主担当者はサンサでした。

デナーリスとジョンが、決戦前夜にいちゃついていたという噂が広がれば、決定的な憎悪になるはず。
さらにジョンがスタークではなくターガリエンと名乗ったら、北部諸侯はどれだけ激昂することでしょうか

冒頭で葬られたジョラーとリアナの二人。
このモーモントの不在も痛いかもしれない。

リアナにきょうだいなり、イトコがいて、家そのものは存続している可能性があります。
原作ではそうです。
家そのものはさておき、大きな存在が消えました。

デナーリスにとってのジョラーは大きな存在でした。
彼ならば北部と彼女をとりなすこともできたかもしれない。

ジョンにとってのリアナもそう。ジョンこそが北部の王だと推戴した立役者です。
生来の弁舌と聡明さで、何らかの役割は果たせたことでしょう。

そんな危険を、デナーリスはわかっているのか。

デナーリスは、ブランとサムを口止めし、ジョンの正体を絶対に漏らすなと誓わせるのです。

「今までの私たちでいたいの!」

しかし、それはもう無理かもしれない。
だってジョンは、サンサとアリアには伝えるというのだから。

サンサはやめて。
そうデナーリスが警戒心とサンサの変化を告げても、ジョンには通じない。

「真実を話さないといけない。君は俺の女王だ。それが変わることはない。でもあの二人は家族なんだ。俺たちは一緒にいられる」

「いられるわ。言わなければ」

何本フラグ立ったのこれ?
そんなおそろしい会話です。

こういうことを言うのは気が引けるんですけど、ジョン……君は自分を信じていたはずの兄弟から腹をブスブス刺されて死んでも、何も学べなかったのかな?

あのときも、自分が助けた少年だから大丈夫と思っていたオリーに、やられたじゃないですか。

お互い、愛しているから大丈夫ということでもなく、証文一筆くらい書けやと言いたくもなります。

 

サーセイ討つべし!

半数が崩壊した北部。
そして【ゴールデンカンパニー】が到着。ラニスターが有利です。

それでもサーセイ討つべし!
そうデナーリスは語り始めます。

キングスランディングには手を付けずに、サーセイだけを殺すこと。それこそが目標です。
それならアリアあたりが得意そうですけどね。

うーん、デナーリスさん!
暗殺者雇用は検討しませんか?

そういう方向には行かないらしい。
グレイジョイもドーンも、ラニスターから離反しています。それでも、サーセイは倒さなければならないとデナーリスは主張するばかりです。

冬が来れば、食料も尽きる。
このままですと、状況変化は避けられません。

サンサは不満があります。
兵士は疲れています。傷ついています。回復を待つべきだと言うわけです。

北部諸侯はかなり傷ついています。党首とその嫡子が損害を受けた家も多いことでしょう。ここで立て直しをしなければ、危険な状況です。

しかし、デナーリスは理解できていない。
せっかく北までわが軍を率いて来てやったのに、進軍を遅らせるのか? 恩義に欠けているぞと詰ります。

デナーリスが、一致団結を終えた後、崩壊していく愚将の典型で、見ていて辛いものがある。

これは【生者】と【死者】の最終決戦だ、人類存亡を賭けたわけでしょうが。

それで戦功一番、決定打を決める。流血も多い。宿舎や食料も提供。
そこまでしても、こんな扱いを受けて、北部が忘れると思うのか、アアン!?

そうイラつきたくなるほど、デナーリスがダメです。

これは結構大事なことだと思います。
デナーリスは、ジェンドリーをストームズエンド公に任命しましたよね。
名案のようで、ちょっと危うい。領主としての教育を受けていないとジェンドリーが不安をアリアにこぼしましたが、その通りです。

人の上に立つ教育。
ウェスタロスの貴族がどういうパワーバランスの元で生きているのか。
デナーリスはあまりに無知すぎる。
だからこそターリー父子を気持ちのままに殺すようなこともしてしまう。

サンサはその点違います。
リトルフィンガーの薫陶もあったでしょうし、デナーリスよりはるかに上でしょう。

ティリオンは、そこを教え込むべきでした。そんな不満を抱えたまま、軍議は進みます。

ジョンとダヴォスが陸路。

デナーリスは船で海路。

ドラゴンで空路。

そしてジェイミーはいずれ王都へ。

正統なる女王の元で、最終決戦だ! そうデナーリスは言い切ります。

ここで必要なのは、正統な血統ではなく知略じゃないか。
そう突っ込みたくなってきた。

 

「信賞必罰」が大事だろう

このあと、ウィアウッド前で一騒動が起こります。

デナーリスへの支持を誓うジョンに、サンサは不満そうです。
前述の通り、サンサと北部全体の不満が背景にあります。

ここでデナーリス支持しか言えないジョン。本当にお前はダメだ!

「信賞必罰」と言う言葉がある。出典は『韓非子』ですね。
功績を挙げた者はきっちりと報い、失態を犯した者には罰則を与えること。

この点、サンサのほうがよほどセンスがいい。
サンサがラムジーを犬の餌にしたことに賛否両論があるようですが、彼を生かしておくメリットはありませんし、悪事をした者には報いが必要なのです。

ラムジーは、北部全体に打撃を与えかねない悪事をやらかした。
犬の餌にするくらい、もっともなことです。

生かしておくメリットが十分にある。そんなターリー父子を処刑したデナーリスとは、センスが違うんです。

サンサには、信賞必罰を考えているような場面は結構ある。
机に座って、北部諸侯といろいろ話している場面で、それをきっちりとこなしていると思えます。
ですから、ジョンにそういうセンスがあるのであれば、サンサの不満に寄り添うべきですよ。

女の子がぶーたれてる。
そういうレベルで見ていないか? ジョンよ。

そうではなく一人の将として、多くの配下を持つ主君として、サンサは不満なんだよ!

アリアも、デナーリスの援軍に感謝しつつも、ジョンに反対します。
あいつは家族じゃないのに。私たちこそ最後のスターク家なのに。あんたはあっちの女ばっかだな。そういうのです。

ここでジョンは、戸惑いつつこう言います。
「俺はスタークじゃない」

サンサとアリアは戸惑い、真相を知るブランは、好きにすればいいと投げます。
ここで誰にも言うなと口止めしたうえで、ジョンは告白します。

「ウィアウッド前で誓え」

そう言い切ってから、ジョンは語り出すと見せかけ、ブランに任せます。
せめて自分の口で言おうよ!

一応、ジョンなりに考えたとは思います。
スターク家が信仰する、その象徴であるウィアウッド前で誓うならいいだろう、って。

あんた何も知らないんだね、ジョン・スノウ……と思わず突っ込みます。

「俺はスタークじゃない」
って言ったじゃないですか。

しかも、よりにもよってウィアウッド前で、スターク家の生存者の前で。
もう、あなたとスターク家の神々との縁は切れましたよ。

ならば、他の三人が誓いを裏切っても、それはそれでありだと言うことになりませんか?

サンサの知能であれば、神を説得するくらいの理屈を思いつくことでしょう。
ジョンは、スターク家の象徴前で、そのスタークの庇護から離れました。

しかし、そんな彼を、デナーリスが受け入れるのでしょうか?

ジョンは、もうこの世界の全てから切り離されてしまったのかもしれません。

 

兄弟よ、俺をいくらで買うんだ?

一方で、ラニスター兄弟は、ダラダラと会話をしております。

ここでティリオンは、ブライエニーのアレどんな感じだったか言えよ〜と兄に迫ります。
金髪長身同士でいいじゃん〜、だって。おいおいおい。

そして颯爽とブロン登場。
おいっ、お前は殺しにきたんだよね? 減らず口をペラペラと叩きます。

ブロンはいきなりティリオンを殴りながら、こう言います。

「あんたらの姉貴は、リヴァーランをくれるってよぉ」

キャトリンの実家であるタリー家の領地ですね。
キャトリンの叔父たちが守るものの陥落し、フレイ家の領地となっています。そのフレイ家も、アリアがパイにしちゃってあの状態ですから。

「おめーはそれを真に受けてんのかよ?」

「いや、あの姉貴だってドラゴンには勝てねえよ。俺にはわかる」

ここでティリオンはこう言い出します。

「昔、言ったよな? 俺を殺す依頼があれば言えよ。俺はその倍払うって」

「倍ぃ? 証拠出せや」

「ハイガーデンでどうよ」

ハイガーデンは、ティレル家の領地です。ティレル家の強みはその財力でした。
そのティレル家を大聖堂ごと爆破し、最後に残ったオレナを自害に追い込んだのがサーセイでしたっけ。

ウェスタロスで一番の金持ち、お金がザクザクのハイガーデン! そう聞かされて、ブロンは心が揺らぎます。一生遊んで暮らせるどころの話じゃねえ!

ここでブロンは、ボウガンを振り回しつつ、カッコいいセリフを言います。

「数人を殺せばよぉ〜、殺人者扱いよ。それなのに数百人単位だと英雄で、数千人だと御領主様だ。おめえらだって、そういうクソッタレの子孫だよなぁ。クソッタレの末裔どもが争いやがって、ゲスにもほどがあるぜ。まぁいい、これから戦いが終わろうが、殺し合いは終わらねえぜ。いいか、死ぬなよぉ」

どうやら買収成功のようです。

 

サーセイの予言と、ジェニーの踊り

さて、ここでサーセイの弟二人と予言についてでも。

原作にはあったものの、ドラマ版ではどこまで有用であるかはわかりません。
サーセイは少女時代、【森の子供たち】とつながりがあるとされる【森の魔女】であるマギーから予言を受けています。

「ねえ、私は王子(※レイガー・ターガリエンのことジョンの父、デナーリスの兄)のお妃になりたいの!」

そんな彼女は、衝撃的なことを言われたのです。

・お前は王子(レイガー)ではなく、王(ロバート)と結婚する→◯

・王の子は20人、王妃の子は3人生まれる→◯

・お前の子は黄金の冠と屍衣を着るだろう→◯

・お前はクィーン(王妃、女王)になるだろう。しかし、より若く、美しいクィーンにその座を追われる→???

テレビではここまで。
原作ではもう一つ加わります。

・お前の弟が、お前の首に手を巻きつけて息の根を止めるだろう→???

サーセイがブロンに弟二人を殺せと命じた理由。
裏切りへの怒りもあるでしょうが、予言を恐れてとのこととも言えます。

さて、この予言を実行するのは誰なのでしょうか?

サーセイより若く美しいクィーンとは、デナーリスとサンサが該当します。
そして弟。
左手のないジェイミーは、サーセイの首に手を巻き付けられない(複数形)……とも考えられます。

そしてもうひとつ、考えたいこと。
ジェニーは、マギーと同じ【森の魔女】の予言を使い、愛する人との結婚を実現させました。

その結果生まれた【運命の子】が、デナーリスとジョンなのです。
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