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後藤勝兵衛次々ここにあり

殺陣から分かる「江戸時代は右側通行」のたった一つの理由【歴史演劇コラム・後藤勝兵衛次々ここにあり vol.3】

更新日:

 

皆様に於かれましては、ご機嫌麗しゅう。

後藤勝兵衛次々で御座る。

 

さて、前回までは時代劇での殺陣における、心構えと礼儀作法をさらっと簡単に書記したので御座りまするが、この「ばぁちゃるないんたぁねっと」上で「実践」と言うわけにも参りませぬので、実際にどのように剣を振るのかを軽くご説明致す所存で御座りまする。

 

特に門外不出と言うわけでもなく、どこの殺陣教室でも教わる事は大体同じで御座りまするが、くれぐれもご自分のみで体得しようとなさりませぬよう。

いくら殺陣とは言え怪我をする時は大怪我になってしまう場合も往々にして御座りますゆえ、何方様かにお習いなされる事をお勧めいたすもので御座る。

あ!そーいえば!我が劇団歴史新大陸でも、殺陣教室をやってるんだったー!すっかり言うの忘れてたーぁ!

 

・・・ゴ、ゴホン!ご希望の方は劇団の方までご連絡下さりませ♪えへ♪

 

さてさて、当方でも殺陣をやる際に、まず知ってもらうのは刀の各部位の名称で御座る。

 

何故か?

 

それは単純明快!刀の各部位の名称を知らないと、「はい、〇〇を返して~」とか「〇〇でうけて~。」と指導しても、知らぬ存ぜぬでは一向に稽古が進まぬ故で御座る。

 

さて、この分かりやすい図を御照覧あれ。

 

Wikipediaより

Wikipediaより

 あしたのテストに出る!日本刀の24パーツを覚えよう

ただ、全部覚えるのも大変なので、最低限良く使うものだけを教えて御座る。

それを図に則して、ものすごくシンプルに、かつ現代にも良く使われていることわざを交えて、現代語にて、御説明致し申し候。

 

  1. 柄(つか)― 刀を握る箇所。柄糸を巻いて滑り止めにする。

 

  1. 柄頭(つかがしら)― 柄の端っこのパーツ。

 

  1. 鍔(つば)― 刀身と柄の間にある円盤状のあれ。主に手を守る為のもの。

例)「鍔迫り合い(つばぜりあい)」力の拮抗した戦いに使われますね!

 

10.切羽(せっぱ)― 鍔がガタつかない様におさえる金具。

例)「切羽詰まる(せっぱつまる)」(切羽に)がっちり押さえられた様に身動きが取れない様。

 

11.はばき― これが無いと、刀が鞘からするっと抜けちゃう!

 

12.棟(むね)― 「峰打ちじゃ、安心せい。」の時に使う部分の正式名称。

 

  1. 鎬(しのぎ)― 刃と棟の間の稜線。

例)「鎬を削る(しのぎをけずる)」鎬が削れるほど、激しく真剣なやり取りに使われますね!

 

20.刃(は)― は!

 

22.切先(きっさき)― 切先三寸と言いますが、最も良く切れる部分と言われております。

 

29.鞘(さや)― 刀を収納する入れ物。色んな模様や柄(がら)が有ります。

例)「さや当て」すれ違いざまに、鞘同士があたる事は喧嘩をうっていると見なされる事もあったので、些細なことで喧嘩を売るという意味。

 

25.鯉口(こいくち)― 10の切羽と絶妙なフィット感で刀が簡単に抜けてしまわない様にするパーツ。その名の通り形が鯉の口に似ているからです。

 

  1. 栗形(くりがた)― 28.下緒(さげお)をくくりつけるパーツ。通常の殺陣では、鞘を帯に差している時には、このパーツが必ず外に来るように差すのが一般的ィッ!!

 

  1. 下緒(さげお)― (諸説ありますが)刀が鞘ごと相手に持っていかれたりしない様に、帯にくくりつける為のひも。またはタスキ代わりにしたり、色んな用途が有るようです。舞台では、いちいち下緒を結んだり解いたりするのは大変なので、下緒を帯にくくる事はまず有りません。

 

  1. 鐺(こじり)― 鞘の端っこ。柄頭の対義語とも言えます。

 

だいたい、此の辺りを覚えておけば、一先ずは困る事は御座りませぬぞ。

ちなみに、この刀に関することわざは現代までも実に数多く残っておりまする。

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「やさぐれる」「とんちんかん」も刀に関する言葉だよ

例えば・・

「相槌をうつ」「折り紙つき」「すっぱ抜く」「反りが合わない」「太刀打ちできない」「単刀直入」「付け焼き刃」「なまくら」「とんちんかん」「やさぐれる」「焼きを入れる」「モトサヤ」

などなど・・・この平成の御代にもそこかしこで使われていることわざが、刀を元にしたものだったので御座るよ。

いかに日本人の生活に、刀が密接に関わっていたかが良く分かるというもので御座るな。

うむうむ。

 サヤとサヤをぶつけると「なにしとるんじゃあ!」と怒られるので歩きスマホはだめよ

ちなみに、29.の鞘の部分の「鞘当て」に関してで御座るが、この「鞘当て」から当時の武士の歩き方、右側通行か左側通行か、などが考察出来るので御座るな。

まず、歩き方で御座りまするが、所謂「ナンバ歩き」で御座るが、よほど大きく踏み出さない限りは腰にさした刀は左右に大きく振れませぬ。また、「落し差し(おとしざし)」と言って、自分の体の側面に沿わせて縦に刀を帯に差すと言う差し方もある事から、昔の人々は鞘が当たる事に大きな配慮をしていた節が有るので御座るな。

 

そりゃ、武士の命で御座りまする故、物凄い技巧をこらした細工や、祖先から伝わる思い入れの強い刀、などなど使い捨てと言うわけにはいかぬ代物。ガツンと当たって傷でも付こうものならば、そりゃカチンとくるもので御座ろう。

そう、現代の皆様方に於かれましては、大切な愛車が当てられたと想像なさると分かりやすいかもしれませぬ。

 

実際に、殺陣をどんどんと習得し稽古場で愛刀を腰に差している所へ、若き女人の来たりて無遠慮に傍をまかり通りたる時に、その柔らかなる太股にて鞘を蹴り上げる時など、いくら柔らかなる白きむちりとしたる太股の器量の良い女人であっても、さすがにムムッとなるもので御座るから、況(いわん)や昔の武士をや、で御座ろう。

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 マナーよりも安全安心 江戸時代までは右側通行

右側OR左側通行にも、両方の説が御座るが、某は右側通行(向かい合った時に相手が自分の左側を通る)を定説とするもので御座る。何故ならば、理由は単純明快。左側通行だと、すれ違いざまにすぐ抜き打ちを浴びせかけられるポジションでお互いすれ違うからで御座る。

左側通行説の論拠は、「鞘当て」を避けるため、という事で御座るが、さすがに鞘当てと、抜刀、どっちが怖いの?と言うと、言わずもがな!で御座りましょう!

その為に、先程御説明した「落し差し」が存在するのであるし、「落し差し」をしていなかったとしても、すれ違う前に刀を左手で抱えて「落し差し風」にしてすれ違うので御座る。

 

そのやうにして、昔の日本人は一撃必殺の武器を腰に持つからこそ、相手を尊重し、思いやる心、譲り合いの精神を豊かに育んだので御座りますな。うむうむ・・・。

オリジナル刀ことわざ作ってみたよ BLで使いたい「鯉口とはばき」

しかし、刀のことわざは面白い!

皆々様方も、現代でも使えそうなオリジナル刀ことわざを作って見てはいかがで御座ろうか!

某、いま閃いて御座る!

 

「鯉口とはばき」― 鯉口とはばきの様に非常に絶妙かつ適度に結びついている様。用例)「お…俺とお前は…鯉口はばきだからよっ…!…か!…勘違いすんじゃねぇよ!そんなんじゃねぇよ!」反意語)はばき無し― はばきの無い刀の様にすぐに心が離れてしまう状態にある様。

 

・・・・えっと・・・ちょっと話が逸れすぎて、だいぶ長くなってしもうた故、続きは次号にて!!

申し訳御座らぬ!

では、ごきげんよう!!

 

勝兵衛次々

次回へつづく(日曜日掲載)

◆ 後藤勝兵衛次々 プロフィール
後藤氏プロフ画像

普段は【劇団歴史新大陸】で局長・後藤勝徳として活動。生まれる時代をうっかり450年程間違えた役者でもあり、演出家でもある。
日本の誇りある歴史、文化、伝統芸能などを国内の若者、ひいては世界に発信し、その素晴らしさを広める為の場として、劇団活動を活発に行っている。
自称日本一の尊王俳優(あるいは日本一の快男児)。

劇団歴史新大陸HP  http://rekishin.com/

フェイスブック https://www.facebook.com/Katsunori.Goto.0113




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編集部注※戦国武将・後藤又兵衛さんのご子孫でもある

 

後藤又兵衛(Wikipediaより)

後藤又兵衛(Wikipediaより)





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